【完】転生者と時間遡行者~Everlasting Bonds~IN SAO   作:MYON妖夢

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今回は佐倉杏子ですね
一家心中はさせます。だってそうしないとおかしくなっちゃうもん。


二話 佐倉杏子との出会い

「マミさん、今日はどこで狩るんです?」

「うーん、とりあえず探してみましょう」

相変わらずだなぁ。

 

いまおれたちは見滝原の離れ――杏子が住んでる教会の辺り――にいる。

どういう偶然だよ。

「あ!ソウルジェムが!」

「この感じは魔女ですね」

「ところで・・・」

「はい?」

なんだろう

「あなたソウルジェム使わなくても魔女の結界とか見つけてるけど、どうやってるの?」

あーそれか、まぁ単純に索敵スキル全開にしてるだけだけど。

「いやな気配を感じとるのがうまいんですよ、きっと。うんそうだ、間違いない」

「無理やり押すのね……まぁあなたはかなりベテランだからわかるのかもね」

よかったごまかせた。転生者なんて言っても信じてもらえなそうだ。ほむらの時はほむらの過去言うけど。

「さ、入りましょう」

「ええ…あら?結界が少し揺らいでる。中でもう誰かが戦ってるのかしら」

あーたぶんそれ杏子だわ。マミは杏子と会うときこんな風に偶然入ったんだな。

「ま、とりあえず行きましょうか」

「そうね」

 

魔女結界一番奥

 

「あたしがふたりぃ!どっちが本物かわかんないだろ!」

魔女はやみくもに攻撃を出す。

「残念、そっちは偽物だよ!くらええ!」

杏子が魔女――いや、魔女の偽物を切り裂く。

案の定騙されて攻撃を食らう。

「がぁ!くっそ…どういうことだ」

そろそろいかないとな、っていうかマミが飛び出してる。俺も行くか

「《レイジスパイク》!」

ダッシュ技で追いつく。

「その魔女の本体は体じゃないぞ」

「えっはぁ?どういうことだい?」

「マミさん任せた」

「解ったわ。あの魔女の本体はあの武器よ。あの武器だけは守ってる」

やっぱねポータブルと同じか。

「そうとわかれば行こうぜ」

「って!ちょっと待った!あんた男じゃん!戦えるの!?」

まぁそれ疑問だよなぁ。

「俺は魔法少年って言われる分類だ。ここにいるだれよりもベテランだぞ。生まれてからずっとみたいなもんだし」

「えっそれは知らなかったわ・・・・・・」

「すみません、いうのだるかったんで。とりあえず倒してからですよ」

「そうね(だね)」

「さぁ…ヘルタイムのスタートだ」

 

そこからはもう一方的

マミが打ちまくって援護し、杏子が突っ込む。そしてそのフォローを俺がする。

そして――

「バーチカル・スクエア!」

「ティロ・フィナーレ!」

まぁ俺とマミの攻撃で終わったんだけどさ。

「おっしグリーフシードだ。使いまわそうぜ。そこの赤いのはいいかい?それで」

「赤いのってなんだよ、まぁ助けてもらったし。それでいいよ」

 

全員のソウルジェムを浄化後キュゥべぇに投げる

「きゅっぷぃ」

「てかいつからいたんだよ」

「グリーフシードで浄化してるあたりかな」

まぁいいや。そして隣では

「あたしを弟子にしてくれ!」

こうなるんだな

「ええ!って私!?」

「マミさんしかいないだろ」

「いやいや!あなた近接系でしょ!?だったら仁君に!」

「なぜに俺に振るんですか。マミさんでいいでしょうが」

第一に俺につかれたら困るわ。俺はこういうのが苦手なんだよまったく。

 

まぁいろいろあってマミの弟子になった杏子でした。

「あたしは佐倉杏子だ。よろしく、マミさん、仁」

「おう、ンジャおれももう一度。俺は欄間仁だ、よろしく」

「私は巴マミよ、よろしくね」

 

とこうなったわけだ。

 

数か月後

 

『佐倉さーん聞こえる―?』

テレパシーでいつも通り杏子と打ち合わせをする――が。

「変ね、返事が返ってこない」

うーむ、まさかあれか?一家心中が起こったか?

「ちょっと行ってみましょう」

「……ええ」

 

見滝原離れの教会

 

こりゃひどい。

「死体が3つか……」

「ひっ・・・」

まぁ反応はこうだろうな。魔法少女とはいえただの女の子なんだから。

「なんだ。あんたら来たのかい……」

ん、杏子か

「杏子……」

「佐倉さん……何があったのか聞いてもいいかしら?」

「…………」

だよなぁ

「………ッ!うちの父さんにあたしが魔法少女で願いを【父さんのお話を聞いてほしい】ってのを知られたのさ」

「ツッ!」

「結果がこれ…なのか?」

解ってはいるが聞く

「ッ!そうさ!あたしがあんな願いをしたから父さんも!母さんも!モモも死んだ!これからあたしは自分のためにしか魔法は使わない。自分以外の人に使ったらどうなるかなんて身をもって知った。」

ちっ、やっぱそういうことになっちまうか。

「杏子……それは違うぞ……」

「なにがだよ!ほかの人のために使った結果がこれなんだよ!違わねえだろ!」

「お前は自分以外の人のことも考えられる優しい子だった。それは自分の中の奥底にしまったとしても、それは変わんないぞ」

「あんたに何がわかる!あたしのせいで…」

「ああ……俺には分からない……けどその痛みはわかる」

「あんたは身内が死んでないからそんなことが言えるのさ。とりあえず。あたしは弟子をやめる。一人で生きていくさ。じゃあな巴マミ、欄間仁」

くっそ!結局こうなっちまうのかよ!

「くそ……」

「佐倉さん……」

「また二人に逆戻りかよ・・・・・」

「そうね」

 

ほむらが来るまでは、せめてマミとの友好関係だけでもしっかりむすんでおかないとな……




終わりました
うん、杏子難しいね
とりあえず感想、指摘、☆評価お待ちしてマース

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