いやー、数学は楽しくて難しい...
今回はちゃんと本編です。
影君の昔話、過去を辿ります。
さて、どこから話したものか。
まぁ、最初からだろう...
「ST資格を手に入れる為に、そして俺自身の能力を開花させるために俺はある研究機関で
訓練した。そこで出会ったのが仙道 茜だ。」
「あかねぇだね。けどお兄ちゃん、そこから話すんだ...」
「途中ははしょる。んでだ、まぁ、茜はおしゃべり好きで色々と面白い奴でね。
その上戦闘力もあったのだが、恐ろしく天然でとても大変だった。」
「...天然キャラ...困っている影が目に浮かぶわ...」
「だろ?じゃなくて、続きだが、正直、今の俺があるのは良くも悪くも
茜のお陰なんだ。茜のせいとも言えるが...」
「あかねぇ、そんなに重要だったんだ...」
「......」(ブラン、ムッとしている。
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「とーげつ君、とーげつ君。この施設は慣れた?」
「あぁ。心配ありがとう仙道。色々なことに没頭出来そうで居心地はいいよ。」
「むむ、みょーじで呼ばれるのは嫌だな。茜でいーよ。」
「...くだけてる。」
「何をー!頭が崩壊してるってー!?」
「そんなことは言ってない!」
「そーなの?」
「そうだよ...はぁ...茜。悪いが少しこの施設を案内してくれるか?」
「うん、いーよ。とーげつ君!」
「影でいいよ。てか、随分と子供っぽいしゃべり方だよな。」
「違うよ。とーげつ君が無駄に無駄に大人なの!」
「近い近い...まぁ、そうなのは分かってるけどさ。」
「ふーん。なんで?」
「聞いたら後悔するぞ。」
「じゃー聞かない。」
「それが賢明だ。」
「むー、とーげつ君、難しー言葉を使わないで会話出来ない?」
「もう既に完成されたかもしれない性格だからな...」
「んもー!そんな性格、修正してやる!」
「危ないなぁ、いきなり殴ってくるなよ。」
「へー、避けたんだ...いーね、いーよ。とーげつ君!」
「お前なぁ...」
「けど、まだ君は来たばっかりで本格的な戦闘は未経験...おまけに戦闘向きの
能力もない...本気出せばとーげつ君、いちころだよ?」
「参った...早く戦えるようにならないと...」
「制御能力のデバイスが一個余ってるのがあるよ。ちょーっと危ないけどね。」
「危ない?何でだ?」
「作成者曰く、最狂の試作品。出力が高くて、今までの3人の装着者は
お空に旅立っていったわ。」
「おいおい...んな無茶苦茶な...俺が使いこなせるわけ...」
「あるよ。とーげつ君」
「その理由は?」
「ないよ。でもね、君は心の芯がしっかり通っている。
その信念さえ曲げなければ...大丈夫だよ。」
「...そうであるといいんだけど。」
「あ、そーだ。とーげつ君、この施設はね、ある特殊なこともやってるんだよ。」
「特殊なこと...?なんだそれは。」
「女神化能力の研究とその力を持つデザインベビーの制作。」
「デザイン、ベビー...?」
「とーげつ君。これは君にだけ教えるよ。デザインベビーってのはね...」
その時俺は、恐怖と興味が入り交じった複雑な心境になった。
以上、過去編1でした。
文章の間に改行挟むと見やすいですね。
自分の文章見て見にくかったので改良して良かったと思います。
次回は影と明の出会い。
サブタイは「出会い·影と明」
やはりこの出会いも影を変える。
感想、評価、活動報告でのパロディ、企画リクエスト等、お待ちしてます。