女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも、学校始まったフェルデルトです。
いやはや、疲れる疲れる...

では、転化した明と影&ネプギアの戦闘をどうぞ。


凍月抗争·第肆幕

明ちゃんの闇は大挙して私たちに襲いかかってきます。

 

「ちっ...やっぱ近づけない...」

 

「明ちゃん...!」

 

「......」

 

転化した明ちゃんが涙を流していることしか、女神化で強化された

視力でも分かりませんでした。

 

「明、なんでまた...!」

 

「明ちゃんお願い、正気に戻って!」

 

影さんの話を聞いた後だから少し怖かったりもします。だから、避けるので

精一杯。とても攻撃になんて移れません。

 

「明...アタシも、変身さえ出来れば...!」

 

「ちくしょう、これじゃらちが開かねぇ...」

 

「やっぱり、誰かが囮にならないと...」

 

「ダメだ...お前にはやらせない。やるとしても俺だ。帰ってはこれないだろうが。」

 

「だったらもっと駄目です。影さんは、絶対生きててください。」

 

「じゃあ手がねぇじゃねぇか...!俺が引き付けなきゃ...!」

 

「じゃあブランさんはどうするんですか!?ロムちゃんとラムちゃんも、

 明ちゃんだって、影さんが必要です!」

 

「......!」

 

「それに影さんは、今は固有能力も使えるんでしたよね...?」

 

「...そうか...固有能力...ネプギア、一つ案がある。」

 

「影さん...わかりました。どうすればいいですか?」

 

影さんの作戦はこうでした。

 

まず影さんが明ちゃんの闇を引き付け、明ちゃん本体が手薄になった

ところを私が攻撃。確実性を上げるために接近攻撃をします。

 

そして影さんは包囲攻撃を浴びる直前に時間圧縮(ファストクロック)で脱出。

 

大丈夫、影さんは大丈夫...

 

「んじゃ、行きますかね!」

 

作戦開始、影さんはみるみるうちに見えなくなり、闇に囲まれていきます。

 

「まだ...明ちゃんが見えるまで...」

 

「いいぞ、ネプギア、行けっ、忌まわしい記憶と共に!」

 

「はいっ!てやぁぁぁぁぁ!!!」

 

やっぱり私の攻撃の直撃と影さんへの闇の収束は同じタイミングでした。

 

明ちゃんの転化は解けました。

けど、影さんは...

 

「影、さん...?まさか、影さん...何処ですか!?」

 

「そんな...!まさか影さんが...!?」

 

「いるよバッキャロー。死んだかもしれない的雰囲気やめてくれません?

 ブランやロムラム、明を残して逝けるかよ。」

 

「あうぅ...よかった...影さん...」

 

「泣き出しそうになるんじゃないよ...ありがとな、ネプギア。」

 

そういって影さんは私の頭を撫でてくれました。

それはとっても優しかったです。ロムちゃんとラムちゃんが

羨ましくなるくらい。

 

「さって...校舎の修繕費とか算出しなきゃな...」

 

一気に現実に戻りました。が、一つ気づいたことがあります。

 

「影さん...眼帯はどうしたんですか?それに左目...見えてますよね...?」

 

「あぁ、それはねぇ、"義眼"だから。」




以上、凍月抗争編終了です。次は何が来ますかね?

ギアちゃんの存在も段々影君の中で大きくなってきます。

次回は影君の義眼の説明、そしてユニ、ロム、ラム、も含めた女神派vs反凍月派の
全面戦争勃発...!?

サブタイは「災いの前兆の予兆」

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