召喚士タカヤのマーブル録   作:AUT

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今年は何すんだろあの人たち


20話 絶対に笑ってはいけない、ベローネ学院24時

 ども、タカヤっす。

キリヤの野郎が見せたいものがあるって言ったからベローネに来てみれば……

 

「な~にやってんのあいつ・・・?」

 

とりあえずサッカー部のメンツを潰すのはやめてさしあげろ

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 で、その後。闇の回廊内での会話がこちら

 

 

「おめぇいつの間にベローネ入った、ていうか編入試験はどうした」

 

「僕もちょっと思うところがあってね、それとあんな試験楽勝に決まってんだろ」

 

「ほ~ん、話変わるけどなんでサッカー部であんな騒ぎ起こしたし」

 

「部活に入る前の情報収集だよ、でもまさかあそこまで弱いとは思わなかった!あの藤ピーって呼ばれてる奴はまぁまぁやるとは思ってはいるけど全体的に弱いんだよなぁ…ほら、なんだっけ?タカヤが言ってた………一人でなんか回してる…」

 

「ワンマンチームって言いてぇのか、まぁ言いたいことはわかるけどあれでも人間からしちゃあ強豪だぜ?」

 

「そうそれ!逆にワンマンチームで強豪ってすごくない?あいつが指揮とか全部取ってたりして!」

 

「ありえん話じゃないがこれから大丈夫か?あんなプレイして、確実に目立つぞ?」

 

「そこなんだよねぇ……もうあきらめたけど、あっそろそろ着くよ」

 

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 次の日

 

「キリヤ、弁当忘れてるわよ!」

 

「おっと、ありがと姉さん!行ってくる」

 

「タカヤ、そろそろ幼稚園のバスが来る、用意しろ」

 

「ほ~い………イルクーボさん、そこにある帽子とって!ポチ、そろそろ検査引っ掛かりそうだからこれ以上食べちゃダメだぞ」 「(´・ω・`)クゥーン」

 

 

 

 

 もう普通の家族の朝の光景だぜこれ、笑えるんですけど。

 

 「いってきます!」

 

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「最近時間が進むの早い気がするんだ」

 

「あんたの勘違いじゃなくて?」

 

んなこと言ったって姐さん、おっとキリヤ発見!

 

「キリヤく~ん、駅前でナンパ失敗とか笑えるんですけど」

 

「ちょっと脅かしてやろうかね」

 

 

そういうと姐さんがでかい犬に変身して

 

 

 「珍しいんだわ」 「……………ぃっ⁉」

 

 「あんたがあしらわれるとはね、キリヤ」

 

 

人払いしてて良かったとつくづく思う、こんなん笑うわ

 

 

「馬鹿ね、冗談よ」

 

「わかってないなぁ、ポイズニー姉さん」

 

「わん?」

 

犬につられんの早すぎない?

 

 

「僕はあの二人に興味があるのさ、ピーサードとゲキドラーゴを倒したのは事実だからね。」

 

一理ある、そのための情報収集(ナンパ)ってわけね。

 

 

「簡単に始末しちゃ面白くないだろ?」

 

「言い訳が上手ね」

 

 

考えてることはバレバレってか、こっちにらむな

 

 

「そういう姉さんはどうなのさ、それより名誉挽回(めいよばんかい)の方法を考えたほうがいいんじゃないかな?」

 

 

 

キリヤだから許される(あお)り、これがピーサードさんなら消し炭になってるところですぜ

 

 

 

「あんたに言われなくてもわかってるわよ」

 

「よかった……頑張ってね、ポイズニー姉さん」

 

 

「ありがと、私の可愛い弟キリヤ」

 

 

 

 

 

 

 

「電車過ぎてるし姐さんいつもの格好(かっこう)だから人払いの結界の維持つらいんで早くしてくれます?」

 

 

「タカヤ、こういうのは雰囲気が大事なんだ。台無しじゃないか」

 

「そうよ、無粋じゃない。」

 

 

なんで俺怒られてんの…あとほんとつらいんで早く帰還してもらえます?

 

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研究発表会の日

 

「最近本当に時間の進み方が異常じゃない?」

 

「つべこべ言ってないでそろそろ準備しな」

 

 

今日はザケンナーを雪城達が持ってきた装置にしこんでそのまま裏のほうで姐さんと一緒にスタンバってます。雪城達の番で姐さんがこの施設のブレーカーを操って雷をザケンナーに注ぎ込む、溜まったら自動でザケンナーが暴れだす。難しい制御は必要ないタイプにしてあるからあんまし強くないけど……。

 

 

パリンッバリバリバリバリッ!!!!!!

 

舞台の証明から電気が装置に駆けていく、少しの崩落と観客の悲鳴が合わさってうるせぇ……避難誘導してる奴がいるけどあれってサッカー部の奴、まさか近くにキリヤの野郎が?まぁいいわ、寝てる奴がいるからそいつらに結界張っとくか(慈悲)。

 

 

 

そろそろいいかな?

 

 

 

「ザケンナー!」

 

 

そ~ら暴れろ暴れろ!

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

今、なんとも言えないことが起きています。

 

 

「やめてー、壊さないで!みんなの為に、ほのかの為に作ったんだもん!みんなでグランプリ取るために一生懸命作ったんだもん!」

 

 

 

ほんとだもん!ほんとにト○ロいたんだもん!

 

 

 

……ハッ!俺は何を……

 

 

「だからお願い!壊さないで!」

 

 

 

まぁもうザケンナーになってるんで叶わん願いですがね(ゲス顔)

 

 

「ザケンナーッ!!!」

 

 

意味のない雷が見知らぬ女子生徒を襲う!

 

まぁ美墨が助けたんで本当に意味がなかったんやけど

 

 

 

「なんてことするの!絶対に許さない!」

 

「どこかで見てるんでしょ、出てきなさいよ!」

 

 

「そ~んな声で言われると出ていきたくなくなるわよね~」

 

おぉおぉ、煽る煽る。

 

「このぉ!待てーーーー!」

 

 

「おぉ怖い怖い」

 

 

そう言って姐さんは壁の方向に跳ぶ、俺たちは壁をすり抜けられるけど奴は無理だったようで派手に激突していた………痛そう(無関心)

 

「ザケンナー!」

 

「さぁ、とどめを刺しておしまい!」

 

 

あっそれフラグ…

 

 

 

「ブラックサンダー!」「ホワイトサンダー!」

 

 

 

「姐さん俺いったじゃん!それ言ったら負けるっていったじゃん!」

 

「うっうるさいわねぇ!悪かったわよ!」

 

 

姐さんだけ撤退!俺はあとかたずけ!!もうやだこいつら!!!

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 「で、あそこで回廊使って見学してたキリヤ君、感想どうぞ」

 

「勝負を急ぎ過ぎてる感じがすごく伝わってきた。プレッシャーになっちゃったかなぁ……なんか悪いことしたな」

 

「気にすんな気にすんな、姐さんはそこまで弱くないの知ってんだろ」

 

 

次はどうすっかなぁ…




デデーン!タカヤ、アウトー!


因みにタカヤ君が人払いしてくれたので姐さんのギャグシーンはなかったことに……

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