女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも。夏期課題をどうにか終わらせようとしてるフェルデルトです。
まぁ、そんなこんなで3章二話目ですね。
暑さでバテてますががんばります。では、どうぞ。


真逆の兄妹

というわけで校舎裏の森にある小屋に到着。

 

「明ー、帰ったぞー。」

 

「あ、お兄ちゃんお帰りー。」

 

俺以外の10人は驚いてるだろう。

 

「なぁ、明。いくらようやく許可が通って入手した制服を着れて嬉しいのはわかるが...

 何で小屋の梁を鉄棒に見立ててコウモリをしてるんだ...!」

 

「影に説明付きのツッコミをさせてるなんて...」

 

「はぁ...この流れは慣れた...はい。こいつが俺の妹。

 まぁ、義理のだけど。名前は明。凍月 明だ。」

 

「てか、お客さん連れてくるなんて初めてだね。」

 

「まぁ、な...忙しかったから...それに、こいつらには会わせておくべきだと思ってね。」

 

「なるほど...で、お兄ちゃん。孤高の月影と呼ばれていたお兄ちゃん

 が最初に心を開いた人ってのは、誰なの?」

 

「ちょ、影。まだ二つ名があったの!?」

 

「アイエフ...そこにツッコミを入れるか...?」

 

「まぁ、でも可愛らしい妹さんではありませんの...」

 

「手を出すなよ...」(ギロリ

 

「個性的な人たちだね...」

 

「まぁ、な...俺以上だよ...」

 

「けどお兄ちゃんが信用してるんだったら、私も信じるよ。」

 

「お前なぁ、少しは疑いの目を持てよ...」

 

「いいじゃん、ここは、誰も来ないし。」

 

「...まさか、影。妹をこんな小屋でほとんど一人にしてたの!?

 学校にも行かせないで...そんなのって...!」

 

「ノワールの言いたい事はわかる。だが...正式な通達もないまま

 転校生が来たら混乱するだろーが...!」

 

「てか、影。義理の妹なんだよね、ほんとの兄妹みたいにとても似てるんだけどなー。」

 

「性格は真逆だけどな...」

 

「真逆でも、お兄ちゃんは私のお兄ちゃんだよ。」

 

「えっと、えいおにーちゃんのいもうとだから...」

 

「めい、おねーちゃんだね...(にこにこ)」

 

「わ、またロムが見知らぬ人になついた...」

 

「姉としては安心するけど...」

 

「えっと、私はネプギアっていいます。よろしくね。明ちゃん。」

 

「うん、よろしくね、ネプギアちゃん。」

 

妹サイドがもうなついてるのが驚きだ...

 

「...ところでお兄ちゃん。さっきの質問まだ答えて無いよね?」

 

「心開いた云々のか?言っておくが一番最初ではあるが唯一無二だ。

 俺はそうそう、心を開いたりなんかはしない。本当の俺は...

 ブランしか知らない方がいいんだからな...」

 

「はぁ、私は知ってるけどなんなら皆に今ここで話してあげてもいいのよ?」

 

「やめてください...」

 

「そう、めったに見せないね。そんな表情は。」

 

「やっぱ分かるか?まぁ、そうだよな。」

 

「うん。だからお兄ちゃん。いつまでも、あの時の事を引きずらないで。」

 

--無茶な相談だな...

 

「贖罪なんか、しなくてもいいんだよ...」

 

「影。もう隠し事はやめて。もうあなたは一人じゃないのよ。」

 

「...ならば話そう、凍月 影の長い長い昔話を...」

 




以上、明と影の兄妹のかけあいに苦労しました。
次回は影の過去を辿る。
サブタイは「出会い·茜と影」
この出会いは影に大きな影響を与える。

感想、評価、夏祭りのパロディリクエスト等、お待ちしてます。

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