短いよ!!ごめんね!!
いや、ほんと……ごめんなさい……
では、どうぞ!!
ふかふか……と言うほどでもない布団の上でただぼーっと過ごす。
入院一日目。何もすることはない。紅さんの時とはまた違った退屈さがある。しかし、これはこれでなかなか良いものだ。
虫の声も、鳥の声も全く聞こえない。風の音がその静寂をより一層強調していた。
『すいません。今大丈夫ですか?』
そんな静寂を破り聞こえてくる女性の声。その声に俺は返事を返した。
「大丈夫ですよ」
『失礼します』
戸がすーッと静かに開き、一人の少女が姿を表した。少女の背はレミリアさんと同じくらいだろう。だが、頭に付いたその"兎の耳"まで含めるとすれば俺の身長にも引けを取らないのではなかろうか?
『足の具合はどうですか?』
「問題ないです」
「そうですか。それは良かったです。あ、申し遅れました。私『鈴仙・優曇華院・イナバ』と言います。これから貴方の身の回りの世話をさせていただきます。よろしくお願いしますね」
「あ、そうでしたか。私は佐々木松です。お世話になります」
それが、俺と彼女、鈴仙さんとの出会いだった。
■□■□
「ねえ、貴方って仙人だったりするのかしら?」
「は?えっと、どう言う事でしょうか?」
入院二日目。
俺の病室に訪れた八意先生の第一声がこれである。
「ああ、説明してなかったわね。貴方が落とし穴から助けられたのは今日含め五日前。目を覚ましたのは二日前。そして、私の見立てでは貴方が落とし穴に掛かったのは更に四日から一週間前だと思うの。仮にそうだとしたら、水も食料もない状況で一週間近く生き延びたことになる。本来人間は水を一水も摂取しなければ二日から三日で死に至るの。でも貴方は生き延びていた。元が仙人や修行僧で断食を行って修行しているならまだ分からないでも無いわ。だから、貴方って仙人とか修行僧だったりしないのかしら?」
えっと……つまり、本来死んでいないとおかしいレベルなのに死んでいないと。だから、仙人や修行僧等といった生きている可能性がある存在ではないのか?
って、事だよな?
「いや、仙人でも修行僧でもないですよ?」
「……そう、分かったわ。いきなり変な事を聞いてごめんなさいね。ところで、話は変わるけれど……鈴仙はどうだった?」
「どう、とは?」
「こう、あるじゃない?ムラムラしたとか襲いたくなったとか、ね?」
…………これは、あれだろうか、馬鹿にされているのだろうか?確かに鈴仙さんは美少女と呼ばれるのに分類されるだろう。だが、だからと言って襲おうなんて考えが出てくるはずがない。
「そう……まあ良いわ。それじゃあ安静にね」
「はあ?分かりました」
俺は部屋を出ていく八意先生の背中を見つめ、その背中が見えなくなったら大きく溜め息を吐いた。
■□■□
『薬が効いていない?一体何故かしら?』
薬師はブツブツと何かを呟きながら自室へと戻っていった。
お読みいただき有難うございます!!
あとは姫様にう詐欺にインしたおに毛深いにオカンを出さないと
そんなんことよりおうどんたべたい
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
眠かったんやぁ
では、かた次回~