竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

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ベジータだ...今回は後書きはないらしい、ふんっ!くだらん...


語られる籠手の正体?赤龍帝の籠手に眠る秘密

sideイッセー

 

気が付くと俺は真っ黒な世界にいた。

 

 

「ここは...それに俺、どうやって...」

 

なんだか記憶が曖昧だ、すると

 

 

「ここはお前の精神世界だ、小僧...」

 

背後から声がかけられ俺は振り向く

 

見るとそこには、赤い巨大な竜がいた。

 

 

「ドラゴン‼ってかお前は誰だよ!

精神世界ってどうゆうことだ‼」

 

 

「そこからか...まあいい、

俺はドライグお前の中に宿るものだ」

 

それを聞いた俺は耳を疑った。

 

 

「どういうことだよ!」

 

訳が分からない、どうしてこんな奴が

 

俺の中にいるんだ?

 

俺が考え込んでいると

 

「それに関しては私が答えるわ」

 

また、背後から声がした。でもこの声って...

 

聞き覚えのある声に振り返ると、そこには紫さんが立っていた。

 

 

「紫さん!?どうしてここに?」

 

 

「また来たのか、スキマ妖怪...」

 

ドライグがいやそうな声を上げる二人は知り合いなのか?

 

 

「あら、嫌そうな顔をしないでくださいな赤龍帝様

今回はこの子に真実を伝えに来たのですから」

 

 

「真実?何を言ってんですか?」

 

 

「今から話すことは全て真実よ、心して聞いてね

まず、貴方の左腕についているその籠手、

それは神器であり神滅具(ロンギヌス)である

赤龍帝の籠手|(ブーステッド・ギア)よ」

 

 

「...神器?神滅具?」

 

聞いたことのない単語に頭が回らない

 

 

「そこから知らないのね...分かったわ教えてあげる」

 

紫さんが説明してくれたのは神器とは

 

ある一部に人間にしか宿らない不思議な力で

 

その神器の中でも上位にあるのが神滅具って奴らしい

 

俺の腕の奴もその神滅具の一つなんだそうだ。

 

 

「最後に赤龍帝の籠手の能力は宿主の

力を10秒ごとに倍にしていくの、

上手く使えば神すらも屠れる神器よ」

 

 

「じ..10秒で倍化‼すごいじゃないっすか!これ」

 

 

「俺の生前に持っていた能力の一つだからな...」

 

ドライグの生前の能力?どういうことだ?

 

 

「つまりねイッセーさんこの赤龍帝の籠手には

ドライグさんの魂が宿っているのよ」

 

それで俺の中に宿るものだって言ってたのか。

 

 

「じゃあお前はどうして俺の前に現れたんだよ?

まさか俺を食い殺すとかじゃないよな?」

 

 

「ははは‼お前なんか喰っても腹の足しにもならんさ、

なに、これから共に戦う相棒になるんだ。

挨拶をしておこうと思うってな」

 

 

「相棒だって?」

 

 

「あぁ、そうだ俺の力が必要な時はいつでも言うがいい

すぐに力になってやる...

と、そろそろ戻した方がいいかもしれんな」

 

ドライグがそう言うと紫さんもうなずく

 

 

「そうですわね、それじゃイッセーさん、ご武運を」

 

 

「へ?」

 

するとまた俺の足元にスキマが開き

 

俺は真っ逆さまに落ちていった。

 

 

「またこの展開かよおぉぉぉ‼不幸だぁぁ‼」


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