女神科高校の回帰生   作:Feldelt

31 / 95
どーも、フェルデルトです。サブタイ分かりましたか?書いてますが。
今回は仮面のレルーラの計略に女神達が踊らされる羽目に。
では、どうぞ。


分裂

凍月 影の退学確定まで残り3日。

 

「えー、旧校舎の同好会の進退を決める監査官として、

 レルーラ·フォン·ドゥシャさんに来てもらった。ではレルーラさん、どうぞ。」

 

ザワザワザワザワ...

 

「なんだ、あの仮面は...」

「なんかどっかで会ったことあるような気がする...」

 

ザワザワザワザワ...

 

「ご静粛に願います、皆様。私は監査官、レルーラ·フォン·ドゥシャ。

 論理的に、及び感傷の入れる余地もなく精査させていただく。

 ただ、この自由を重んじる校風を揺るがしかねない事態のため、

 普段の精査に情状酌量を重ねていきたいと思う。

 それでは、これよりよろしく頼む。」

 

仮面の男、レルーラは生徒に向け一礼し、こう一人ごちるのであった。

 

「フェイズ2、スタート。よいな、リンダ君。」

 

仮面の下にある通信機で、部下に指示を出すのであった。

 

 

--時は変わって昼休み。

 

 

「演説は効果抜群だったわねー。朝からひっきりなしに取り巻かれてもう大変。」

 

「ふーん、お昼冷めちゃうよノワール。」

 

「う、そうね...」

 

「ベールのパーティーとブランのマスコミにお願いする案は?」

 

「こちらも問題ありませんわ。少々面倒な客は来ましたが。」

 

「大丈夫よ、問題ないわ...面倒な客?」

 

「ほら、全校集会でおりましたでしょ?あの仮面の殿方ですわ。」

 

「レルーラ·フォン·ドゥシャ...何者なの...?」

 

「ごちそーさまー、さーて、リンダと打ち合わせしてこよー。」

 

「ネプテューヌ?ちょっとあなた、今日はやけに余裕綽々ね。

 明日は夏じみてきてるなか大雪かしら?」

 

「失礼だなー、リンダがね、この学園では、旧校舎取り壊しや、

 同好会を潰そうとするような問題の他にもっと大変な問題が

 山ほどあるんだって言ってた。それをこの機会にわーっと

 叩きつけるために、今からそれを打ち合わせてくるの。」

 

「...待ちなさいネプテューヌ。それはいけない。」

 

「なんでさ。」

 

「旧校舎取り壊し反対運動以外のことをやったら、それこそ

 あの監査官の思うつぼになる。全て水の泡になるわ。」

 

「下手すれば影も強制的に退学させられる可能性がある...

 それは止めなきゃいけない...!」

 

「それにわたくしたちにも下手すれば火の粉がふりかかってきますわ。」

 

「もー!三人そろってうるさーい!」

 

「どーしたのよいきなり!?ネプテューヌ、キャラ変わってない!?」

 

「変わってないよ!!あーもういい!私は行くよ!」

 

「ちょっとネプテューヌ...!」

 

「固有、現実回帰(リアリティックリターン)...!」

 

「ねぷっ...!?」

 

「え...アイエフ...?」

 

「いつからいたのです、あいちゃん...」

 

「まぁ、ちょっと話を聞かせてもらっただけよ。で、ネプ子の様子が

 おかしかったから、あとはちょっと能力の使い時と判断したのよ。」

 

「...その能力は...?」

 

「かかっている能力、及び当人の能力を封じる能力よ。制限は

 自分には効かないこと、あとは封じられる時間は10秒だけってところね。」

 

「封じる...だとしたらあいちゃんは...」

 

「能力を無効化できる能力者。あんたたちも私の能力の対象内。

 裏切ったとしても私がいれば問題ないってところね。」

 

「じゃあまさか、ネプテューヌは...」

 

「ふむ、看破されるとは...流石女神候補科といった

 ところか。それとも、我らの策が甘かったのかな。」

 

そこに、仮面のレルーラが佇んでいた。

 

 




以上、あいちゃんの能力はどうでしたか。
コンパも能力は発現しますよ?
次回はレルーラvs女神3人。
というわけでサブタイは「斥力」
仮面の悪魔の力の片鱗が見える。

感想、評価、活動報告にてのパロディリクエスト等お待ちしてます。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。