FINAL FANTASY X ≪ーAnother story≫   作:ふゆー

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第三章 約束の地
①幻光河


日はすでに地平線に姿を消し、橙に染まっていた雑木林に陰が落ち始める。

ティーダは息を切らしながら幻光河へ続くじゃり道を走っていた。この時刻になると灯りが乏しくなり、足元が見えずらく、多少おぼつかなくなる。

先の見通しがきかない視界の中で、それでも目をこらしながらユウナを探すティーダのなかにはとめどなく今までの想いが流れていた。

今となって振り返るも、何が正しかったかなんて、結局わからない。自分の境遇にたいして何一つ納得もできずに解決できないまま引きずってきた。

いろんな気持ちが巡り巡って、そして迷いながらも、今ひとつの答えにたどり着こうとしていた。

“この先に・・何が待っていようと俺の気持ちは変わらない”

その決意に呼応するかのように幻光河の水面が、小刻みに揺れ始める。

『決めたのですね』

その澄み切った声はティーダの芯に響くように語りかけてくる。

「え?」

ふいに走っていた足が止まった。周りに誰かいるのか見渡すが、人気(ひとけ)は全くない。静まり返った風景だけがそこにはあった。今の声は気のせいだったのかとおもい、再び歩き出す。

ポチャン。

水が弾ける音が印象深くティーダの耳に残った。やはり何かが気になりもう一度だけ、ティーダはちらりと振り返ってみた。

じゃり道から土茶の脇道にはいり暗がりの雑木林をさらに進み、それを抜けた先。

視界が開け、正面に幻光河があらわれた。塞ぎるものは何もなく、見渡す限り河が一望できた。

「・・すげぇ!?」

ティーダは感嘆とともに、その光景に息を飲むしかなかった。

幻光花に集まる幻光虫の光で、河の水面には虹色の花が無数に咲き誇っていた。水面には遊ぶように、幻光虫が涼しげに舞っている。

しばらくその幻想的な風景に魅了され、立ちつくしていた。周りにも同じような人たちがおり、皆同じように魅入っている。

幻光花に誘われる(いざなわれる)ようにティーダは自分の想いを描き出す。

“ユウナは強くて真っ直ぐで、けど一人で全部抱え込んで無理したり‥守りたいって思った。‥ガードとして?”

ふと、その歩みがとまった。視線を足下へと送る。

“違う。いつの間にか俺が守るべき人へと変わっていたんだ。もう止まらない、俺は‥”

強く手を握りしめるティーダ。再び正面を向き、さらに強い決意がこみ上げてくる。

「?」

ティーダの進む先に、うっすらと闇の中で浮かぶ影がみえた。目を凝らすティーダ。

最初は巨大な樹かと思われたそれは、ふわふわと宙に浮いていて、違うことがわかる。

さらに近づくにつれ、その姿がはっきりと視えてきた。ティーダの緊張が一気に高まり、身構える。

それはグラン化をしたボムであった。通常のボムに比べ、何倍もの大きさを誇っており、頭のてっぺんからは、紅炎の湯気のようなものが噴出していた。その周囲にはプティのボムたちが取り囲んでいる。

暗闇の中に突如として現れたので、ぎょっとしながらも苛立たしさが沸き上がってきた。

「あ゛ー。もう、邪魔すんなつうの」

ティーダは腕を大きく振り払いながら、剣を抜き構えた。そして、ためらうことなくグランボムへ向かって走り始める。

グランボムはティーダの戦意に反応し、巨体を軽やかに反転させながら襲いかかってきた。

ティーダはプティボムたちの突進を、疾走しながら避けていき一気に突き進んでいく。そしてグランボムを斬りつける直前に属性力を発揮させた。滑り込むようにグランボムの横面を斬りあげる。

グランボムがぐらついたところをさらにリミットを発動させ、一気に仕留めにかかった。

後方からボムが迫ってくるが、ティーダはおかまいなしに、リミットを叩き込んでゆく。

グランボムの頭上から連続攻撃が次々と決まった。青の閃光が巨体を切り刻んでゆく。

最後の一撃で、グランボムは地面に叩きつけられ、地の底を這うようなうめき声をあげた。

「おし、手応えあり」

着地と同時に、ティーダは跳ねるようにその場から飛び退き、プティボムの追撃をかわす。

プティボムが一斉にティーダにめがけて襲いかかってきた。

あとは、雑魚だけだとティーダがボムたちの体当たりを次々とかわしていく。その間にグランボムは再びゆっくり宙に浮き、小刻みに揺れ始めた。

ティーダは戦闘の最中、視界の端にその光景を捉える。グランボムは宙に浮いたまま、その位置から動く気配がない。 

すぐにティーダは異変を察知した。そして、その嫌な予感は現実のものになることとなる。

グランボムはみるみるうちに大きくなり、目を見張るほどの巨大化を成し遂げていった。

ティーダはこれが何を意味するのか経験則から悟り、表情から余裕が消える。自爆を図っているのに感づいた。

「な・・」

ティーダは一瞬、怯んだ。周囲に人がまばらにいる状況の危うさにいち早く気づく。

「まさかここで爆発なんて、まずいだろ」

辺りには幻光河を背にしてグランボムに気づいていない観客たちが、まばらに歩いていた。

ティーダはすぐに周囲に向かって叫んだ。

「今すぐここから離れるんだ!早く」

張り詰めた声に周囲の人々は、グランボムの存在に気付き、身の危険を察して逃げていく。

ティーダは人々を遠くへ誘導するためにさらに声を絞って叫んでいた。

その時。

「!?」

気づけばティーダは思考が停止して、声が止まっていた。目に映るその姿を凝視しざるを得ない。

すぐそこに、樹木の陰にユウナの姿があった。そして硬直してこちらを見ているティーダの姿に気づいた。

ユウナは思いつめた顔をしながら、ティーダに駆け寄ってきた。ちょうどそこからは巨木が邪魔をしてグランボムが見えていない。

ティーダはここから逃げるように叫ぶも、それを塞ぐように逃げ惑う人たちの騒ぎで声はかき消され、聞こえることはなかった。

人が押し寄せてくる中、逆流を遡るように人の間を縫ってユウナはこちらへと来る。

焦るティーダは再度、グランボムをみた。通常のボムの何十倍もの大きさに膨れ上がっている。

そして紅炎に輝き始めた。夜なのに、そこだけがまるで昼間のように明るかった。今にも爆発しそうな緊迫した状況。

さすがのユウナも、グランボムに気づき、どうしていいか分からずに立ち尽くしてしまう。

ティーダはユウナへ走り出していた。

「ユウナ!」

「!?」

ユウナはティーダが飛び込んでくる姿に、動揺した。整理が全く追いつかないまま、ティーダに抱きつかれる。

ティーダは無我夢中でユウナを抱え河へ飛び込んだ。

河に入ろうとした瞬間、後方でグランボムが大爆発を起こす。

一瞬の強い煌めきのあとに二人は激しい爆風に煽られ、水のなかに叩きつけられる。

奔流に任せるまま、二人は幻光河奥深くへと流されていった。

 

 

ポタッ‥。

天井にある水滴が、自重に耐え切れず落下していく。それは雫としてユウナの頬におち、静かに流れていった。その刺激に瞼がぴくりと動く。

「ユウナ?」

ティーダはユウナを両手で抱えて顔を覗き込んでいた。自身の髪から滴り落ちる水がユウナにかからないようにかきあげる。

しかしユウナは呼びかけに反応することなく、静かに眠ってしまったかのように呼吸をするのみであった。

その様子を、見ていることしか出来ないティーダは歯がゆさを覚える。

見つめたまま時間だけが過ぎ去っていく。

「んっ・・」

しばらくしてユウナはうっすらと目を開いた。

ほっとして安心するティーダの頬面がくずれ、表情が和らいでいく。不安が一気にほぐれていった。

ユウナの薄れる意識の中、視界に広がるのはティーダの心配そうな顔。とても不安そうな表情でこちらをみている。

なんの前触れもなく、突然目の前に現れた。

これは夢なのか、現実なのか。幻かのか、本物なのか。

「・・キミなの?」

ユウナは消えそうな声で、静かに問いかけた。

「・・ぁあ」

ティーダは笑おうとするが、うまく笑えずになぜか泣きそうになってしまう。今、自分がどんな顔をしてユウナと接しているのかよくわからない。

ユウナは先ほどよりも、少し大きな声で

「・・本当に、キミなんだよね?」

と、確信を得ようといま一度問いかけた。

それを聞いて、ティーダは何かを飲み込むかのように一瞬、顔をさげた。

そして、もう一度、ユウナを見ながら

「ぁあ、俺だよ!」

と、感傷的な声を発する。

二人の近く、洞窟の壁から湧き水が流れ出ていた。幻光虫を含むその光の水は脈打つように、様々な色を奏でては、多彩な彩りを見せている。

ユウナは秘めたる想いの蕾が花開くように喋り出した。

「試合を目にした時もあの時も・・」

(「『シン』は復活なんてしてない、復活・・しない!そうだろ」) 

「キミなんだって思った。でも、そんなはずないって私、今もまだ・・」

ティーダは、とても優しそうな笑みをこぼし、ユウナの髪を触れるようになぜた。なぜだかユウナはその笑顔をみて、また消えてしまうのではないかという錯覚を覚える。

「皆が無事なら元気で居てくれたならそれで良いって思ってた・・」

ティーダは真剣なまなざしをユウナへと向けた。

「けどまたこうやってここに俺はいる」

ユウナも、ティーダを見つめ返す。その瞳の奥に何があるのか捉えるように探る。

「なんつーか、ただずっと考えないようにしてた」

もう一度、ティーダは笑いかけるが、そこにはどこか壊れそうな儚さが含まれていた。

「・・じゃないと、会いたくなるだろ」

そこで初めて本音のようなものがポロリとこぼれ落ちたような気がした。ユウナ自身も胸が苦しくなり泣きそうになってしまう。

「・・わからないんだ。状況も、これから先の事も」

ユウナは、ティーダの頬に触れる。

ティーダは手のひらから伝わる確かな温もりを感じた。

「ねぇ、もうキミ一人の物語じゃないんだよ」

押さえきれないユウナの感情が涙滴となり頬を流れ落ちてゆく。

ティーダはユウナを静かに抱き寄せた。

「・・勝手で本当にごめん」

二人は互いの肌の温もりを感じつつも、漠然とした不安、これからの未来に心臓が締め付けられそうな痛みをともなっていた。

これからどうなるかも分からない。その状況の中で、こうして再び出会った。とても嬉しかったが、それ以上にどうしようもない不安の方が大きかった。

「知ってるよ」

ユウナもティーダの腰に手を回し、二人は静かに抱きしめあった。

お互いの鼓動を感じあう。今はそれだけでいい、それだけで十分だと、二人は互いの温もりを感じあっていた。

辺りの幻光虫もその鼓動に合わせるかのように光り出す。ティーダも、ユウナも喋ることなく、互いの存在を確かめ合いながら、静かな時間が流れた。

“伝えたい事が言葉にならなかった‥。言葉に・・出来なかった”

 

「戻ろう。・・皆心配してる」

「うん・・」

こくりとうなづくユウナ。意識はすっかり戻り、身体も十分に動かすことができた。

ティーダは先に立ち上がり、ユウナに手を差し出す。

ユウナはその手に支えられながら引っぱられるようにゆっくりと立ち上がった。

お互いに立ち上がったところでユウナはティーダをじっと見つめた。

「ん?」

急にみつめられてティーダはくすぐったい気持ちになる。何か変なところでもあったのかと自身の体をまさぐった。

「なんか変な感じ」

ユウナは3年の月日がもたらした経過を実感していた。ティーダの雰囲気が変わったのを実感する。

「・・あれから3年だもんな」

しみじみとした声を出すティーダ。

時間の実感はともなわないが、月日が流れたことをこの旅の中、要所要所でたしかに感じていたことであった。

ユウナは一歩さがり、両手を腰のうしろのあたりで組みながら

「私、変わった?」

と、興味がかった声と、そして関心めいた瞳を向けた。

問われ、ユウナの上から下までをゆっくりと眺めるティーダ。

「んー・・髪が長くなってる?」

首をかしげながら、ティーダは何かに気づく。

「つうか、ユウナ小さくなった?」

と、ユウナを見下ろした。

ティーダはユウナに近づき、身長の差を自分の手でお互いの頭の頂上につけて計り比べた。

「それはキミの背が伸びたからだよ!」

ユウナは笑いながら、ティーダを見上げる。

言われティーダもハッとし

「そっか、言われて見れば!」

と、一緒になって笑った。

一息ついて、洞窟に静けさが戻る。水の滴る音響があちらこちらで響いていた。

会話のない空間で、再び二人は見つめ合った。

ユウナから優しい笑みがこぼれおちる。

「助けてくれてありがとう」

にかりと笑うティーダ。

「助けられてばかり・・だね」

と、ユウナは少し陰を落としつつ申し訳なさそうにいった。

ティーダは変な顔をしながら

「・・?なんだよ、俺を誰だと思ってんスか」

不思議そうにユウナを覗き込んだ。

「え?」

ユウナが顔をあげると、間近にティーダの顔がある。

「酷いなぁ」

言いながらも、楽しそうにティーダは笑った。

きょとんとするユウナ。ティーダの真意が分からずに、首をかしげる。

「大召喚士のガードだぞ!」

と、パンチを連打する素振りをしてみせた。

ユウナはやっと合点がいき、思わず吹き出すように笑い声が漏れる。

「やっと笑った」

優しい笑みを向けるティーダ。大人びた表情をユウナにみせる。

ユウナは不意にみせたティーダの表情にドキッとした。そして、気づかいと優しさに、とても温かい気持ちになった。

「ありがとう。」

ユウナは感謝をしながら、ティーダの後ろをついていった。

 

二人はここを出るため出口を探そうと、洞窟内を歩き始める。

洞窟内の壁全体が幻光虫を含む水で湿ってっており、そのため淡い光が呼吸をするように点滅を繰り返していた。

「河の中に洞窟があるなんてな」

ティーダの声が洞窟内に反響する。

ユウナも壁を触りつつ、天井をあおぎながら

「とても古くからあるみたい・・。空気が澄んでる」

と、この洞窟の存在自体にとても驚いていた。

洞窟の出入口は、河の水と洞窟内の空気とで境界線となっていた。

そこから脱出しようと試みるティーダたち。

『こちらへ・・』

突然、清涼な声が聞こえてきた。とても澄んだ音色、混じり気のない水が滴るような韻を含んだような響き。

二人はともにその声に反応し、立ち止まった。

不思議な音色の声にユウナは、どこから響いてきたのか不思議におもう。

心に直接語りかけてくるような音響を奏でていた。

「この声・・? (『決めたのですね』)」

それは幻光河でユウナを探しているときに聞こえた声と同じものであった。

ユウナは驚きながらも

「キミにも聞こえた?」

と、ティーダをみる。

うなづくティーダ。

ユウナは目を閉じ、心の奥底に響いた声から何かを感じ取ろうとしていた。

「この感じ・・、祈り子様だよ」

「祈り子!?」

ユウナから発せられた予期せぬ言葉にティーダは目を見開く。

二人は洞窟の奥を見た。

幻光虫が宿すうっすらとした光源の中、洞窟はどこまでも続いていた。

「・・行こう」

ティーダは決意を固め、ユウナをみた。

「行って確かめよう」

言いながら手を差し出す。ユウナも頷きその手を取った。

 

洞窟内は長い年月をかけての侵食で出来たいくつもの天然の池や、地下水脈の川がある。

水が滴り落ちる音、川のせせらぎが洞窟内に多重反響を及ぼしていた。下へと降るように細く枝分かれした道がどこまでも続く。

湾曲した道を抜けたところでプティの魔物の群れが出現した。

「ユウナ!」

ティーダは、ユウナを守るように前面に出た。魔物の群れはティーダたちに気づき、威嚇をしてくる。

「はい!」

ユウナも杖を携えて、戦闘の態勢をとった。敵を見すえながら硬く口を結ぶ。

ティーダは先手必勝とばかりに、魔物に向かって走っていく。同時に蛇の魔物が飛び込んでくる。ティーダはそれをかわしつつ、振り向きざまに剣を振り上げる。蛇の魔物は胴を真っ二つに裂かれながら壁にたたきつけられた。

人の身長ほどもある貝殻をまとった魔物が、攻撃態勢をとる。

貝殻からはいくつもの穴があり、そこからティーダに向かって水弾が発射された。その水弾を剣で弾きながらティーダは邁進していく。

接近し斬りかかるも、魔物は硬い殻に覆われておりはじかれてしまう。攻撃が通らないことを察したティーダはおうとつのある壁を足場にして登っていった。

そして天上近くまできたときに、そのまま剣の刃先を下にして空中落下を開始した。

貝の魔物は水弾を狙い放つも、ティーダは身をよじりかわしながら、加速をしていく。

そして属性力を加味して魔物に突っ込んだ。貝殻は軽快な音を立てて割れ、串刺しとなる。

敵陣後方にいる魔法特化の魔物、青色のエレメントが魔力をためてティーダに今まさに黒魔法を放とうとしていた。

しかしユウナの準備は整っていた。白魔法が先手を切り、聖なる刃がエレメントの頭上から落ちてきた。エレメントはそれを喰らい、体を構成する石が粉々に砕け散っていった。

魔物たちを倒しきるティーダたち。水が反響する音が蘇ってくる。

魔物を倒したときに現れた幻光虫は、周囲の水に吸い寄せられ吸収されて消えていってしまった。

ティーダは剣を収めながら

「その属性‥?」

と、戦いの最中ユウナが使用した攻撃型の白魔法に興味をもった。

「ブラン属性だよ」

「ブラン・・」

と、ユウナの言葉をティーダは反芻する。

「覚えるの大変っス・・」

少しうんざりした気持ちでティーダはうなだれる。

ユウナは笑いながら

「クリスタルが普及するようになって白魔法にも攻撃型の力が備わったんだ」

と、アクセサリーにはめているクリスタルをティーダに見せた。

ユウナはぽつりと言葉をこぼす。

「本来は‥そう言うものだったのかな」

「・・本来か」

ティーダも、これまでの経緯を振り返りながら、ひとつの事実を思いだした。

「そういや黒魔法は元々使えてて白魔法も一応だけど、他の魔法(属性)はクリスタルが普及してから使えるようになった・・んだよな?」

「そこなの、まるで・・封じられていたみたい」

会話の中で重要なことがぼんやりと姿かたちを表してきたのを二人は実感する。

未だ知りえない歴史から葬られた過去が垣間見えたかのようであった。


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