女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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どーも、ノゲノラを一気見したフェルデルトです。
いやー、面白かった。じゃなくて、17話目ですね。
1章もまもなくクライマックスなので、気合い入っております。
では、第17話、お楽しみください。


先手だって後手に回る

アイエフが秘密裏に情報をいろいろ手に入れている。で、それを怪しんだノワールが他3人の女神候補に報告。そうしてネプテューヌのワケわからん提案で今、俺とアイエフは尾行されている。やれやれ、アイエフと共に情報の収集に回ろうと思った矢先にこれだよ。

 

「しかし影、考え過ぎよ。ネプ子らしい人なんていないし第一……」

「こうも無駄にたくさん資材と人がいては追えるものも追えない、か。いささかそうは思えんがな。」

「確かに一理あるわね。目を隠す能力か隠密能力、または気配消去能力でもない限りは無茶ね。私だって御免よ。」

「だろうな。最後のは一人にしか効かない生徒会長さんの能力だろうし、どこかの目にまつわる組織でもないし、ましてや変身したらバレる。」

 

しかし、何かひっかかる。

 

「影、こっちよ。」

「あぁ、悪い。」

 

教職員棟か。先生に情報を聞き出す程アイエフはバカじゃない。なら。

 

「何もない茂みに着くよねー。アポトキシン用意しとく?取引するんだろ?」

「そんな物騒なのはいらないわよ!まぁ、でもいいわ。向こうも来たし。」

 

全身黒づくめ、か。やっぱアポトキシン欲しいかな。

 

「そうだな。素晴らしい情報が手に入れらr……!?」

 

唐突な背後からの気配。これはネプテューヌか!

 

「この金の亡者共めー、あいちゃんに手を出すなー!」

「ね、ネプ子!?」

「いやこっちのセリフだよ!」

 

黒づくめの男の一人に飛び蹴りを浴びせようとしたネプテューヌの足首を掴み、飛び蹴りを防ぐ。

 

「ねぷっ!?ちょっと、私制服だからスカートなんだけど!?」

「で、それが何?中身を見てほしいとか?」

「違う違う!というか、その二人は危険だよ!?」

「はぁ?勉強で覚えることが多くて思考回路が灼き切れたか?」

「ちょっと、それ酷くない!?」

「いいや全然……っと、後ろだな。」

 

後ろからノワールとブランが出てくる。

 

「あの秀才二人が灼き切れた思考回路に踊らされるとは。君も踊って貰おうか!」

「え、ちょ、ま、えぇぇ!?」

「人間フリスビー、なんつって。」

 

ネプテューヌの足首を持ったまま回転し、遠心力を付けてネプテューヌを投げる。

 

「ちょ、影!目が回るぅぅぅ!?」

「観念しなさい悪とk、のわぁぁ!?」

 

ノワールにクリーンヒット。それで狼狽えないほどブランは強心臓ではない。

 

「はーい、そこまでだよー。」

 

ブランの首元に腕を回す。

 

「……っ!影、どういうこと?」

「いや、こっちが聞きたい。」

「あいちゃん……そいつらは危険だよ……離れて……」

「あんたねぇ!」

「じゅあっぐ!?」

 

わーいたそーだなー。俺が今までで一番厳しいツッコミはフォークだけどそれに匹敵したね。

 

 


 

 

「はぁ、素晴らしい。どうして初対面の二人が悪徳金融業者の回し者でそいつらと金と命を賭けてゲームをするから俺を呼んだ。という考えに行き着くんだ、非論理的ではないか。羨ましい限りだよ。」

「完全に皮肉ね、影。で、この二人は何なの?」

「アイエフに聞け、でもまずその前に、ネプテューヌよぉ……」

「はい、なんですか……」

「完全にネプテューヌがしおれているなんて珍しいですわね。」

「けど、さすがに今回はネプテューヌは悪くないわ!」

「へ?わっでぃっぢゅうせい?」

「え?だ、だから、ネプテューヌは悪くないの、今回は!」

「ほわっと!?そんなはずないのデース!?」

「影が壊れたわね……ノワール、ギルティ。」

「え、そっち気にするの!?じゃなくて、どういう意味?ノワール。」

「もう、面倒だから全部話すわ。」

 

~黒の少女説明中~

 

「なるほどねぇ……尾行、上手かったけど気取られてたよ。確証は無かったから尾行に気づいてないふりをしてたけど。」

「え、影、気づいてたの?」

「いや、知っていた。ランカーズテラスの話し合いからね。」

「つまり、全部影さんには筒抜け、と。」

「そのとーり。さーて、あとは皆様が気になってることが一つあるでしょう。それはなーに。回答権はこの話で一番出番のない子に贈呈、というわけでコンパ君、答えたまえ。」

「え、えーっと、その黒服さんたちは一体何者です?」

「そう、それ。」

「ちょっと影、私無しで話を進めるな!」

 

はいはい。こりゃ失敬。

 

「全くお堅いんだから。で、君たちは何者なのかっていうのは……アイエフから答えて貰おう。」

「はぁ、仕方ないわね。ついてきなさい、説明は歩きながらするから。」

「で、着いた先が古びた教会とな。読めないな。」

「へぇ、影でも演算不可なのがあるのね。」

「当たり前だ。俺を誰だと思ってやがる。」

「それは否定的な当たり前には使えないと思うのですが。」

「敢えて答えるなら、戦闘序列一位の凍月君!」

「復活してるわね……あ、ここ狭いから一人ずつね。」

「じゃあ、私一番ー!」

 

そうして狭い道を抜けた先は、無駄に広いホールらしき場所だった。

 

「連れて来ました。今良いですか?」

 

連れてきた?どういうことだ……?

 

「待ってましたよ。アイエフさん、皆さん、そして、凍月さん。」

 

……ティファ!?サテライトキャノン撃たせようっての!?

 

「ってか、眩しっ……日光でギリギリなのにこの輝度は厳しいっての!」

「な、何が起こってるですー!?」

 

そして、光が収まった時現れたのは……

 

「妖、精……?」

 

金色の魔法の粉は持っていなさそうな妖精がいた。

 

 




いかがでしたか?
いーすん出てきましたようやく。20話で1章終わるかなー?
次回、「性能なんていくらでもひっくり返る。」
サブタイが雑になりつつある。
感想、評価、活動報告にてのパロディリクエスト、お待ちしてます。

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