ヤバい……マジで文が思い付かない……
短いです……
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皆様、ありがとうございます。
では、どうぞ!!
入院十四日目
足の具合も良く動かしても特に痛みは感じなくなった。だが、これだけ長期間動かしてなかったからか、動きが鈍くなっている。踏み出そうとしたら上手く足が前に進まず、膝を曲げようにも上手く曲がらない。足首も同様に曲げることが出来ないので、曲がるときは一回一回止まって進路方向に足を向けてから歩き出す。
こんな状態になってはいるが、右手が無くなった当初よりかは幾分か心が楽だ。やはり、自分で何をしなければならないのかを理解しているのと、していないのでは心の持ちように天と地の差が表れてくる。
ただ、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるのは有り難いが、やはり誰かと一緒と言うのはどうにも落ち着かないものだ。ここ最近は大分マシになったとは思っていたのだが、あくまで思っていただけで終わっていたようだ。
「はい、転けないようにね」
俺の右側に立ち転けても直ぐにフォロー出来るよう待機している八意先生の事を思いながら、失礼だとは分かっていてもつい考えてしまう。
注意されたよう転けないように方向転換をしようとしたときだ。八意先生の口から大きな爆弾が落とされた。
「ねえ、一つ聞きたいのだけれど良いかしら?」
「なんでしょう?」
「最近ね、鈴仙の調子が良いみたいなのだけれど……もしかして、ヤッちゃた?」
親指以外の指を握り、その人差し指と中指の間に親指を通す。
一瞬、何バカな事を言っているのだろうかこの人は?と思ってしまった。いや、いま現在も思っている。確かに鈴仙さんは美人だ。ウサギの耳が付いている事さえ些細なことぐらいには。恐らく里では男性に告白されることも少なくはないだろう。
だが、だからと言って俺が鈴仙さんを襲う?あり得ない。そんな度胸も無ければ、俺には好きな相手もいるのだ。戻ったらキチンとこの思いを伝えると決めている。今はまだ、そんな事を言える立場ではないが、顔を合わせてml恥ずかしくない男になって戻るのだ。
「八意先生が何を考えているかは分かりませんが……少なくとも、貴女が望んでいるような形にはなりませんし、なっていませんよ」
「そう。そこが可笑しいのよ。鈴仙には媚薬を飲ませていた。そして、貴方の部屋には発情効果があるお香を置いていたの」
「置いていたのって……なにしてるんですか……」
「その辺りは許してちょうだい。此方も切羽詰まって焦っているの。男手が欲しかったのよ。けれど、こんな得たいの知れない病院擬きで働きたいなんて人は少なくてね。そうね、簡単に言えば既成事実を作って家で働いてもらうつもりだったのよ。まあ、結局無駄足だったみたいだけれど。まあ、鈴仙も何かスッキリした様子で調子が良さそうだし、結果オーライかしら。ごめんなさいね。変な事しちゃって。それと、ありがとう」
「えっと……一つ確認しても?」
「どうしたの?」
「男手が欲しいのですか?」
「ええ」
棚からぼたもちだった。
こうして、俺は一悶着ありながらも無事、職場を見つける事が出来たのだった。
お読みいただき有難うございます!!
何やってんだこの薬剤師……と思ってはいけない。
薬で発情中の兎……閃いた!!
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スランプから脱出したいなぁ(白目)
では、また次回~