竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ…

突然の病に苦しめられる孫悟空…

ソレを察知したバーダックはいち早く悟空を戦線離脱させ、家へと送り返す。

そして、19号相手に若干苦戦するも最後はベジータに、止めを奪われるのだった。

はたしてこれからどうなる?



20号を追え!探せドクター・ゲロの研究所!

sideバーダック

 

「フンッ…ガラクタが、こんなやつに未来のオレは殺されたってのか?馬鹿馬鹿しい…」

 

そう言いながら降りてくるベジータ王子。

 

 

「おい、なんで止めを邪魔しやがった?ベジータ王子さんよ」

 

オレの突っかかりにベジータは『フンッ』と鼻をならして答える。

 

 

「貴様がいつまでもグズグスしてて鬱陶しいから止めを刺してやったんだ、超サイヤ人龍になっても…って、待て、貴様、今オレの事をなんて呼んだ?」

 

 

「あ?ベジータ王子だが?なにか問題あるか?」

 

 

「それは惑星ベジータにいたサイヤ人しか使っていなかった呼び名だ、貴様!何故その名を知っている!答えろ!」

 

 

「アンタに答える道理はねえな…」

 

オレの答えにあからさまに顔をしかめるベジータ王子。

 

 

「貴様!オレに逆らうとどうなるのか、忘れたわけではないだろう、このオレの!サイヤ人の王子であるこのオレの恐ろしさが」

 

 

「あぁ、昔はそうだったかもな…だが、今のアンタは違うだろ?王子でもなんでもねえ、ただのサイヤ人だ」

 

 

「くっ…!チッ!食えない野郎だ…。」

 

そんなベジータ王子を無視してオレは20号の方を見る。

 

 

「さて、1体は消し飛んだ…残るはお前だけだな鉄くず…」

 

20号はこちらを睨みながらも後ずさりする。

 

すると、ベジータ王子が不意に声をかけてきやがった。

 

 

「退いてろ、アイツはオレが倒す。お前はそこで見ていろ

はぁぁぁぁぁ…!!だあぁぁぁっ!!」

 

その瞬間!ベジータの身体を金色のオーラが包み込み、顔や頭が鋭くなると金髪へと変わっていく。

 

 

「へえ?アンタも超サイヤ人になれるとはね」

 

 

「フンッ…それでもお前のソレには通じないのだろう?

チッ!良い気になりやがって…いいか、オレはすぐにお前のソレも越えて見せるからな!」

 

 

「はいはい…期待しねえで待っててやるさ…(悟誠がな)

それよりアイツ待たせちまってるみてえだぜ?」

 

 

「フンッ…そんなこと分かっている!」

 

そう言って、改めて20号へ向き直るベジータ王子

 

オレも20号を見て問いかける。

 

 

「さて、明らかに戦力に差が付いちまったな?鉄くず

これでもまだ余裕ぶっていられるか?」

 

すると、20号は突如として笑いだした。

 

 

「……クックククク…!さあ、どうかな?」

 

おかしい、どう考えても、アイツとオレ達の戦力の差はこちらの方が上のはず…なのになんだ?アイツの余裕は?

 

すると、後方から別の奴の気を感じ、オレはそちらをみる。

 

そこにいたのは、三年前に未来から来たあの少年…トランクスだった。

 

トランクスは驚いた顔で言う。

 

 

「な…なんですか?アイツは…」

 

その問いにクリリンとか言うハゲが答える。

 

 

「何って、アイツはお前が言ってた人造人間じゃないか」

 

しかし、トランクスは首を横に振り言う

 

 

「いえ、あんな奴は未来では見たことがありません」

 

その言葉にその場にいる全員が驚愕する。

 

それが仇となった…。

 

 

「フハハハハッ!貴様らに勝ち目がないのは本当だ!すぐに17号と18号が貴様らを殺しにくるぞ!」

 

その直後、辺りにデカイ気の爆発が巻き起こった。

 

オレはその爆風に顔を覆う

 

 

「チッ…!あの野郎!」

 

爆発が収まるとそこには奴の姿はなかった。

 

 

「チッ…逃げられたか、追うぞ!」

 

ピッコロとか言うやつの言葉でオレ達はすぐに探し始めるのだった。

 

 

 

 

 




オッス!オラ悟空!

ついに目覚めちまった17号と18号

いいっ!?作り主である20号を殺しちまいやがった!

気を付けろよ!おめえ達!絶対殺されんじゃねえぞ!

次回!龍に選ばれし赤龍帝!

動き出した脅威…17号と18号機動!

ぜってえ見てくれよな!

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