一話一話が短い文字数で出来ているのが特徴です。
では、戦闘訓練(以下略)、始めます。
月曜日、6時間目。俺はSTとして女神候補養成科の授業に向かった。
「起立、礼、着席。」
「よーし、座学に飽きたとわーわーうるさかったネプテューヌ君の為に俺は戦闘訓練で叩きのめしてやりたいと思う。」
「では、ネプテューヌ、前に出て準備をしろ。」
本来の先生がネプテューヌを呼ぶ。
「よーし、いくよー!」
直後、ネプテューヌは変身して俺の前に立った。
「先生、武器をお願いします。」
俺も変身して鎧装を纏う。ただ、少し鎧をシャープな構造にし、機動力重視の装備に変更。武装コンテナ兼ブースターは据え置き。黒影と白影は両腰に。左腕にはシールドを追加。
「うむ、凍月、指定武器以外は使用禁止だ。」
「了解です。」
ブースターと黒影、白影を外す。それと同時に武器が来た。
「そういえばノワールと戦ったときもこんな感じだったわ。」
ネプテューヌは長刀タイプを選んだ。
「なら俺もかな。」
久々に一刀流だ。ハンデにしてはちょうどいいし、双剣は短かった。それに長刀タイプの武器は一本しかなかったし。
「両者、制限時間は10分。残りの者は戦闘を見ての感想を述べられるようにすること。勝敗条件は頭部、首、手首、胸部に直撃を与えるかである。では、始め!」
まず俺は距離を取る。ネプテューヌは距離を詰める。
「ほら甘いぞ!」
下から武器を持ってる右手首を狙う。
「やぁ!」
ネプテューヌは防ぐ。この時刀身はネプテューヌの方が上。
「そらよぉ!」
武器ごとネプテューヌを上に弾く。
「っく、まだまだ!」
弾かれたネプテューヌは空中で姿勢を直し、刀を降り下ろす。
「どこに来るかはわかるっての!」
こちらも武器で受けたり、避けたり。
ただ、ネプテューヌも負けてはいなかった。
「はぁ!」
「懲りない奴……!けどまぁ、ノワールと渡り合っただけあるなぁ!」
つばぜり合いを振り払う。
「当然よ。それに、昨日あいちゃんとあなたに勝つための作戦を考えたのだから!」
へぇ、アイエフとねぇ。こりゃまたアレ使わにゃきついパターンか?できるだけ使いたくないのだが。
「なら、見せてもらおうか。俺に勝つための作戦とやらを!」
「いいわ、でやぁぁぁ!」
空中に飛び上がりネプテューヌは上から斬りかかってくる。着弾点は俺の首元。
「無駄だっての……!」
避ける。が、ネプテューヌの振るった武器は空中で止まり、回避先へネプテューヌの空中回し蹴りが炸裂する。
「くっ……!よくやるよ……!」
間一髪、左腕で防ぐ。が、ネプテューヌはそれを見越して左足で俺の左腕を蹴り上げてバランスを崩させる。
「ち、把握演算の弱点に気づいたか……!」
「そこぉぉ!」
待ってましたといわんばかりにネプテューヌの剣は俺のがら空きの胸元を貫こうとしてる。仕方ない。
「……
「なっ!?」
ネプテューヌはびっくりしただろう。0.5秒もすれば届いた剣先はむなしく空を薙いだだけだったのだから。
「チェックメイト。」
そんなネプテューヌの右手首を横から一斬り。
「試合終了。両者、武器を返却し、変身を解くように。」
「了解。」
俺とネプテューヌは同時に変身を解く。
「影ー、一体なんなのさあれ!反則だよ、ゲームバランス崩壊だよ!」
「ゲームじゃない。それに、切り札は最後までとっておくものだろうが。ちなみに、もっかい説明すると
「さて、ネプテューヌ。席に戻れ。では感想がある者、いるか。」
その後ネプテューヌにいろいろ糾弾されたが、ノワールとコンパがあの岩の巨人を倒した後に出来た温泉にネプテューヌを誘って事なきを得た。ブランも行くらしい。そうなると俺は暇になる。はぁ、ひとりぼっちは慣れたもんだ。
いかがですか?
ほぼ次回の為に警告タグを設定したかなー。
ネタがスランプです。どうにかしたいです。
次回、「シリアスな女子会@温泉」
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よろしくお願いします。はい。