19話 禁止ワード、カロリー
おっすおっす、タカヤです。
俺を連れ出しチョコレート販売を手伝わされました………俺も何を言ってるのか良くわかんねぇけど買いに来るおねぇさん方に
「お手伝い?偉いねぇぼく」
と褒められまんざらでもないです(役得)
そんなこんなしているうちにターゲットが接近中、ちょうど他のお客さんもいなくなったのでチャンスである!
「こんなところで何やってるんですか?」
黒いの…いや、美墨なぎさの方が来たか、もちろん変装しているので(姐さん監修)絶対にばれない自信がある。
「試食用です、お一ついかがですか?」「いかがですかー!」
チョコレートを勧める俺達、女の子は甘いものが好きだと相場は決まってるのである(例外あり)
しかしこの世界のチョコレートはあの戦争が終結、更には栗と言う第三勢力により和平交渉が進んでいるのか商品名が【チョコの山】ときた………実際に食べてみたけど柿の形が出てきたときは驚いた、山だからって混ぜればいいもんじゃねぇぞ!
そう考えてるうちに美墨がチョコレートを
「お姉さん、どうもありがとう!」
「いいえ、たっぷり味見してくださいね!」 「は~い!」
ちょろすぎぃぃぃっ!!!
「美墨なぎさ、ベローネ学院ラクロス部所属、スポーツ万能学院の人気者、好物はチョコレート、短所…おっちょこちょい……………私にかかればこんなものよ」
さすがっす姐さん
「…………………ねぇタカヤ、こんな簡単でよかったのかしら……逆に不安だわ。まぁいいわ、次よ」
姐さん…………
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すこし移動してビルの屋上へ来た俺達、早速石のありかについて聞き出そうとしたんだけど
「プリズムストーンはどこ?」
「……………zzZ」
「石はどこなの!?」
「姐さん、そいつ一度寝たらどうやっても起きないタイプの奴だよ。あとにしようぜ」
簡単にいったと思ったらこれだよ
「っ……あとでゆっくり料理してやるわ」
「え、姐さん料理できたっけ?」
「多少はね?それよりも次行くわよ」
はぇ~意外、ボケにマジレスされて妙な気分だけど作れるんだ。こんどキリヤのクソガキといっしょにおだててなんか作ってもらお
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「雪城ほのか、ベローネ学院科学部所属、
整理する時間が長いっすよ
「さぁ、やるわよ!」 「うっす」
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合図があるまで隠れてスタンバってます、姐さんがばb…………おばあちゃんの姿で雪城に接近、合図が出たら催眠特化のザケンナーをだす。
ね、簡単でしょ?(某アフロ絵描き)
なんだよ催眠特化って、意味わかんねぇよ!って聞いたら戦闘力は関係なく憑りつきさせやすいやつだとさ、人間なんで闇の住人の専門用語とかわかんねぇっす、はい。
んなこと考えてるうちに姐さんが指パッチンして雪城に催眠術をかける、それが合図なので周りの通行人にザケンナーを憑かせる、完璧じゃないかわが軍は(
だけど一匹だけザケンナーが憑けなかった人がいるみたいなので様子を見てみる……着物着とるやん、珍し。
あ、雪城に話しかけたとたんに催眠が解けた。………………………ふぁっまずいですよ!!?姐さん強硬手段に出る気だ、急いで合わせんと。
姐さんが指パッチンをするタイミングで一グループづつ操って囲むように指示を出す………意外と難しいなこれ。
更に二グループに分けておばあちゃんと雪城を離して数の暴力じゃ!雪城の手の中の奴を強引に……離したっあっちょっまじか、取りこぼしまくってるし美墨がいるしもうわけわかんねぇなこれ!
で、おばあちゃんの前に落ちたとさ、めでたくもないので取りにいかせる……………ここで誤算が生じた
「おやめなさいっ!!!」
「っ!?!?!?!」
もうわけがわからなかった、一瞬でザケンナーの制御がおばあちゃんに盗られた…………え、ちょ…は…………???
「なんで?」
考える暇も与えてくれず
姐さんが衝撃波を打ってもおばあちゃんに効かず更に捕まえてた片方に逃げられ踏んだり蹴ったりである、理解が追い付かん、だれか説明プリーズ……。
「逃げるよ!」
その一言と共に
あ、ザケンナー戻すの忘れた
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あれから数分後、あのおばあちゃんが何者か気になったんでポチと一緒に(散歩のついで)探した結果、雪城ほのかのおばあちゃんであることが判明。姐さんがなんか手首つかんだら投げられたって言ってたなそういえば……
「さて、これからどうするポチ?」
「とっととお家に帰りなさい!」
気付いていないはず、いや、願うばかりである。
カロリー計算大変そう( ^ω^)・・・大変じゃない?
ちなみにチョコレートは大好きです
雪城ほのかのおばあちゃんは一般人枠で公式チートだと思う(異論は認めるってかあって欲しい)