女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも、課題を学校に置いたままだったフェルデルトです。
さて、レルーラが女神3人と戦います。
では、どうぞ。


斥力

「レルーラ·フォン·ドゥシャ...なんでここに...」

 

「それは場所を変えて話そう。ここでは人が多すぎる...」

 

「一体何をするつもりですの...?」

 

「ともかく、これでネプテューヌがおかしくなった理由がわかったわね。」

 

「...けど、何か違和感、いや、既視感を感じる...」

 

「...ブラン?」

 

「...気のせいかしら...」

 

そうして学園の生徒もあまり知らない、校舎の裏の奥の森に着いた。

 

「では話をするか、それとも刃を交えるかを選びたまえ。女神候補養成科の諸君。」

 

「その前に聞くわ。貴方は何者で、一体何しにここに来たの?

 本当の目的は何?その仮面は何のためにしてるの!?」

 

「ほう、私は監査官だ。同好会の監査をしにきた。目的は口止めされている。

 この仮面は顔の火傷を隠しているのだよ。満足かな?」

 

「...っく...!」

 

「やはり、わたくしたちの知り得てる情報だけですわ。

 学長代理と繋がっているのは確かかと。」

 

「...貴方、凍月 影って人は知ってる...?」

 

「ほう、凍月君は私のよき友だ。数日前に会ったよ。我らの動きをリークしていた

 ようだったから、始末させてもらったけどね...久々に命をすり減らす素晴らしき

 戦いを演じられたよ。殺しきれなかったがそうそう動けるような状態でもない

 だろうし、今ごろはジャッジ殿が追っている頃だろうよ...」

 

「...影と、渡り合った...殺し、きれなかった、だと...!」

 

「その動揺は、そうか。通りで彼は撤退したのか。」

 

「ともかく、これで決まりね。影の敵は私たちの敵...アクセス!」

 

「ここなら人目にもつきませんし、派手に参りましょうか...!」

 

「本当に影と渡りあえたのか、試してやる..!」

 

「フフフ、それが君たちの選択か...!」

 

レルーラは左手を女神達に向け、指を弾く。

 

「ならばまずはこの斥力を破ってみたまえ!」

 

「馬鹿にして...!」

 

ガキィン!

 

「はぁぁ!」

 

ギャィィン!

 

「でやぁぁ!」

 

ガーンッ!

 

「嘘、全然突破出来ない....」

「第一能力のはずですのに...!」

「何がどうなっていやがる!」

 

「ふむ、では終わりにしよう。」

 

「...!?」

 

レルーラの太刀片逆手二刀流が、空中の女神3人を捉える。

 

「制御能力無しで飛んでる...!?」

 

「いいや、跳躍だよ。さぁ、踊ろうか。双刃幻月斬(デュアルレンジソー)!!」

 

「「「きゃぁぁぁ!?」」」

 

レルーラは女神3人を吹き飛ばし、着地するなりこう呟くのであった。

 

「自分を偽るのは、正直大変だな...」

 

仮面を外したレルーラは、その森の奥の小屋に向かった。




以上、レルーラ戦闘回でした。
てか、小屋なんてあったの?と思う方は設定をご覧ください。
では次回、「謀略」

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