扇矢萩子の捜査録~艦これRPGリプレイ~ 作:長谷川光
19CH年 8月21日 早朝
青葉と山部中尉は五時台の列車で新京に向かうという。外は朝靄が広がっている、 白い靄に包まれた大連ヤマトホテル。舞風は、ある友人の夢の中で見たような気がしていた。その友人とは、上海の第三艦隊に居るという駆逐艦娘。野分
何かを夢の中で伝えられたような気がするものの、云われた事がいったいなんであるのかはっきりと思い出せない
舞風@:「腕を前から上に挙げて、大きく背伸びの運動ー。はいー」(変な夢見たなー。野分、あたしに何を言おうとしてたんだろ)
GM:ラジオ体操の歌に、鈴の音が加わる
舞風@:「いち、にっ、さん、し。ごー、ろく、手足の運動ぉー……ぉ?」
**:__シャン シャリン
舞風@:「どっかで聞いた鈴の音だ……」腰を捻ったり腕を回したりしながら周囲をきょろきょろ!
GM:なんとなーく、周りの白い靄が濃くなっていく気がしますよ
**:「「 … 」」
舞風@:「……なんだろ、この感じ。どこかで……」そわそわ
GM:白い靄に野分の姿がふわっと映されますが一瞬にしてそれは掻き消え、何時か宇治橋のたもとで見た、一人の巫女の姿が現れる
宇治の橋姫:「「…貴女の選択」」
舞風@:「そーだった、鈴の音、宇治橋で……。あたしの選択……?」
宇治の橋姫:「「ホンモノの誇りか、それともニセモノの誇りか」」
宇治の橋姫:「「止めるは貴女、進めるも貴女」」
舞風@:「う、ううん……? 誰と誰のことだろ……。誇り……?」
舞風@:「え、えっと、橋姫さん、教えて! 中尉さん、『想い』と『責務』、どちらかしか選べないなんてこと、ないよね?」
宇治の橋姫:「「……私は、選択を示すことしかできない」」(首を横に振る
舞風@:「山部中尉やあたしたちのこと、どうして知っているの……?」
宇治の橋姫:「「…それは、私が予言者だから」」(困ったような微笑みを浮かべる)
宇治の橋姫:「「私達は、ずっと見てきた。 ずっと、示してきた」」
宇治の橋姫:「「………」」(一歩舞風に歩み寄る
舞風@:「……!」ちょっとだけビクッとしたり
宇治の橋姫:「「力を抜いて」」 (手を舞風の額に翳そうとする
舞風@:「う、うん……」少しだけたじろいでるけどされるがまま
佛體月輪
出雲の御神
天も感応 地神も納受 諸願も成就 御国はさらさら
宇治の橋姫:「「……これが、野分の今、そして……未来。……すべては夢、そうしてくださいね」」 (と、目の前に居るはずなのに声が遠ざかっていく
GM:妙に怖い上司にせっつかれる野分の姿が霧の中に映し出されます、何某かの資料をあさっている様子
舞風@:「野分……」
GM:で、何かを見つけて、怖い顔の上司に持っていく。と言う訳で、ちょっと判定プリーズ 読唇術です。<無個性判定7/技能補正:目星>
舞風@:まさかの判定……! 索敵から暗号に挑んでも一緒か 2d>=7 それっ!
ダイス判定: (2D6>=7) → 5[1,4] → 5 → 失敗
舞風@:駄目だったらしい……再挑戦すべきかしら?
GM:うーん、成功した方が確実に分かるかな あと、映像と云うか、光景と云うかはサイレントです。
舞風@:1d 行動力減少 ふむふむ
ダイス判定: (1D6) → 2
舞風@:2d>=7 どうだ!
ダイス判定: (2D6>=7) → 4[1,3] → 4 → 失敗
舞風@:うむ、惜しいが失敗ということで
GM:OK、では。 野分がしかめっ面な上司に何かを興奮した様子で伝えています
舞風@:「野分、頑張ってるんだなぁ……」しみじみ
GM:かすかに、資料の表表紙に『大東亜重工、Z号計画についての報告』 と書かれているのが見て取れる
舞風@:朝霧ホログラフしゅごい
GM:何かを野分が云うが、上司は頑として首を縦には振らない。
舞風@:これは頑固者vs頑固者の予感
GM:暫くやりとりが続いた後、上司が何かを命じる。それを野分は、仕方がないといった面持ちで引き受けます。すぐに96陸攻で乗り込み、いくらかした後に新京の空港に降りたち、そして…舞風さん、貴女と出会うところで終わります。
舞風@:なんだってー?!
舞風@:「あたしがいるーっ?!」思わず大きな声を出す
GM:気が付くと、何故かベッドに寝転がっている自分を見つけますよー ヤマトホテルの、舞風たちが使っている大部屋です
舞風@:ん……気付いたら部屋で寝てて、自分の声で跳ね起きたって感じかな?
GM:そんな感じです
舞風@:「ほわぁ……。夢から醒めたらまた夢だった……」
GM:外には、朝靄ひとつない快晴の空が広がります。
舞風@:「これも夢かも……」
舞風@:ぼすん、とベッドにまた横になって……そのまましばらく思案に耽るかな……
ユカリ:「あの…大佐から、これを舞風さんに渡して欲しいって」(一通の封筒を差し出す
舞風@:「むむ……! ありがとユカリちゃん」封を切って目を通してみる
出雲:『貴殿ヲ知ル者ガ飛ブ 新京ニテ受領スベシ 支那方面艦隊旗艦、出雲』
舞風@:「……支那方面艦隊! うぅぅ、正夢だぁ……。只事じゃない予感がするよぅ……!」
舞風@:ユカリちゃんの手を握って上下にブンブンしてから、大佐のとこにダッシュだ!
ユカリ:「えっ? え?」
大河内大佐:「何事だ」
舞風@:「新京で野分に会えるってホントですかっ?!」ばばーん! と電報文を突き出しつつ
大河内大佐:「私はそのように把握している。連絡将校として、私と面識のある艦娘野分を送る。が、君が居るならば君が来いというのが出雲女史からの言葉だ」
舞風@:「この出雲さんって、これこれこーんな感じの人?」夢で見たのを顔真似したりジェスチャーしたり
大河内大佐:「……大凡、そのような人だな」(顔を背けながら
舞風@:「なぁるほど……」 一人で納得の様子の舞風ちゃんである
大河内大佐:「何かあったのか?」
舞風@:「うーん……。何かあったといえばあったような、なかったような。これからあるような……そんな夢を見ました?」\すさまじく要領を得ない感じ/
大河内大佐:「……何とも判断しがたいな。」
舞風@:「舞風も判断しがたい! ので、新京に行ってきますね! いつ出発ですか?」
大河内大佐:「私は新京から戻ってきたところなのだがな、青葉君たちは五時半の列車に乗るらしい、便乗すればいいだろう」
舞風@:「分っかりましたー! 舞風、準備しときますね!」ぴし、と敬礼してスタコラと辞去である
舞風@:うーん、準備と言ったが部屋には戻らずに、夢(?)で体操してたのと同じ場所まで出てみて辺りをキョロキョロ 特に変わったところのないいつもどおりの朝です……を確かめて終わりかな?
GM:なら、折角ですので<無個性判定9/技能補正:サーチ> または索敵に負荷+1
舞風@:2d-1>=5 索敵直上!
ダイス判定: (2D6-1>=5) → 2[1,1]-1 → 1 → ファンブル(判定失敗。アクシデント表を自分のPCに適用)
舞風@:act 流石や!
ダイス判定: アクシデント表(4) → 奇妙な猫がまとわりつく。サイクルの終了時、もしくは、艦隊戦の終了時まで、自分の行う行為判定にマイナス1の修正がつく(この効果は、マイナス2まで累積する)。
一同:にゃーん
GM:では、シャリンという、鈴の音がどこからともなく、舞風の耳に聞こえた かもしれない
舞風@:「…………」
白ネコ:「にゃーん」 (りりん りりりん
舞風@:「なーんだ、にゃんこか……」
白ネコ:「にゃぁ」(鈴を転がして遊んでいる
舞風@:「……にゃぉ」しゃがみ込んで猫に挨拶…… 近付いてみてみると、その鈴ってやっぱり?
白ネコ:「にゃ?」(鈴を咥える
舞風@:「にゃんにゃん」手を差し出してみる
白ネコ:「んにゃにゃ」 (舞風の手の上に鈴を落とす
舞風@:「んにゃー」よしよしなでなで
白ネコ:「ごろごろごろ」(うっとり)
GM:えぇ、近くで見たら確信します。この鈴、橋姫が持っていた神楽鈴の一つの様に見えます
舞風@:「……うん。夢で聞いたのと同じ鈴だ」小さく鳴らして確かめながら、そっとポケットに仕舞い込んでおこう
* * * *
19CH年 8月21日 18:50 新京ヤマトホテル
眞斗:「こんばんは、私に何か御用だとお伺いしましたが~」(ニコニコ
青葉@:「はい、まず、ゆかりさんの事、ありがとうございました!」前回付き添った件ね
眞斗:「いえいえ。こちらこそ途中で抜け出してしまい、大変申し訳なく思っていましたので…」(少し俯き加減に
青葉@:「いえいえ、こちらも助かりましたし。」ふたりでいえいえ言ってる図
眞斗:「最後まで同道できましたらよかったのですが……」
青葉@:「こちらも時間がなかったですからねー。」
眞斗:「時間が、なかった…ですか」(顔が曇る
青葉@:「ええまあ、そういうことです!」
眞斗:「……それで、私に何を?」(困ったような微笑みを浮かべて)
青葉@:「ええとですね。簡単に言えば萩子さんの過去に何があったかを教えていただきたいのですよ。」
眞斗:「……」(少し驚いたような表情に成り、少し困ったように眉を顰める
GM:<無個性判定12/技能補正:調査・目星> で、萩子の過去でどれぐらい調べられているかをどうぞー
青葉@:はーい。2d6+4
ダイス判定: (2D6+4) → 4[1,3]+4 → 8
青葉@:1d6
ダイス判定: (1D6) → 2
青葉@:2d6+4
ダイス判定: (2D6+4) → 9[3,6]+4 → 13
青葉@:やったぜ!
GM:OKOK、成功デース! まず、萩子が云っていたカリスマと云う存在について
本名は那須鹿子、そして戦艦艦娘「鹿島」のことだろうと推測できます。
青葉@:有明の女王じゃない方の鹿島さんですか
*有明の女王=練習巡洋艦なけしからん艦娘。
GM:彼女は、日露戦争後に日本海軍の主力として迎えられ、昭和天皇が摂政時代に欧州で遊ばれた際の護衛に、姉妹艦の戦艦香取とつきました。その後、ワシントン体制で日本が保有する艦娘の数に制限を掛けられた時、軍籍を離脱して以降傭兵業を行っていた模様
青葉@:ふむふむ。傭兵になっても艦娘は継続してた、でいいのかな?
GM:ですです、装備は自前で用意しなおしたらしいですよ
青葉@:おkおk。
GM:中尉の持っていた情報と統合した結果、萩子が軽巡『矢矧』としてクロギリ海域に居たころ。鹿島はトラック泊地の責任者、茂山提督に招かれて彼女の指導と、海域の護衛にあたっていました
青葉@:ふむ。
GM:で、Z号で海軍に提供されたブツが停止して以降、鹿島の消息もまた途切れ、現在に至ってはその生存は絶望的とされています
青葉@:その辺の記録が曖昧って事かな?
GM:曖昧というか、もみ消そうとした痕跡が感じ取られますね
青葉@:ふむ。じゃあその辺りだな。間違いなく『矢矧』は当事者だったはず、と。
GM:因みに、当時の断片的な記録から察するにトラックに居ただろうことが推測できるのは次の艦娘
青葉@:ふむ。
GM:軽巡洋艦『矢矧』 駆逐艦『霞』 高速戦艦『吉野』 戦艦『鹿島』以上四名です
青葉@:ん。吉野?
GM:吉野って調べたら出てきたよ。
青葉@:「正確に言えば、『矢矧』と『鹿島』に何があったか、ですか。もしかしたら他の方も絡んでるかも知れませんが。」
眞斗:「私が、知っていること。ですか…」
青葉@:「ええ、そして恐らくは今の萩子さんの根っ子ですかね。」
眞斗:「……一つ聞かせて下さい」
青葉@:「なんでしょう!」
眞斗:「青葉さんは、ハギちゃんを…どうしたいから聞くのですか?」
青葉@:「うーん。そうですねぇ……取り合えず、自分で自分を裁く様なことはさせたくないですね! あとはあれです。やっぱりハッピーエンドで終わらせたいんですよ、うん。」
眞斗:「……そう、なの」
青葉@:「例えば桂木とかその辺に返り討ちに遭うとか、全部終わらせたけど最後に自分を断罪するとか。そんな感じのありふれた悲劇は回避したいですしね。」
眞斗:「っ……」
まつ毛を震わせ、背を見せながら眞斗は小さく淡々と言葉をはく。
眞斗:「……萩ちゃんは、ハギちゃんは。鹿島さんから色々教えて貰ったって、云ってた」
青葉@:「ふむ。」
眞斗:(少し逡巡して)「だけれど、私は… 『鹿島』さんを、知ってないから。何とも言えないのだけれど……感謝はしていたんだと思う」
青葉@:「其それは雰囲気から判るのですけど。問題はあのおそらく罪悪感ですね。」
眞斗:「……もう一つだけ、聞いていいですか?」(申し訳なさそうな表情)
青葉@:「なんでしょう。」
眞斗:「ハギちゃんを、邪魔するんですか?」(きりっと睨みつける)
青葉@:「イエスであり、ノーであると言えますね。」
眞斗:「青葉さん、貴女は…悲劇にはさせたくないって、そういいましたよね。イエスはそういう意味?」
青葉@:「別に復讐とかするのであればまあ、ご自由に、ですが。なるべくならスマートにやって頂きたい、と言うところですか。わざと自滅的な手法をとっていただきたくない、と言う意味でノーですね。」
眞斗:「……自滅は、しないですよ。あの子の事ですから。ただし…」(中尉の方をちらっと見て
青葉@:「……」つられて中尉の方を見る
眞斗:「『少佐』は、海軍から殺されることになるでしょうね」
山部中尉@:「どういう…事ですか」
眞斗:「…もう、隠す必要がないから云いますけれど。叛乱罪に、問われたのを……青葉さんたちに阻止してもらったんですよね、萩ちゃん。 ……だけれど、大河内さんでも、今度の証拠も、何時までも守ることはできない」
青葉@:「まあ、事が大きくなれば…というのもありますよね。」
眞斗:「じり貧になるのは見えている…最終的に、どうなるのかまでは見通していないけれど……あの子は、秘密を探りすぎちゃった。だから…犠牲は必要だって考えていると思うよ」
山部中尉@:「少佐は、死を覚悟していると?」
青葉@:「ううん、それはどうにかする必要がありますね。」
眞斗:「私は…ハギちゃんの意思を尊重したい。それが…私にできる、あの子のために出来ることだから」
青葉@:「うん。少佐がそう言う覚悟というかそれを織り込み済みなのは判ります。でも私はそれに付き合う気はないですよ!全部ひっくり返してやります!」
眞斗:「……全部? ハギちゃんの事、それとも…海軍の事?」
青葉@:「萩子さんも海軍もですね!」
眞斗:「へっ…?」
山部中尉@:「あ、青葉さん……」
青葉@:できるかって?やるんだよ。
眞斗:「そう……ふふっ ふふふ そこまで、云えるの…凄いですね、青葉さん」
青葉@:「暗いと不平を言うよりもすすんで灯りをつけましょう、ですよ。」
山部中尉@:「…そうですよね、小官にも…少佐を、止めるだけの理由がある。迷う必要なんて…ない」
青葉@:「世の中には色々と悲劇がありますけど、そんなものにでかい顔させる義理もありませんからね。まずは八方手を尽くしますよ。」
眞斗:「…………暗い夜の出来事。矢矧や鹿島たちは、作戦指示に従って動いていた。だけれど、彼女たちを支援するはずの兵器に道を阻まれた」
青葉@:「兵器、ですか。」
眞斗:(黙って首肯しながら)「幸い〝正常に”作動したおかげで、敵にも頗る損害を与えたみたいなのだけれど、そのせいで彼女たちの部隊も壊滅。生き残ったのは、本当の意味で生き残ったのは、矢矧と霞の二人だけ」
青葉@:「正常に…正常に、ですか。つまり、『一般的には』矢矧さん達が、航路か作戦を間違えた、という事に?」
眞斗:「突入のタイミングを迂闊にも間違え、部隊を壊滅させるような愚かな娘たち。そう処理して終わらせたみたい」
青葉@:「それはそれは。その兵器の運用か開発責任者が例の桂木…ですか?」
眞斗:(再び頷く)
青葉@:「なるほど、資料などでこの部分だけ妙に曖昧なのもその所為ですか。」
眞斗:「仮に、仮にだけれど… 彼らが、味方を背中から撃ったとして、それを真っ正直には残せないもの」
青葉@:「それもそうですね。もしそれが誤作動だとしたらそんな兵器の開発も頓挫しますし。なるほど。それでその責任を一手に引き受けたのが鹿子さん、ですか。」
眞斗:「彼女の傭兵業仲間も、連座したみたいだから」
青葉@:「でしょうね。傭兵という立場も責任を押しつけやすい部分でしょうし。」
青葉@:あれ、はぎーはその時点で海軍所属でしたっけ?
GM:海軍には属しています。鹿島は海軍から作戦参加を委託された傭兵です
青葉@:「そうすれば海軍は傷が付きませんし…ああ、つまりこの前萩子さんが言っていたのはそう言うことですね。」
眞斗:「…何を、云っていたの?」
青葉@:「ええと、『彼女の死に、安堵を覚えた私の断罪』ですね。」
眞斗:「…だん、ざい」
青葉@:「だから全てをひっくり返すんですよ。ちなみに中尉にはかなり期待してますよ!」突然話を振る。
山部中尉@:「へっ!?」
青葉@:「生半可な言葉じゃ届きませんからね。」
眞斗:「あの子、それに疑い深いですから…ねっ?」(ホンワリと
山部中尉@:「い、いやいや… しょ、小官に一体何を云わせる気なのですか!?」(わたわた
青葉@:「実際のところ、付き合いの長さにしても深さにしても、私達(PCs)の中だと中尉が1番なんですよ。だから期待しています。わりと。」ここだけ真面目な顔になって
山部中尉@:「うっ…… そう、ですね」
眞斗:「どうして、ハギちゃんを止めようとしているの? それを、きちんと…伝えてあげて」
青葉@:「そうですね、伝えるべきです。」
山部中尉@:「は、はい!」(目はぐるぐるとして、悲鳴に近い声を上げる)
眞斗:「私は… 応援してるよ、元親君?」(ニコニコ
山部中尉@:「え”っ」
青葉@:「やりましたね。お墨付きですよ。」
山部中尉@:「えぇえええ!? い、いやいやいやしょ、小官は!?」
眞斗:「…ハギちゃんの事、嫌いなの?」(悲しそうな顔)
山部中尉@:「ち、違いますよ!そ、それは勿論尊敬していますけど、え!?」
眞斗:「ふふ…」
山部中尉@:「からかわないでくださいよ…チーフ」
眞斗:「ハギちゃんを、大切に思ってくれているなら…思いをキチンとぶつけなさい、ちかちゃん」(真剣味のさした表情で)
山部中尉@:「は、はい」
(少佐、小官は……貴女の自死を、認めない。 絶対にです。)
* * * *
19CH年 8月26日 呉鎮守府司令室
GM:比叡と共に帰還した瑞鶴、司令代理である磐手に報告を終えると、比叡は戻るように指示されたが、瑞鶴はその場に残るように命じられた。
瑞鶴@:「……今回のこと?」
磐手:「……あぁ、そうだ。そうだよ。ズイズイにも事情があるのは、理解しているつもりだ。然程国に何も思っていないことも、アタシが構おうと本心は無視で決め込んでいることもな」
瑞鶴@:「……まぁ、そこまで見透かされたら嘘とは言えないけどね」
磐手:「心を開いてくれたらとは思っても、アタシはそんな啓蒙的で、つまり頭のいいことなんてできない。だけどな、ズイズイ。ちったぁアタシの云うことも聞けよ! 変な仕事をすんなっていっただろ!」
瑞鶴@:「そりゃ……悪かったわよ」
瑞鶴@:「ただあれは仕事じゃありません、私がやったことです」(ダルそうに
磐手:「アタシやズイズイの間でそれが了解してたとしても、傍目がそう感じるとは限らんだろ、このバカ娘!!」
瑞鶴@:「まぁあれは傍から見れば裏切り行為だからねぇ、そう感じるのもしょうがないでしょ(……変な奴)」
磐手:「アタシ自身はいいよ、いざとなったら姉貴をせっつかせるなり、米内の奴さんをせっつきゃいいからよ」
磐手:「ズイズイは…もちっとズイズイ自身の事を考えろ!」
瑞鶴@:「いや、これでも一応考えてるほうよ? 一応。何というか、頭がおかしくなったというか、そんな感じだったかなぁ」
磐手:「…頭がおかしくなっただけで、海軍の膿の切り出しは自分一人で出来るだとか、扇矢少佐に味方するだとかを言い出したのかよ、おい」
磐手:「こんだけのこともあるけどさ…ズイズイ、死に急いでいるように見えるんだが」(ジロり
瑞鶴@:「どこが?」
磐手:「鉄砲玉になるつもりだったろ」
瑞鶴@:「んー、そうかも」
磐手:「ズイズイ、あんたは何を恐れている」
瑞鶴@:「別に何も?」
磐手:「あんたは、何かを残すことを極度に嫌う。写真然り、仲間然り。表層だけの付き合いをやるなら、写真の一枚や二枚、気にならんだろうが、ズイズイはそれさえ気にする」
瑞鶴@:「だってそりゃ、恥ずかしいし?」
磐手:「あんた、残されることが怖いんじゃないのか?」
瑞鶴@:「………それが、何か悪い事でも?」
磐手:「ズイズイの場合は特にな」
瑞鶴@:「どうしてさ?」
磐手:「それがあんたの、屈折した猜疑心をもたらしているように、アタシは感じてるからな」
瑞鶴@:「……ふーん まぁそう見られてもおかしくはないかもしれないかもね。かといって、そのまま生き方を変えるなんてことはしないし」
磐手:「まっ そこはズイズイの好きにしたらいいけどな、だからって死に急ぐ馬鹿がいるか!」
瑞鶴@:「だーから、死に急いでなんてありませんっと」
磐手:(頭ガリガリ描きながら)「大方、ズイズイの『師匠』とかいう奴が関わってんじゃねぇの? 追及はしないけどよ」
瑞鶴@:「ん、だからあれ私がやったことだけど? かといって、それ以上『はぐらかす』ことはしないし、ちゃんと遭ったことだけど?」
磐手は瑞鶴の言葉は無視して怒鳴る
磐手:「んのことじゃねぇよ。あんたが過去に何を信じていたのか、それ以来何を考え
てきたのかあんたは殆ど何にも云わないからしらねぇがよ……その性格、はっきり言ってやるけど治せ。 過去に清算をつけてな」
瑞鶴@:「はーいはい、りょーかい」
瑞鶴@:「(……そりゃ、当たり前だろ。あんだけやらかしたのに、あいつらは許してくれた。実際はまだ、自分のことは許された行為とはこれっぽっちも思ってないしな だからだ、せめてこの『任務』を完遂するまでは……なんとか、あいつらのそばにいてやりたい……なんてな)」
磐手:「……はん。なんだ、二度と会うことがないだろうってのに、ずいぶんな挨拶じゃねえか。まっ ズイズイらしいからいいんだがな」
瑞鶴@:「まーだ、契約は破棄されてないし、会わないことはないかもね?」
磐手:「はっはっは! まだ取り立てる気か、ズイズイは。この強欲さんが!」(瑞鶴の頭がしがし
瑞鶴@:「うっさいわねー」
磐手:「機会があれば、だなっ! あっはっはっは」
瑞鶴@:「……用はそれだけなら、そろそろ出ていいわよね?」
磐手:「ったく、可愛げないな。 出てけ出てけ」(にやっとしながら
* * * *
19CH年 8月21日 03:40 大連ヤマトホテル
GM:真夜中に新京から戻ってきた大河内大佐、時間云々を気にせずに青葉を呼び出す
青葉@:「はい!なんでしょうか!」呼び出されました。
大河内大佐:「辻中佐についての件だ」
青葉@:「はい。あれですね。」
大河内大佐:「彼の背後には統制派が居る、そこで…むしろ彼らを取り込むのはどうか。」
青葉@:「ふむふむ。統制派…ですか。」
大河内大佐:「この件で直接影響を受けるのは君たちだ。だから、青葉君の意見が聞きたい。」
青葉@:「個人的には辻さんを追い落としたいですねー。情報源の遺志ですし。」
大河内大佐:「君らがクロギリ海域に行った際の支援が期待できる… 最も、現時点で、私が情報を握っている時点で萩子君が私に情報を渡したという風に向こうは認識しているだろう」
青葉@:「うーん、それはつまり、信用できない味方を得る、って事ですか?」
大河内大佐:「君たちが萩子君と組もうとするならば、猛烈な反発が予想されるだろう。それ以外は、首輪は嵌められるだろうが」
青葉@:「そこは難しい線なんですよね。青葉の見立てですと、少佐と完全に敵対する訳ではないですから。」
大河内大佐:「……彼女が嫌われてはいないことに、感謝するばかりだな」
青葉@:「でも、あちらは違うでしょう?これを機に追い落とそうとするのでは?」
大河内大佐:「互いに偶々利害が一致して、共同戦線を張っていただけろう。高々それが崩壊した程度の損害だろうが……」
青葉@:「なんにせよ、勝利条件が青葉と彼らで違いそうなんですよねぇ。」
大河内大佐:「私が思うに、萩子君は南木提督を、統制派は皇道派の圧殺をそれぞれ目論んでいるのだろう」
青葉@:「でしょうね。」
大河内大佐:「両者の間で、共通の敵として刃桜会、大東亜重工があったから協力していた。というのが今回だ」
青葉@:「利害の一致という奴ですね。というか、あちこちから恨み買ってますね。刃桜会と大東亜重工。」
大河内大佐:「少なくとも、大東亜重工には二つのファクターがある」
青葉@:「一つは深海絡み…ですかね?」
大河内大佐:「…それもあるかもしれないが、会社全般で云えば彼らは自分たちの仕事により大金を払う側に味方するという、露骨な拝金主義的な動きがあるからだ」
青葉@:「企業としては正しいあり方かも知れませんが、節操がなさすぎる、と言う辺りですか。」
大河内大佐:「そうだな……故に、技術の取り合いが派閥争いに良く引火していたらしい。そして、今矢面に立っているのが木曜研だという事だ」
青葉@:「木曜研ええと確か……」
大河内大佐:「対深海棲艦を掲げている研究所で、君らが我々に誘導されて破壊して回った工場の所有法人、だな」
青葉@:「そうそう、対深海艦…のはずなんですよねぇ。」
大河内大佐:「因みに、独り言ではあるが……陸軍統制派と木曜研を接触させたのは、アレだ」
青葉@:「ふむふむ……アレと言えば。大佐は少佐のことをどの程度までご存じで?」
大河内大佐:「質問に質問で返すようで悪いのだが。少佐の事をどこまで知っている?」
青葉@:「んー、そうですね。那須鹿子さんと親交が深かったとか、クロギリ海域で兵器の暴走?誤作動?に巻き込まれたぐらいまでは。」
大河内大佐:「……私なのだよ、彼女を少佐に仕立て上げたのは」
青葉@:「そうでしょうね。意図を伺っても?」
大河内大佐:「動機は単純だった。彼女の能力が欲しい、それだけだ」
青葉@:「ふむ。そのわりには手を掛けたようですが。」
大河内大佐:「彼女が初めて受けた仕事が、私絡みでな。以来その事務能力を使う方が、艦娘として使いつぶされるよりもお前の本分だろうと言い続けていた。それなりに、靡く態度をとっていたのだが …鹿子さんに会って以来、このままでいいと云われて諦めていた。それが……三年前までの事だ」
青葉@:「ふむ。てっきり事件後に引き込んだのかと思ったのですが、勧誘はそれよりも前からでしたか。」
大河内大佐:「そうだな……それでも四、五年ほど前のことだ。浅いといえば浅い」
青葉@:「十分だと思いますが。」
大河内大佐:「実際に行動を共にしたのは一、二か月で、鹿子さんと出会うまでの数か月の出来事だった。私としては短い話だ…ともあれ三年前、クロギリ海域での発表を私が聞いて幾日も経っていなかった日に、私の下に彼女が一人で来た。自分を士官にしたいという話はまだ有効か、とな」
青葉@:「そういえば、公式発表はどのようなかたちで?」<クロギリ海域
大河内大佐:「特に、君が知るものと変わりがないと思うが…クロギリ海域での最後の海戦は、火力支援を受けた南木提督率いる本隊が、敵本隊を打ち破ったのち、山下奉文率いる陸軍部隊が海域の諸島を制圧した、とな。当時、連合艦隊は太平洋北東での作戦を展開中で、動けたのは現在の第五・六艦隊の艦艇群だけで、数的不利があったがために、連合艦隊が作戦支援に向かうまで持ちこたえることを期待されていたのだが…おかげで、南木提督の人気は絶頂を迎えた訳だ」(苦々しく)
青葉@:「……ふむ。 それを可能にしたのが新兵器、ですかね?」
大河内大佐:「萩子君…いや、矢矧はそう考えている」
青葉@:「……大佐は少佐から当時の状況は聞きましたか?」<例の兵器の暴走の事とか
大河内大佐:「聞いている、つもりではあるが…」(難しい顔
青葉@:「ええと、ちょっとした確認なんですけど。もしもですね、『兵器の誤動作』がなく作戦が推移した場合、南木提督は今と同じような戦果や称賛を得られましたかね?」
大河内大佐:「二つに分けて答えよう。前提として、陸軍部隊の掩護はあくまでも委任統治領に攻めてきた深海棲艦への要塞防御が主だった。つまり、攻勢をかけることは考えられていなかった。その上でまず、戦果についてだ。攻勢によって駆逐を完了する、ということは不可能だった可能性が高い。」
青葉@:「ふむ。」
大河内大佐:「次に名声についてだが、防衛に成功したというのはあっても、これも『連合艦隊の掩護を受けずに独力で解決した』という面での称賛はなかったのではないだろうか。」
青葉@:「という事は、まず『新兵器』を動かすことは必須条件だった、という事ですよね。」
大河内大佐:「そうだな、その『新兵器』の実力が、どの程度かはわからないがさすがに、新鋭戦艦数隻でそこまで戦果が挙げられるとは思わない」
青葉@:「ではですね、新兵器があったとして、鹿子さんの部隊が何事もなく作戦行動を取れてたらどうです?」
大河内大佐:「難しい質問だな。まず、私の直観的なことだけで答えるならば、攻略はより十全に行われたのではないだろうか。そもそも、鹿子さんが任務に失敗したことがこの作戦以外にない、ということ以外具体的に理由付けは出来ないのだが。」
青葉@:「いえね。新兵器は誤動作を起こしたのではなく……本当に『正常に』動作したのかな、と思いまして。」
大河内大佐:「……」(メガネが光る)
青葉@:「先ほど攻略はより十全に、と言いましたよね。それはつまり功績は少なからず鹿子さんの部隊に行くことになりますよね。」
大河内大佐:「あぁ、そうなるだろう。」
青葉@:「もし、南木提督が新兵器に十分な自信があるのであれば、そう言うこともありうるかな、と。鹿子さんは正式には海軍に所属していなかったようですしね。」外様の方が有名というのは面白くなくおもうにんげんもいるだろうと。
大河内大佐:「自信はなかったのではないだろうか、不意に撃たれたらしいからな」
青葉@:「ああいえ、新兵器さえあれば敵をなぎ払える、と言う自信ですよ。」
大河内大佐:「あぁ……それなら… どうだろうな、三年前だと…更に技術面で不安があったと聞いている気がするが…」(資料を探す素振り
青葉@:「……て言うか、敵よりも鹿子さん達の方を脅威に思っていたって事ですねよそれ。どれだけですか。」半分あきれた調子で。
大河内大佐:「実際に、鹿子さんたちをフィリピンに駐在している米海軍が雇っていたこともあるようだからな。おそらく、三年前の世界で、最も熟練の職業戦闘集団と云えば鹿子さんの『Fighters』だったことは万人が認めるところだろう」
青葉@:「そういうわけで、『正常に動作した』結果ああなった、のかなと思ったのですけど、どちらにせよ真相は闇の中ですか。」
大河内大佐:「……ふむ、三年前の段階だと、予め組み立てられた命令を実行するだけならば出来たようだ」
青葉@:「『予め』ですか。」
大河内大佐:「例えば攻撃予定時間になったら砲撃を始める、移動を行うといった具合だな」
青葉@:「作戦が判っていれば『正常な誤動作』は簡単にできそうな内容ですね。」
大河内大佐:「…そうだな。最も、無差別に目標を認識して攻撃することも可能ではあったようだ… どちらにせよ、ただの事故ではないだろうな」
青葉@:「証拠さえあればスクープなんですけどねぇ。……あと、少佐もたぶんこの可能性は考えているでしょうね。」
大河内大佐:「真相を知るのは、開発関係者と南木提督ぐらいだろう 次の狙いがエメリッヒ研究員だというのも当然といえば当然だろう」
青葉@:「その辺の真相を探る意味もありそうですね。証拠があればそれこそ南木提督を追い落とせるでしょうし。となれば…やはり辻さんには退場していただく方針でいきましょう。」
大河内大佐:「わかった、その方針で動かそう」
青葉@:「眠っている情報が大きそうなので、ちょっと方針に違いが出る派閥を抱き込みたくないですね。」
大河内大佐:「確かにな…朝早くから呼び立てて申し訳ない」
青葉@:「いえいえ。今から寝るところでしたから。」
大河内大佐:「…列車までの数時間、ゆっくりすればいい」
青葉@:「では、仮眠取らせて貰いますね。」と退室しまーす
大河内大佐:「……君は、どこまで予測しているのだ。ハギ君」(瞠目しながら、椅子にもたれる)
19CH年 8月19日 某所酒場
足柄@:呼び出された感じかな!
GM:ですね、自身が叛乱罪に問われようとしていることを察知した萩子から、滿洲まで来てほしいと頼んだ感じですね
足柄@:足柄がそのことを察知してるかどーかはうーん<叛乱罪
GM:まぁ… 足柄が呼び出された酒場には一人で赤ワイン飲んでいる少佐が
足柄@:「や、はじめてるのネ」>少佐
扇矢少佐:「…無性にね、飲みたくなってね」(苦笑いを浮かべる)
足柄@:「なにやらやらかしたんだッテ?」
扇矢少佐:「流石ね、もう知られているのかしら」
足柄@:「ま、『噂話』だけどネ。」
扇矢少佐:「……馬鹿な事やっているでしょ? まぁ、適当に幕を引くわよ」
足柄@:「自覚があるからなお立ち悪いよネ。」
扇矢少佐:「貴女には云われたくないわね?」(くすくすと笑う
足柄@:「そりゃまー、面子つぶされたら、ねぇ。やるなら徹底的ヨ。」
扇矢少佐:「そう、やるなら最後の希望を奪うまで ってところよね」
足柄@:「まあ、少尉…今中尉だっけ?がちょと残念って感じだけどネー」
扇矢少佐:「…何で、山部の話が出るのかしら」
足柄@:「ン……そーいやあの時扇矢んつかまってたネ。」
扇矢少佐:「あの時って… 神戸丸の事かしら?」
足柄@:「やー、大怪我してたのにそれでも扇矢んを助けに行くって言って聞かなくってサー。」
扇矢少佐:「…それが、どうつながるのかしら」
足柄@:「そこまでして助けたのにこれじゃなー。っていうのが表向きヨ。」
扇矢少佐:「だから、何が言いたいの」
足柄@:「え、判ってるでしょ。命がけでそこまでする理由なんテ。」
扇矢少佐:「私を、からかってるのかしら?」
足柄@:「……え、いやちょっと待っテ。ほんとに行ってるノ」珍しく真顔になった。
扇矢少佐:「彼は私に恩義を感じていた、だから助けた。それ以上に何があるのかしら」
足柄@:「あー、うん。恩義、恩義もあると思うけド。」マジかよこいつ、って顔をした。
足柄@:「うん。なにやるにしても中尉は間違いなく追ってくるかナ。頑張れ男の子ってやつヨ。」
扇矢少佐:「…サッパリね」
足柄@:「……男と付き合った事ハ…?」もうここまで言えばわかるだろ的に
扇矢少佐:「……な、何よ」(たじろぐ
足柄@:「あ、うん。これさすがに中尉が可哀ソだし、時間なさそだから言うけド。」
扇矢少佐:「何が可哀そうだって」(ごちる
足柄@:「中尉、ワタシの見立てだと扇矢んにぞっこんだと思うヨ。」
扇矢少佐:「……ぞっこんって 私の事をよく思っている…って、こと?」(若干カタコト)
足柄@:「それこそ命賭けるレベル。ていうか賭けてたし。うん、これ違う意味で残念ネ、中尉。」
扇矢少佐:「えっ…えぇ… そ、そんなこと私、云われても……」
足柄@:「まあそんなわけだかラ。中尉だけは地の果てまで追ってくるけど頑張ってネ。やるときゃやるヨ、あいつ。」
扇矢少佐:「……ごほん、取りあえず…ゆかりのことは頼んだわ」
足柄@:「そっちは任されたヨ。」
扇矢少佐:「後、姉さんのこと…見ていてくれると助かるわ」
足柄@:「ま、応援だけはしとくわネ。両方とも。」
扇矢少佐:「……意味深げね、まったく」