悟菜帝の正体がビーデルにバレてしまい、慌てる悟飯。
ビーデルは正体をバラさない代わりに天下一武道会に出場しろという。
渋々それを了承した悟飯がそれをブルマたちに報告したところ、ベジータ、そして悟空の参戦が決まるのだった。
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内容が次回予告までいかなかった為タイトルを変更しております。前回のタイトルは次回しっかりと使わせていただきますm(_ _)m
side悟誠
「え?修行?」
天下一武道会の話を聞いた日の夜。悟飯から電話がかかってきた。
『えぇ、しばらくサボっちゃってたんで大分体が鈍っちゃって...』
そう言えば確かにそうだな。悟飯のやつ、勉強にばっか集中してて、まるで修行なんかしてなかったもんな......。
「なるほど、それで俺に修行してほしいって訳か」
『はい、お願いできませんか?』
まあ、休みも取れてるし...いっか。
「分かった、久々に修行つけてやるよ」
『ホントですか!』
「あぁ、けど、俺の修行は厳しいぜ?」
なんせ毎晩ドライグにしごかれてるからな。
『ええ、望むところですよ!』
電話越しからが班の威勢のいい声が聞こえてくる。
そうこなくっちゃな!
「分かった、なら明日そっちに向かうよ。それまでになるべくカラダ慣らしとけよ?」
『分かりました』
「じゃな、母さんによろしくな」
そう言うと俺は電話を切った。
それを見て18号が声をかけてくる。
「悟飯からかい?なんだって?」
「武道会に出るのに修行つけて欲しいんだってさ」
「ふぅん...大会で競い合う相手だってのに呑気なもんだね、で、それを受けたのか?」
は、はは...手厳しいな18号は......。
「まあ、弟の頼みだし、久しぶりに見てやるのもいいかなってさ」
「あっそう」
なんか興味なさそうだな...。
「とりあえず明日から少し実家に帰ろうと思ってるけど、18号はどうする?」
「何言ってるんだ?私も行くに決まってるだろ?」
さも当然とでも言いたげに18号が首を傾げる。
「いや、まさかついてくるとは思わなかったからさ」
「アンタがそう言って浮気してこないとも限らないからね、監視も兼ねて着いてくよ」
それはさすがにひどくないか...?
まあ、アイツもたまには田舎の空気の澄んだとこで遊ばせてやりたいもんな……。
「分かった、じゃあ明日の早朝に出発だ」
そんなこともありつつ、俺達は翌日の朝、実家に向けて出発するのだった。
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翌早朝…。俺達は実家に到着していた。
久しぶりの母さんに挨拶をして、荷物を降ろしていたときに気が付いた。
「あれ?母さん悟飯と悟天は?」
「悟飯達だか?そんなら少し前に鍛えてくるって一緒に出てっただよ。今度の天下一武道会に出るって決まってからえらくやる気みてえだぞ?」
母さんの言葉に納得する。
確かに、俺が着くまで待ってなくてもあの二人なら自分達でも鍛えられるだろうしな
「分かった、じゃあ俺も言ってくるよ、18号達よろしくな」
「気を付けるんだよ」
「分かってるって、じゃ!」
そうして俺は二人がいるだろう場所に向けて飛び立つのだった。