魔法少女まどか☆マギカ -異端の物語ー   作:4WD skyline

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久しぶりです。
遅れました…。
すいません。


I want to・・・(3)

「豹矢!!」

と優菜と名付けられた私は、魔法少女の姿に変身して豹矢のところに飛んでいく。

周りはひどい有様だった。

家が何軒か破壊され、道もめくれあがっている。

その道の先の大きな穴の中に豹矢はいた。

「豹矢、しっかりして!」と、私は叫ぶ。

次の瞬間だった、魔獣の結界の中に入っていた。

「!?なんで!?」と私は叫ぶ。

すると、

「初めまして、神様」

という少女の声が聞こえた。声のほうを向くと悪魔のような堕天使のような装いの少女がビルの上に立っていた。

「まったく、私の魔力で威力を上げたら上げたでこんなに破壊するなんて」

と少女が言った。

「どういう、こと?」

「簡単なことよ、ここにいる皆を使った私の罠ってことよ」

「わ、な?」

「そう、あなたを消すためのね!」

といったと同時黒い羽根が私を襲う。

それらをかがんで防ぐと同時、弓を引き絞り反撃する。

が、放った矢はすべて回避される。

そこで弓を一気に引き絞り、大型の矢を放つ。

避けられるものの、その爆風によってその少女は吹き飛ぶ。

続けて弓を放とうとした私の手が止まった。

その少女の脇に抱えられた人物を見て止まってしまった。

「そ、んな…」

「そう、あなたにとって大切な子でしょ、豹矢君は?」

そうその人物は、私に名前をくれた子。豹矢だった。

 

『見つけた、もうあなたを放さない・・・』

と言う一人の少女の声。

そしてその少女は、優菜の腕をつかみ・・・。

 

「はっ!」

と目を覚ます。

目覚めたのは・・・少女の脇。

いや待ておい、何で脇に挟まれて捕まっちゃってる感じなの、俺?

だが次の瞬間その少女は、自らの黒い羽で優菜を攻撃し始めた。

つまり、こいつは、敵!?

そう結論付けた俺は、その少女の顎をバリスタのストックで殴りつける。

「ウグッ…ッ!」

と少女がひるんだ隙を狙って少女の腕の中から抜け出す。

しかし抜け出した先は、空中。

このままだと自由落下して昇天してしまう。

そこで、背中に翼が生えたようなイメージをする。

すると、雷の翼が俺の背中から形成される。それを拡げてボバリング。

どうにか地面に衝突するのを防ぐ。そして、一気に上昇。その最中、

「バリスタ!モード、デュアルソード!」

と俺が言うと、

『リクエスト認証。モード、デュアルソード』

とバリスタが返答したと同時、G-11を模したバリスタが二振りの機会装甲形双剣へと姿を変える。

横幅15cm刃渡り30cm全長50cmぐらいの双剣だ。

刃には常に電気が流れている。大きさは1000V以上。

その刃で一気に少女へと斬りかかる!

画。飛行速度では少女のほうに分があり一向に刃は届かない。

(どうする…!あんなに動かれたら砲撃は、当たりそうにねぇし。このままだと絶対攻撃なんて…)

と考えていると、

(刃を、飛ばすなんてどうだ!?)

と思いつく。

そういえばこのモードには必殺技となるロードドライブが登録されていない。

なら…

「ロードドライブ登録!空破斬!」

『ロードドライブ登録。デュアルソードモード。01クウハザン!」

と少し空破斬の部分をカタコト気味にバリスタが答える。

そして一気に双剣を少女に向けて振りまくる。

すると、本体の刃とは別に雷の刃が発射された。

-ズガァン、ズガァン、ズガァン、ズガァン、-ドォン、ドォン!

と、四回振るった後、二回少女に当たる。

(やったか!?)

と思ったが少女は依然空中で立っていた。

しかし、少し苦渋の色を顔に浮かばせていた。

「…あなたは一体何者?」

と、その少女は尋ねてきた。

「あいつの同居人」

と、俺は夕菜を指差して答える。

ちなみに夕菜はこちらに気づいて今飛んできている。

「そう円環の理の…。いえ、壊れた概念の」

「何?」

と俺は聞き返す。

すると夕菜が到着して、

「あなた!これ以上豹矢に手を出さないで!」

と声を荒げて少女に言う。

ウワォ…すごいキレてる。

そんなに心配だったのかと、ちょっと申し訳ない気持ちになる。

「あなたには聞いていないわ。壊れた円環の理にわね」

と少女が言い返す。

「壊れたってどういうことだ…?」

と俺は聞く。

「簡単なことよ彼女は円環の理としての機能が死んだ、いてもしょうがない存在なのよ」

と、少女は告げた。

 

その瞬間夕菜はとてもおびえたような表情になった。

それを見た俺は、こう言い返した。

「ざっけんじゃねぇよ!ここにいる存在は、意味を探すためにいるんだよ!それをお前が否定するって言うんなら、ぶっ飛ばしてやる!夕菜の存在を否定したことを後悔させてやるゼッ、コノヤロォォォッ!」

 

豹矢の怒りの声を聞いた私は、自分の身が解き放たれる感覚に陥った。

-なんでだろう…?

ああ、そうか。認められたかったんだ、自分自身の存在を…。

そうわかった瞬間、もどかしくって、でも甘い感覚が私の心を満たした。

何なのだろう、コレは…?

「ドリャァァァァ!」

と、俺はバリスタを振り回す。

次の瞬間、バリスタが少女の隙に入る。

「!」

「とったッ!」

と言った瞬間だった。

「豹矢君ッ!」

と言うまどかの声によって動きが止まる。

見ると、まどかとさやかがいた。

そして少女のほうに振り向きなおすと、そこに少女はいなかった。

そこには、フワフワと黒い美しい羽が一羽落ちていた…。

 




そろそろ私は修学旅行。
思い出話しようかな…。

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