超次元ソードアイズ ネプテューヌBS   作:アポロ雄将

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 ネプテューヌ編書くとカオスが増してなに書いてるかわからなくなる……。一応タグに『他作品ネタ』を付けておくか……。


2Nep「一番いい装備を頼む」 

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 とりあえずラステイションの教会に行ってノワールは無事軽傷で済んだけど本人が……。

 

 「はぁ!?逃がしたぁ!?」

 

 この通りノワールはご立腹。震えながら「う、うん……」と頷き、これまでのことを話した。もしノワールだったらR-18Gみたいな展開が起こってたかもしれないし……。

 

 「あいつ……今度会ったら絶対に逃がさないんだから……!!」

 

 かなりの殺気を感じるからこれ以上は直視出来ないよ……。

 

 『君は大変な友達を持ったものだ』

 

 あははは……そうだね……。って私とノワール友達に見える?

 

 『如何にも』

 

 「やっぱり?でもノワールはぼっちじゃないとなんかキャラとして輝けないような気がするんだよね」

 

 「聞こえてるわよ。そもそも誰と話してるの?」

 

 聞こえないように言ったつもりなんだけどね。

 え?聞こえない?

 

 「ノワールには聞こえないの?ほら!わたし達の新しい仲間、輝龍シャイニング・ドラゴ-ン!」 

 

 テンション高めでノワールにシャイニング・ドラゴンのカードを見せる。が―――――――

 

 「……ネプテューヌ、あなた疲れてるのよ。今日の予定はあれで終わったから泊まっていけば?」

 

 ……なんかノワールに冷たい目で見られた。ノワールにはシャイニング・ドラゴンの声が聞こえてなくてなんか切ない……これがぼっちの気持ち?

 

 『私がカードになってる間は所有者しか私の声が聞こえないのだよ』

 

 そんな!養豚場の豚を見る目で見られたくないよ!

 

 「なによ、せっかく私が泊めてあげるっていうのになによ、その表情(かお)

 

 えっわたし、今そんな表情(かお)してたの?

 そんなことより作者!ソウルコロシアム本編でも似たようなパターンやったじゃん!それの逆バージョンって、ちょっと手抜いてない?もうちょっと凝ったシチュエーションを――――――――

 あれ?今室内なのに空から何かが落ちてくるような気が……。冷や汗を掻いた時、なんか重いコンクリートのようなものが頭にぶつかった。

 

 「ちょっ、ネプテューヌ!?」

 

 「わたし、原作じゃ受け止める方じゃなくて、落ちる方なのに……」

 

 その衝撃に耐えられず、意識が遠退こうとした時、天からの声が聞こえた

 

 「今度文句言ったら、地獄を味わって貰おうか」

 

 一瞬だけど、天からの声の主の黒い笑顔が見えた。あはは……今度から気をつけよ。って言っても、いつかやらかしちゃうパターンだよね。覚悟しなきゃ……。

 わたしはその一瞬の笑顔を見た後、意識が切れた。

 

 

 

 ○

 

 

 ついに私の意識が戻り、見慣れない天井が視界に写った。ここはどこだろうか……。

 

 『君はついさっき意識がなくなって、ノワちゃんが怪我してるのに君を運んだんだ。ノワちゃん、君のことを心配してたぞ』

 

 シャイニング・ドラゴンはわたしが寝てたベットの隣のテーブルに置かれてた。

 あのノワールが私のことを心配したんだ。ノワールが運んだってことはラステイションにいるみたいだね。部屋の雰囲気だってそうだし。ってノワちゃん?

 

 『あぁ、わたしが付けたあだ名だ。あの子ともし話せるようになったら親しくなりたいんでね』

 

 そ、そうなんだ……。流石に主人公であるわたしでもちょっと引いたよ……。

 

 『そんなことよりも、今起きてるモンスターの突然変異だが、原因はわたしたちにも関係があるようだ』

 

 「え?じゃあもう既にストーリーの鍵を握ってんじゃん!もしかしてだけど、番外編だから次話で終わっちゃうパターン?それはひどいよ!」

 

 わたしは涙目でシャイニング・ドラゴンに訴えた。でも相手はカードだから一般人から見てみれば変人だと思われそう。

 

 『……君は何を言ってるんだが……』

 

 シャイニング・ドラゴンは発言に呆れたかのように呟いた。

 

 『おっと、話を戻そう。その突然変異の原因はスピリットによるものだ』

 

 「スピリット?スピリットって日本語で訳すと魂ってことだよね?」

 

 『その通りだ。スピリットを扱う才能がなければモンスター化をしてしまう。君の世界のモンスターが別の生命体に変異したのは見たのだろう?』

 

 確かにわたしは見た。でも、突然変異しただけで様子は変わらなかった。

 

 『それはスピリットの欲が弱すぎて意識を乗っ取ることは出来なかっただろう。最悪、闇のスピリットに意識を取られたら厄介な目に遭う』

 

 「闇?それとなにか関係あるの?」

 

 わたしは『闇』というキーワードに頭の上にはてなマークが出た。なんかここから先、中二臭くなるような気が……。

 

 『そうだ。この世界には光があれば闇も存在する、我々も同じように光と闇が対立してる』

 

 なんかすごい世界だね、わたしの頭じゃとても理解しがたい用語がバンバン飛んできてなにがなんだかわかんない。

 でも、あのモンスターってスピリットって呼んでるんだ。それだけは理解出来てるよ。

 

 『この世界も共通するものが山ほどあるはず。それを例にしてこれからわたしが知ってることを説明してゆこう』

 

 「おぉ!それは助かっちゃうよ!正直言ってわたしだけの解説はちょっと難しかったんだよねー。じゃ、第二解説はシャイニング・ドラゴンよろしく!」

 

 わたしは喜びと目を輝かせ、シャイニング・ドラゴンに期待を寄せた。

 

 『その代わり、一つ条件がある』

 

 「えー条件?そんな硬いことなんかやんないで解説してよー。ねぇ」

 

 シャイニング・ドラゴンの『条件』の一言で期待も失い、輝かせた目も細めた。

 

 『簡単なことだ、この世界に存在する12人の―――――――――』 

 

  シャイニング・ドラゴンが言う条件の内容を言おうとした瞬間、窓ガラスが突き破られる音がした。

 

 「なになに!?まさか少年達が野球してうっかりボールを突き破ったパターン!?」

 

 『早速来たか……闇のスピリット!』

 

 わたしが目にしたのはボールではなく、スピリットが闇のオーラを纏ったトナカイの姿だった。

 

 『ネプテューヌ!デッキを取れ!そのあと、ゲートオープン界放と叫ぶんだ』

 

 「待ってました!!」

 

 わたしはシャイニング・ドラゴンの指示通りデッキを取り、『ゲートオープン界放』と叫び、あの時の装備を身に着けた。

 

 ただし女神化はしてない。

 

 『ネプテューヌ!パープルハートに変身しないのか!?』

 

 シャイニング・ドラゴンは驚いた。なぜならわたしが変身しなくても戦えることは彼は知らないからだ。

 

 「チェストォー!」

 

 異空間から出した木刀でトナカイを叩き飛ばした。

 シャイニング・ドラゴンは驚きで声も出ない。

 

 「ふふーんだ!これくらいは女神化しなくてもへーきだよ!」

 

 『通りで自信がある訳だ。心配した私がバカだったよ……』

 

 トナカイは立ち上がり、首を振って埃を振り払った。

 

 「おぉ!一撃を受けても生きてるモンスターは久しぶりだよ!」

 

 『白属性のスピリットは守りに優れてる、たった一撃では奴は倒れはしない』

 

 「へぇ~、白属性のスピリットってなんかブランみたいだね!特に頑丈なところが!」

 

 『君は他人をネタにする際、申し訳なさを感じたらどうだ?』

 

 まぁまぁ!本人もいないから大丈夫だよ!作者が代わりに受けてくれるからさ!

 

 『……君も案外ブラックだね……』

 

 シャイニング・ドラゴンのツッコミが終わった後、ノワールがこの部屋に駆け付けた。

 

 「ちょっとネプテューヌ!人の教会を荒らさないで……って、モンスター!?嘘でしょ!?この国のセキュリティは頑丈に出来てるはずなのにどうして!?」

 

 さすがにノワールもこの驚きは隠せなかった。さすがにこんな状況で驚かないのは無理があるよね

 

 「と、とにかくわたしからも応援をを出すわ!それまでネプテューヌ!時間を稼いで!」

 

 ノワールは言い残し、この場を去った。その時、トナカイが突然遠吠えをした。その遠吠えの意味に、わたしは他のトナカイの仲間を呼ぶことに気付いた。

 

 そして、遠吠えに気づいたトナカイの群れがこの部屋を占領した。

 これじゃいくら余裕ぶってたわたしでもちょっと……。シャイニング・ドラゴンに一番いい装備を頼めばよかったなぁ……。

 

 『いい装備なら今出せるが』

 

 「本当!?なら早く出してよシャイえもん!」

 

 わたしは子供が物を強請る目で要求をした。それがあるならパパッと出してくれればいいのに!

 デッキホルダーから一枚、わたしの手元に来た。

 そのカードは、『輝きの聖剣シャイニングソード』だった。この剣じゃ、無双が出来ないよ。

 

 『それはどうかな?召喚してみればこの剣刃(つるぎ)の本当の力を見せることができるのだが?』

 

 いやぁ……。本当にそうかな~?この剣実は両手持ちじゃないときついんだよね。わたしはシャイニングソードのカードを天に翳した。

 

 その時、シャイニングソードのカードはちゃんとした西洋の剣に変化し、わたしの前に突き刺さった。

 

 「なんも変化ないじゃん!そもそも、こういう形状の剣はノワールに持たせるべきだよ!」

 

 わたしがシャイニング・ドラゴンに文句を言ったら、なんか剣が光だした。

 

 「え?なにこれ?」

 

 わたしが疑問に思った瞬間、その光は放出し、光が向かった先には、トナカイの群れだった。

 

 

 Save The Data……

 




 ドーモ。ミナ=サン。作者です。最近この作品の不自然さに気づいてリメイクしまくってます。本編も修正したいのですがその気にはなれない……。その上、最新話もなかなか完成しないという……トホホ……。
 で、何が言いたいかというと最新話完成まで気長に待ってくださいということです。
 
 それではまた最新話で会いましょう!
 

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