女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも。デアラを一気見して徹夜テンションのフェルデルトです。
ともかく19話ですね。ついに前期祭始まります。
凍月君の戦略が効を奏すのでしょうか。
ではでは、第19話、どうぞ。


決戦前、早めの晩餐

「影~!ノワール!一体もう何なの!前期祭始まってもう

 5日だよ!特に成果がないなんてどーいうこと!?」

 

うるさいなぁ...確かにそーだけどさ。

 

「あのねぇ、ネプテューヌ。これでも結構先生方には好評なのよ。

 来年からは本格的に組織するって言ってたわ。」

 

「そうです。たくさんの人を助けることは大事なことです。」

 

「コンパの言う通り...ブラン、問題は?」

 

ちょうど戻ってきたブランに報告を頼む。

 

「...問題ない。ルウィー寮の近くにいた妊婦さんが急に産気づいたり

 子供が迷子になったりはしたけどね...」

 

「なるほど、ベールは?」

 

ブランの報告直後、ベールが来た。

 

「こちらも問題ありませんわ。まぁ、リーンボックス寮で犯罪紛いの行動をする

 不埒な輩が現れたので、その輩の対処はしましたわね、事なきを得ましたが。」

 

「あらそう。5日間何も無しは結構きついよ...」

 

「全員いるみたいね、待たせたわ...」

 

アイエフご登場。

 

「ちょっとあいちゃん!あと影!全く効果ないんだけど、

 何もないんだけどこの作戦!一体どういうこと!?」

 

「わたくしもその点に関してはあいちゃんに聞きたいですわ。」

 

「ノワールとコンパだけ、無駄に張り切ってるのも、なんかイタくて嫌...」

 

「まぁまぁ、落ち着いてよ。みんなのお陰で私は隠密行動が

 とりやすくて楽できてるんだから。」

 

「...なるほどなー。学長の行動を掴むためのカムフラージュ。

 名案だな。どうせ情報は掴んでいるんだろ?」

 

「もちろん。んじゃ、ホラーの館に向かうわよ。話はそこでするわ。」

 

「あいあいさー。行くぞー。」

 

--と、言ったのにも関わらずにだなぁ...

 

「なんで、なんでメイド喫茶にいるの!?しかもこの中に精霊とか

 女装した男子とかナイフ隠し持ってたり時間止められたりする人

 がいてもおかしくないよねこの人の数!」

 

「...パニクり過ぎよ、影。」

 

「えっと、じゃあこのパフェちょうだーい。」

 

「ちょ、どこがホラーなのよ。あと何勝手に注文してんのよ!」

 

「落ち着いてよノワール、まぁここは監視ポイントよ。」

 

「なるほど、監視用ね...いかにもバレにくいじゃないか。」

 

「そうね、ネプテューヌ、あなた話聞く気ある?」

 

ほんとにな。ネプテューヌはパフェを攻略中だ。

 

「だいじょぶだいじょぶ。耳は空いてるから。」

 

「耳だけでなく目も使いなさい。ほら、外見る。」

 

外には黒くて大きな建造物があった。

 

「どうみてもさっき言ってたホラーの館だな。お化け屋敷単体に

 しては無駄にだだっ広いぞ。」

 

「そう、お化け屋敷と迷路の複合アトラクションよ。定番ね。」

 

「それのどこが問題です?まさかさっきのベールさんが

 やっつけた人たちが蔓延っているです!?」

 

「そんなんだったらどんなにいいか。はい、双眼鏡。」

 

双眼鏡はベールに回る。

 

「看板の近くを見て。3,2,1、はい来た。」

 

「あれは...マジェコンヌ学長ではございませんの?」

 

「その通り。今日も時間通りね。学長は前期祭が始まってから

 毎日この時間にホラーの館に入るわ。コスプレじみた格好でね。」

 

「...アトラクションを手伝っているとか?」

 

「いや、流石にそれは無いと思うよ、ブラン。」

 

「影の言う通りよ。流石に中で何をやってるかまではわからないから、

 まぁ何か分かったら随時報告するわ。」

 

「あいちゃん!お役目ご苦労!よくやった!」

 

不意討ち。ネプテューヌが口を開いた。

 

「「は?」」

 

俺とアイエフは同時に万能な疑問詞を投げ掛ける。

 

「学長が中で何をやっているかなんて、今から私たちで突入すればいい話じゃん。」

 

「お前なぁ、狙われてる身でよくもまぁそんな楽観的な考えに行き着くよな...」

 

「楽観的じゃないよ!肌身離さず持ってるこの剣を見てよ!」

 

--光ってるな。

 

「光ってるな...で、それがどうかしたのか。」

 

「うん、私はこの剣にね、あの館へ行けー、って急かされてるような気がするんだ。」

 

「...剣に、か。繋がったぞ。作戦指示は俺が出すからちゃんと動けよ?」

 

「え、影今ので分かったの!?てか信じるの!?」

 

「気持ちは嬉しいんだけど、影。突入するのは私たち4人。

 私と、ノワールと、ベールとブラン。」

 

「はぁ!?それじゃ詰むぞ!?狂気の沙汰じゃねぇか!」

 

「じゃあ私たち3人はどうしろと!?」

 

「では、わたくしにいい案がありますわ。」

 

「俺はナポリタンを注文する。すいませーん。」

 

「では、コンパさんとあいちゃんには...」

 

「なんですか、ベールさん。」

 

「何、とても嫌な予感がする...」

 

(10分経過)

 

「まぁ、お二人ともなんて可愛らしい...」

 

「わぁ、メイド服です、一回着てみたかったんです...!」

 

にこにこしてるコンパとは裏腹に、

 

「一体全体なんで私がこんな格好を...!」

 

同じくメイド服をき着たアイエフがご立腹。

 

「似合ってるぞー、アイエフー。」(←パフェを追加注文した

 

「ぶっ...うっさい!」

 

「じゃー三人ともー、監視宜しくねー。もしもの時は頼んだよー。」

 

もしもの時...考えたくはないな...

 

「装備を万全にしておきますか。結構、危ない橋だろうし...」

 

そしてこれから30分後、学長と女神科の4人との戦闘が始まる。




以上、19話でした。
そういえば2000文字位に文字数が伸びました。
さて、遂に最終決戦ですね...一体どうなる!?
次回、「砕けるは凍てついた月(前編)」
これは、一体どういう意味!?
感想、評価、活動報告にてのパロディリクエスト、お待ちしてます!

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