女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも、暑さでバテそうなフェルデルトです。
影君の過去編おそらくラストです。
転化した明に影と茜が挑む。
では、どうぞ。


転化·刃と刃

「...随分派手に崩壊してるねーおい。」

 

「とーげつ君、マイペースだね...とっとと片付けないと...」

 

「だな。ふぅ...行くか...」

 

「変身するよ。転化した明、ロストサジットと呼ぶけど、戦わないとね。」

 

「転化、ねぇ...面倒だよな...」

 

「そうだね...行こうか。」

 

「おうよ。変身...鎧装装着(アームズドライヴ)、セットアップ!」

 

「さて...行きますか、とーげつ君!」

 

「了解。武装は...銃でいいか。」

 

「とーげつ君、接近戦武装もある方がいいよ。」

 

「はいはい。まぁじゃあ、銃剣にするか。」

 

「あ、そーいうのもあるんだ。」

 

「あるよ...いくぞ。」

 

「おっけー。んじゃ、斬り込むよ。でやぁ!」

 

茜の両手剣の一斬りがゾディアックセンターの入り口を切り開き、

そのなかに二人同時に飛び込む。

 

「クリア...しかし、異常なエネルギーを肌身で感じるとは...」

 

「だね...これは滅茶苦茶だよ、やばいよ...」

 

「こっちか...」

 

銃剣を構えてエネルギー源に向かう。間違いなくこれは茜の言うように

ヤバい、とにもかくにもこれはヤバい...

 

「とーげつ君、上!」

 

「ん?ぬあっと...!」

 

上から黒いドロリとした何かが降ってきたのをかわす。

 

「茜、これは...?」

 

「...正直、ここまでとは...明は、とーげつ君の前では気丈に振る舞ってた、よね?」

 

「あぁ。それはそれはもう。」

 

「けど実際の心は荒んでいた。そんな明の心の闇だよ。これは。」

 

「こんなにあったの?話してくれよ...」

 

「嘆いても仕方ない、突っ込むよ、これは障壁みたいなものだから。」

 

「だな。んじゃ、」

 

「「せぇのぉ!!!」」

 

二人同時の斬撃で再び道を切り開き、エネルギーの中心にたどり着く。

 

「......」

 

「明...」

 

「転化状態はプロセッサはもとの色の補色になる...近未来な感じに見えるね。」

 

「軽口叩く場合じゃ無さそうだな...」

 

「翔ぶよ、とーげつ君。空戦で一気にけりをつける。」

 

「了解、大人しく、大人しくしてくれ、明!」

 

「来るよ!」

 

明の黒いエネルギーは鞭のようにしなり、ミサイルの様に追ってくる。

緩急着けて避けるも斬って斬って迎撃しても中々減らない。むしろ増える。

 

「近づけねぇ...」

 

「斬ってもだめ、撃ってもだめ、これは面倒...」

 

「とにかく、一撃入れれば...!」

 

「だね、とーげつ君、じゃあちょっと無茶しちゃうよ。」

 

「え?」

 

「突っ込むよ、やぁぁぁ!!」

 

「んな、茜!ったく!」

 

「どいたどいたぁ!サジット、これでも喰らえぇぇ!!!」

 

「......!」(エネルギーを凝縮して茜の斬撃を防ぐ

 

「げ、これは予想外...!」

 

「茜!」

 

「っく、とーげつ君!私は良いから明を止めて!」

 

「けどっ...!」

 

「いいから行って!明のために!」

 

「...っ...了解...!」

 

「こんなの...!滅多斬りに...!(防御を切り崩して周り見る)やばっ...!?」

 

茜が気づいた時、既に茜の周囲全球360°全てが黒のエネルギーで覆われていた。

 

「ちぃ、間に合えぇぇぇ!!」

 

銃剣の出力を最大にして転化した明に斬りかかったのと黒のエネルギーが茜に

襲いかかったのは同じタイミングであった。

 

「やった...のか......」

 

フラグを建てないように注意しつつ周りを見回す。

まず足元に明、そして...

 

「あ、かね...?」

 

変身装備のまま倒れて動かない茜がいた。




以上です。もう一話欲しかったかー。
茜と影の相性はともかく、転化は恐ろしい...

次回、影は施設を後にする。
サブタイは「運命·生と死」

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