【完】転生者と時間遡行者~Everlasting Bonds~IN SAO   作:MYON妖夢

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まどマギのほうの最終回です!
頑張って書きます!


最終回 すべてが終わって

   まどかside

 

 ワルプルギスの夜がボロボロに崩れ去って消えた……勝ったんだ……仁君たち……

 

「さやかちゃん!」

 

「まどか!」

 

「「行こう!」」

 

 私とさやかちゃんは手をつないでお互いの親のいないのを見計らって外に走った。どこにいるのかはわからないけどとにかく走る。すると――

 

「仁くーん!ほむらちゃーん!マミさーん!杏子ちゃーん!」

 

 見つけた。私たちの町を救ってくれた英雄たちを。

 

    まどかsideout

 

    仁side

 

 俺たちは数分か数秒かは知らないけど硬直していた。俺とほむらはワルプルギスが存在した位置で。マミと杏子ははるか離れたところで。

 

「勝った……よな、ほむら」

 

「ええ、間違いなく…勝ったわ」

 

「……」

 

「どうかした?」

 

「……いよっ・・・・ッしゃぁぁああああ!!」

 

「「「(ビクッ)」」」

 

「ああああぁあああああぁぁぁあ・・・・ぁ…・あ」

 

 ふらりと効果音のしそうな感じで俺は倒れそうになる。しかしそれをほむらが支える。

 

「わり」

 

「……世話の焼ける」

 

「けどよ……やっと…やっとこの世界を救済できたんだぜ?転生者として喜ぶのは当然だよ」

 

 本当にうれしい。この世界に送り出してくれた神さんには感謝だぜ。

 

「そうね……こう見えて私も内心パニックですもの」

 

 ほむらがパニクってる感じってどんななんだろう。

 

「えっ!?まじで?」

 

「ええ」

 

 マジなんだー。とか会話していると不意に。

 

「仁くーん!ほむらちゃーん!マミさーん!杏子ちゃーん!」

 

 と聞こえた。そちらに顔を向けると手をつないだまどかとさやかがこっちにもう片方の手を振りながら走ってきていた。

 

「おー!まどかーさやかー!」

 

 俺はほむらに肩を抱えられながらという格好付かない状態で手を振りかえす。意外と早く来たな。

 

「おめでとう!皆!」

 

 

「ありがとう。まどか」

 

「ありがとう。鹿目さん」

 

「サンキュ、まどか」

 

 いつの間にか戻ってきていた杏子とマミも礼を言う。そして

 

「えっちょっ!あたしは無視!?あたしも応援してたんだけど!」

 

「すまん、忘れてた。サンキュなさやか」

 

「むー。なんか納得いかない」

 

 とかと勝利の余韻に使って話し込んでいると奴が来た。

 

「まったく。本当にワルプルギスの夜を倒してしまうとはね。恐れ入ったよ。欄間仁。暁美ほむら」

 

 来たよ黒幕野郎の白い詐欺者が。

 

「へっ。いつもならうっさい黙れ。くらい言うだろうな」

 

 けど今からお前たちを全力で欺いてやるよ。という言葉を飲み込みながら俺は皆にテレパシーを飛ばす。

 

『聞こえるか』

 

『『『『『聞こえてる(よ)(わ)』』』』』

 

『さやか。計画通りに頼む』

 

『オッケー!』

 

「キュゥべぇ。今でよければ契約するよ」

 

 とさやかがインキュベーターに持ちかける。

 

「大歓迎さ。今からでも君たちが魔女になればエネルギーは回収できるんだからね」

 

「それじゃあさ。あたしの願いはこうだよ[ここにいるあたしたち六人以外にすべてのインキュベーターの個体を認識できなくする]」

 

「なっ!?本気かい?美樹さやか」

 

「もちろん。さぁかなえてよ」

 

 どう出てくるかな?ここでオーケー出してもらわないと困るんだけどな。

 

「……わかったよ。いずれまどかが契約してくれれば格段なエネルギーを手に入れることができるんだからね。契約は成立だ、美樹さやか。これが君の新たな運命だ」

 

 といい終わると同時にさやかから強い光が発せられ。それが収まるとさやかの手にはソウルジェムが握られていた。

 

『次はまどか。よろしく頼むぜ』

 

『うん。わかったよ』

 

 インキュベーターどもに最後の布石を打ち込み、詰ませる。

 

「それじゃあキュゥべぇ。望みどおりに私も契約させてもらおうかな」

 

「へぇ。まどかもか。歓迎するよ。君の願いはなんだい?」

 

 その顔が驚愕に染まることを祈るよ……インキュベーター。クックック

 

「[すでに魔女になった人や私も含めて、すべての魔法少女をただの人に戻して]」

 

「何を考えているんだい?まどか。そんなこちらに一切徳のない契約だれがすると・・おも・・・って・・・・・・いるんだい?」

 

 冷静を保っているつもりなんだろうが声が震えているんだなーこれが。ま、予想済みだ、だからこそ先にさやかにこの願いをかなえさせた。

 

『さやか任せた』

 

『もっちろん!』

 

『絶対成功させなさいよ。美樹さやか。成功しなかったら後でソウルジェムだけを避けて100回殺すわよ』

 

『ちょっ!こわっ!ほむら怖い!絶対成功させるからそれだけはやめてよ!』

 

 そのテレパシーが終わると同時にさやかは手をキュゥべぇに向けて掲げる。そしてその手からは目には見えない電波のようなものが発信されているのであろう。

 

「なにをしているんだい?さやか。何をしても僕は・・・まどかのねが・・いは・・・・かなえら・・・れないよ・・・?」

 

 効いてきたみたいだな。

 

「こ・・れはなんだ・・い?さや・・・かがなにかを・・・しているのかな?・・・まさ・・か!」

 

「そうそのまさかなんだなーインキュベーターよ」

 

「らん・・ま・・・仁!君が・・・すべて・・・しくんだの・・・かい?」

 

「もちろんだ。さやかの願い[ここにいる六人意外にインキュベーターを認識できなくする]。つまり人の視覚野をコントロールしているのに近い願い。だから今のさやかにはコントロール系の魔法があるはずだ。そのコントロールでお前の口から直々にまどかと契約させてもらおうってわけだ」

 

「こ・・・の・・・はめ・・られたって・・・わけだね・・・こうなったら・・・ぼくにはなにもするこ・・とは・・・できないみたいだ・・・・・・まんまと・・・やられたね・・・」

 

「さぁ。仕上げだよ!キュゥべぇ!まどかの願いをかなえて!」

 

 その言葉で完全にコントロールされたのだろう。キュゥべぇの目がどこかうつろになりまどかのほうを向いた。

 

「さぁ。まどか、君の願いをもう一度言ってくれ」

 

「うん![すでに魔女になった人と私を含めたすべての魔法少女を普通の人に戻して!]」

 

「契約は成立だ。君の因果の量なら必ずかなうだろう。さぁそれが君の新しい運命だ」

 

 そうしてまどかの手にはソウルジェムが握られた。そしてそれはすぐに消滅し、まどかの体内へと戻りただの魂となる。

 そして俺たちのソウルジェムもどんどん消滅していく。

 

「……やってくれたね。欄間仁」

 

「戻ったか。契約ご苦労さん。これでお前たちは契約という手で宇宙の寿命を延ばせなくなったな。ま、もともと宇宙に寿命なんかねーけどな」

 

「……なんだって?」

 

「お前たちはこの宇宙の果てまでのことを考えていなかった。宇宙は広大でどこまでも続く。そして今も広がっている。それがどういうことか。今の宇宙が寿命を迎えても新しく構築された宇宙が世界を築く。そうしたサイクルができるのさ」

 

「……そうだったのかい」

 

「ああ、だから安心して母星に帰って報告してこい。そのあとは地球のマミの家ででも暮らせ」

 

「そうさせてもらうよ……キュップイ!」

 

 そしてキュゥべぇは俺たちの前から姿を消した。そして俺たちは――

 

「いえーい!」

 

「「「「「いえーい!」」」」」

 

 ハイタッチ!

 

「うまくいったな!これで戦いの運命も、魔女がこの世界を呪い続けることもない!真実の……トゥルーエンドだ!」

 

 これは俺が初めてほむらにあった時に言った言葉である【真実の……トゥルーエンドを目指そうじゃないか】を実践できたことによる、俺とほむらだけが真の意味で理解できる言葉だ。

 

「んじゃ!各自解散!また明日会おう!」

 

 そしてみんながそれぞれの道で帰っていく。ちなみに前に言い忘れたが俺は親と離れて一人暮らしで。今ほむらと二人暮らしっていうことだ。

 

「んじゃほむら!帰ろうぜ!」

 

「ええ!・・・・・・ありがとう仁!」

 

「おう!俺の目的も達せられた。改めて二度目の生をこの世界でのんびり暮らすぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     数十年後

 

 

 

 

 

 

 俺とほむらは結婚し、まどか、さやか、杏子、マミもそれぞれいい人と出会い結婚した(さやかは恭介)。そしてまどかは93歳。さやかは91歳。杏子は96歳。マミは四人の中で一番長生きな97歳まで生きた。みんな寿命である。そして俺たちは――

 

「……ヘッ二度目の生は楽しかったなぁ・・・・・・前とは違って」

 

「私も……あの時を…思い出すと本当に・・・・・・」

 

 俺たちも寿命で天に召されようとしていた。現在100歳。それぞれほぼ同時に死にそうな奇跡のような状況である。

 

「さて・・・・・この先の新たな世界を拝んでくるか。ほむら・・・・・・お前も来てくれるか?」

 

「何…言ってるのよ。当然でしょ?」

 

「……サンキュ」

 

 その会話を最後に俺たちの意識はきえ。おそらくあの時の神さんのもとへと送られた。




終わりました。んー長いようで短かった!

仁「まったくだ。ちゃんと転生させてくれよな」

ほむら「私もね」

はじめましてほむら。

ほむら「ええ」

とりあえず君たちは次の新しいプロローグで転生される。

仁「ほお。楽しみだぜ」

次も大量のチート能力つけてあげるから頑張って救済してね!

仁「もちろんだ!」

ほむら「…私は仁のいくところなら…どこでも」

バカップルめが(ボソ

仁「・・・・・・(シャキーン)

ほむら「……(ジャキッ」

ちょっ仁は剣しまって。ほむらは重火器しまってよ…えっちょ・・・・・・ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


仁「次からもよろしく!新タイトルは【魔法少女とソードスキルを操る転生者~SAO編~】のつもりだ!よさそうなタイトルあったら感想にて書き込んでくれたらうれしいぜ!」

ほむら「それじゃあ、感想、指摘、☆評価、新タイトルについて。お願いね。」

「「「次からの新シリーズもよろしく!」」」

 次会うときは原作名がソードアート・オンラインになっています!そこもかねがねお願いします!

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