艦隊これくしょん〜放縦者たちのカルメン〜   作:プレリュード

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こんにちはプレリュードです。
今回はなんと、新キャラ登場です!
あの東雲をして頭を抱えさせた同伴者がついに!
事前に言っておきます。

本当………すいませんでしたぁぁぁぁ!

はい、本編参りましょう。


言いたいことはいろいろあるけどとりあえずチェンジで。

 

ガラガラと大きめのキャリーバッグを転がし手持ち用のバックを持ちながら館山基地の正門に立った。

しばらくはこの基地ともお別れだ。

 

「あ、叢雲が来たよ。あとは提督だけだね」

 

「3人とも早いわね。まだ集合時間の30分前よ」

 

「そういう叢雲も早めにきてるでち」

 

「遅刻するよりマシじゃない」

 

「それ提督さんに言ってあげたら?」

 

「たぶん言っても無駄よ」

 

正門には瑞鶴と鈴谷とゴーヤがそれぞれ荷物を置いて立っていた。やはり遠出するだけあって大きなカバンを持っている。

全員違う格好だが制服なので(ゴーヤはスク水ではなく、セーラーにスカート姿)雰囲気はさながら修学旅行のようだ。

 

「おーい、お前ら早いな」

 

先に集まった4人が談笑していると峻もすぐに到着した。こちらはキャリーバッグ2つに肩掛けカバン1つに手持ち用1つというえらく大荷物だった。

 

「なにがそんな必要なのよ」

 

「着替えだけじゃなくて工具とかタブレット端末とかその手の物も持ってきてるからな。忘れてるかもしれないがこれでも俺は技術士官でもあるんだぜ?」

 

忘れてはいないけど大変ね。そこまでたくさん持ってかなきゃいけないなんて。

 

「提督さん遅いよー」

 

「お前らの艤装の輸送を見届けなきゃなんねえんだよ。向こうで実際に演習みたいな形で訓練つけてやんなきゃなんねえだろうが」

 

「だからてーとくはちょっと遅れたの?」

 

「まあな。しっかり厳重にロックしとかなきゃいけないしな」

 

なるほど。それなら許してあげよう。仕事してたわけだし。もし寝坊だったらドロップキックでも食らわせてやるところだけど。

 

「さて、今から迎えの車がくる。それにのったら空港まで行ってそれから軍用ジェット機に乗って大陸を横断して欧州連邦に向かう。質問ある奴いるか?」

 

「はい!大陸横断なんてしちゃって大丈夫なの?途中で他国に撃墜されました、とか鈴谷は嫌なんだけど」

 

「欧州連邦の上が話はつけてあるらしい。途中で監視の軍用機が付近を飛んだりするとは思うが深海棲艦の制空下を飛ぶよりかはるかに安全だ。はい次!」

 

「はい!ヨーロッパについたらゴーヤたちはどうなりますか?」

 

「歓迎パーティーに出席してから向こうが用意してくれたホテルに向かう。滞在中はそこに泊まるとのことだ。もちろん部屋料金も施設の使用も向こう持ちで、だ。噂によるとスイートルームらしいぞ。ラッキー!はい次!」

 

「はい!向こうで私たちはなにをすればいいですか?」

 

「瑞鶴いい質問だ。向こうではそれぞれの艦種をお前らは指導をしてもらう。瑞鶴なら空母、ゴーヤなら潜水艦、鈴谷は巡洋艦全般、叢雲は駆逐艦で俺は士官候補生だ。うち以外にもう一人別の部隊からも来るらしいからそこと分担ということになる。自由時間は遊んでよし!ただ一人で出歩いたりはするなよ。はい次!」

 

「はい!提督、お土産はいくらまでですか?」

 

「好きにしろ!はい次!」

 

「はい!てーとく、ゴーヤは英語喋れません!」

 

「頑張れ!はい次!」

 

「はい!提督さん、おやつはいくらまでですか?」

 

「馬鹿野郎!おやつは300円までと──ゴバァ!」

 

段々と関係ない方向に飛び始めた話題をあいつに正拳突きをして歯止めをかける。もう迎えの車来てるからバカやってないで早くなさいよ。運転手の人が苦笑いしてるじゃない。

もう私は荷物預けたからさっさとして。

 

「叢雲……せっかくの遠足気分をぶち壊しやがって……」

 

「遠足じゃないから。はい、鈴谷から荷物預けてって」

 

わざわざ荷物用の車と2台で来てくれたから車の中で窮屈さを感じることは無さそうね。

 

「あー、そういうわけだから順番に荷物預けてー。すみません、よろしくお願いします」

 

拳がめり込んでいた腹をさすりながらペコペコと運転手にあいつが挨拶する。ちゃんとすればできるんだからいつもシャキッとすればいいのに絶対におふざけを挟むんだから。しっかりとしてれば様になってるわよ?

 

「ほら、預けてたらさっさとあんたも乗りなさい。飛行機に置いてかれるわよ?」

 

「それはあり得ないけどな。待たせるのは趣味じゃないし行くか」

 

順番に車に乗り込み基地をさる。

しばらくは見ないことになるから目に焼き付けておこうと基地をじっと見ると窓から覗いている小さな顔がたくさん見えた。

 

朝早いから見送りはいいってあいつが言ったのにわざわざするなんてまったくもう。

基地は任せたわよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空港というのは妙に緊張する。

今回はVIP扱いに俺たちはなるのでなんだかよく分からない豪奢な部屋に通され、そこでのんびりとドリンクを嗜みながら待っているとそのまま直通でジェット機まで案内されるという過去に経験したことがない搭乗だった。

俺たちの荷物と艤装はジェット機の腹の中に一緒に積んであるとの説明を受けながら飛行機とは思えない広い部屋にキャビンアテンダントに案内されなんだか長い説明を受けたが正直覚えていない。なぜなら現在俺は別に思考が飛んでいるからだ。

 

シートが革張りなんですけど⁉︎

足置きとかあるしまず広いし席の座り心地がエコノミーの比じゃねえ!

ていうかこれ最早シートじゃくね?社長とか座ってる椅子だよね⁉︎

てかまず広い!なんだここ!ホテルかよ!うわ、シートふっかふかだ!

やべえよ、これ経験しちゃうとエコノミーなんか乗りたくなくなるな。

 

「あんたテンション上がりすぎじゃない?」

 

「いや、飛行機くらい乗ったことはあるんだがこういうのじゃなくて安いエコノミークラスしかないからちょっとびっくりしてる」

 

「そう、乗ったことあるのね。私たちは初めてよ」

 

なんだと。初めてがコレとかなんて贅沢な。

 

「これが普通だと思うなよ。普通はもっとすし詰め状態だ」

 

「たった今、これ以降は一生乗らないと誓ったわ」

 

そうかよ、と叢雲を適当にあしらうと背もたれに体をどっかりと預ける。

人をダメにするクッションというのがあったがちょうどこれもそんな感じだろうか。あー、もうこのままでいいや。

瑞鶴たちも思い思いにふかふか具合を楽しんだり雑談に花を咲かせたりと楽しんでいる。向こうに着くまではのんびりとしていてもいいだろう。

 

ポーンという音が鳴り、シートベルトを外してもよくなった。とりあえず紅茶を頼んでまたシートに座り込む。

 

コンコン、と部屋のドアがノックされた。

 

「おい、叢雲。誰だ?」

 

「さあ?あんたが言ってた一緒に来るもう一人の司令官じゃないの?」

 

ああ、そういやくるっていう話だったな。結局面倒だったから名前も確認せずにスルーしていたが向こうから挨拶に来たってことは階級は恐らく下なのだろう。

だがたまに奇特……いや変人……いやご立派な精神をお持ちの上官サマもいるし一応立ち上がっておいた方がいいか。

 

「はい、ドアは開いてますからどうぞ」

 

スライドタイプのドアが素早く開きタタッと部屋の中に人が駆け込み大きくジャンプした。俺の方へ。

 

「ほっなっみクーン!元気っかにゃ────ベコブゥ!」

 

そして俺に飛びついてきた人間を俺は右足で横薙ぎに蹴り、とびかかってきた人間の腹にめり込んでから吹き飛ばした。

人影が勢いよく室内の壁に叩きつけられボテッと倒れる。

 

「ちょっ!あ、あんた!いきなり蹴ったりして大丈夫なの⁉︎」

 

「うわー、まじかー。こいつかよ。ないわー。それはないわー。さっさとくたばれよこの変態」

 

倒れた人間がムクリと立ち上がりながら長い髪を振り乱しながら笑う。

 

「ふっふっふ。甘いよ、帆波クン。その程度で折れるアタシではないのだ!というかもっと蹴って罵って!」

 

内心で頭を抱えた。いや実際に抱えたしさらにいうなら目の前の()を今すぐこのジェット機からつまみ出そうか真剣に検討した。

 

「えーっと、この……なんて言えばいいのかな………とにかく提督さん、この人は誰?」

 

「お、キミが瑞鶴ちゃんだね?アタシは常盤(ときわ)美姫(みき)。帆波クンの同期で階級は1つ下の中佐だよ。よろしくねっ!」

 

「で、情報を追加すると打たれ強いドMで変態という非常に厄介な生物だ。できる限り、いや絶対にお近づきにはならないように気をつけろ」

 

「もう、帆波クンったら、し・ん・ら・つ。さりげなく人間扱いしてくれないし。でもッ、そこがッ、いいッ!」

 

「なあ、叢雲。今すぐCz75でこのバカの頭を撃ち抜いても別に人じゃないから殺人にはならないよな……?」

 

「落ち着きなさい。一応人間よ。うん、たぶん」

 

くねくねと一人で盛り上がる変態をどうしたものかと考える。

基本この女はめんどくさい。

詰っても喜ぶし殴っても喜ぶ。だからといって無視しても放置プレイキター!などと叫んで喜ぶ。そして体が頑丈で打たれ強いため、なかなか気絶しない。さっきの蹴りも全力ではないとはいえ、普通の人間だったら伸びていてもおかしくないくらいの力で蹴ったのにピンピンしているのがその証拠だ。

大学時代にも教官の説教に対してももっとゴミ虫を見るような目で叱ってください!とか真剣にお願いしてドン引きされたりしていた。

 

仕方ない。叢雲からゴミ虫退治の許可は出なかったし薬でも一服盛って寝ててもらおうか。

 

「帆波クン?なんか不穏な事(面白い事)考えてる?」

 

「これっぽっちも考えてない。で、何の用だ?」

 

「いやー、今回はよろしくーって挨拶よ、挨拶。おーい!入ってきていいよー」

 

スライドドアを開けて少女が2人入ってくる。片方はとても小柄でもう片方はメガネを掛けていて、非常に長身だ。少し羨ましい。俺と同じかそれより大きいんじゃねえの?

 

「駆逐艦、若葉だ。よろしく。早速だが大佐、さっきの蹴りを私にもしてもらえるだろうか?」

 

よし帰れ。完全に常盤のドMが感染している。この分だともう1人の方も危ないかもしれない。

 

「若葉、初見の殿方にそういう事を言わない。失礼しました、大佐。金剛型戦艦の四番艦、霧島です。短い期間ですがどうぞよろしくお願いします」

 

なるほど、霧島が恐らくこの変態どものブレーキ役なんだな。まだ感染していないし、今後の感染の可能性も薄そうだ。

 

「ああ、よろしく。若葉に霧島だな」

 

「はい。榛名姉様がいつもお世話になっています」

 

ぺこりと丁寧に霧島が頭をさげる。

 

「いやいや、こっちこそいつも榛名には頼ってばっかりだからな。世話になってるのはむしろこっちだ」

 

ウェークの時とか榛名にはかなり無茶させちまったしな。あの戦いは誰か1人が欠けたら勝てない戦いだった。

 

「霧島、そっちはこれで以上か?」

 

「はい。常盤隊からは私、霧島と若葉の2名です。申し訳ありません、数が少なくて……」

 

「いや、別にそういう意味で言ったわけじゃねえよ。確認のためだ。気を悪くさせたなら謝る」

 

「いえ、そんなことはありません!」

 

それにしても金剛型に特型駆逐艦の第二ロットの初春型か。駆逐艦で最新の陽炎型や夕雲型の投入を避けたのは技術の流出を恐れてだな。そして送り込む駆逐艦が特型である以上は日本としてのプライドも要請された体面を整えることもできる。戦艦も長門型や大和型は出さずに金剛型を入れる許可を出したあたりはそこらへんの事情だろうな。

陸奥の艤装を急ピッチで直して連れてこうかと思ったが許可がおりなかったのは恐らくそれだ。

 

「ともかくよろしくな」

 

「はい!」

 

にしてもこんな国際交流にいちいち気を遣わなきゃなんねえなんてな。やってらんないね、まったくよ。

 

「ねぇ、帆波クン。アタシの事は無視なのー?ねぇってばー」

 

「うるせえなあ!お前と関わるとロクなこと無いんだよ!」

 

今すぐ日本に引き返してチェンジ!って叫びたいレベルだよ!

胃薬持ってきてあるけど足りるだろうな。

 

「それより帆波クン。ちょっちアタシの部屋に来てコネクトデバイス見てくんない?最近少し調子悪くって」

 

「あん?…………ったくしょうがねえな。叢雲、しばらく外す」

 

「ええ、いってらっしゃい」

 

「しーゆーれいたー、でち?」

 

さっきからゴーヤがいやに静かだと思ったら英語の日常会話の本読んでたのか。そういや空港の本屋でなんか買ってたな。

あと確かにそれはいってらっしゃいって意訳はできるが最後にでちを付けるなよ……

 

手提げカバンを取ると、スライドドアを開けて廊下に出て常盤の部屋に向かう。やはり飛行機に乗っているせいか足元が揺れるがさしたる問題もなく俺も常盤も歩いていく。

 

「とりあえず見てやる。コネクトデバイス寄越せ」

 

「はいはーい。これだよっと」

 

ひょいと放られたコネクトデバイスを左手で受け取りつつ手提げカバンの中からパソコンを取り出しコードを繋ぐ。

これくらいならパソコンだけで充分だ。他に出力装置を用意する必要はない。

 

「ほらよ。クリーニングしといた。ちょっと使ってみろ」

 

「ん、んー。お、いい感じ。ありがとねー」

 

ポンと放り投げたデバイスをシートに転がった常盤が首に装着して動作を確認する。

 

「で、何の用だよ?」

 

「デバイス直してって言ったじゃん。で直してくれてありがとねって話だよ」

 

「はいはい。だからさっさと本題に入れって言ってんだよ。わざわざあいつらから離れて俺たち2人だけにしたってことはなんかあんだろ?」

 

デバイス見たがこの程度なら別にクリーニングしなくても問題なく動くしむしろ問題はあまり見当たらなかった。適当な口実つけて俺を呼び出したかったんだろう。

 

「お?わかっちゃう?ここは帆波クンのお話(罵倒)でも聞こうかなと思ってさ。さぁ!もっと激しく罵って!」

 

「帰るわ」

 

「ごめん待って!ふざけたのは認めるから!ちゃんと本題に入るからパソコン片付け始めないで!」

 

コードをくるりと折りたたみパソコンをカバンに滑り込ませて立ち上がり帰ろうとした峻の上着の裾を常盤が転がったまま掴み引きずられる。

 

本当に今すぐ戻って変更できねぇかな。マジでこいつチェンジしてえ。

 

「帆波クン、今回の欧州連邦の要請をどう思う?」

 

パンパンと引きずられたときについたホコリを常盤が払う。

 

「……何が言いたい?」

 

「北海油田の防衛戦で主力を削られたのは事実。そして有能な人材が死亡してしまったから早く有能な人員の補給をしたいから日本に教官役を要請した。でもホントにこれだけ?」

 

「一応はそういうことになってるな」

 

「……まあそれならそれでいいんだけど。それよりアタシが帆波クンに言っときたかったのはこっち」

 

常盤がブンと空中に投影されたホロウィンドウを可視化モードに切り替え俺に見えるようにする。

 

「反欧州連邦組織……帆波クンに聞き覚えは?」

 

「……あるよ。もちろんな」

 

大戦初期にヨーロッパは各国が集まり連邦国家になった。深海棲艦からの攻撃を防ぐためという目的での連邦国家だが満場一致で可決されたわけではない。

連邦国家派と独立国家派の2つが存在し、多数決で連邦国家派が勝利しヨーロッパは欧州連邦という国になった。

そして反対派は今もなお独立運動を続けている。別に街頭演説程度なら欧州連邦政府も認めているがこの手の組織には必ずと言ってもいいくらいに存在するものがある。

過激派だ。

時に暴力的なデモまでやってのけるのが反欧州連邦組織だ。

それを危惧したからこそ俺は銃の携行をあいつらに勧めた。

 

「で、その反欧州連邦組織がどうかしたか?」

 

「うん。で、過激派の中には日本(アタシ達)を快く思ってない連中もいる。欧州連邦と同盟国のような立場にある日本は彼らから敵と見られても仕方ない。何もないとは思うけど警戒だけはしておいて」

 

「ああ、わかった。お前は仕掛けてくるならどのレベルまでだと予想している?」

 

「移動中のヤジとか物を投げるのが精一杯かな。少なくとも日本はヨーロッパが数多の独立国家だった時から仲良くはしてる。ただデモに巻き込まれたりすると怪我で済むかわからない。だからそれだけは避けて」

 

「へいへい。ま、流れ弾に当たるのは俺もゴメンだ」

 

「そう?むしろアタシは当たりたい。迸る焼けるような痛み!ああ、なんと甘美なことだろう!」

 

「お前なんで今まで生きていられたんだろうな……」

 

「痛いってのはいいことだよ。自分が生きてるって実感できるからね」

 

「あっそ。なら物を投げつけられたらお前を盾にするわ」

 

「是非ともお願いします!」

 

「くそっ!ホントにこいつ面倒くせえ!」

 

嫌味の1つも通じやしない。だがまあ有益な情報は手に入った。

反欧州連邦組織、ねえ。嫌な予感しかしないのは気のせいか?

 

殴って蹴って罵ってー、と目をキラキラさせる変態を意図的に視界に入れないように気をつけながら今度こそ部屋を出る。

本当に物を投げつけられたら絶対にこの女を盾にしようと心に誓って。

 

目指すはナポリ国際空港。

まだまだフライト時間は長そうだ。





…………………………。
初の司令官サイドの女性がこれって……
あと若葉ファンの皆様、本当にすみませんでした。

活動報告にもあげますが、パラレルとモルガナのフルネームをとある方々に考えていただき、そちらに変更しました。
本編には一切関係ないので問題はありませんが念のため断わっておきます。

感想、評価などお待ちしています。
それでは。

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