魔法少女まどか☆マギカ -異端の物語ー   作:4WD skyline

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あらすじの訂正について
《中世》ではなく《中性》です。
申し訳ありませんでした


I want to...(1)

-私は、今泣いているの?

そう思い円環の理である私は、慌てて頬を擦る。すると、生暖かい液体が流れていた。

その正体はすぐわかった、涙だ。

それと同時だった。

「本当は、嫌だったんだろ。魔法少女の終わりをあんなふうに終わらせるのは」

と、目の前にいた紫の無造作ヘアーの少年は言った。

「ええ」

「だから泣いた」

「そうよ」

「だけど自分とおんなじ存在が自分しかいなかったから誰にも言わず一人生きてきた」

「何であなたは...」

―そんなにも私の事がわかるの?

と言おうとした時だった。

「俺、人が傷ついている時の心、よくわかるんだ」

「あなたは、一体何者なの?」

「普通の少年だよ、少し異能が使える点に目をつぶればな」

「.....どうしてあなたは私を助けたの?」

「助けたかったから、じゃ駄目かな?」

と少年が言ったときだった。

―ぐぅぅぅぅぅぅ

と、私のほうからおなかがなる声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しゃーねーなー。今日土曜日だしなんか食いにいくか《優菜》。」

「ゆ、うな?」

「お前の名前。円環の理って言いにくいから」

と俺は言う。すると、

「ゆ、うな。優菜。」

と《優菜》が言う。

「わかった。私は優菜ね。」

「ああ。後、それで戸籍登録しておいたから。」

「え...!?」

「円 優菜《まわり ゆうな》それがお前の名前な。」

「えぇええええええええええええ!?」

 

 

 

 

 

 

数分後近くのカフェにやってきた俺と優菜はとりあえずモーニングを食べた。

その帰り道だった。

「見つけたわ」

と言う声を聞き俺たちは立ち止まる。そこにいたのは、

昨日の金髪の女性とさやかだった。

「なんだよ」

と俺が言うと金髪の女性が口を開いた

「早くその個体を本体に戻さないと、彼女は、円環の理としての機能を失ってしまうわ」

「それで?」

「彼女を返してもらうわ」

「こいつようやく自分の心の内を曝け出したんだぞ!?」

「それがどうしたの?」

「こいつはあんたらには返さない」

と言う。すると、

「あんまり使いたく無い手なんだけど..」

と、女性が言った瞬間だった。

周りから人が消えた。

「これは人払いの魔法ここであなたには倒されてもらうわ」

なるほど、人目を消して優菜を拉致るつもりか、

「なら、《バリスタ》!」

と、俺はショルダーバッグから唯一無二の相棒、バリスタを取り出す。

すると金髪の女性も変身した。

服装はどうでも良いにしろ問題は彼女の手に握られている古式の銃だ。

射程も何もかもが不明。しかもおまけに魔法が使えると来た。

「わかったわそこまで自分の意思を貫き通したいのなら全力でかかってらっしゃい!」

と女性が銃を構える

「へ、面白れぇ。後悔してももう遅ぇぞ!」

と俺もバリスタを構えた。




二日続けての投稿。
ちょっとキツかったです。
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