途中、リア友にシャドバの大会に参加させられ中途半端で終わってしまった……
まあ、OK出した私が悪いのですがねw
では、どうぞ!!
目の前の女性は、ただ、優しく、悲しげに、そして、観察するように微笑みを浮かべているだけ。
その視線は初めて感じるもの。人として見られているのか、自分は別の何かとして見られているのではいのだろうか?
そんな疑問を覚えてしまう。
「話は分かったわ。だけど、どうして鈴仙に直接言わず私に言いに来たのかしら?」
「もし泣かれでもしたら対処できません。強引に来られたら簡単に組み伏せられる。その可能性があるのであれば、先に鈴仙さんが逆らえない八意先生に話を通しておいた方が良いかと思いまして」
「なるほど……ね」
顔はこちらに向けたまま、サラサラと紙に筆を走らせる八意先生。恐らく、俺の話をメモしている。もしくは、新薬のレシピだろうか?
「なので、先に八意先生から鈴仙さんへ話をしておいて貰えませんか? 勿論、その後に自分からも説明をしておきますので」
「そうねぇ……まあ、いいでしょう。貴重なデータにもなるしね」
「貴重なデータ? 精神状態の研究でも行っているのですか?」
「そんな所よ」
筆を走らせるその手は止まらない。
「それでは、鈴仙さんへの説明、お願いします」
「ええ、任せてちょうだい」
お願いします。と、一礼して部屋をあとにする。
■□■□
あれ以来、鈴仙さんからの言及等は無くなった。それは良いのだが……何処か鈴仙さんの様子が可笑しい。
以前、俺の体についてキチンと説明をしようとした時だ。 鈴仙さんは、どうやら俺の体について忘れているのか逆に、そんな不吉なことは言うものじゃないと怒られた。
それが、俺のことを思ってその話題を逸らしたのか……にしては、妙に強引に感じる。
そして、可笑しいのは鈴仙さんだけではない。上白沢さんもである。
この間、寺子屋に薬を置きに行った時、頭を下げ謝られた。なんでも、以前の発言、初めて会った時の事を謝りたいと言われた。
これ自体何の不思議もない。誰かに指摘されたのか、はたまた、自分で気付いたのか。それは分からないが、謝って貰ったおかげで、俺もすんなりと彼女を許し、今までの行為に謝れた。
しかし、彼女は覚えていなかった。職が見つかったのだな。と言った。
訳が分からない。俺はこの職について既に一ヶ月は過ぎている。さして長くはないが、寺子屋には週に三回は来ている。彼女が知らないはずがないのだ。
何かが可笑しい……
そう感じた。いや、明らかに可笑しい。
なんでこうなったのだろう?分からない。
取り敢えず出勤しよう……。
重い腰をゆっくりと持ち上げ、俺は扉を開けた。
もう、もどることは出来ない
あんなことになるとは知らずに……
お読みいただき有難うございます!!
次回、第3ENDとなります。
正直胸くそ悪いENDなのであまり書きたいとは思いませんが……
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
こんな中途半端ですまない……
では、また次回~