模試が早く終わってくれたおかげで書く時間が生まれるというね。執筆が癒しになってる今日この頃です。
現在イベントにかける時間がなくて未だにE-1で足踏みしてます。1週間切ったら丙まで難易度下げよっかな……
みなさんは進捗具合はどうですか?
それでは参りましょう。
北上ちゃんはボロボロになりながらも勝ってくれたみたいです。でもあの損傷具合だと援護してくれるのは望めないでしょう。
加賀さんの方も良くないですね。互角に渡り合ってはいますが、加賀さんは直掩をつけてません。瑞鶴ちゃんの発着艦をやってるのもあるんでしょうけどだいぶ余裕がないんですね。
「シズメ!!」
「〜〜〜〜!」
「くっ!」
榛名がゆっくりと追い詰められていく。濃厚な戦闘のせいで疲労が溜まり、結果的に動きが鈍り、いつもなら躱せるはずなのに当たってしまう。
さすが姫の名を冠するだけあって強いですね……。
装備は……主砲は残り一門、副砲一門以外は機銃を含めて全部持ってかれてます。
「フッ!」
「きゃあっ!」
体中が痛い。艤装からは火花が散り黒煙を噴き出す。これ以上動くのもキツいくらいだ。海面にぺたりと座り込んでしまう。
濡羽色の髪が血で頬に張り付く。姉妹お揃いの巫女服は至る所が焦げ、あるいは紅い染みが出来ている。
「ミナゾコニ……カエルガイイワァ……」
泊地棲姫とル級が主砲の狙いを榛名につける。ニヤリと嗤ったような気がした。
ドォンと砲撃音が響き、砲弾が榛名に向かって飛来し、爆発した。
「はぁ、はぁ、はぁ………」
だが榛名は無事だった。いや、厳密に無事とは言えないかもしれないが。残っていた副砲はなくなってしまった。
「ナゼ……マサカ、副砲ヲ盾ニシタノカ!」
艤装を盾にして榛名は直撃を避けたのだ。
でもこの手はもう使えない。次はもう防ぎきれない。
「アナタノ頑張リハ無駄ダッタヨウネェ」
「いえ………そうでも……ありま、せんよ………」
もう榛名にはほとんど何も残っていません。唯一あるのは主砲一門だけ。でもこれだけでは直撃でもさせられない限り、せいぜい小さな傷をつけるのが限界でしょう。
でも、大丈夫です。
「やりましたよ………」
「ナニガ?」
泊地棲姫がせせら嗤う。
榛名は一度息を整えてある人物に向けて告げた。
「15分、稼ぎきりましたよ……」
『よくやった』
「あとは任せなさい」
えっ。中佐の後に聞こえた今の声は!でも彼女は!なんで!
霞むようなスピードで榛名の真横を何かが通り過ぎる。砲撃体勢に入っていた泊地棲姫の胴体を蹴り、体勢を崩させる。そして泊地棲姫の体を蹴った勢いをそのままに、スピードを緩めることなくル級に向かう。
驚いたのはル級、近づく何かに向かって構えていた主砲の照準を変えて撃つが、易々とそれは躱し、ル級の主砲を掴むと懸垂の容量で飛び上がる。それと同時に顔の前で爆雷を爆発させてル級の視界を塞ぎ、頭を飛び越えて背後に回ると右手に持った刀で逆袈裟に斬りつける。
振り向いて主砲を構えるル級にもう一閃して左の艤装を全て斬り飛ばした。
「〜〜!」
斬り飛ばされたことに怒ったのか何か理解不明なことを喚きながら右の艤装に残っている砲を全て向けると撃つが今度はそれはル級の股を抜ける。置き土産に魚雷を残して。
「沈みなさい!」
爆発。海面に浮いた重油が燃え、辺りを赤々と照らし出し、榛名の頬をチリチリと焦がす。
炎の中から出てきたル級エリートは下半身が無くなり、眼の光は消えていた。そのままズブズブと海へ沈んでいく。
たった今、ル級を沈めたその人は刀身についた青白くぬめりのある液体をふり払うように刀を横に振りぬく。
「叢雲ちゃん……ですか?」
彼女は沈んでしまったはず。でもあの動き。かなり伸びたがあの特徴的な青みがかった銀髪。彼女しか使わないあの仕込み刀。艤装は前着けていたものと全く違う形になっているが間違いない。
「ええ、そうよ。待たせたわね」
振りぬいた刀の峰を肩に担いで振り返るとあの燃えるようなオレンジ色の瞳が榛名を見つめた。
「ただいま」
よかった、間に合った。
榛名の傷は深いけどすぐに命に別状が出るほどのものじゃない。
「北上、榛名に肩貸してあげて」
「んー、わかった」
「待ってください!加賀さんがまだ……」
「そっちは大丈夫よ。あいつが艦載機操ってフォローに入ってるし、ここに来る途中にいた深海棲艦を駆け抜けざまに撃ったり斬ったりしてきたから。もうじき陸奥たちが残りを殲滅するはず。そしたらこっちに来るみたいだからあのヲ級が沈むのは時間の問題ね」
つまり残っているのは泊地棲姫だけ。それもここで決着をつける。
「というか叢雲ちゃん、その艤装は!」
「ああ、これ?あいつの秘策ってとこね」
「中佐の?」
遡ること15分前。
”さらしな”の格納庫に連れてこられた私は訳がわからなかった。
「こんなとこに連れてきてなにをさせるのよ!」
「いいから見てろ。っと、こいつだ」
峻は格納庫の隅に置いてあった身長くらいある箱にかかっている布をばさりとどかすと、箱の上部のパネルに手を当てる。
「我、求め訴えたり」
《掌紋認証完了。パスコード認証完了。声帯認証完了。該当人物、帆波峻技術士官と断定。ロックを解除します。》
プシューッという炭酸ジュースを開けたときのような音を出しながらゴツい金属の箱が開いていく。
その中には一組の艤装があった。
「これは……?」
「叢雲、現在使われてる艤装は一般的に第何世代型のものだ?」
「今は……第2世代型と第3世代型が入り混じってるわ」
深海棲艦が現れた初期に使われた第零世代型と呼ばれたプロトタイプから中期に使われた第1世代型、そして現在は第3世代型が少しずつ世界各地に広がっていっている。
「こいつはな、岩崎重工の試作品の第4世代型だ。そこに俺がいろいろ加えて改造してある。お前が使うならばこいつのパフォーマンスは実質的には第5世代型クラスを叩き出す計算だ」
「嘘………」
「嘘なもんか。何のために岩崎満弥のおっさんに頭下げて試作品を譲ってもらったと思ってるんだ」
ま、稼働データを提供するっていう条件付きなんだけどな。とあいつは言った。
これで私も出られる……?
「でも……大丈夫なの?」
「本当は出したくない。この前お前は勝手に出撃してあのザマだからな。だが仕方ない。こういう状況だ」
「それだけじゃないわよ。私は艤装がうまく扱えなくなっちゃったのよ!いくら新しいのに変えたってまた繰り返すだけよ!」
まったく艤装が思い通りに動いてくれなかったあの時を思い出す。
あれじゃ、また出たって同じことの繰り返しよ。それなら出たって足手まといになる。
「あれな、原因を探ったんだ。あれはお前のせいじゃない」
「……どういうこと?」
「あのとき3ヶ月くらい演習漬け生活してたろ?あれのせいでお前の能力が上がって艤装のスペックがお前に追いつかなくなったんだ」
「なんで私だけ?」
「お前の上がり方が他の奴らより大きかっただけだ。とにかく、どうする?出るか出ないか。俺は腹括ったぞ」
そう。それならもう答えは決まってる。
「出るわ」
決意のこもった眼差しで見つめる。こくりと峻が頷いた。
「そうか。なら今すぐ艤装を装着しろ。システムはすべて流し込んであるしデバックは済んでるが装着者との微調整が必要だ」
「どれくらいかかる?」
「10分だな」
「5分で仕上げなさい」
「………7分。これ以上は譲れん」
「わかった。お願いするわ」
叢雲が箱から艤装を引っ張り出して装着する。
峻は格納庫にあるパソコンから伸びるケーブルを艤装の保護カバーを外して差し込み、左手で前髪を掻き上げるとキーボードに指を目にも留まらぬ速さで走らせる。
タブレット端末にホロキーボードに音声認識出力装置、果ては脳波入力ユニットを同時に峻が操り、システムの調整をしていく。
通常ではこの調整、プロが5人集まって一時間で片付けば早い方だ。だがそれを峻はたった1人でこなしていく。
「上がりだ」
そしてキッチリ7分で仕上げた。やればできるじゃない。
「そこ降りてくとカタパルトがある。そこから出撃できるからな」
「そう。わかった、ありがと」
素っ気なく言うとカツカツと階段を降りていく。
「絶対に帰ってこいよ…」
階段の上からそんな呟きが聞こえた気がした。ええ、わかってる。私はここにちゃんと帰ってくる。
決意を胸に目の前にあるカタパルトに足を置いた。
「駆逐艦叢雲、出撃するわ!」
そうして出撃して今に至る。
にしてもこれすごいわね。思い通りにスイスイ動く。前に感じたラグのようなものが一切感じないし、動きも滑らか。少し反応が良すぎてピーキーだけどこれは馴れの問題ね。久しぶりに艤装つけたからかしら。
「榛名、北上、下がってて」
肩に担いでいた刀を降ろして右手で正中線に構えて泊地棲姫を睨む。
「こいつは私がやる」
『俺たちで、の間違いだろ』
細かいことでグチグチ言うんじゃないわよ。それくらいわかってるっての。
艤装を完全共有モードに移行。コントロール権を私とあいつに。
これでこの艤装は私とあいつ2人同時に操れる。近接戦闘は任せなさい。その代わり砲撃は任せるわよ。
「シズメテアゲルワ!」
『ところがどっこい!』
「沈むのはあんたよ!」
いきなり撃たれた砲弾を軽々と躱す。
体が軽い。今ならなんだって出来そうな気がする。
「コノ!チョコマカト!」
「ふっ!」
左右のステップで砲撃を避け、接近しようとすると、機銃の掃射でそれを防ごうとするがそれすらも潜り抜けて近づき、刀を一閃し振り抜く。だが咄嗟にバックで泊地棲姫が逃げたので副砲一門を斬りとばすだけで終わる。
『おっと、そう易々と逃げられると思うなよ』
あいつが主砲を撃って命中させる。さすがに姫級の装甲を抜くことは難しいけど、一瞬の隙さえ出来れば構わない。
もう一度踏み込んで今度は主砲らしきものを斬った。これであれは使えない。
『叢雲、油断するなよ。あの一番デカイ主砲はまだ生きてる』
「わかってるわ、よっ!」
その一番デカイ主砲が火を噴くが危うげな感じはなく躱した。
危ないわね!あんなん当たったらどうなるかわかったもんじゃないじゃない!
『あれ邪魔だな』
「そうね。ちょっと退場を願いましょうか」
『そうだな。煙幕弾装填!仰角調整、マイナス0,359、てぇ!』
煙幕ってことはそういうことね。機関を回し速度を上げる。
「ムグ!ゴホゴホッ!コレハ……」
「煙幕よ。こういう大したものじゃないのが使い方によっては映えるの。覚えときなさい」
「ワタシノ肩ニダト?イツノマニ!」
泊地棲姫の右肩に叢雲は刀を担ぎながらバランスよく立っていた。
煙幕が出ると同時に速力全開で近づき、泊地棲姫の艤装の所々を掴み、足を掛けて体重を感じさせないくらいふわりと登っていた。
「煙幕に紛れてよ。そんだけ長い主砲持ってるから足がかりは十分あったしね」
「離レロ!」
ぶんぶんと暴れて振り払おうとする。
言われなくとも離れてあげるわよ。その代わりと言っちゃなんだけど。
「その大きな主砲。もらうわよ」
タンッと飛び上がりその右肩についた主砲に刀を当てて裂く。
切り傷を作ったらあとは当てていくだけ。
そうすれば勝手に自重で斬れる!
ザン!と泊地棲姫の右腕ごと主砲が斬られ、青白色の液体が噴き出す。
「ガァァァァァア!」
放たれた砲撃をひょいっとステップで躱すと、あいつが機銃を掃射して牽制する。
もう前の私とは違う。もうやられたりなんかしない。私には今、力がある!
「やあぁぁぁぁ!」
主砲を撃ちまくる。泊地棲姫は左旋回しながら躱し、残っている砲を私に向けて撃ってくるが当たってあげるわけにはいかない。左旋回して避ける。
「シズメ……シズメ……シズメ!」
「そっちが!」
互いが一気に接近してギィン!と刀と主砲を打ちつけ合う。
さっき斬った巨大な主砲の砲塔を泊地棲姫は振るい、叢雲は死にかけても守った愛刀、
一方が斜めから振り下ろし、もう一方がそれを受け流す。かと思えば受け流した勢いをそのままに回転して斬りつけ、それをバックステップで避けてから鋭い突きを繰り出す。
その間にもほぼゼロ距離にも関わらず砲撃は続く。叢雲は持ち前の速度と反射で躱し、峻は泊地棲姫の砲弾の来るタイミングを先読みして、砲弾に砲弾をぶつける。泊地棲姫は戦艦クラスの装甲を持って正面から砲撃を防ぐ。
左下から右上に斬りあげ、そしてそのまま上から下へと刀を振り下ろすが、それを泊地棲姫は受け止めた。
鍔迫り合いの状態からお互いが力を同時に入れて飛び退る。
ただ二者が向かい合い、じっと睨み合う。求めるのは一瞬の隙。
気づくと周りにはみんなが集まり、勝負の行方を固唾を呑んで見守る。
下手に手を出すと叢雲を傷つけてしまう可能性があるというのもあるが、そもそも全員弾薬もほとんど残っていないため援護すら出来ないというのもある。
沈黙の中、泊地棲姫がゆっくりと口を開いた。
「ホナミ、トカ言ッタワネ?アナタハナゼ戦ウノカシラ?」
『つまんねぇから』
「……ドウイウコトカシラ?」
『叢雲からのヘルプサインをほっとけば俺のあずかり知らんとこであいつが勝手に死ぬ?つまんねぇな。誰かに犠牲を強いて得た勝利?最っ高につまんねぇ。俺は誰も死なせたくないんだ』
「誰モ死ナセタクナイ……ソンナノタダノ綺麗事ヨ」
『知ってるよ。知ってんだよ、んなことぐらい。自分が吐いてることが綺麗事だってことぐらいな。だからと言って諦めるのか?俺はやだね。全てを守るのは無理でも手の届く範囲にいる仲間なら守れる。そのためなら姑息で卑怯な手を使ってでも勝つ。誰も死なせねえためならなんだってしてやる』
「ソコノ駆逐艦、アナタハ?」
「私はもっと単純よ。死にたくないし死なせたくない。ただそれだけ」
つまらないから、とはあんたらしいわね。難しい理屈を出す前に感情論を持ってくる癖は抜けてない。
「ソウ……強イワケネ。デモ私モ負ケラレナイノヨ!」
二者の間の空気がピリッと張り詰めた。
誰が言い出したわけでもないが全員が確信した。次で決まる、と。
ゆっくりと二者が旋回しぐるぐると泊地棲姫と叢雲の真ん中を中心として航跡が円を描く。
重油の燃える匂いがツンと鼻を突き、火の粉が皮膚を焦がす。
何かに引火したのか、突如海上で爆発音が響く。
そしてそれが引き金になった。
速力を全開にして一気に間を詰める。思考が加速して、時間がゆっくりと流れるように感じる。
泊地棲姫が砲塔の鋭く尖った先で突きを繰り出してくる。
本当はすごく速い突きのはずが酷くスローに感じるためか反応は簡単だった。
刀の腹で砲塔の横を撫でるように擦りあげて突きの軌道を逸らしていく。
泊地棲姫の顔が驚愕に歪んだ。
私は死ねない。
目の前が閃光に染まったあの時に思った。まだ死にたくないって。
ウェーク島で目が覚めてから誓った。
必ず
だから私はあなたを斬る。あなたを沈める。
振り上げられた刃は泊地棲姫の右肩から左の腰あたりまでを深く斬り裂いた。
そのまま叢雲は減速し、泊地棲姫と背中越しに話した。
「アラ……私ノ負ケ………カシラァ?」
「ええ、あなたは負けたのよ」
「ソウ……。ネェ駆逐艦、名前ハ?」
「特型駆逐艦吹雪型の叢雲よ」
「フゥン………ムラクモ、ネ。覚エテオクワ」
「あなたこそ、名前は?」
「名前ハナイ。ムラクモ達ノ呼ビ方デイイワ」
「そう。なら泊地棲姫、でいいのかしら」
「エエ、センスハ無イケド悪クナイ。誇リナサイ。コノ泊地棲姫ヲ倒シタコトヲ」
バチッと火花が散る音が聞こえ、泊地棲姫の艤装が燃え上がり爆発した。
爆炎が消えた後、そこにはもう何も残っていなかった。
「終わった……のかな?」
鈴谷がポツリと呟いた。
「反応消失よ」
加賀が疲れた声で報告した。
『全員、”さらしな”に帰投しろ!俺たちの勝利だ!』
わあっと歓声が上がった。
あの不落の泊地をたった2艦隊で落としてしまったのだ。
早く帰って寝たいとかご飯食べたいとかゆっくり休みたいなどと思い思いに騒ぎ始める。
「っ!提督!接近する反応あり。深海棲艦です!」
榛名が叫ぶとさっきまでの空気が嘘のように消えた。
疲労は限界だ。これで更に新しい艦隊を相手取るのはもう……
「あんた!引くわよ!」
『いや、大丈夫。間に合った』
いきなり敵艦隊の反応が消失した。
そして新たな反応が電探に現れた。
『おい、シュン!生きてるかー?』
『よお、マサキ!ウェーク島一丁上がりだ』
『嘘だろ、オイ!』
あれは……横須賀鎮守府の東雲中将の直属、東雲隊じゃない!
もしかして打っておいた最後の手って横須賀鎮守府の援軍なの⁉︎
『お前ら帰投しな。やってきた深海棲艦共はマサキに任せて、な』
『シュンてめぇ!仮にも中将をアゴで使いやがって!』
まあまあ落ち着いてください、と諌める声が聞こえた。この声は中将の秘書艦の翔鶴ね。
「翔鶴姉!来てくれたの?」
「ええ、瑞鶴。あとは私たちに任せて!」
『そういうこと。じゃ、帰るぞ』
凱旋だ。そう言ったあいつは通信機越しで笑っていた。
深海棲艦との戦争が始まり早10年。
人類は初めて深海棲艦から土地を奪い返すことに成功したのだった。
後の世においてウェークの奇跡と呼ばれた戦いはこうして幕を閉じた。
ウェーク攻略戦、ようやく完結です。
綺麗に終われたのか気持ち悪いのかなんとも言えない形ですが作者的には満足です。新章突入はもう少し先ですがこの章での戦闘描写はこれで終いです。
今回は戦う理由が裏テーマだったりします。
なぜ彼女たちは、彼は戦うのか。その一端が垣間見れればと思います。
感想、評価をいただけると嬉しいです。作者の執筆意欲の向上にも繋がるのでお気軽にお願いします。
それでは。