しゃるてぃあの冒険《完結》   作:ラゼ

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いい塩梅ってのは難しいものです、今回は動きがない話。最近オバロ二次が増えて嬉しいですね。目新しい設定や斬新な設定が増えてきて、とても楽しめますな。


戦士長の死、そして失くしたモノ

 

「…という訳なので、まずはエ・ランテルの方へお願いしますね、シャルティアさん」

「了解でありんす。ほれ、行きんすよクレマンティーヌ。いつまで頭をさすっているでありんすか、なんならわらわが優しくコスってあげんしょうか?」

「も、もう大丈夫だから! 準備万端ですハイ!」

「おや、それは残念」

 

 各々シャルティアに攻撃をくらった箇所を擦りながら、呆けた頭で考える。何かおかしい。なんだかここ数十分の記憶がすっぽり抜け落ちているような、と。

 急にシャルティアがSMプレイをしたくなったという、至極まともな理由はあれど、やはり完全に違和感は拭えない彼女達。しかしそれに気を取られてばかりもいられないため、ラナーが語った話へと意識を移す。

 

「しかし王国戦士長が強姦魔の疑いを掛けられて拘束されているとはな……もう王派閥終わったんじゃないか?」

「ちょ、ちょっとイビルアイ! 何てこというのよ!」

「まあその誤解を解きに今から行くんだからよ、いくらなんでも大丈夫じゃねえか?」

「馬鹿達が『王国戦士長ともあろう者が、そのような誤解を受ける行動をすること自体非難されるべきではないですかな?』とか言いそう」

「ティアに同意」

「ぶふっ! 今のブルムラシュー候?」

「48の暗殺技の一つ」

 

 ティアが王国一の裏切者と名高いブルムラシュー候の物真似をし、ラキュースが吹き出す。元暗殺集団頭領の面目躍如である。ちなみにそんな暗殺技は存在しない。

 

 場が落ち着きラナーからシャルティアへ初の指示が出されたのだが、それは王国戦士長を謂れなき罪から解放せよとの指令だった。先日シャルティアにノされた後放置されていたガゼフは、なんとエ・ランテルの警邏部隊にとっ捕まってしまったのだ。まあ深夜とはいえあれだけ長い剣戟の音をさせていたのだから、目撃者が居てもおかしくはない。だがガゼフにとって不幸だったのは、目撃されたのではなく声を聴かれたということに尽きるだろう。

 

 その証言者……というより通報者だが、その者によると『か弱い乙女を襲う無頼漢――このシャルティア・ブラッドフォールンが成敗――』などという断片的な声が聞こえたそうだ。戦闘音が止み、おそるおそる覗いてみたところ少し髪の薄い、見るからに不逞の輩といった男が倒れているではないか。

 

 通報者は確信した。きっとシャルティア・ブラッドフォールンなる正義の女性がこの暴漢を成敗し、しかし被害者の女性は襲われたことを――貞操が散らされたことを公にしたくなかったため、この男を放置したのだと。ならば、ならばどうするか。

 通報者は、この街を愛している善意の民だ。エ・ランテルを強姦魔が蔓延る恥ずべき街にはしたくない。ならば国にしょっ引いてもらわなければと考えるのは当然だ。なにより髪が薄い。犯罪だ。

 

 結論として、王国戦士長は強姦魔の疑いをかけられエ・ランテルのとある場所で事情を聞かれているのだ。そしてそれとともに、シャルティア・ブラッドフォールンなる女性の捜索も同時に行われているそうだ。そんな情報が王女の耳に入ったため、シャルティアに誤解を解いてくるようお願いしたわけである。

 

「まあ被害者女性(誤解)と助けた女性(誤解)が揃って行って、更に私が二人の身分を保障すれば問題ないでしょう? なんたって私は『蒼の薔薇』のリーダーだもの。リーダーだもの」

「別に自分に言い聞かせなくてもお前は立派にリーダーだぞ、ラキュース」

 

 イビルアイは別格だから仕方が無かった。シャルティアは別格どころか別次元だから仕方なさすぎた。しかし微妙に自分より強いクレマンティーヌが入ってきたことで、リーダーとして少し自信を失いかけているラキュース。もはや『蒼の薔薇』内の強さの序列で言えば真ん中なのだ。もちろん状況や体調、その他諸々で勝敗は変わるだろうが、それでもラキュースは自身が英雄の域に達しており、メンバーの中でも突出しているという自負があった。

 

 けれど明確に自分よりも強い者がこうコロコロと入ってくれば自信を失うのも仕方ないだろう。だからラキュースは自分に言い聞かせるようにリーダーという単語を主張する。「秘めたる第二の人格、キリネイラムの意思が覚醒すればたとえシャルティア相手でも私は対等に戦える」――そんな妄想をしながら。

 

「ほう。ラキュース、ぬしにそんな力があったとは……法国との戦いの折には期待させてもらうでありんすよ」

「えっ」

「魔神と国堕としが居るパーティのリーダーが普通な訳はないと思ってたけどー……やっぱそういうことだったんだ。本格的に法国裏切ってよかったわーマジで。何が王国は腐りきってるよ、むしろ熟してるっつーの。仕事しろボケ風花聖典め」

「えっえっ…?」

「リグリットの意味深な言葉は……そういうことだったのかラキュース。私達がそんなことでお前への信頼を損なうとでも思ったか? 見損なうな。たとえ魔剣の意思に乗っ取られようが、私達がお前を見限ることなどない。どんな手段を使おうがお前を取り戻してみせる」

「え、いや、ちょ」

「リーダーなら大丈夫。信頼してる」

「ボス、かっこいい」

「やっぱお前さんが相応しいってこった、リーダー」

「ぼふぉっ、いや、ちょっと待って…」

 

 妄想をする時は周りに人が居ないか注意しよう。もしかするといつの間にか口に出しているかもしれないぞ!

 

「さ、行きんしょう。ガゼルだかトロールだか知りんせんが、つまらん男のせいで時間を取られるのは好かんでありんすよ」

 

 誤解をそのままに、ラキュースは黒い靄に引きずり込まれて涙目である。中二病は程々にしなければこのような目にあう、典型的な例であった。

 

 シャルティアの次なる冒険。今度の供は狂気と中二。きっと何かは起こるだろうが、きっと喜劇に他ならぬ。さあ、始まり始まり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人の記憶とは、いったいどれだけ信用のおけるものなのだろうか。それは生物学や脳科学的な観点から考えれば、とても信用などおけるものではないと返ってくるだろうか。薬、催眠、魔法、その他諸々の要因で容易く改竄されるもの。それが記憶だ。

 

 そんな外的要因などが無くても、人は容易に記憶を書き換える。典型的な例を出すならば――例えば我儘で自己愛の激しい人物が居たとしよう。我儘なその人物にとって不都合で、人に知られたくないことが起きてしまった時、それが明るみにでる前に嘘を吹聴し真実を捻じ曲げる行動に出たとする。

 

 それはどんな人間でもやってしまう可能性があるものではあるが、上記のような人間は時にその吹聴した嘘を自分の中ですら真実にしてしまうことが間々ある。

 

 このように、外的要因があろうがそれ以外の要因があろうが人の記憶などあてにできるものではないのだ。しかしそれを考慮しても、この世界――この王国において、一般市民が語る証拠すらない証言と、信頼と実績ある王国戦士長の証言など比較するまでもなく重さが違う。

 

 貴族が権力を振りかざし、下の意見など聞き入れられぬこの時代。たとえ本当に犯罪が起きたとしても揉み消されることは当然であるし、王国戦士長ともなればそのへんの下っ端貴族などは及びもつかぬ権力はある。故に彼が気絶から覚めた時、そして王国戦士長だと確認が取れた時に、強姦の事実などなかったと一声発すればなんの問題もなかっただろう。

 

 しかし、しかしだ。ガゼフ・ストロノーフ王国戦士長はあのシャルティア・ブラッドフォールンの一撃を受けて昏倒したのだ。あの伝説の国堕としすら記憶がすっ飛んでしまう一撃、いや、それよりもかなり強い攻撃を受けたのだ。

 

 それがどういう効果を引き起こしたかというと――端的に言うと、彼は記憶を失っていた。自分の名が解らず、自分の生い立ちが解らず、この街の名すら思い出すのに時間がかかったほどだ。常識ともいえる知識はそれなりに出てくるものの、己の立ち位置だけは全く解らない。とはいえ王国の至宝を纏っている上に、上流階級の人間には顔も有名なガゼフだ。偽物だという結論が出なかったことだけは幸いといえようか。

 今は取り敢えず、それなりの地位の者がつきっきりでガゼフの記憶を刺激して、何とか元に戻そうと四苦八苦しているところだ。

 

「貴方は王国戦士長、諸国最強の戦士にして王の懐刀。貴方が消えれば王派閥の立て直しは絶望的なのです、なにとぞ…」

「私は……私は……ガゼ…」

「おお! そう、そうですぞ! その調子です!」

 

 記憶とは脳と密接に関係しており、そして脳のメカニズムはたとえこの世界より文明の進んだ――そう、例えば脳を騙して疑似的に空想世界を体験させることができるような世界だとしても、完全には解明されていない。簡単な会話による刺激が記憶を掘り起こす可能性も否定はできないだろう。現に、今彼は自分の名前が少し出てきそうになっているのだから。

 

「ガゼフ……ビーフストロガノフ…?」

「惜しい! もう少し文字を少なくしてくだされ! そこまで味わい深くはありませんぞ!」

 

 確かに惜しい。色んな意味で美味しい王国戦士長。

 

「ガゼフ……ガノンドロフ…?」

「似ていますが、もう少しだけ方向性を変えて! 力のフォースを暴走させない感じで!」

 

 聖なるトライフォースをもってしても、記憶は取り戻せそうにないようだ。ちなみに彼の手に三角の痣などは当然ない。

 

「思い……だした! そう、私は……ガゼフ・メトロノーム!」

「もう一声! リズムを変えて!」

 

 頭を押さえて一定のリズムで首を振る王国戦士長。そのテンポの良さは、まさに王国戦士長。だが思い出していないぞ、王国戦士長。まあ彼の剣は聖剣ではないので仕方ない。

 

「おおそうだ! 私はガゼフ・ストロング! 強靭! 無敵! 最強ォォ!」

「間違ってはいませんが、もうちょっと! 山脈の白竜に会いに行ってはなりませんぞ!」

 

 …とまあ、四苦八苦どころか四十苦八十苦ぐらいはしているようだ。後ろで見ている都市長も冷や汗だらだらである。いったい何があったというのか、法国の特殊部隊の尋問を行っているとは聞いていたが、やはり逆襲にあって記憶を操作されたのだろうか。そんな疑問が彼の脳内をぐるぐると渦巻いている。

 

 しかしそれもこの瞬間で終わりだ。何故なら蒼い薔薇が三本、この地に到着したのだから。

 

「ご機嫌麗しゅう! カプル・ソシエハイムとやらが困っていると聞いて、わらわが来てやったでありんすよ!」

「お嬢お嬢、ガゼフ・ストロノーフね」

「どっちでもいいでありんす。とにかく、そのガゼフとやらの罪は勘違い。このシャルティア・ブラッドフォールンが保証しようではありんせんか!」

「というかシャルティア、勘違いだって解ってたの…?」

 

 そこは聞いてはいけないお約束である。とにかくいきなり現れた彼女達ではあるが、アダマンタイト冒険者のプレートを引っ提げて――ラキュースだけだが――現れたのだから、場が騒然とするのも仕方ないだろう。ラキュースが『蒼の薔薇』を名乗り、残りは新人ながらも実力は折り紙付きだと説明をする。そして本題の強姦事件のことも、単なる勘違いだということも。しかし――

 

「記憶喪失……ですか。それはまあ、なんというか…」

 

 なんというか、かんというか。いきなり知り合いが記憶喪失などと言われても、普通は反応に困るだろう。生憎とラナーへ報告が上がってきた時には、そこまでの詳細は解っていなかったのだ。ラキュースの困惑もむべなるかなと言ったところである。

 

 茫洋としているガゼフからは、確かにいつもの覇気は感じられない。もしやシャルティアがなにかしたのかと視線を向けるが、コテンと首を傾げている様子にそれもなさそうだと、ちょっとドキドキしながら視線を戻すラキュース。

 

「ふーむ……少し強く殴りすぎたでありんすかねぇ。それとももう一度叩けば治りんすか? ちょっと試してみんしょう」

「…! お嬢、私がやっていい?」

「うん? 別にいいでありんすが……加減を間違えんように気をつけなんし」

「はーい」

「ちょ、ちょっと待ってくれ! 君達はいったい何を……いや、それより戦士長殿の記憶喪失の原因はまさか…!?」

「黙りなんし。暗がりで男が女を襲っていたなら、どちらを助けるかなど解りきっていんしょう? そもそも発端はその男が勘違いでクレマンティーヌを襲ったことにありんす。非難される謂れは蚊ほどもありんせん」

 

 ぐっと言葉を詰まらせる都市長、そしてシャルティアが理路整然と話していることに驚愕するラキュース。もしかして夢なのかしらんと頬を抓るが、そんなこともなさそうだとしっかり現実を認識しようとした。それを見て手伝ってあげる、と頬を抓ろうとしてくるクレマンティーヌと暫しの攻防を繰り広げ、最終的に五ツネリ程された彼女の瞳にはうっすらと涙が滲んでいる。

 

 しかし彼女もなんだかんだで英雄級。二ツネリ程しっぺ返しを食らわし、クレマンティーヌの頬に赤みを残していた。これでレベル差がもっとあれば、ほっぺが抓られるどころか引き千切られる惨状が出来上がるのがこの世界の恐ろしいところである。

 

 まあそこそこの実力差があるとはいえ、ラキュースとクレマンティーヌは割といい勝負ができるくらいなあたり、仲良くできる土壌はあるのだろう。ある程度の年齢を重ねてしまうと、何かしらの共通点や親近感を感じる部分が無ければ、仲良くなるのは意外と難しいものだ。特に冒険者のような荒くれごとを生業とするものは、実力が近ければ信を得やすいものである。

 もちろん正反対――実力が近いからこそ嫉妬や憎しみのような感情を持つ者もいるだろうが。

 

 それはともかく、シャルティアの凄みにのまれた彼等はもはや口出しをすることなど敵わなかった。アダマンタイト冒険者の化物具合など、荒事を専門としていれば当然の如く知っている。たとえそれが街に存在する普通の兵士でもだ。

 そして都市長などの一般人程度の実力しか持たないものでも、シャルティアの実力は容易に推測できるだろう。なにせ情報が真実ならば、目の前の女性は王国戦士長すら上回る実力を持っているのだから。

 

「じゃあ一発目~」

 

 とても楽しそうに王国戦士長を殴ろうとするクレマンティーヌ。しかし記憶喪失とはいえ、黙って殴られる人間などそうはいない。当然の事ではあるが、ガゼフは立ち上がって応戦する。

 

「ちっ、黙って殴られればいいのに…」

「何か既視感を感じる、ような…?」

「あっはは! 私に蹂躙されたことでも思い出したー? …おらぁっ!」

 

 と、このように人間は自分の都合の良いように記憶を改竄できるのだ。君はけっして戦士長を圧倒してはいないぞ、クレマンティーヌ。

 

「何をぐずぐずしてるでありんすか、クレマンティーヌ」

 

 まったく、と溜息をつきながらガゼフを掴んで引き倒すシャルティア。その残像すら見えぬ動きと、記憶をなくしたとはいえ身体能力はそのままのガゼフを事もなげに引き倒す様を見て、その部屋に居た者達は驚愕の声を上げる。

 

「ありがと、お嬢。じゃあ……死ねゲフゥッ!」

 

 そして遂にクレマンティーヌの魔手がガゼフに到達しようとしたその瞬間、ラキュースの飛び蹴りが彼女を吹っ飛ばす。

 

「死ねじゃないでしょうがこのアホ! 私達が何しに来たかわかってるの!?」

「ああ!? 誰がアホよ、このラキュース!」

「ちょっ、私の名前を悪口みたいに扱わないでくれるかしら!?」

「キューちゃんなんてラキュースで充分だし。悔しかったら言い返してみればー?」

「ぐっ……この、この……バーカ、バーカ!」

「…………ごめん」

「謝らないでよっ!?」

 

 出身は貴族。そして冒険者になった後も仲間に恵まれ、生来の気質からも人の悪口などほとんど口にしないラキュース。悪意ある言葉に関して、語彙は極端に少ない。悪意の権化であるクレマンティーヌとの舌戦など勝敗は決している――と思いきや、あまりにもあまりだったため逆に毒気を根こそぎ奪われたようである。

 

「はあ……もういいでありんす」

 

 暴れる戦士長を意に介さず、押さえ続けるシャルティア。クレマンティーヌとラキュースのやり取りを見て呆れながら、もう自分でやるからと戦士長の首を叩き折った。

 

「あ」

「あっ」

「えっ」

 

 都市長が泡を吹いて倒れる。その他の人間も、あまりの光景に絶句して立ち尽くしてしまった。完全に曲がってはいけない方向に顔を向けているガゼフは、どうみても生きているようには思えない。

 

 というかどうみても死んでいる。

 

「…任務失敗でありんす。では、帰還しんしょう」

「はーい」

「駄目に決まってるでしょう!?」

 

 滝のような汗を流しながらラキュースは《死者復活/レイズデッド》の準備を始める。頭の中には《アダマンタイト冒険者チーム『蒼の薔薇』が王国戦士長を殺害!? 動機と事の真相を探る――》などと謎のキャスターが騒いでいる。けしてマジックキャスターではない。

 

 

 

 ――この後、目が覚めた戦士長はここ数日の記憶を全て失っており、色んな事実は闇の中に葬られることになった。しかし何よりの問題は、ガゼフの弱体化だろう。死によってレベルダウンした彼の実力は、王派閥の弱体化をより明確にしたともいえる。

 

 責任を追及するべき存在は既に消え、誰に聞いても口を堅く閉ざす。いったい何があったのだと唸るガゼフのその頭は、頭頂部の地肌が更に広くなっているようにも見える。

 

 ああ誰が言ったか、やはりこの世には髪も仏も居ないのだ。頑張れガゼフ、その苦労が報われるその日まで。





次回から話が動き出します。

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