魔法少女まどか☆マギカ -異端の物語ー 作:4WD skyline
今回からは、極力なしになるよう頑張ります。
「は・・・・・・?」
そんなとぼけたような声が自分の喉から出た。そりゃそうだろう、だって自分の知り合いにとてもよく似た少女がいたらそんな声もでるだろう。
いやそんなことどうでもいい。その少女が傷だらけであるという状態であるのが問題なのだ。
『おや、大丈夫ですか?マスター?』
と、機械音の女性の声がきこえた。
「バリスタ。」
と、俺が学生かばんから取り出したのは、H&K社で作られた突撃銃《アサルトライフル》G11をモデルとした特殊装備バリスタ。
俺のある特殊能力いわゆるSPECと呼ばれるものを使う武装だ。
本家G11と違うのは色が白をベースとしていてさらに紫の線が幾重にも描かれている点。
そして最大のポイントは、AIが入っていることだ。
「どうしたんだ?」
と俺がいうと、
『マスターのバイタルが驚きを持ったときのものと酷似したため緊急セットオン行いました。』
と返してきた。
が、その声をまるで塞いでしまうような光景がそこには、あった。
言うならば悪夢をそのまま現実に持ってきたといえばいいのか。そんな光景が目の前にひろがっていた。バリスタもそれを察したのか警戒を催すように、
『セーフティーを解除します。』と言ってきた。
まあそんなことはさておきまずはこの少女の止血が優先順位としては第一だ。
が、次の瞬間
ードガァアアア、と轟音が鳴り響いた。
音源に振り返るとそこには、影みたいな10メートル以上ある、《バケモノ》がいた。
しかし事態は、これを境にさらにヒートアップする。
その影(?)が襲い掛かってくると同時、弓の雨が影に向かって降り注ぐ。
さらにリボンがその少女を包み戦闘エリアから離脱させる、さらに俺までも。
そして、雨の主が謎すぎる衣装に身につけ弓を持ったまどか、リボンの主が金髪で古式の銃を持った女性さらにその周りには、赤い衣装を着た杏子、青い女性騎士のようなさやかがいた。
影が手に持っていた刀を振り下ろす。すると、槍を持った杏子とレイピアのような細い刀をもったさやかが華麗に攻撃を回避し、-ザシュ、ザシュ、と槍と刀を斬りつける。
影が後ろへよろける。すると標的を変えたのか、まどか、ではなくあの傷ついた少女に突進する!
「バリスタ!」
と、俺は叫ぶ。そして、
「いきなりだけどロードドライブいくぞ!」
『了解しました。ロードドライブ01《ライトニングブラスター!》』
と叫びバリスタを構える。
風向や風力など無視した絶対的な一直線上の砲撃。
それを行うのがロードドライブシステムだ。その正体は、対物ライフルをはるかに凌駕した純粋な雷撃砲だ。
この時点で察した人もいるかもしれない。そう俺のSPECは、雷を行使する能力だ。
照準をあわせる。距離、目測300メートル射程圏内。
そして放たれた砲撃は、青白い色を放ち、影を塵もなく消し去った。
桜見ましたか?今年もきれいでしたね。
では、今回は、すごく遅く投稿してしまいすみませんでした。
では!