【完】転生者と時間遡行者~Everlasting Bonds~IN SAO   作:MYON妖夢

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まだまだ少ないですが頑張っていきます。
転生先はもうあれしか思い浮かばなかった!

うがああああああああああああああ!始まっちゃうじゃないか――――――!最後の戦いがああ!


十話 最終決戦

     好きだった。

 

 そのほむらの言葉がおれをフリーズさせるのには十分すぎる言葉だった。

 いやうれしいよ!?本当にうれしいけど!前世でアニメ上一番好きなキャラだったよ!だけど本当に言われるとは思わなかったよ!?

 

「……なんで俺だよ」

 

「……わからない。けど、心に引っ掛かる感じが今言ったらとれたの」

 

「oh」

 

 ほむらより背の高いおれはほむらの顔を見てみる。やっぱりというか予想通りというか。やはり真っ赤だ。以前俺が病院に行った時よりも真っ赤だ。

 

「正直言うと俺もうれしい。けどほむらは本当に俺でいいのか?」

 

「ええ、あなた以外にはいないわよ」

 

 そこまでいうか。この時間軸のほむらはよくわからん。

 

「そうか。オーケー。おれとの契約は完了した。ってなキュゥべぇじゃないけどな」

 

「あー、えっとお二人さん。一応ここ公共の場所だぜ?」

 

 すっかり空気になっていた杏子からツッコミが入る。そういや忘れてた。もう結界晴れてるんだったわ。

 

「あーわすれてた。ナイス杏子」

 

「雰囲気ぶち壊れね。自分から言っといてだけど」

 

「ところで」

 

 ほむらの言葉が終わったら今度は空気第二号マミが話し出す。

 

「今回の魔女はおかしくなかった?ほかの魔女とは段違いの強さだったわ」

 

「そーだなー。俺が前世で見てたのはさやか無双だったけどこんな強いっけ」

 

 俺もずっと疑問に思っていたことをマミが言い出した。そして俺はほむらに問う。

 

「……いえ。こんなに強くなかったはずよ」

 

「あー、ってぇことはーつまりー」

 

 俺が言葉を濁しながら話し出す。あたりの三人が注目する。

 

「俺という超イレギュラーの介入で魔女の強さや属性が変わってきちゃってる?ってことか」

 

「あらら。それじゃあ納得がいくな。アンタの影響だったと」

 

 杏子が瞬時に納得する。

 

「皮肉なものねぇ。この世界を救う救世主がいることで逆に魔女が強くなっているなんて」

 

 マミが少々中二病混ざった感じで納得する。

 

「……」

 

 ほむらはすでに沈黙。漫画だったら後ろにズーンとかチーンとかついてるんじゃないかな。

 

「まー、そういうこったな。これでワルプルギスが強化されまくってて手が付けれないとか言ったらシャレになんねえな。俺が救いに来たのに俺のせいでさらに勝てなくなるってか。ハッハハハ」

 

「笑い事じゃないわよ。それにあなたのせいだけじゃないわ」

 

「というと」

 

「私のループでも魔女は強くなってくる。ということ」

 

「うん、知ってる」

 

「えっ!?」

 

「転生者だっつの。俺はよ」

 

「……そうね」

 

「それに俺には――もし勝てなくても秘策がある」

 

「なんだいそりゃ」

 

「私も気になるわね」

 

 杏子とマミがそれぞれの反応で聞いてくる。

 

「ま、俺たちが過去に戻っても大丈夫なようにするだけさ」

 

 俺の秘策は……。いや、まだ語らないほうがいいだろう。

 

「それよりも。ほむらの家で会議と行こうぜ」

 

「ええ。ついてきて」

 

 

    ほむらの家

 

 

「今までの統計から言ってこのあたりにほぼ確実にワルプルギスの夜は上陸するわ」

 

「上陸した瞬間にも隙はあると思うぜ。だからいろいろ分担しとかないとな」

 

「そうだな。アタシはどうすればいいんだい?」

 

「私は使い魔を相手するわね」

 

 アーちなみにここにはまどかとさやかもいる。

 

「まどかとさやかは避難所にいてくれ。できれば出てきてほしくはないな。ま、俺の秘策を使うには契約が必要なんだが」

 

「ッ!仁!なにをするつもり」

 

「なーにただ■■■っていう契約をしてもらうだけさ」

 

「「「「「ええ!?」」」」」

 

 全員が完全にリンクした反応でおどろく。どうしたし

 

「……その発想はなかったわ」

 

「なるほどね。そうすればあたしとまどかも契約しようと考えることすらもなくなるわけね」

 

「時間軸を捻じ曲げるねがいねぇ」

 

「頭いいのか悪いのかわからないねぇ。ほむらはさ」

 

「ス・・・すごい」

 

 えーと。上からほむら、さやか、マミ、杏子、まどかだ。

 

「これならもし負けても大丈夫だろ?」

 

「……ええ。心置きなく戦えるわね」

 

「勝ったとしたら◆◆◆◆◆って願ってもらうけどなー」

 

「「「「「ええ!?」」」」」

 

 またかおい。

 

「それもそれですごいわね。まどかの因果ならできると思うけど」

 

「そんなに私の因果すごいの?」

 

「らしいわね」

 

「仁ってあったまいいー」

 

「アタシもそれは思いつかないわ」

 

 上からほむら、まどか、マミ、さやか、杏子。

 

「これならインキュベーターどもを欺けるだろ?」

 

「そうね」

 

「あ!そうだ!」

 

「どうしたの?仁」

 

『家来いよ』

 

 俺はほむらだけにテレパシーを送る。

 

『!?どういうこと?」

 

『動揺しすぎだって。声出てるぞー』

 

『ッ。ごめんなさい。それじゃ改めて聞かせて』

 

『俺もお前も独り暮らしだろ?晴れて両思いになったわけだし。同居してもよくね?』

 

『……ええ。そっちがいいなら私も』

 

『よしきまり』

 

「どうかしたの?」

 

「いやなんでも?」

 

「ならいいけど」

 

「さて。ワルプルギスが近づいてるぜ!影響で風すごいし。各自解散!来るワルプルギスに備えてしっかり休んどけ!」

 

「「「「「おー!」」」」」

 

 

時間は飛んでワルプルギスの夜到来前夜

 

 

 俺は夜遅く起きた。なんでこんな時間に。

 そして俺は気づく。隣のほむらの体が震えていることに。

 

「怖いのか?」

 

「!ごめんなさい。起こしてしまったわね」

 

「いや。お前のせいじゃないと思うぜ。ワルプルギスの魔力の影響かもな」

 

「……そう」

 

 俺はまだふるえているほむらの体は抱きしめて言う。

 

「大丈夫だ。たとえだめでも秘策が成功すれば次に賭けられる。それにおまえにゃ俺がついてる」

 

「……ありがとう。そうね。頑張りましょう。明日は」

 

「ああ!」

 

 そしてほむらの体の震えが落ち着いたのを確認してから俺はその体制のまま目を閉じ、意識を手放した。

 

 

翌日

 

 

「よぉぉっし!全員いるな!調子はどうだ!」

 

「大丈夫。マスケットも問題なく出せる」

 

「アタシも大丈夫だよ」

 

「弾薬ももてる限りもってきたわ」

 

 全員大丈夫みたいだな。じゃあ!

 

「決戦開始だ!まどか、さやか。さぁ行け!」

 

「うん……頑張ってね!」

 

「勝ちなよ!みんな!」

 

「「「「もちろん!」」」」

 

 

「キャハハハハハハハハ!アーハハハハハハハハ!」

 

「きたな!」

 

「さすがね。場所はドンピシャ」

 

「仕掛けるよ!」

 

「ええ!」

 

「「「「さぁ!ヘルタイムのスタートだ!」」」」

 

 ほむらが時間停止とともに俺は杏子を抱えワルプルギスに向かって走る。ちなみに俺がふれても杏子は動く。

 

「杏子。離すぞ」

 

「ああ」

 

 俺は杏子を地面におろし手を離す。そして俺は《ソニックリーブ》の軌道を空に向け飛ぶ。

同時に時間が動き出し、杏子が槍を多節棍にし、一瞬のうちに殺到した使い魔を吹き飛ばす。倒し損ねたものはマミが撃つ。ほむらは俺の隣で同じく《ソニックリーブ》で飛んでいる。

 俺はそのまま空中で無理やり細剣スキル八連撃《スタースプラッシュ》を使う。ほむらは両手に剣をだし《シャインサーキュラー》を発動する。ワルプルギスの本体はスカートの中の歯車だが、それを狙うためにまずは人型の人形部分を攻撃する。

 両方の連撃が終わり自由落下をしているとワルプルギスの前に炎の球ができる。まずいな

 

「ほむら!」

 

「ええ!」

 

 時間が止まり俺たちの自由落下が終わり地面につくと同時に動き出す。そして俺たちがさっきまでいた地点に炎の球が降り注ぐ。それを完全に回避したあとおれは両手の剣を使い魔に向かって投擲。

同時に両手の指をまっすぐ揃え肩越しに構える。

 

「奪命撃!」

 

 同時に両方の腕をワルプルギスに向かって伸ばす。約50メートル以上ある距離を簡単に走る紫色の剣が伸びワルプルギスを貫く。それにおこったかは知らないがビルを落としてくる。それを両手に再び召喚した剣でせめて軌道だけでもそらそうとしてクロスさせ受け流す構えを取り、ビルが剣に触れた瞬間。

 

「ツッ!おっも!」」

 

 影の魔女よりも重いビルの攻撃。なんとかそらしたが炎の追撃が来る。とりあえず痛覚だけ遮断して炎に突っ込み剣をそろえて突き出す。もちろん炎を完全に消滅させることもできず、不快な体が焼ける感覚がおれを襲う。しかしお構いなくそのまま空中に魔方陣をだしワルプルギスに近づいていく。

 視界の先では杏子がワルプルギスにやりの多節棍部分をぶつけまくっていて、その隣ではほむらが連撃を打ち続けている。そこに俺は参加し《スターバースト・ストリーム》を打ち込む。それでも全然効いてない感じだ。

 俺は無理やり体を曲げ空中に身を投げ出し、使い魔の攻撃をかわす。そのまま一回転し回転切りで切り裂く。俺の視界の先ではワルプルギスが炎をほむらに向かってうとうとしている。ほむらは空中での回避を取ろうとするが少し遅かったらしく炎がかすり、服が焦げる。

 

「ほむら!」

 

「ッッ!大丈夫!」

 

 そういいあったあたりで後ろから巨大な魔力の塊が飛んでくる。何かと思い索敵に集中するとマミの放ったであろう巨大な魔力の塊となった弾丸が飛んできている。それもかなりの数。魔力の残り関係なしかってーの。

 

「マミ!無理するなよ!」

 

「ええ!」

 

 そしてその球を杏子が多節棍で打ち、加速させている。なぜか使えるようになったらしいロッソファンタズマも使っている。

 

「俺も負けてらんないねぇ。ウォォォッォオオオ!」

 

 ビルが囲むように俺に迫る。しかし――

 俺は両方の剣を巨大化し《タイフーン》を発動する。受け止めるのとは違って切っているためかビルがどんどん粉々になっていく。そして俺の近くには使い魔が大量に出てくる。

 

「ちぃ!せぇあ!」

 

 俺は《タイフーン》の勢いを殺さないまま回転を続け、敵を一掃する。しかし倒しきれるわけもないほどの量が出てくる。

 

「くっそ……」

 

 俺はもう一度《タイフーン》を発動させようかと思ったが、使い魔が一瞬にして消滅する。ふと前を見るとほむらと杏子。そして後ろにマミがいる。

 

「サンキュー」

 

 俺はそういい、情報の整理をする。

 

「やっぱ厄介だな。逆さまでこれなんだからひっくりかえったらまずいんじゃねーのか」

 

「そうだね。もっと一気にダメージを与えられるような攻撃はないかね」

 

「ないことはないんだがなぁ。結構負担がな」

 

「やってみるしかないでしょ?」

 

「そうだな!」

 

 そういい俺は思いきり地面を踏みしめ、跳躍する。なぜなら目の前に炎をまとったビルが飛んできている。俺は切ろうとして剣を構え、大上段に構えて振り下ろす。しかし。

 

「くっ!」

 

 炎の熱が剣を伝わってくる。それでも我慢して剣を振り下ろし、ビルを両断しようとする。が、

 

「硬すぎる……ッ!」

 

 切るのがまずいため魔力で表面をコーティングしたこぶしで思いきり側面から殴る。それにより軌道をずらし、せめてほむらたちに当たらないようにする。が、やはり重すぎて動かない。こうなったら

 

    150%!

 

 俺はリミットを解除し、側面をけり、吹っ飛ばす。そして後ろからほむらと杏子がワルプルギスに向かってすっ飛んで行く。後ろからマミの弾丸がおれをかすめ飛んでいく。危ないなおい!

 ほむらが炎を切り裂き、杏子が使い魔を串刺しにする。マミの弾丸は正確に使い魔を打ち抜く。そして俺はワルプルギスを守るように出てきた使い魔を《エンドリボルバー》で吹き飛ばしワルプルギスにたどり着く。

 

「喰らえええええ!」

 

 そして俺は全力で剣を振り下ろした。




始まっちゃいましたね。ワルプルギス戦。転生先は決めてあってもあせるね。さてここでアンケート。

1、ここで負けてループする。

2、勝って転生先へ行く。

感想にてお願いします。一票もない場合は転生先へ行きます。同標の場合はもう一度とります。

では、感想指摘、☆評価、アンケートお願いします

あ!ちなみに転生先はSAO以外にかけないのでSAOでございまする。
ほむらだけを連れていくつもりです。

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