女神科高校の回帰生   作:Feldelt

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今回はネタなしです。
前書きもあまり書きません。
では、どうぞ。


証明問題はちゃんとしよう。

「目標の反応なし。殲滅完了、か。」

 

オリエンテーリングの途中で出てきた岩の巨人を倒したものの、辺りはほぼ荒野。現在6人で岩の残骸等に座っている状況。最初に言っておくと、この後が一番大変だったと思う。

 

「よいしょ、ようやく着いた、無事かお前達!」

 

教職員ご到着。

 

「えぇまぁ。それよりも、随分遅かったじゃないですか。」

 

ノワールが応対する。

 

「他の生徒の避難誘導に時間がかかってだな。が、それよりも。」

「いくら女神候補といえど教職員のいない中独断での戦闘は……」

 

あー、ヒステリックな教師がおること。

 

「お言葉を返すようですがオリエンテーリングの監視をしていた先生方は何をしておられたのですか?まさか緊急時の信号弾を見ていないわけが無いですよね。」

 

俺の言葉には沈黙。さては見ていないな。

 

「緊急時の信号が見えた際、確認しようと向かったらその地点、つまりここが崩れて来るのが遅くなったのだ。」

 

真っ当な言い分だ。

 

「ですが山頂近くにいた先生は?」

「そんなところに監視は配置されない。」

「チェックポイントの近くだというのに?」

「あぁそうだ。こちらからも質問させてもらうぞ、凍月。」

 

はぐらかして開き直るか。だるいな。

 

「会敵した時の状況ですか?」

「そうだ。あと、どうして教師に報告せず戦闘したのかもだ。」

 

「会敵状況は俺、ノワール、ネプテューヌ、コンパの四名が同時に会敵。途中ノワールは救援を呼ぶ為に戦線離脱。ブランとベールが援軍に来て無事目標を排除。戦闘理由は一般生徒に犠牲者が出てもおかしくない状況だったため、STとして女神候補4名を指揮しました。もし責任が問われるのであれば、俺の責任ですよ。全て。」

 

もはやお飾りだな。この教師共は。

 

「STだと?正規の教職員がいない中では権限は発動しない。」

「おっしゃった通りです。ですが、STは教職員が居ないなかでも唯一権限が発動出来る時があります。」

『ST自身が周囲の生徒達が危険と判断したとき、特例として教職員なしで権限を発動でき、生徒に対し指示出来る。』

 

そういうこと。

 

「……全て校則に則っているのなら、問題ない。」

 

そう言って全員身を翻す教職員集団であった。

 

「ふぅ、どうにかお咎めなし?」

 

ネプテューヌが確認する。

 

「おうよ。乗り切ったな。」

「……流石の記憶力ね、影。」

 

おや、珍しくブランが微笑んでるではないか。

 

「一度飛び急しているだけありますわね。」

「二回飛んだブランほどじゃない。」

「え?てことは影は年下なの?」

「そーだよ。ブランと同じ、14歳。」

「ねぷっ、そうだったの!?」

 

言ってなかったらわからなかったようだ。

 

「そーだよ。」

「二人ともそうは見えないから無理も無いわ。」

 

『んだとぉ!?』

 

ま、こんな感じの日常に戻ったのであった。

 




いかがですか?
ネタの無い展開を多分初めて書いたと思います。
次回、「凍月君の寮生活」
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