天界にて悟空達が出てくるのを待つ悟誠達。
そこに現れる超サイヤ人化した悟空と悟飯に皆は驚く。
「オラすげえ腹ペッコペコでさ」
だが悟空は悟空であった!
side悟誠
よぉ!俺悟誠!
今はカリン様の所に来てるんだ。
「こんにちは、カリン様」
「うむ……」
「こんにちは、お久しぶりです」
「おぉ、大きゅうなったのぉ」
「お久しぶりですカリン様、サイヤ人の時以来ですね」
「おぉ、そうじゃの…お主、またとんでもないパワーアップを果たしたようじゃな」
あちゃ、やっぱり見られてたか……
「そりゃそうじゃ、しかもあんなパワーアップ方法だなんで思いもしなかったわい……」
「あ、あはは……あれしか浮かばなかったもので……」
俺、仙人様に呆れられちゃってるよ……。
「なんだ悟誠、おめえいったいどんなやりかたでパワーアップしたんだ?」
「父さんそれは聞かないでくれ……」
「??」
悟飯もそんな純粋な目でみないでくれ!胸がぁっ!!
「ま、いっか!それよりも、よお!ヤジロベー戻ってたんか」
「何しに来とりゃーす孫!言っとくがオリはどんなことがあってもあんな武道大会出てやりゃにゃぁでね!」
凄いなこの人…図々しくも言い切ったよ……。
「はははっでえじょうぶだよ。出てくれなんて言ってねえじゃねえか!」
「ん~…なら、いいけんどよ、なんつってもオリはいざというときに便りになるでしょう!謂わばとっておきの秘密兵器っちゅうやつだわに!」
「よく言うわい……」
『「ははははははっ!!」』
ホントこの人面白いよなぁ……
自分で秘密兵器っていっちゃうし…しかもすかさずカリン様からツッコミもらってるし
「しかし、この地球も大変なことになってしもうたもんじゃなぁ…下界は大騒ぎじゃ」
「あぁ、セルは本当にすげえ奴だ。完全体になってさらに完璧な強さを手に入れちまった」
「そう言う割にはやけに落ち着いておるの…なんじゃ? 精神と時の部屋で素晴らしい発見でもしたのか?」
「はははっ!まあな!」
あ、悟飯がキョトンとしてる…。父さんがなんでそこまで余裕なのか分かんねえんだな。
俺?もちろん俺も分からねえよ?ドラグ・ソボールの展開は知ってても、この世界の展開なんて知らないから
「なあ、カリン様こっから見ててセルの強さは大体分かっだろ?」
「う、うむ…真の力を見せてはおらんので何とも言えんが大体の予想はつく」
「ちょっと比べてみてくれオラがこれから気を入れてみっから」
あ、これヤバイ奴だ……。
「ちょっと失礼しますよ?バランス・ブレイク!」
『Welsh Dragon Balance Breaker!!!!』
俺は急いで禁手して、ヤジロベーとカリン様を担ぎ上げる。
「ほ?」
「な、なにすりゃぁす悟誠」
「こうでもしないと危ないですからね…っていうかヤジロベーさんもうちょっと痩せてくださいよ…この姿でも重いって相当ですよ?」
「う、うるしゃぁわ!オリの勝手でしょぉが!」
と、そんなことを言い争っていると……。
「はああああぁぁぁぁぁっっ!!」
父さんが気を込め始めた。
予想はしてたけどやっぱ凄い気だ。
通常の禁手でも吹き飛ばされそうだ……
【ビシッビシビシッ!!】
周りの壁にヒビが入り出した。
「も、 もう止せ!ここが壊れる!!」
カリン様が必死に叫んで止めさせる。
「でやああぁぁぁぁ……(シュン)ふぅ……」
ようやく収まった……。
俺は二人を側に降ろす。
「今のででえてぇ半分ぐれえだ、どう思う?」
「い、今ので半分じゃと?なんとまあ恐ろしい奴じゃ…お前はどこまで強くなりゃ気が済むんじゃ……」
父さんも呆れられてる……なんというかごめんなさい!
「で、カリン様。セルと比べてどうかな?」
「ん~…… 厄介なことを聞くのぉ…う~ん…さっきも言ったように推測でしか答えられんが…はっきり言ってそれでもセルの方が上じゃと思う」
やっぱしそうだよな……。俺でもまだ勝てる気がしないし……。
「とんでもねえ野郎だわ!そのセルってやつは」
「 ははっ!やっぱそうか、オラの予想は間違ってなかった。サンキュー!カリン様!」
「え……」
「…………」
「いこう、悟誠、悟飯」
あ、もう行くのか
「あ、はい」
「分かった」
俺は二人に近づき父さんの体に触れる。
「お、お邪魔しました……」
「ご迷惑をお掛けしてすみません……」
それだけを告げて俺たちは瞬間移動していくのだった。
オッス!オラ悟空!
しばらくはゆっくり体を休めっぞ!ゆっくり休んで鋭気を養う!万全で挑んでこそだ!
次回!龍に選ばれし赤龍帝!
戦士の休日!セルゲームに備えろ!
ぜってえみてくれよな!