艦隊これくしょん〜放縦者たちのカルメン〜   作:プレリュード

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Opus-02 『Permission point』

「ほーれ、ごろにゃんごろにゃん」

 

「提督、くすぐったいぞ」

 

「若葉の抱き心地はいいねー」

 

「まあ、悪くない」

 

膝に若葉を乗せて常盤が撫で回す。若葉は表情筋をこれっぽっちも動かすことはないが、されるがままにしているあたりは嫌なわけでもないようだ。

 

綺麗に片付けられた執務室。そして旅行カバンにかけられたコート。そして常盤はかっちりと制服を着込んでいた。膝に乗せた若葉を撫でているせいか、多少シワが寄っているが、それでも略装ではないため、見栄えしている。

 

「……本当に行ってしまうんだな」

 

「うーん、まあこればっかりはねー。上からの命令にはアタシも逆らえないからさ」

 

胸ポケットから常盤が辞令を取り出してひらひらと揺らす。転属命令が封書で中に入っていたものだ。

 

「寂しいかにゃん?」

 

「まったくといったら嘘になる」

 

「お、今日の若葉は素直だねー」

 

わしわしと荒っぽいように見えて丁寧に常盤が若葉の髪を梳く。その手をふと止めて若葉の頭の上に顎を乗せた。

 

「どうした?」

 

「んー、別にー。後任クンが遅いなーって」

 

「ああ……そういえばもう『常盤隊』ではなくなるんだな」

 

「アタシがまたここに来たら戻るかもねー」

 

名字が部隊名になることが多いため、常盤が外れれば、部隊自体は解散にならなくとも、名称が変わることになる。

 

「そういえば帆波隊は解散らしいな」

 

「あー、みたいだね。まあ司令官が反逆者で旗艦も不在じゃそうなるよ」

 

「館山基地の方にも後任が行くはずだが……」

 

「海軍は人手が足りてないからねー。まあそれでもひとりやふたりはどうにかできるでしょ」

 

若葉が言わんとすることを素早く察して常盤が先を続けた。もともと口数が多いわけではない若葉は頷くことで常盤の続けた言葉が間違っていなかったという肯定の意を示す。

 

「まあ減ったとは言っても多少は回復しつつあるしねー。後任クンの経歴を調べたけどキレイなものだったから大丈夫だって」

 

「当然のように調べているんだな」

 

「アタシのかわいい若葉たちを預けるんだよ? そりゃ見るってー」

 

「そうやっていつも本音を言わない」

 

「そうだけどそれが?」

 

常盤が冷ややかに言い放つ。にこにこと笑ったままで、だ。

 

「まるで若葉たちのためみたいに言っているが違うんだろう?」

 

「さあ? それを教える義理はアタシにないな。少なくとも()秘書艦だとしてもさ」

 

「そうだ。そして別に答えを期待してたわけじゃない」

 

「無意味な問答だったわけだ」

 

「そんなやりとりも最後になるかもしれないだろう?」

 

違いない、と薄く常盤が笑った。

扉がノックされる。とても丁寧なこの叩き方で誰が来たのかはすぐにわかった。

 

「霧島、はいっていいよん」

 

「失礼します」

 

霧島がひとりの男を伴って入室する。その男に常盤が視線を這わせた。

体格がとんでもなくいいというわけでもない。かといってひょろりとしていて、まるで松の木のようだと言うほどでもない至って普通の体躯だ。

その男が背筋を伸ばして脇を締めた海軍式の敬礼をした。

 

「引き継ぎの野母崎です。階級は少佐となります」

 

膝に乗せていた若葉を隣へ退けて常盤が立ち上がり、返礼する。

 

「引き継ぎお疲れ様です。詳しい引き継ぎに関しては書類に纏めてあるのでそちらを」

 

「ご丁寧にありがとうございます」

 

「普段も司令はこれくらいならいいんですけどね……」

 

真面目なやりとりを傍目に霧島が小声でぼやく。だが常盤は変態ではあれども勤務態度は至ってまともなのだ。

 

「きりしまー。きーりーしーまー」

 

「は、はい! 何でしょうか!」

 

「アタシはもう行くから。じゃあねー」

 

「……はい。では」

 

あっさりと別れを告げて、常盤が旅行カバンを提げて海軍帽を被る。ソファに座らせられていた若葉も立ち上がって執務室の扉が閉まりきるまでその後ろ姿を見送り続けた。

 

足を出す度に踵が床とぶつかり音を立てる。張り付いていた笑みが剥がれ落ち、仕事の顔へと常盤が変貌していく。

 

外で待っていた憲兵隊の車両の助手席に乗り込むと、車が滑るように動きだす。今まで着ていた軍服を脱ぎ捨てると後部座席にいた部下が渡してきたシワ一つないまっさらな憲兵の上着を着込んだ。

 

「出向お疲れ様です、憲兵中佐第1管区司令部付き特殊犯罪対策担当官、常盤どの」

 

「相変わらず長いね。もっと短くできないの?」

 

「……では特犯官でいかがでしょう?」

 

「まあ好きに呼んで。状況は?」

 

「帆波峻が乗っていったと思われる憲兵隊の車両が千葉県と東京都の県境付近の裏路地で発見されました。いくつか装備が盗られていたそうです」

 

「続けて」

 

常盤がボタンを下から留めていく。首周りに指を通して、服の下に入り込んでいた髪を掻き出した。

 

「どういう意図があるかは不明ですが、艦娘を連れているそうです」

 

「調べはついてるね?」

 

「吹雪型五番艦の叢雲です」

 

「ん。盗られた装備は?」

 

「C-4と手榴弾を3つずつ、ワイヤーガンと9×19mmパラベラム弾をあるだけ持っていかれました」

 

「なるほど。まあ彼なら電気信管くらいはお手製のもので来そうだ」

 

ふわりと背中に流した髪を括る。海軍帽を憲兵隊の帽子に変えて被った。

 

「他は?」

 

「現在、東京都で歩行している姿を発見。追跡中です」

 

「どこが対応するって?」

 

「第105憲兵隊です」

 

「105か。アタシが入る前に動いてたのかな? 手筈くらいは聞いてない?」

 

海軍手帳を憲兵隊のものと取り替える。これでこの海軍手帳は失効だ。今後は身分証として有効なのは海軍中佐の常盤美姫ではなく、憲兵所属の常盤美姫中佐となる。

 

「向こうは武器、それに爆発物を所持しています。危険ですので、一般人がいるところではアクションを起こさないかと」

 

「うん、まあそうなるね。何人でいくつもりだって?」

 

「実働部隊が24人だそうです」

 

常盤が素早く頭の中で算盤を弾く。一般人が巻き込まれないように、周囲を固める人員。輸送用のトラックを運転する人員。離れた場所から指揮を執るために専用車両の中で残り続ける人員。

すべてを元の24人から引いて前衛部隊はだいたい10人と少しだろう。

 

「帆波峻の人相書き、関東方面全域の私服憲兵に回して」

 

「ですが確保はもう間もなくかと……」

 

「ただの反逆者ならそうなんだけどね。あれはそう簡単にいかないと思うよ」

 

「そうでしょうか?」

 

「ほぼ間違いないね。あれの卒業成績は調べたんでしょ?」

 

もちろんです、と頷きながら後部座席に座っていた憲兵がタブレット端末の電源をつける。

 

「中間くらいの成績ですね。可もなく不可もなくといったところでしょうか」

 

「その成績評価、間違ってるよ」

 

「は……ですが海大に問い合わせた成績表なので間違いはないかと」

 

「あー、そうじゃないそうじゃない。それは彼の全力じゃないってこと」

 

窓枠に肘を乗せて外に視線をやる。木の葉が散って物寂しくなった街路樹が後方へと消えていった。

 

「体術B、射撃術Bだっけ?」

 

「成績表にはそのように」

 

「AからEまでの5段階評価でB。ぼちぼちって感じだよね、それだけ見ると」

 

そんなわけないくせに、と常盤が嘲る。こぼれた吐息が窓を白く曇らせる。

 

「ヨーロッパで確信したよ。彼は護衛が全滅してる状況下で後続が到着するまでの時間を実質ひとりで稼ぎきってる。評価Bていどの人間が出来る芸当じゃあない」

 

「それは確かな情報ですか?」

 

「確かだよ。だから10とちょっとで抑え込めるとは思えないんだよね」

 

だからこそ、私服憲兵へ人相書きを回すように指示を出した。逃げられてもすぐに発見して追い詰められるように。なにが起きてもいいよう、常に次の策を考えておかなければならない。

 

「とにかく手配しといて。簡単に殺れるような手合いじゃないよ」

 

「上からは生け捕りにしろとのことですが?」

 

「もしかして105はその方針で動いてる?」

 

「おそらくは」

 

「なら至急で伝えて。テロリストは容赦なく殺せって」

 

「……よろしいので?」

 

生け捕りが好ましいと言われていながら殺せば面倒事になるのは確実だ。上からのオーダーを無視するということは決して上策ではない。

 

「上がごねたらこう言えばいい。激しく抵抗され、一般人に被害が出る可能性があったため殺しましたってね」

 

「了解いたしました。105の隊長にはそう伝えておきます」

 

「ん、それでいいよ。あと全隊にも通達を」

 

「了解です」

 

後部座席にいた憲兵が通信機に取り付いた。生け捕りなんて悠長なことをやっている暇はないだろう。峻が相手だとわかっている以上は手を抜く必要性を常盤はいっさい感じなかった。

 

「対象は?」

 

「ふたりとも商店街を歩いている姿を追跡班が追っているそうです」

 

「作戦開始時刻は?」

 

「今は……18時過ぎですか。一般人を対象に気取られないように避難させているはずです」

 

「まあ妥当か」

 

一般人を巻き込むのはまずい。常盤は峻が一般人を撃つとは思えなかったが、流れ弾ということもある。それに爆発物を使われたら厄介なこと極まりない。

 

「105は成功するでしょうか?」

 

「さあ? 勝負は時の運って言うし」

 

椅子のリクライニングを傾けて常盤がもたれ込む。

ここで成功すればよし。しなければ次の策を練って追い込むまでだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕暮れの商店街を峻と叢雲が荷物を抱えて歩く。叢雲は制服の上からもこもことしたコートを羽織り、帽子を目深に被っていた。峻もつい先日に買ったばかりのデッキコートを着て、マスクを付けている。

 

「ねえ、これ被る必要あるの?」

 

「我慢しろ。お前の髪は目立つ」

 

叢雲の髪色は青みがかった銀髪だ。はっきりいってかなり目立つ。だから適当な服屋で帽子を買い、被らせていた。一緒に購入したコートは制服を隠すためのものだ。さすがに服を上下一式すべて揃えるのは金がかかりすぎた。これから長くなる可能性を考えると、必要以上に手持ち金を使うのはベストではない。

 

「でもこんな中心街にいていいの?」

 

「いいわけねえだろ。必要物資の買い出しだ。もう終わったし、さっさと離れる」

 

モゴモゴとしたマスク越しの声で叢雲にだけ聞こえるボリュームに絞った。デッキコートのポケットに手を突っ込んで油断なく辺りに目を光らせながら歩く。

 

「冬だからこそできる芸当だよな」

 

「まあ真夏にニット帽被ってコート着てる輩がいたらものすごく目立つでしょうね」

 

「悪目立ちもいいとこだ。さて、どこに行くのがいいか……」

 

「こういう時って街中の方が見つからないんじゃないの?」

 

「顔がわれてなけりゃな」

 

顔が相手方に知られていないならば街中に潜伏した方がいいに決まっている。大衆に紛れ込めるからだ。だが知られている以上は人目の付く場所は避けるべきだった。

 

「だんだん人気がなくなってきたわね」

 

「まあ、商店街なんてそんなもんだ。夜になれば店が閉まるから人も減る。それにしても想像より早いな。さっさとずらかるか」

 

まばらになり始めた雑踏を急ぐ。目指す場所などないが、寝床くらいは見つけなくてはいけない。呑気に宿やホテルをとるわけにもいかないため、ほとんど野宿だ。

 

「……まずったな」

 

「どうしたのよ?」

 

「一般人が減ってる。歩いてる人間はほぼ舞台演出の役者だ」

 

「どういうこと?」

 

「一般人が少しずつ軍の人間に切り替わってる。おそらくほとんど包囲されてるも同然だな」

 

視認できる範囲外で包囲網が築かれているだろう。となるともう大半の一般人は避難が完了している頃のはず。

 

「なんでそんなこと言えるのよ?」

 

「歩き方だ。一般人の格好してるが訓練を受けた軍人の歩き方のそれなんだよ」

 

よく観察すれば気づく。疲れたサラリーマンや、楽器ケースを担いだストリートミュージシャンに八百屋の親父さんからすべて歩き方から放つ気配が一般人のものではない。

 

「ここで暴れるのはな……狙撃手とか置かれてたら厄介だ」

 

「開けた場所から移動しないと……」

 

「だがそんな時間をくれるとは思えねえ。さて、どう出てくる……?」

 

周辺に視線を走らせる。ガラスショーウィンドウに冬物が飾られた服屋や、閉店した本屋などがぱっと目に付く。

 

「叢雲、ここからも俺に付いてくるつもりか?」

 

「そうだけど?」

 

マスクの内側で小さく舌打ち。だが置いていくわけにもいかない状況になってしまったことも重々承知だった。

 

「ならひとつ条件だ。俺の言ったことは絶対に聞け。いいな?」

 

「なんで……」

 

「いいから。それができねえんならここで置いてく」

 

「…………わかったわよ」

 

置いてく、の一言が効いたのか不承不承といった様子ではあるものの叢雲が口を尖らせながら納得する。

 

「ならいい。しっかり付いて来いよ」

 

「ええ」

 

本当はそんなこと思ってもいないくせに。そんな自嘲的な言葉ばかりが浮かぶ。何が付いて来いだ。

 

「さて、どう切り抜けるか……」

 

思考を巡らす。だが時間をかければかけるほど包囲の網目は狭まっていく。叢雲は気づいていないようだがもう一般人はいなくなっていた。本格的にまずい状況だ。

 

懐に手を入れる。コートの下に隠れたショルダーホルスターに収められたCz75に手を触れた。

 

「さあ、どう出てくる……?」

 

明らかな挑発。懐に手を入れた時点でなにかあると大抵の人間は踏むだろう。特に峻が銃器を持っていると知っている人間なら何かしらのアクションを起こさずにはいられない。

 

だが何も起きる気配はない。一瞬だけ動揺したような気配はあったが、何も状況は動かなかった。

 

「やるな……」

 

かなりしっかりと統率されているらしい。上にきれる指揮官が付いているのかもしれない。

 

「こりゃ覚悟を決めるか……」

 

「何を…………」

 

「叢雲、立ち止まるぞ」

 

「いいの?」

 

「いいんだ。で、俺が合図したらそこにある閉店した本屋に駆け込め」

 

「わかったわ」

 

街角でピタリと足を止めた。なにか話しているように装っていると、少し経って憲兵の制服を着た男たちが近づいてきた。

 

「帆波峻だな?」

 

「だとしたら?」

 

右の口角を吊り上げて笑う。マスクの下で笑っているため、憲兵たちには見えないだろうが、声色に皮肉っぽさが混じっているのは気づいただろう。

 

「国家反逆罪で拘束する。大人しく同行してもらおうか」

 

「参ったな。そいつには従えそうにもない!」

 

叢雲に目配せ。すぐに察した叢雲が無人の店に飛び込む。一瞬の時間を稼ぐためにCz75をドロウして発砲。向こうも簡単にいくとは思っていなかったのか、大して驚く様子もなくすぐに突入部隊が前に進み出てきた。

 

「やべっ!」

 

突入部隊が手に持った小銃が向けられる。咄嗟に峻が叢雲を捕まえてレジの陰へと押し込む。

 

どれくらい前に店を止めたのだろうか。本屋といいながら本の1冊もない。ただ、本棚がずらりと並ぶだけの店内。

 

「ちょっとどうするのよ!」

 

「静かにしてろ」

 

ホルスターからCz75を引き抜いた。マスクを剥ぎ取り、動きを阻害するデッキコートを脱ぎ捨てると長袖のシャツが露わになる。

 

「……まだこいつは使わなくてもいいな」

 

右脚の義足を叩くと、硬い感触と金属音が跳ね返ってきた。

 

Cz75のスライドを引いて弾を装填。セーフティを右手の親指の付け根で解除した。

 

「叢雲、お前はここにいろ」

 

「はあ? 私も戦うわよ」

 

「さっき言ったことをもう忘れたのか?」

 

「っ……わかったわよっ!」

 

さっき言われたことを聞くと約束した以上、舌の根も乾かぬうちに反故にすることは叢雲にできなかった。

 

「それでいい。お前の得物は刀だろ。刀がないんだから大人しく伏せとけ」

 

むすっとしてはいるが、文句をつけるつもりはないらしい。大人しく叢雲が頭を下げた。

 

息を押し殺して機を待ち続ける。呼吸の音がいやに大きく聞こえた。

さっき見た限りで、武装している突入部隊の憲兵は10人以上いた。対してこちらはたったのひとり。普通に考えて、ここまでの戦力差がありながら戦いを挑むのは無謀極まりない。

 

だからどうした。

 

たかだか10人とちょっとだ。店内に憲兵たちが踏み込んだ時点で狙撃手を心配する必要はなくなる。そうなれば、余計な茶々が入る心配はない。なにより小銃レベルしか持っていないのならどうとでもできる。どうとでもしてきた。

 

ひとりで同時に相手できる人数はせいぜいがふたりまで。そんなセオリーなんてクソくらえだ。そんなものいくらでもひっくり返せる。この身一つで変えてきた。

 

あまり時間はかけられない。かければかけるほど逃げることが難しくなる。

 

だが道はある。チャンスを狙って峻はじっと待ち続けた。




こんにちは、プレリュードです!
今日はバレンタインですね。まあ、縁のないイベントですが。そもそも縁があったらここで小説は書いてないよ! はっはっはー!
……言ってて悲しくなってきたからここまでにします。そんなわけでバレンタインデーですが内容は掠りもしません。仕方ないよね。だって前回の流れでバレンタインは無理がある。
ちなみにみなさんイベントどうですか? 自分はいまのところE-1を潜水艦隊で突破してE-2をじりじりと削っております。なかなかレア艦が落ちないなあ。

感想、評価などお待ちしてます。それでは!

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