役人転生〜文部科学省学園艦教育局長に転生した私はどうしたらいいのだろうか〜   作:トマホーク

56 / 79
※西住みほ視点です。


お気に入りが7000を突破した!?(吐血)

本当にありがとうございます。
m(__)m

というか、何気に文字数も10万文字に到達してる……(;´д`)

とまぁ、私的な話はさておき。

活動報告の方でも書きましたが……ガルパンの続編『最終章』の制作が決定!!

こんなに嬉しい事は無いですね。

ガルパンの続編の制作が決定!!するなんて。

大事な事なので2回言いました。(笑)

あぁ、公開が待ち遠しい(´∀`)

……うん?

続編の制作が決定したという事は……この作品……終われなくなっちゃったんじゃ?(;´д`)


改竄

みほside

 

「無理な戦いという事は分かっている。だが、必ず勝って皆で大洗に、学園艦に帰ろう!!」

 

「「「「おおぉぉ〜〜ッ!!」」」」

 

……会長が取り付けてくれた大学選抜チームとの試合。

 

これに勝てば廃校が本当に撤回されるって事でみんな喜んでいるけど。

 

「……話が上手すぎるな」

 

「西住殿、やはり……これは廉太殿が……」

 

「……うん」

 

麻子さんや優花里さんの言う通り、話が出来すぎている気がする。

 

やっぱりおじさんは私達のために……そうじゃなきゃわざわざ試合を設けるなんて事はしないよね。

 

「それじゃあ、ちょっと車長の人は集まって。今後の話するからさ」

 

「「「「はーい」」」」

 

「……」

 

そうだ、おじさんと言えば……。この前はせっかくお話が出来るチャンスだったのに。

 

いくら廃校撤回の為に裏で動いているっていう隠し事があるからって何も言わずに逃げちゃうなんて酷いよ。

 

……それに、おじさんと一緒に居た子は一体誰だったんだろう?

 

「みぽりん、会長が呼んでるよ?何か車長の皆に話があるんだって」

 

「え?あ、うん、分かった。行ってくるね」

 

「うん、行ってらっしゃい」

 

いけない。今は試合の事を考えなくちゃ。おじさんがくれたチャンスをモノにするために。

 

けど……やっぱりあの子の事が気になる。

 

「社会人を破ったチーム!?」

 

「いくらなんでも無理ですよー!!」

 

「無理は承知だよー」

 

「西住、どう思う!?」

 

「……」

 

仲が“凄く”良さそうに見えたけど。手まで繋いで。まさか……違うよね?

 

おじさん、私との約束を破ったりしてないよね?

 

「に、西住?どうした?お前が握ってるペン折れてるぞ?」

 

「え、あ。すみません。何でもないです。えと……この選抜チームの隊長……どこかで見た気が……あっ!!」

 

この子……おじさんと一緒に居た子だよね……。

 

良かった。あの子、おじさんの隠し子とかじゃ無かったんだ。

 

「天才少女って言われてるらしいな。飛び級したとか」

 

「島田流家元の娘なんだよね……」

 

……へぇー島田流の。メールでお祖母ちゃんに教えてあげないと♪

 

「つまりこの試合は島田流対西住流の対決でもあるんだなぁ」

 

「で、相手は何輌出してくるんですか?」

 

「……30輌」

 

戦車道大会の決勝戦の時よりも戦力差があるんだよね。

 

しかも、相手の人達は各大学から選ばれた優秀な人ばかり。

 

もっと言えば、一時期おじさんが教官を勤めていたチームの人達。

 

車輌数の前に技量の差でも大変……。

 

「「「「えぇ!?」」」」

 

「もうダメだ!!西住からも勝つのは無理だと伝えてくれ!!局長と仲がいいんだろ!?お前が言えば少しくらい譲歩してくれるはずだ!!」

 

「多分……私が言ったとしても意味は無いと思います。おじさんは戦車道に厳しい人ですから」

 

それに戦車道が好きなおじさんの事だから、この試合の事を純粋に楽しみにしてそうだし。

 

「そんな……なら、どうやって勝てと言うんだ」

 

「確かに今の状況では勝てません。ですが……会長がこの条件を取り付けるのも、おじさんがこの試合を成立させるのも大変だったと思うんです」

 

「「「「?」」」」

 

……あれだけおじさんの事を教えたのに、みんなまだおじさんの事を誤解してる。

 

でも、きっと最後には分かってくれるよね。

 

「普通は無理でも戦車に通れない道はありません。戦車は火砕流の中だって進むんです。困難な道ですが、勝てる手を考えましょう」

 

「はい」

 

「分かりました」

 

とにかくちょっとでもいいから勝機を見いださないと。

 

「――今回の試合は殲滅戦ルールで行って頂きます」

 

……嘘。道案内をしてくれたおじさんの部下の人が児玉理事長さんを連れて戻って来たと思ったら……試合が殲滅戦ルール……そんな。

 

「殲滅戦って何だったっけ?」

 

「相手の車輌を全部やっつけた方が勝つんだよ」

 

「そうなんだ〜」

 

「あ、あの!!30輌に対して8輌で、その上突然殲滅戦というのは……」

 

フラッグ戦だったとしても厳しいのに殲滅戦……。

 

「予定されるプロリーグでは殲滅戦が基本になっていますから、それに合わせるのは当然です」

 

「こちらの高島さんが言った様に、もう大会準備は殲滅戦で進めてるんだって」

 

「辞退するなら早めに申し出るように。以上です」

 

どうしよう……。




殲滅戦ルールの適用の事を役人が言いに来なかった理由は次回(明日)、明らかになります(;´д`)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。