艦隊これくしょん〜放縦者たちのカルメン〜   作:プレリュード

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警告

著しいメタパロキャラ崩壊を含みます。読まなくとも問題は皆無なので苦手な方はご遠慮ください。


番外編 大暴走幕間劇
テイトーーク!


作者「さあ、そんなわけで始まりました『テイトーーク!』。その名のとおり提督として出てきた4人に来ていただきましょう! どうぞ!」

 

帆波「どうぞって言われても何をするんだよ」

 

東雲「そのまんまだろ」

 

若狭「僕はこういう場に顔出したくないけど出てるんだ。我慢しなよ」

 

常盤「それ以前に現時点で司令官じゃないのがほとんどじゃない?」

 

帆波「えーっと俺が反逆者で常盤が辞職して若狭はそもそも情報部勤務。まともに司令官をやってんのはマサキくらいのもんか。タイトルで『テイトーーク!』とか銘打っておいて4人中、3人がアウトってだめだろ」

 

作者「ほら、提督は正規の名称じゃないし……」

 

東雲「少なくとも艦これにおいてはイコールで司令官を示すワードだろ」

 

常盤「最近だと艦これ二次創作を名乗っておきながら市街地戦ばっかりじゃん。なんかアタシずたぼろにされてるし」

 

帆波「俺にいたっては左眼を無くしてるぞ」

 

若狭「そこのところをどう思ってるんだい?」

 

作者「我ながらなんでこんなの考えたんだろうって思ってる」

 

東雲「おい作者」

 

作者「しょうがないじゃん! ただ海戦するだけじゃつまんないなーって思っちゃったんだから」

 

常盤「開き直ったよこの人」

 

作者「うるせー。とにかく……」

 

5人「艦隊これくしょん〜放縦者たちのカルメン〜をここまで読んでいただき、ありがとうございます!」

 

作者「気づけば投稿開始から1年を過ぎ、こうして100話記念までできるようになりました。読者の皆様たちには感謝の気持ちでいっぱいです」

 

常盤「それにしても長くなったねー」(見返し)

 

若狭「当初は1年もかける予定はなかったんだっけ?」

 

作者「そうそう。もうちょっと短くまとまると思ってた。書きながらシーンの追加とかしてたら思いの外、のびちゃったのよ」

 

東雲「総文字数も50万文字を超えてそろそろ60万に届きそうだしな」

 

作者「なー。始めの頃の1話あたり2000文字くらいでやってた頃が懐かしい」

 

帆波「あの頃とは書き方もキャラクターもずいぶんと変わったよな」

 

作者「言い訳がましい言い方になるけど、作者は台本形式じゃないものを書くことも、長編を書くことも、艦これで書くこともこれが初めてだったんだよね。始めたての頃はどういう書き方がいいのかわかってなかったのはある」

 

若狭「最近だとかなり落ち着いてきたね」

 

作者「そりゃよかった。でもそのせいで最初の方の原稿とか見返したくない。なんか我ながら酷すぎて目も当てられない」

 

東雲「ことあるごとに改稿したいって言ってるもんな。もしかしてそれか?」

 

作者「そそ、そういうこと」

 

常盤「ところで誰も突っ込まなかったけどこのタイトル、大丈夫なのかにゃん?」

 

若狭「何とは言わないけどさ、すっごく聞き覚えがあるタイトルだね」

 

作者「うん。サブタイは『私たちはメインキャラ提督です』」

 

帆波「かんっぜんにアウトじゃねえか!」

 

東雲「よくこれでやろうと思ったな」

 

作者「悪ノリの産物。やろっかなーって言ったらやっちゃえNI〇SAN! って言われたし」

 

東雲「ことあるごとにN〇SSANかよ……」

 

帆波「とりあえずそろそろ内容に行こうぜ。いつまでも前座やってるわけにもいかねえだろ。一応、これは座談会ってことでいいんだよな?」

 

作者「そうそう。まあ、いろんな質問とかに答えていこうって感じ」

 

若狭「ふーん」

 

東雲「興味なさそうだな、オイ」

 

若狭「僕の柄じゃないんだ」

 

作者「まあ、1話分だけなんだし我慢してくれよ」

 

帆波「とりあえずさっさと質問を処理してったらどうだ?」

 

作者「処理……もうちょっと言い方を……うん、まあいいや」

 

 

 

Q1.キャラクターの命名はどうしているの?

 

 

 

常盤「ほら、なんでなの? なにか法則とかあったり?」

 

作者「いや。ぶっちゃけテキトー」

 

東雲「いいのかそれで……」

 

作者「しょうがないじゃん。別に意味を持たせる理由もないし。あ、でも考える元になったやつはある」

 

帆波「じゃあ俺は?」

 

作者「帆波峻って確か海っぽさを出したかったから名字にセイルの『帆』とウェーブの『波』をいれたんじゃなかったかな。峻は語呂。あと呼びやすさ重視をしたのはある」

 

帆波「特にこれといって深い意味はねえじゃねえか」

 

作者「だから言ったじゃん。テキトーだって」

 

東雲「登場順的に次は俺か」

 

作者「あー、東雲将生は誤解がないように言っとくけど、南雲中将から持ってきたわけじゃないよ」

 

若狭「安直にそこからだと思ってたよ」

 

作者「ちゃうちゃう。ご存知の方も多いと思うけど某物語シリーズの『失礼、噛みました』の女の子いるじゃん?」

 

常盤「いたね。かみまみたって言って毎回、名前をすごい噛み方する子」

 

作者「あの子の名前を作中で考察するときに、八九寺は東雲物語に出てくるみたいなこと言ってたじゃん? あそこから」

 

東雲「意外な経緯だな」

 

作者「自分があのシリーズ好きなんだよね。好悪が分かれる作品ではあるけどあの言葉回しとかすごいと思う。勝手だけどめっちゃ尊敬してる」

 

帆波「でもまだ20代とはいえこんなオッサンの名前が元はあのロリっ子ってすげえ嫌だな」

 

作・若・常「あー……」

 

東雲「うるせえ! そうだ、名前だ! 名字はさておき名前があるだろう!」

 

作者「名前こそ呼びやすさ重視。シュン、マサキ呼びがしたかっただけ」

 

東雲「まじか……」

 

若狭「次は僕かな」

 

作者「まあ、出てきた順で行けばそうか。若狭はそのまんま若狭湾から取ってきたね」

 

帆波「今までと比べるとシンプルだな」

 

作者「基本は響きのよさだからね。陽太の方はまたしてもノリ」

 

常盤「うわー、雑……」

 

作者「名前なんてそんなもんじゃない? あ、でもよくありそうな名前は避けた。もしこれで読者さんが『あ、このキャラと自分の苗字も名前も一緒だ』ってなったら気分を害することにもなりかねないし」

 

帆波「そこらへんは大変だよな。同姓同名はどうあっても感情移入しちまうだろうし」

 

作者「でもキラキラネームはできる限り避けたい。難しいところなのですよ」

 

常盤「はいはーい! じゃあアタシは?」

 

作者「ポ〇モンに出てくるトキワの森から」

 

東雲「うわ、脈絡ねぇー」

 

作者「なんとなくだもの。美姫の方は姫って漢字が使いたかったからだし」

 

常盤「想像以上に適当だね……」

 

帆波「今の世代にトキワの森って伝わるのか?」

 

若狭「だいぶ昔の話だからね。知らない人は知らないかもよ? というか作者の年齢がばれるんじゃないかな?」

 

作者「ま、知らないならばその時よ。別に知らなくとも問題はないし。そして年齢を突っ込むでない」

 

若狭「仕方ないじゃないか。そもそも有名すぎるゲームから持ってくるのがいけない」

 

作者「いいじゃん。あー、とにかくこんな感じで他のオリキャラたちも命名してる。あ、でも最大級に酷いやつが1人いた」

 

東雲「だれだ? 他にオリキャラっていっても結構たくさんいたろ?」

 

作者「矢田(やだ)惟寿(これとし)って覚えてる?」

 

帆波「あー、1章で俺がボコったやつか」

 

若狭「深海棲艦と通じてた銚子基地の基地司令だった人だね」

 

作者「あのキャラってホントの投稿直前まで名前が決まってなくてさ。惟寿は毎度の如く適当なんだけどね、問題は苗字」

 

常盤「矢田ってなんの捻りもなさそうだけどなにかやったのかにゃん?」

 

作者「あれね、ちょうど艦これを自分がやってたのよ。で、その時は蒼龍を旗艦にして育ててたわけ」

 

東雲「まあ江草は強いしな。でもそれがどうして名前に繋がるんだ?」

 

作者「蒼龍の『やだやだやだぁ』ってセリフあるじゃん? あれ聞いた時に思ったのよ。あ、苗字を『矢田』にしようって」

 

帆・東・若・常「オイ!!」

 

作者「いや、本当に矢田さんにも蒼龍にも悪いことしたかなと思ってる」

 

帆波「ひっでぇな」

 

作者「しょうがないじゃないか! 毎回、タイトルとキャラの名前には苦労させられるんだって」

 

 

Q2.この世界における艦娘の配備状況は?

 

 

 

作者「あー、はいはい。来ちゃいましたよこういうの。ここらへんはほら、我らが横須賀鎮守府の司令長官サマの出番じゃあないかね?」

 

東雲「あん? ったく……あー、まあ日本における艦娘の配備状況だが、駆逐艦を上げると今は特型が多くを占めてるな。実際に俺んとこに吹雪、シュンのとこに叢雲ちゃんがいるのが代表例だ。それに常盤のとこは若葉だから吹雪型以降の建造だろ? だが陽炎型や夕雲型は完全配備にはいたってないのが現状だ」

 

若狭「僕のところにいる長月は睦月型だから戦線から引き始めてる艦娘ということになるね。長月だけがああいう形態で前線に出ていないわけじゃないってことさ。まだ前線を引いた艦娘が海軍内の事務職にいるってケースはかなり少数だけどね」

 

常盤「なかなか軍内部でも怪訝な視線で見られがちだからね。前線から引いてるとなるとなかなか大変だとは思うよ。消耗品として見る人も多いし」

 

帆波「加えて言うと、なんだかんだと機密の塊だからな。海軍内に留めおかないわけにはいかないって事情もあんだろ」

 

作者「駆逐艦以外にも話そうか……」

 

東雲「他って言ってもなあ。やっぱり艦種が上がれば必然的に欲しがるところも多くなるのは変わらねえよ。館山にあんだけの戦力を起き続けるのがどれだけ……」

 

帆波「戦果はそれに見合うだけのもんをきっちり出してただろ?」

 

東雲「ウェーク島陥落とかな。ま、あれがよかったのかはこの際、話さないでおこう」

 

若狭「結果的にエレジー編に繋がっちゃわけだし」

 

作者「擁護しておくけど事故だからね? 回避のしようがなかったでしょ?」

 

帆波「まあな。たぶん章単位で勝ったと言えるのってあれが最後じゃないか?」

 

作者「あながち否定できないよね。小競り合いだったら勝ってるけど」

 

若狭「話が逸れたけど、国内は大まかにこんな感じだね。海外になるとまた話は別だけどさ」

 

作者「艦娘が日本の輸出品とかやったなあ……あの設定とか覚えてくれてる人、何人いるんだろう。つい最近まで自分も忘れてたし」

 

東雲「それでいいのか作者」

 

作者「なんだかんだと書けてるし、必要になったら思い出すから大丈夫。配備状況だけに限らず、遊びを持たせとくといざと言う時に設定を作り替えられるから楽って都合もあるけど。あ、でも艦娘がバイオロイドって設定は出したわ」

 

常盤「あのもう一人の叢雲ちゃんだね」

 

作者「あれは本当に最後まで書くことを躊躇った。できればやりたくなかったし、あの子には生きてほしかった。でもこうする以外に手がなかったってのが本音」

 

若狭「あれもたぶん好き嫌いがわかれるだろうね」

 

作者「あれでもマイルドにしたんだぞ? 何度も改稿かけて納得できるものに近づけようとしたし。でも生き残りエンドだけは書けなかった。自分の実力ではあれが限界。もし書ける人がいるなら生き残りエンドは見てみたい」

 

 

 

 

Q3.深海棲艦の設定は?

 

 

 

作者「とりあえず現状でわかっている点と公開してもいいとこまで話そうか。若狭、出番」

 

若狭「僕かい? まあ、ご存知だとは思うけどゲームと同じようにイロハ階級で分けられているよ。今のところは拮抗状態だね」

 

常盤「攻めあぐねてるよねー。かといってこちらが落とされるわけでもない。絶妙なバランスだよ」

 

帆波「そういえばそんな会議が海軍本部の大将クラスだけでされてたな」

 

作者「それ、お前は知らないはずだろ」

 

東雲「メタパロOKって言ったのは他ならぬ作者だろうが 」

 

作者「まあ、そうなんだけどね。ここらへんは未だにブラックボックスかな」

 

東雲「またしても深海棲艦から逸れたぞ」

 

作者「おっと失礼。まあ、基本的にゲーム準拠という理解で大丈夫。姫級も1回、出てきてることからもう察してるだろうけど、姫級も鬼級もいるよ」

 

常盤「基本的に前線に出てくることはなくて、拠点防衛ばかりなんだっけ?」

 

東雲「そうだ。あれが前線に出てきたらと思うと横須賀を預かる司令長官としては割と怖いものがある」

 

常盤「ま、出てきたら出てきた時だね。どのみちアタシはもう関係ないし」

 

 

 

Q4.食事描写、多くない?

 

 

 

帆波「だとよ、作者」

 

作者「まあ、これを思った人って多いよね。あえて言おう。趣味であると!

 

東雲「そもそも二次創作が趣味のような気がするんだがな……」

若狭「でも確かにレストランの食事描写だけで1話分を使ったこともあったね」

 

常盤「あー、なんか長い料理名のランチコースだったやつかぁ」

 

作者「あれ考えるのはすっごい楽しかった。うっすらわかってる人もいると思うけど自分が好きなんだよね、ご飯。好きなせいでそこに力をつい注いじゃうもんだから文字数が異様なくらい食事描写で伸びる」

 

常盤「あれはでっちあげのメニュー?」

 

作者「失礼な! ちゃんと自分が今まで食べてきたものから考えたメニューだよ! これとこれを組み合わせればおいしいだろうな、とかいろいろ考えたんだからな!」

 

帆波「他に力を注ごうぜ……」

 

作者「それを言われると痛い。でも今後も隙あらば食事描写は入れてきたいね」

 

東雲「そんなだからTwitterで『飯テロの帝王プレリュード』なんて(不)名誉なあだ名を頂戴するハメになるんだ」

 

作者「あれ誰が言い始めたのかね。気づいたらそんなあだ名が広まってた。ま、いいけど」

 

若狭「実際にやってるんだから言い訳できないよね」

 

作者「こればっかりは慣れてもらうしかないと思ってる。参加してる企画も、自分で執筆してる小説も、食事描写を入れなかったことがないし。なんか飯テロしてるのを見かけたら『あ、まーたこいつやりおった』みたいに寛大な心で受け入れてくれると嬉しいかな」

 

帆波「もしかしてだが俺が料理できるって1章で言及したのはそのせいか」

 

作者「当たり前だよなあ」

 

若狭「まったくもって生かされてない設定だよね」

 

常盤「普通はこの女子であるアタシにくっつけるべき設定なんじゃないの?」

 

作者「えっ、女子? どこが?」

 

常盤「帆波クンは左眼だから今度は右眼にしようか?」

 

作者「おい、この女を誰か止めてくれ!」

 

帆波「無理だな」

東雲「無理だろ」

若狭「無理だね」

 

作者「この薄情者ども!」

 

帆波「少なくとも止まるんだったらああはならねえだろ」

 

常盤「っていうかあそこまでの怪我ってことはおそらくこの後にアタシの登場シーンないよね? どうするつもり?」

 

作者「いや、ぼちぼち登場シーンは今まであったじゃん。見せ場も作ったじゃん。だからナイフを抜くのやめよう? ね?」

 

常盤「ウフフフフ……」

 

作者「え、あっちょま」

 

(しばらくおまちください)

 

帆波「まあ、常盤のキャラを尖らせたのは作者の責任だしな」

 

若狭「ある意味で一番、芯からぶれてないキャラクターでもあるし、いいんじゃないかな」

 

東雲「あそこまでとち狂ったやつも珍しいから忘れられることはないだろ」

 

 

 

Q5.キャラクターの性格や立ち位置を決める時に考えたこと

 

 

 

帆波「またしても作者への質問だな」

 

作者「考えたこと、か……うーん、考えたっちゃ考えたけど考えてないような気もする」

 

常盤「曖昧すぎない?」

 

作者「それこと常盤のドMな性格の理由は後から思いついて追加したものだしなあ。もともとただのネタキャラで投入したわけだし」

 

東雲「なら他はどうなんだよ?」

 

作者「帆波はある意味で憧れみたいなキャラクターを融合させたのはある。東雲は学校にいる気の合う腐れ縁、みたいな。若狭に関してはフリーで動ける人間でそれなりに親密な関係のキャラがほしかったからかな」

 

若狭「それなりに考えているじゃないか」

 

作者「ただあとは口調くらいしか決めてなかった。立ち位置と口調だけ確定させたらそのまま突き進んだ」

 

帆波「ノープランで書いたってのか」

 

作者「いや、違う。最初はそこまで複雑なストーリーラインにしなかったからキャラクターの信条とかを決めなくとも回せたんだ。具体的には欧州編の前まで」

 

常盤「待った。じゃあアタシはどうやったの? 欧州編では苦労したらしいけど」

 

作者「だから常盤はしばらく登場シーンがなかったろ? あの期間に自分の中でキャラを固定化させたんだ。だから次の登場で憲兵隊に所属させたし、そこからあとは頻繁に出てきたってわけ」

 

常盤「にゃるほど」

 

東雲「なら初めの2章だけで俺たち3人は固定化したってわけか?」

 

作者「正確には東雲と帆波の2人。若狭はフーガ編の中盤に入ってから方針や信条が確定した」

 

帆波「一番、遅いじゃねえかよ。それって常盤より後ってことだろ」

 

作者「そうなるね。初期から意味深なことばっかり言いまくらせてたら最後になって自分が混乱するというわけのわからない事態に陥ってた」

 

東雲「アホだ……」

 

作者「うるせー! まあ、答えるなら結構テキトーだ。ストーリーラインだけ決めたらあとは流れだな。ただキャラを重視するためにストーリーラインをねじ曲げることも多々あるって感じか」

 

 

 

Q6.カルメンを書く時に意識しているところは?

 

 

 

東雲「ほらよ、答えるんだ作者」

 

作者「うーん、まず真っ先に思い浮かぶのは主要キャラクターがそれぞれの役割から外れないようにすることかな」

 

若狭「役割、かい?」

 

作者「役割というよりもあらかじめ定めたキャラクター性と言うべきかな。わかりやすく言うと、そのキャラクターが言わないことを言わせないようにする。どうしても言わせたいなら言わざるを得ない状況を作るとかしてたりね」

 

東雲「はー、意外と気にしてるんだな」

 

作者「まあね。細かいところを言えばいろいろ出てくるよ。それこそ帆波が叢雲に対してのみ『任せた』って言ってたところとか。やっぱり主人公だけあって書く時は気を使ってるよ、そこらへんは」

 

帆波「なるほどな」

 

作者「その他に自分はどうしてもキャラクターの感情と展開を優先するあまり、ロジックを放棄しがちなんだよね。だから気をつけないとえらいことになる。実際に同じ艦これ二次創作を書いてる人とよくネットで繋いでるけど、確認を手伝ってもらったり」

 

常盤「さっきも言ったけど欧州編がやばかったんだっけ?」

 

作者「あれは終わってたというのが正しい。元の原稿とかプロットは見返したくもない。反省材料として手元に残してあるけど」

 

帆波「えっと、どれどれ……あっ(察し)」

 

東雲「おう、俺にも見せろよ……あー」

 

作者「酷いという言葉以外で形容ができなかったね。なぜかプリンツが警官の股間を蹴り抜いてたり、よくよく考えると帆波が深海棲艦の湾岸爆撃を手引きしようとしてたり。思考がイカれてたんじゃないかと真剣に思う。あの時は本当に止めてもらって助かった」

 

若狭「反省が生かされてるのならいいんじゃないかな」

 

作者「…………さあ、次に行こっか」

 

帆波「おい、なんだ今のながーい間は。大丈夫なのかよ」

 

作者「はは、言ったじゃろ? 『感情とやりたいシーンを優先しすぎる』って」

 

常盤「まさかやっちゃった?」

 

作者「常にやらかしては改稿しているが正しい。はは、こんなことばっかりやってるから書き溜めがもうほとんどないんだ……」

 

東雲「毎週更新とか謳い文句にしておいて大丈夫か? 今までも書き溜めがあったからできてた芸当だろ」

 

作者「がんばる。他にも書いてるものがあるけどこっちを最優先のラインにして書けばきっとなんとかなるはずだし」

 

帆波「ここまでいくと強迫観念じみてきたな」

 

作者「こうは言ってるけど書くこと自体は楽しんでるんだよ? 問題はいろんな立場の人間を増やしすぎたせいで捌ききれなくなってることだね」

 

常盤「だめでしょ、それ」

 

作者「まあね。でも楽しむってのは必要だと思うよ。心がけてるっていうのならここもかな。結局のところ商業誌じゃないから好き以外にモチベーションってないんだよね。だからつまらないって思っちゃったらたぶん書かなくなる」

 

帆波「楽しむ、か。でも言われてみればそうかもしれないな」

 

作者「あとはカルメンを書く前に自分でちょっとした誓いを立てたのよ。長編物を書く時は、絶対に最後まで書き切ること。もし途中で更新を投げ出して小説を削除したらもう2度と筆は持たないって」

 

東雲「2度とってなかなかハードな誓いじゃねえか、それ」

 

作者「抜け道として1話読み切り式の短編をまとめていくものとかはセーフにしてるけどね。あとは長編物でも更新を一時停止にしてもいい、とか。でも投稿したのなら絶対に削除はせずに最後まで書き切る。たとえどれだけつまらないと叩かれてもね」

 

若狭「じゃあカルメンが叩かれる可能性も考えていたわけだね?」

 

作者「もちろん。というかここまで伸びたのにびっくりしてる。お気に入りは最終話を投稿した時点で50を超えてればいいぐらいで考えてたから」

 

常盤「そういう意味でいくと読んでくれている方々には感謝しかない、と」

 

作者「そういうこと。まさか書き始めた頃はこんなに読んでいただけるとは思ってなかったし、他の物書きさんたちと繋がることができるなんて思ってなかった」

 

帆波「ならカルメンは上々の成果を残しているんだな」

 

作者「うん。上々なんて言葉で表せないくらいだね。未だにランキングに乗ったときのスクリーンショットは記念に残してあるし」

 

東雲「またしても逸れていくな」

 

作者「おっとっと。まあ、だから意識してることっていうのなら、キャラクターの行動や書きたいシーンを優先しすぎて展開がハチャメチャにならないようにすること、あと自分が楽しむことくらいか。ここはさっきも言ったけど商業誌じゃない強みだね」

 

若狭「そういえば商業誌で思い出したけど書籍化する予定とかはないのかい?」

 

作者「現状ではないね。どうしても小説はコミケとかでも手に取ってもらいにくいし、表紙とか挿絵を描いてくれる絵師さんも探さなくちゃいけない。なによりオリキャラが大量に出てくる小説は、ただでさえ敷居の高い小説をさらに高くしちゃうから」

 

帆波「まあ、仕方ないわな。それが書きたかったんだろ?」

 

作者「うん。それにぶっちゃけると商業誌じゃないからこそ好き放題ができるっていうメリットもあるし、このスタイルは我ながら気に入ってる」

 

 

 

東雲「気づけばもう8000文字を超えてるぞ」

 

作者「そこまで行ったか。なら頃合いだしここらで切り上げようか」

 

若狭「長々とオチもなく話し続けたのは作者の技量のなさということでひとつよろしくするとしようか」

 

作者「うん、わりと反論できないのが辛い」

 

常盤「まあまあ。ところで次回から新章突入するんだよね?」

 

作者「そうなるよ。この座談会を書いてる現時点(6月25日)で新章の話は1話も原稿が上がってないけど」

 

帆波「大丈夫なんだよな?」

 

作者「積みタスクを放置して最優先ラインで進める。これでなんとかなる、はず」

 

東雲「大丈夫って言っときながら大丈夫な雰囲気が1ミリたりとも伝わってこねえな」

 

作者「安心したまえよ。以前にもこれくらいのピンチは乗り切った!」

 

若狭「ピンチをくり返した時点で学習能力が皆無って認めたことになるけどそれでいいんだね?」

 

作者「ガフッ……と、とにかく更新はまた来週にちゃんとするつもりです!」

 

5人「これからもカルメンをよろしくお願いします!!」




こんなんで果たしてよかったのだろうか……

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