魔法少女まどか☆マギカ -異端の物語ー   作:4WD skyline

6 / 13
大変長らくお待たせしました。


I want to...(2)

私、鹿目まどかは今、とあるビルからある人たちを見ていました。

一人は円環の理、一人はさやかちゃん、一人は魔法少女姿のマミさん。

そして、紫の髪に普通の日本人の顔立ちながらも少女っぽさが入った顔の男の子、豹矢君。この四人がいました。

その4人の中で豹矢君と、マミさんはまさに一触即発の状態でした。

「だいじょうぶかな」

と私が言うと、

「釘打っとくようなもんだろ?」

と、隣にいた杏子ちゃんが答えました。

...それでも私はとても心配でした。

 

今目の前に魔法少女がいる。

そして敵対状況である。

保護人物が一人いる。

これが今の俺を取り巻く周囲の状況である。

「コネクティング」

と言い俺の電気とバリスタの電気の波長を同一化させる。

前回はこれが無かったため目眩を起こしたのだ。

そして...

ーパン!-と魔法少女のライフル(魔法の杖)が発砲される。

こちらも負けじとバリスタの連射で応戦する。

ーババババババババババ!-と発砲するも華麗に避けられ一発も当たらない。

優菜に変身してもらう手もあるのだが病み上がりの体での戦闘はつらいだろう。

ーババババババババ!-と魔法少女のライフルが今度は何十丁もの数で発砲される!

ービシッ!バシッ!-と、俺の黒のジャケットに被弾する!

その時だった、体が動けない!なぜだ!?

ふと足元を見ると黄色のひもが俺を巻き付けていた!

「これで終わりよ!」

と魔法少女が取り出したのは、レミントンデリンジャーだった。

大きさは優に、使い手の魔法少女の3倍以上はあった。

「ティロ・フィナーレ!」

といった直後、大きな光の玉が俺を直撃し俺は吹っ飛んだ。

 

 

 

ーああ、負けたのかー そう思っていた時だった。

悲観に暮れる優菜の顔が見えた。

そしてふと、ある人の言葉を思い出した。

警視庁の未詳の係長の、野々村光太郎さんの言葉だった。

『specホルダーは強力だ。だからこそ、その力におぼれて犯罪を犯す者がいる。だけどね、僕は君がきっとその力を、誰かを助けるものになると信じているんだ』

その言葉で目が覚めた!負けた勝ったじゃない、誰かを守り切らなければならない、それが野々村さんとの≪男の約束≫なのだから!

「うぉぉぉぉぉ!」と思いっきり体を地面の方向に向けバリスタを構える。

「ロードドライブ01発動!」

『All right!マスター!≪ライトニングブラスター≫!』

と俺とバリスタが話す!

魔法少女はとても驚いた顔をしている。そんな彼女におれは、

「これが俺の覚悟だ!」と叫んだ!

といったと同時に俺は、トリガーを引き絞り絶対的な一撃が放たれた。

その光線は魔法少女どころか、その周囲一帯をも吹き飛ばした!

そしてその直後、俺もぶっ倒れた。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。