そろそろ2章も大詰め!
あの娘たちが...ようやく...
では、どうぞ。
「...ふむ。人質4人に対して交渉材料は我らの不正一つ...いささか釣り合わぬな。」
--イストワール記念学園の校舎裏、アイエフとレルーラは対峙している。
互いの計画通りになるように揺さぶりをかけ、
「ふーん、社会的な視線や評価よりも目的ねぇ...まぁいいわ。
あんた達の考えは大体わかるし...」
またその揺さぶりが虚実か真実かも見抜きながら。
「ふむ、ならば言ってみたまえ。我らの目的を。」
「へぇ...自分たちの目的を他人に語らせていいのかしら?
録音されているのかもしれないのに?」
「ほう。面白い事を言う。ふむ。よかろう。人質をまず一人解放しよう。」
「へ...?...騙されないわよ。そこで油断させようってのが魂胆ね。」
「...ふふ、その洞察そのものが油断だよ。アイエフ君。」
「それが何っ......!?しまっ...」
アイエフが気がついた時には、伏兵として忍ばせていたネズミ、ワレチューが
マジックカンパニーの不正を記した書類をアイエフの手からかっさらったのだ。
「...周囲警戒も問題ないレベルだ。故に君は集中する。だが一瞬集中が切れた時、
同レベルまで警戒を引き上げるには時間がかかる。ましてや背後は特に。
約束だ。人質を一人解放しよう。」
レルーラはまずコンパを返した。
「レルーラさん、何で俺っちとコンパちゃんを引き剥がすような真似をするっちゅか!?」
「ほう、下っ端が上に口答えをするのかね?」
「ぢゅ...」
ネズミ撃退。
--さて、いい加減気づいてくれるかな?アイエフ...
俺たちにはさしづめ、連立不等式のごとく、共通解があるってことに。
「さぁ、レルーラ、茶番劇は終わりにしましょう...」
「ふむ?いかにして終わらせるのかね?」
「...こうよ。」
アイエフは右手を高く上げる。
そして、指を弾く。すると。
乾いた音と共に、マジックカンパニー組の周囲が閃光に包まれた。
「ねぷ~~!?」
捕まってるネプテューヌ達も一緒に。
「でやぁ!」
...パリーン...
閃光の中で音がこだまし、そして閃光が収まったときそこには。
「おや...?縄が切れてますわ...」
「ようやく伸びることができる...」
「はふぅ...やっと解放されたー...」
縄が切れて解放された女神科の三人と、
「お疲れ様、ノワール。」
「当たり前よ。これで決着がつくわね。」
「はうぅ...眩しかったですぅ...」
アイエフ、コンパにさっきまでいなかった変身後のノワール。
「何が起きた...」
「むぅ...これだから女は成長させてはいかんのだ...」
「しゃらくせぇ!正々堂々戦えってんだ!」
問題点大有りな人物がいるマジックカンパニー組。
そして、
地面には割れた仮面。
「レルーラさん?仮面が...」
「ぢゅ、大変っちゅ、割れちゃったっちゅ!」
「いいよ...仮面割れる迄の付き合いでしたでしょう、社長...」
「レルーラ...貴様...!」
「契約はここまで。これであなた方と俺は関わりをもたない...けどまぁ、
潰されてくれるんだったら...関わってもいいかな...」
相変わらず、こいつの考えてる事を読みきることなど出来ないと思わせる
独特な喋り方はまさしく、
「やっぱり、影、だったのね...」
「おうよ。...さぁてさてさてお立ち合い...皆様お待ちかねの制裁の時間也...
覚悟はいいかな?マジックカンパニー。」
「貴様ッ...!だがここにはパープルハートの剣がある...」
「あー。それは返して貰うわよ。大事なものみたいだし。」
--完全な不意討ち。やはり感情的になると視界は狭まる。
そんな感想を抱いている間に剣は都合良くネプテューヌの前に刺さる。
「お帰り、ギー、じゃないじゃない。」
今ギー太って言おうとした!?失望した!
「はぁ、代わりに決めさせてもらおう...」
「後でまた説教するけど、今はこっちを、ぶっ潰す!」
ブランの背中は暖かい。そんな背中を合わせて二人同時に決め台詞を言う。
「「さぁ、お前達の罪を数えろ!」」
...変身してから言うべきだった...
以上、ようやく帰ってきましたねぇ、影君。
次回はジャッジvs影+女神4人!
しばらく見ないうちに強くなったのはお互い様らしい。
サブタイは「制裁」
予告!近々パロディリクエスト夏祭りをやろうと思います!
もうシリアスなので、企画でしかネタを挟めない...(泣)
そんなこんなでしっちゃかめっちゃかな本編関係無しとは
言い切れない回に向け、リクエストお願いします。
(活動報告で言うべきだった...?)
感想、評価、その他ご意見等、お待ちしてます!