女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも、徹夜してますフェルデルトです。

前回の過去編で一番重要な要素が抜けていたので、零幕とさせていただきます。
予告通り行かなくてすいません。

影君の真実はまだ続きます。
過去編ではないですが。

では、どうぞ。


凍月抗争·第零幕

「あ、重要なことを言い忘れた...」

 

「影?何?重要な事って...」

 

「まぁ、固有能力の発現の話をまだしてなかったと思って。」

 

「あぁ、時間圧縮(ファストクロック)の話?」

 

「そ。時間圧縮(ファストクロック)はさっき話した話の後、

 自分に対する嫌悪感と後悔でどうしようも無くなってな...

 過去に遡る事が出来れば...そんな相対性理論に歯向かった

 利己的な願いが、気づいたら能力になっていた。まぁ、

 1秒に5秒を圧縮するだけの高速移動の能力なんだけどな。」

 

「それだけでも十分な能力なのだけどね。」

 

「すごいです、瞬間移動です!」

 

「...お前、さっきの話聞いてその感想なら永遠に黙らせたいなコノヤロー。」

 

「ちょ、すとっぷすとっぷだよ、影!流石にこんぱを殺しちゃだめだよ!」

 

「割と本気だったりするが...まぁ、面倒だからいいや...」

 

「物騒ね...でもコンパはこんな感じでしょ?」

 

「数少ない癒し枠ではありませんの。」

 

「はぁ、苦手なんだよねぇ...こういうタイプは...」

 

「はいはいストップ、影。続きがあるんじゃないの?」

 

「そうだったなアイエフ。続き...と言ってはあれだが、

 明の力の制御も出来たしな...」

 

「変身するなって、言われただけだけど...」

 

「その理由を理解したのね...」

 

「......これで本当に終わりだ。」

 

全部話した。もう話すものはない。

 

「影さん。」

 

「どーしたギア...」

 

「影さんは、心に傷があるんですね...でもそれを自分から開いて...

 痛くないんですか?私は...半分だけでも痛かったです。」

 

「凄いなぁギア...俺の心情を読めるのはそうそう居ないぜ?」

 

「...(影は気丈に振る舞ってるけど...かなり辛そうね...)」

 

「人心掌握に長けているのかしら。つくづくネプテューヌとは真逆ね。」

 

「むー、それなら影と明ちゃんだってそーでしょー。

 って言ってもわたしには実感がないんだけど...」

 

「実感が無い...だろうね...記憶喪失なら...」

 

「影さん...?」

 

「悪い、やっぱ5人にしてくれね?」

 

「え、5人?影と明ちゃんと、あと...」

 

「私とロムとラムよ。」

 

「無難な布陣ですわね。では、わたくしたちはお暇しますか。」

 

「そうね...邪魔してはいけないし...」

 

「では、これで失礼しますね。」

 

「またね、明。」

 

「うん、ユニちゃんもギアちゃんも。」

 

「ほら、ネプ子、コンパ、行くわよ。」

 

「はいです。」

 

「じゃーねー。」

 

「おう...」

 

......やっぱあいつらの前じゃ、見せられないよな...

 

「無理し過ぎよ影。明も。」

 

「やっぱり分かっちゃう?敵わないなぁ、ブランには...」

 

「何年も貴方の側にいれば分かるわよ...」

 

「流石だねブランお姉ちゃん...」

 

「......本当に...ありがとな...」

 

「貴方も大概不安定ね...その不安定さが貴方を人らしくしてくれるのだけど...」

 

...いいよ、不安定で...今は何より、ブランといたい...

 

「うぅ...辛いよ...やっぱり...」

 

「数年来溜め込んでいたのね...いいわ。ありったけ吐き出しなさい...」

 

「...うぅ、うあぁぁぁ...!!!」

 

...やっぱり俺は...ブラン無しじゃあもう生きられない...

 

 




丸々6時間かかっちゃいました。(笑)

もう少し伸ばせただろ?いえいえ、無茶です。
ともかくこれで次いけますね、はい。

次回、「凍月抗争·第一幕」

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