孫悟飯からの連絡で、家族を連れて久しぶりに実家へと帰ってきた悟誠。
チチに妻と娘を預け、弟二人のもとへと向かうのであった
side悟誠
「おっ、いたいた」
気を辿って少し飛んでいると、二人の姿が見えてきた。
『どうやら二人で組手中のようだな』
そうみてえだ、それにしても悟天のあの髪ってもしかして......
『あぁ、どうやら奴も
マジか...つーことはトランクスくんも？
『可能性はあるだろうな』
おうふ...次世代の子供は成長が早いな...
そんな風に二人の様子を見ていると、悟天の猛攻に押されてか、悟飯が空中へと逃げ出した。
しかし悟天はそれを追おうとせずにむくれている。
あれ？なんでアイツむくれてんだ？
『あの様子から察するに、孫悟天は武空術を使えんらしいな』
えっ...嘘だろマジか...武空術よりも先に
とりあえず話しかけてみるか
「おーい、二人ともなにしてんだー！」
すると二人が俺の方を見やる。
「あっ！誠にいちゃんだ！おーい！」
悟天が俺に気づいて手を降る。
そこに近づき二人のところに降りる。
「オス、二人とも元気そうじゃんか」
「はい、兄さんこそ元気そうですね」
「へへへーっ」
嬉しそうな悟天を軽く撫でながら俺は悟飯をみる。
......明らかに気の質が落ちてるな
「悟飯、おまえ修行サボってたな？」
「えっ...あはは、やっぱり分かっちゃいますか？」
「分かるに決まってるだろ、まあだから俺に修行の相手を頼んだんだろうけどさ」
そうじゃなきゃ俺をここまで呼び出す必要ないもんな
「えぇ、そうなんです。今日からご指導お願いします」
「おねがしまーす！」
頭を下げる悟飯と悟天。
流石は母さん、教育が良くできてるなぁ...
「任せとけ、二人ともビシバシいくからな！」
「「はい！」」
うん、良い返事だ、これなら鍛え甲斐がある...ん？
『相棒、盛り上がっているところ悪いが、来客のようだ』
あぁ、気づいてるよドライグ。
「あっ...ビーデルさん...」
この悟飯の反応をみるに、どうやら悟飯絡みのようだ
現に悟飯は気まずそうに近づいてくるジェットフライヤーを見つめている。
「なんだ悟飯、先約があったのか？」
「え、えぇまあ少し...空の飛び方を教えてほしいと頼まれちゃいまして」
若干吃りながらもそう答える悟飯。
ドライグ、どう思う？
『嘘は言っていないが全てを話しているわけではないようだ』
なるほどな、まあ大方、悟菜帝の正体がバレたとかで脅されて無理矢理約束させられたんだろう
まあ、それはそれとして、なかなかやるな悟飯の奴。
『おい、相棒？まさか...』
あそこまで綺麗なおっぱいの持ち主を持ってくるとは！！18号のより...ｺﾞﾎﾝｯいやいや、そんなことはないか
『......俺はナニも聞いていない聞いていない...相棒のおかしな発言は聞いてない......』
このやろう...これならどうだ！
おっぱいは一日にしてならず！形や大きさ等は関係ない！おっぱいに幸あれ！！
『ゴフウッ...！！』
ド、ドライグウウゥゥゥゥッ！！！
しっかりしろ！傷は深いぞ！！
『相棒...俺もう駄目だ...後のことは...頼んだぞ...』
ド、ドライグの龍圧が......
『と、そんなことはさておき』
うおいッ！ここからが盛り上がるとこだぞ！！！
『そんなことしてる場合か、孫悟飯の奴がどうやらあの娘を連れてきたようだぞ』
ん？あ、ホントだ...はぁ、仕方ない
「よぉ、お嬢ちゃん、あの時ぶりだな」
「―――俺の修行は厳しいぞ？ビシバシいくからな―――」
いっちょ、この子も鍛え上げてやるとしますか！
ん？悟飯、どうした？そんな顔して...心配すんなって、おまえもしっかり強くしてやるから！えっ？違う？
オッス！オラ悟空！
悟誠の修行厳しかったんだなぁ！ビーデルの奴見違えたぞ！！
さあ、天下一武道会が始まっぞ！
みんなに会えんのかぁ、楽しみだなぁ！！
次回！龍に選ばれし赤龍帝！
気を掴め！ビーデルのトリックマスター修行！
ゼってえ見てくれよな！