艦隊これくしょん〜放縦者たちのカルメン〜   作:プレリュード

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Opus-04 『Escaping point』

強い。

叢雲はレジの陰から戦闘をこっそりと見ていた。そして目の前の光景にそう言わざるを得なかった。

 

瞬く間に憲兵をふたり片付け、残りの3人も倒そうと身を潜めて機を窺っている峻は油断なく気を張っていた。いつでも動けるように油断なく身構えて、じっと獲物を見る目で見据えている。

 

それがあまりにも遠く感じた。

 

一緒の場所にいるはずなのに、異様なまでに距離が離れているようだった。まるで叢雲と峻の間に大きな溝がぽっかりと口を開けているような、漠然とした感覚。

 

助けに行きたい。でも自分が行っても邪魔になることは明白だった。来るな、と言われたということはきっとそういうことなんだろう。

 

「……」

 

だから叢雲は黙って無力感を噛み締めていることしかできない。目と鼻の先で峻が戦っているのに、加勢に加わることもせずに物陰で隠れていることしかできない。

 

「っらああああああ!」

 

峻が吼える。物陰から飛び出して憲兵に向かって突進し、不意を突いて当身を食らわせる。よろめいた隙を見逃すことなく、腰の捻りを加えて右拳を憲兵の顎へと叩きつけた。

 

人体の構造上、顎を殴られれば脳が揺さぶられる。そして脳が揺れれば人は気絶する。

 

「っ! やれ!」

 

連続して銃声。小銃から一瞬で何十発も鉛弾が吐き出され、峻に向かって襲い掛かる。

 

「っ…………!」

 

声が出かけた。急いで口を手で塞いで声を堪える。何のために隠れてこっそり覗いているのかわからなくなってしまう。

 

「はっ」

 

叢雲は思わず耳を疑った。峻が鼻で笑ったような声が聞こえたからだ。今までも峻は同時に10発程度なら避けれていた。だがフルオートを避けていたところは見たことがない。

 

襲いかかるのは大量の銃弾。空間を切り裂くようにそれらが一斉に峻に迫り来る。

 

「私が……」

 

援護しようと叢雲がレジの陰から身を踊りだそうとした。だが直前で峻の目線が叢雲を射竦める。

 

出てくるな。そう視線だけで告げられ、叢雲の動きが止まる。

 

迫る銃弾。峻が最初に近づく弾を流れるような動きで左右にかわす。

次の銃弾。姿勢を低くして突っ込んでいくと、頭上を素通りして本棚に刺さった。

最後。横っ飛びにジャンプして避けると本棚を足がかりに蹴って、前に転がり込む。

 

「嘘……」

 

小銃のマガジン1本分、いや2人が撃っていたため正確に言えば2本分を峻は完全に避けきっていた。

 

前転のように転がり込み、伸び上がるようにして立ち上がる。そして思いっきり憲兵の横っ腹を殴りつけた。軽く握りこんだ拳は衝撃を効率よく伝導させる。悶えて崩れ折れた憲兵の顎を右脚で弾くように蹴った。

 

「これで4人目」

 

最後の突入隊の憲兵が持つ小銃は撃ちつくされて開きっぱなし(ホールドオープン)。もう憲兵は銃を撃てない。この機を逃すことなく峻が間を詰めにかかる。

 

「くそっ!」

 

憲兵が毒づく。そして腰に右手を回すと装填済みの拳銃をドロウ。真っ直ぐに突っ込んでくる峻に照準を合わせた。

 

「……」

 

無言で峻が右手で腰のナイフを抜いて逆手に持った。進路を変えることなく、そのままに進み続ける。

タン!、と響く銃声。1発の凶弾が峻の額を目がけて突き進む。

 

そして峻の右手が霞んだ。直後に金属がぶつかり合った音が鳴り、火花が散った。

 

「なっ!」

 

今度は声を叢雲は抑えられなかった。峻は飛来した銃弾をナイフで弾いたのだ。

 

確かに以前、峻は弾がどのタイミングでどこに飛んでくるか予測できると言った。それらがわかっていればナイフで弾くことも十分に可能だというつもりなのだろう。

 

だがわかっていてもできるものだろうか。

 

叢雲も弾道予測まではできる。それを基準にして回避行動をとることはよくやっていた。だが弾く、などという酔狂な行動はできる自信がなかった。

 

コンマ数秒でもタイミングがズレるだけで、たった数ミリでもナイフの位置が違うだけで銃弾は峻の肉体を貫くだろう。そんなリスキーな真似を峻はなんの躊躇いもなく行動に移し、そして成功させている。

 

「ラスト」

 

峻がナイフの柄頭で憲兵の顎を弾く。かくん、と憲兵の体が揺れて膝から崩れて倒れた。

 

「片付け終了」

 

峻がナイフを腰の鞘に収めて、Cz75もホルスターへ戻す。溜め込んでいた息を吐き出すと纏っていた緊張感が薄れた。

 

「叢雲、もう出てきていいぞ」

 

「……ええ」

 

もぞもぞとレジの陰から叢雲が這い出る。峻が首を回すと骨が鳴った。

 

「憲兵は……どうしたの?」

 

「頚動脈を圧迫するなり、顎を強く揺らして脳震盪を起こすなりして気絶させた」

 

なんでもないことだと言わんばかりに峻が告げる。だが叢雲は信じられない思いで一杯だった。

5対1という人数的な差。そして持っている武器も相手は小銃、峻は拳銃だ。火力も圧倒的に峻が劣っている。余裕なんて本来ならあるはずもない。

 

なのに峻は殺さずに乗り切ってしまった。

 

相手が殺す気で来ているのに、こちらは殺さずに戦闘を終えるというのは難しい。むしろ殺す方が楽なのだ。それにも関わらず、襲い掛かる憲兵を峻は器用にも気絶させるだけで済ませてしまった。

 

ありえない。そんなことできるはずがない。けれど叢雲の目の前で実際に起きたことなのだ。

 

「何を呆けてるんだ。これで終わりじゃねえぞ」

 

「……そうね。まだ囲まれたままだったわ」

 

叢雲が思考を無理やり切り替える。信じ難くはあるが、いつまでも拘泥している余裕はない。あくまでも先遣突入隊なのだ。たった一角を落としたに過ぎない。

 

「あんまりだらだらしてたら表の憲兵隊が増えてくだけだ。早急に手を打たねえと」

 

「具体的には?」

 

「さっさとずらかる」

 

峻が適当にレジの辺りを漁って地図を取り出した。商店街の地図を広げて現在位置を確認し、大まかに包囲網の敷いてあるエリアを特定していく。そして予測される位置に忘れられて置きっぱなしになっていた赤ペンで丸印をつけていった。

 

「あとは……ここあたりがあやしいな。それと……ここも可能性大っと」

 

「あんたはどうしてわかるのよ?」

 

「わかんねえよ。これは予測であって確定じゃない。ただ包囲網を敷くならこうするだろうってとこに印をつけているだけだ」

 

パチンとペンのキャップを峻が閉めた。赤い印の付けられた地図をざっと見つめてから、額にシワを寄せた。

 

「手薄なとこを突破するしかねえな」

 

「できるの?」

 

「やるんだよ。叢雲、お前は荷物を盾にしてついてこい。ただ重いものはここに捨ててけよ」

 

「どうするつもりよ?」

 

「俺が先行して包囲網に穴を開ける。そしたら一気に抜けるぞ」

 

Cz75からマガジンを取り出して弾を込めながら峻が裏口の窓から慎重に外の様子を窺う。やはり何人かが見張っているようだ。

 

「ぱっと見ただけで見張りは5人……奥の方にもそれなりな人数は控えてると考えるのが妥当だな」

 

「裏口から抜ける?」

 

「やめとこう。裏は道が狭い。肉壁やられたら逃げるのが面倒だ」

 

左手のCz75を構えるとかしゃりと音が鳴る。できれば正面切ってやり合うことは避けたい。連絡を本隊に回されると応援が来てしまい、厄介だ。

 

「下がってろよ、叢雲」

 

「……ん」

 

声の色は納得していない。だが叢雲は下がっていろという峻の指示に対して了承の意を返した。

 

「奇襲をかけたいとこだが手がねえな。……仕方ない、正面突破するか」

 

「私は?」

 

「合図するまでここで待機。店内はしばらく安全だ」

 

ついさっき先遣隊を撃破したばかりだ。すぐに次はこないだろう。つまりこちらが行動しない限りは向こうも動いては来ない。ただし、相手が次の策を練るまでという制約付きだが。

 

「やるか」

 

今度は最初から右手にナイフを握る。表の戸の鍵を開けてドアノブをナイフを握ったまま掴む。

深く息を吸って呼吸を整える。ゆっくりとドアノブを捻った。あとは押すだけでドアは開く。

 

右目だけを動かしてドアが開いた時、叢雲が射線上に入らないか確かめてから一気にドアを押し開けた。

 

「目標、来ます!」

 

「撃て!」

 

ばらまかれる銃弾。だが峻はそれらを避けながら同時に別のことに意識を割いていた。

後方で通信機を慌てて引っ掴んだ憲兵だ。応援を要請するのだろう。

 

「させるか」

 

左手が跳ねるように上がり、引き金を絞る。連続して撃ち出されたパラベラム弾が通信機のケーブルを、受信アンテナを、そして憲兵が手に持っていた受話器を破壊した。

 

効率的な伝達、そして盗聴されることを防ぐために通常のタイプより大型化している通信機なら破壊するのはわけなかった。

 

「3分。それで終わらせる」

 

銃撃の間を縫って峻が接近する。左手が閃き、憲兵の小銃を持つ手を狙って、手の甲を覆うアーマーのすき間を連続で撃ち抜いた。

 

「ぐぁ……」

 

銃撃していた憲兵4人、全ての手が撃ち抜かれて小銃が手を離れて落ちた。

 

その一瞬を見逃さずに峻が1人目に飛びかかる。ナイフの柄で顎を弾いて落とすと右脚で強く踏み込んで腹に拳を叩き込む。そして時計回りに回転して右脚を高く振り上げて首元に添えるように当て、地面に叩きつけると倒れて動かなくなった。

 

「くっ」

 

「甘い」

 

憲兵が拳銃を構えた。だが拳銃が撃たれるより早く峻のCz75から放たれた銃弾が弾き飛ばした。ダン、と地を蹴って勢いをそのままに腹部を峻の拳が強打した。

 

またひとり。そしてまたひとりと峻が意識を刈り取って打ち倒していく。

 

総勢で何人いるかはわからない。それでも左に首を捻って左方向を確認し、続いて右目の動きだけで右方向を確認。繰り出される銃弾すべての弾道を予測して、避けきる。そしてリロードの瞬間を突いて間を詰めては打ち倒した。

 

「やれ! たかがひとりだ!」

 

装備の細部が他と違う。おそらくは隊長格。だがどうせ打ち倒すひとりにすぎないと意識から締め出す。

Cz75がマズルフラッシュを放つたびに憲兵の手から銃火器の類が叩き落とされ、次の銃器を手に取る前に峻の一撃によって気を失い倒れた。

 

「次」

 

峻の回し蹴りが水月を捉えた。どっと崩れ落ちていく。

 

「次」

 

銃の類を失い、体術で勝負を挑んできた憲兵を、突撃してきた時の勢いを生かして投げ飛ばす。壁に叩きつけられた憲兵の力が抜けてずるりと倒れこむ。

 

常に周囲に向かって警戒の目を向け続け、優先度を付けてはその順に従って打ち倒す。

 

「っ!」

 

唐突に峻が身を捻る。唸りをあげて銃弾がさっきまで峻の頭があった場所を通過した。

 

峻がずっと周囲に気を配っていたのは、狙撃手が配置されている可能性が高かったからだ。だから事前に配置されている恐れのある場所をチェックしておき、いつマズルフラッシュが見えても回避できるようにしていた。

 

「撃った瞬間が見えてりゃ避けられるんだよ」

 

距離にもよるが、狙撃の場合は銃弾が目標に届くまでに数秒ほど時間がかかる。どこから撃たれたのかさえ見ていれば、理論上はかわせるのだ。あくまで理論上は。

 

理論で可能なことを現実に出来るかどうかは別問題だ。そもそも、銃口と引き金を引く指の動きを見れば銃弾はかわせるというのも理論であって、それを実行するのは難しい。素人にやらせれば、ほぼ間違いなく撃ち抜かれてジ・エンドだ。仮にできても1発目を避けるのが限度だろう。

 

それを峻はフルオートでばらまかれる弾を避けきる。または撃たれる前に小銃自体を破壊するなどの方法でかすり傷すら負っていない。

 

店内から戦闘を見ている叢雲からすればその行動はそら恐ろしく感じた。

今まで何度も手合わせをしたことはある。あの左手に拳銃を持ち、右手にナイフを持つという独特すぎる戦闘スタイルと何回も館山の演習場でやり合った。

 

けれどあの時とは性質が違いすぎる。叢雲たちの体術を向上させることが目的だった演習としての戦闘ではなく、相手を叩き潰すことが目的の戦闘だった。

 

峻の実力は自分よりも少し上くらいだと叢雲は思っていた。だがそれは大きな間違いだたった。目の前の光景が克明に告げている。

 

「私は…………」

 

こんな戦闘を見せつけられては自分が伏せていろと言われたのも納得できてしまう。

 

「私はただの足でまといじゃない……」

 

叢雲は得物を持っていない。だが刀がこの手にあったとして何ができる? この場においてどうやったらあんな躊躇いなく引き金を引き、相手を打ち倒せる?

 

体術に関して叢雲はそうそう負けないという自信があった。それが今、音を立てて崩れていく。

 

 

「ふっ!」

 

最後のひとりが地面に叩きつけられた。狙撃手は場所が割れているため、もう一度だけ撃たれた弾も易々と峻が避けてしまい、それ以来は撃ってくる気配もない。

 

「叢雲、逃げるぞ」

 

「もう片付いたの……?」

 

「3分は……ちっ、少しオーバーしたか。まあこれくらいなら許容範囲だ」

 

10人近くが倒れ伏す中で峻が苛立たしげに舌打ちする。ナイフを鞘に戻してCz75もホルスターへと収まった。

 

「行くぞ。ここまでやっとけばこの部隊は追跡に出てこれん。次が来る前にさっさと移動だ」

 

峻が叢雲からデッキコートを受け取ってホルスターやナイフの鞘が隠れるように着込む。

 

「大通りを抜けるのは悪手だな。裏路地へ行く。建物の陰を走ってくぞ」

 

撃ってこなくなったとはいえ、狙撃は怖い。足でも撃ち抜かれたら逃げられなくなってしまう。なにより今は怪我を負うことは避けたい。病院に行くわけにもいかないからだ。いくらなんでも普通の病院に、銃撃戦で撃たれたんで治療してください、と行けば確実に通報される。

 

「でも逃げるってどこに行くのよ?」

 

「知らん。だがこうなると人通りの多いところはやばいな。街頭カメラとかでバレる。いっそ中心部から少し離れた廃墟にでも行くか」

 

「廃墟……」

 

「そうだ。人もいねえしな。まさかと思うが、あったかい布団で寝れる逃亡生活になるとか考えてないよな?」

 

「別にわかってたわよ!」

 

「ならいい。ほら行くぞ」

 

裏路地へと駆け込みながら峻が右脚を軽く叩いた。今回は使わずに済んだ。それに今回は殺さずに終わらせられた。だがいつまでこんなことが続けられるのだろう。

 

横目で叢雲の様子をさりげなく見る。顔色が悪かったりというようなことはなさそうだ。それでも思うところはあるはず。そしてこんな薄氷を踏むようなことがずっと続けられるわけがないのは峻も嫌というほどわかっていた。

 

さっきは数が多くなかったから何とかできた。だがこれが増えれば増えるほど、峻の負担は大きくなっていく。

 

自分ひとりだけならなんとかなるが、叢雲を放っておくことも出来ない以上は、この無理を通し続けるしかない。

 

そんなことを続けられるわけもないし、続ければ限界が来るのは明白だった。

 

「なんで……」

 

「どうした?」

 

「なんでそんなに強いのよ……?」

 

ふぅ、と峻が息をはき出す。そして首を真横に振った。

 

「あれは技術だ。それ以上でもそれ以外でもない」

 

「嘘よ。そんなの……」

 

「技術だ」

 

峻にきっぱりと言い切られる。そうまで断言されては叢雲も続けて聞くことはできなかった。

走ってく峻の背中を叢雲は無言で追いかける。あれだけの戦闘があった直後なのに息が切れるような様子は見当たらない。スタミナ切れという概念がないのではないかと疑ってしまうほどだ。

 

走りながら叢雲はさっきの戦闘を何度も頭の中で再生する。あれらを峻はすべてがただの技術だと言った。

 

ならその技術とやらはどこで習得してきたのだろう。

 

海大に在籍していた時だろうか? だがそうだとしたら卒業生は全員があれをできることになる。そんなわけはないことくらい叢雲にもわかった。

 

なら一体いつ? どこで? どうやってそんな技術を獲得した?

 

わからないことだらけだ。追いかけながら考えてみたものの、結局のところ疑問は浮かび続けても答えが浮かび上がることはなかった。




こんにちは、プレリュードです……
えー、大変低いテンションでもうしわけありません。先日、イベント攻略中に中破からの大破を見逃しまして。

飛鷹、沈んじゃったんですよ。

一縷の希望に賭けてアプデが終わるまで艦これは一切開いていませんが、はっきり言って絶望的です。

いちおう、ドロップ報告だけ。
山雲
藤波
時津風
伊13
初風

まあ、ぼちぼちじゃないでしょうか。結局、E3の攻略を途中でやめたということをかんがえれば。

でも失ったものがでかすぎました。2-4攻略したときのメンバーだった飛鷹がぁぁぁぁぁ………
いえ、切り替えましょう。嘆いていても何も始まりません。

とにかく。そんな感じで帆波が無双するだけのOpus-04でした。

そしてひとつ、ご報告を。
更新は停止しない範囲で、少しずつ序盤を改稿していくかもしれません。つい先日、カルメンの始めあたりを見直したとき、地の文とかがひどくて泣きたくなったので。まあ、時間がなければしないかもしれません。ですが、仮にするとしても今後の進行において影響はない改稿ですので、確認はしなくとも問題ないようにします。物語を変えるのではなく、表現を変えると言えばいいでしょうか。

感想、評価などお待ちしてます。それでは!

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