扇矢萩子の捜査録~艦これRPGリプレイ~   作:長谷川光

58 / 81
記号・用語説明

[名前]:「[キャラの台詞]」 or [名前]:[メタ的視点の台詞] として書かれています。


GM:ゲームマスターのこと。TRPGに於けるゲームの司会進行役で、またゲームの審判役を務める参加者。投稿者はこの役目を務めている。
セッション:参加者が集まり、解散するまでの一回のゲームプレイをさす。
ダイス判定:サイコロを振ってランダムで物事を決めたことを示す。
パッシブ・アクティブ:プレイヤー達に受動的に起きるイベントと、能動的に起こすイベントの事。
任務:セッション内でプレイヤーがこなすべき課題。
nd6:六面体のサイコロをn個振ることを意味する。


冷泉誘拐事件

GM:さて。全員合流?したということで。始めていきましょう

 

19CH年 8/4 09:30

呉組との合流やらなんやらで一日を費やしたのち、京大にやってきます。

三日月@:「はわぁー、おっきな艦娘の方がお二人もです。お世話とトンボ取りはお任せください!」てばぁ

青葉@:「どもー。よろしくおねがいします!」名刺を渡す

舞風@:「これはもう主力艦隊だね! お二人ともよっろしくー!」

瑞鶴@:「んー……まぁ、適当によろしくね」

比叡@:「あ、あなたたちも艦娘?」ちょっと瑞鶴の後に隠れた形で

青葉@:「はい!副業で艦娘やってます!」

山部中尉@:「副業なんですか…」

瑞鶴@:「副業……ねぇ」

比叡@:「副業?じゃあ本業は何ですか?」

青葉@:「記者ですよ記者!」

三日月@:「青葉さんの新聞はとっても面白いんですよ!菊月もよく読んでます!」

瑞鶴@:「そうなんだ……?(こりゃ、あんまし関わりたくない職業だ……)」

三日月@:「私たちが知りたいことが書いてありますし、黒塗りとかもないですし。」

*なぜすみ塗りについて三日月が知っているかは不明。

三日月@:「なにより、漢字にふりがながあって読みやすいです!!」

比叡@:「記者!ジャーナリストですね!でも記者が艦娘をやっているなんで本当に珍しいよね!」

舞風@:「後でみんなで集合写真取ろうねっ」

瑞鶴@:「えぇ!? 必要ないでしょ!?」

 

GM:ワイワイがやがやと京大に来ますと、所謂イカキョウが大量にいますがとりま放置

青葉@:「ここが京大!噂通りですね!」

学生A:「………静とは、なんであるのか」(コップに注いだ水とご対面中

三日月@:「はぁー、落ち着いた雰囲気のいいところですー。」

舞風@:「なんだか、いるだけで頭が良くなりそうな感じ……!」

学生B:「今こそ、女性にも大学は開かれるべきなのだ!」

三日月@:「サフラゲットさんなんですか!私も応援してます!」to 学生B  ぶんぶんと青い靴下をふん回します。

学生C:「で、お前立命館での講義受けに行くん?」

GM:みたいな感じで学生がワイワイとしゃべっているこの頃。

比叡@:「? ここの人なんだか変にカッコつけていない?」

青葉@:「京大ですからね!」

GM:ちょうど現在、冷泉の講義が開かれています。

青葉@:ほうほう。

舞風@:ちゃんと公人としての仕事が冷泉博士に務まるのかな……

青葉@:スイッチ入らなきゃ大丈夫でしょう

三日月@:「講義!…のぉとのぉとー!」近くの文房具屋さんでノートとペンを買っときます。

瑞鶴@:「あーもーこらー。はしゃがないー」

三日月@:「わふん。」瑞鶴さんに押さえられてます

GM:社会科見学的な感じで五人を、八意教授が気晴らしかねてあっちこっち案内してくれます。

八意教授:「知的好奇心、大いに結構。」

三日月@:「や、ややや八意せんせー!」

八意教授:「私から言わせてもらえば、人間の脳は男女で働きはだいぶ異なる」

舞風@:「そういえば、男の人の艦娘っていないね?」

青葉@:「ふむふむ。」<メモメモ

八意教授:「あぁ、それはだな。 富国強兵というスローガンがあっただろ」

比叡@:「そうだけど?」

八意教授:「その時点から男女の住み分けが政府の手によって図られたわけだが~(云々)」

三日月@:「ふむふむ。」かきかき

GM:と、まぁ概略を語られながら見回る。 で、一つの講堂に到着する

八意教授:「まっ、私の案内はここまでだな」(時計チラリ

舞風@:「お忙しいところ、ありがとうございましたっ」ぺこり

八意教授:「何かあったら云ってみてくれたなら考慮しよう、私は研究に戻らせてもらう」

青葉@:「ありがとうございました!」礼

瑞鶴@:「まぁ、何かあったらね」

GM:で、その講堂では冷泉が講義しているわけですが。

冷泉研究員:「故に試料A・Bとの反応及びEから類推されるのは交換神経上において、本物質が対象組織に対して云々」

GM:と、纏めに入ってる感じ。

三日月@:「ぽかーん」口半開きで聞いてます。

ユカリ:(冷泉の講義内容をノートに記録しているが、男しかいない講堂の中で美少女一人という状況のためもの凄く目立っている。

舞風@:「お、おーぅ。いっつあかでみー」ボソボソ

三日月@:「あかでみー!!」ボソボソ

青葉@:参加してるのかよ!w

舞風@:ユカリが目立つってことは私たちも目立ってるな

三日月@:たぶん教室の後ろの方で立って待ってます。

GM:後ろなら目立たないでしょうね

青葉@:まあ、この時代だとそもそも女性そんなに居ないですしね

GM:そもそも、大学に女子はほとんどいけない。

瑞鶴@:せやな

学生D:「おい…今日はどうするさ」

学生F:「この数ヶ月の連敗、今日こそ止めてみせる」

学生E:「馬鹿野郎、お前ら…単位落とされるぞ、マジで」

学生D:「今日こそ、一緒にお食事でも…」

学生E:「…アカン、こいつらアカン…」(頭抱え

舞風@:おお、健全な男子諸君……頑張れ……

三日月@:若いエナジー

青葉@:まあダメだろうけどなw

冷泉研究員:「また、実験事実として説明できるのは試薬の滴定量から許容可能な電子モルは云々  以上を踏まえ、諸君のレポートを書き直してくれたまえ。本日の授業はこれでしまいだ。」

 

GM:チャイムがなり、冷泉とユカリが連れ合って廊下に出る。一方生徒たちはがやがやと騒がしくなり、皆さんの存在に気が付く

学生D:「…もしかして、ユカリさんはだめでも…彼女たちなら…?」

瑞鶴@:お前らは何を考えているんだ(

学生E:「誰だ…こんな飢えた野獣どもの前に美少女をならべやがったのは…?!」

瑞鶴@:「あ、なんか噂されてる?(うざい)」

三日月@:「あの…私たち、冷泉先生に会いに来てて…。」おろおろ

青葉@:「お、注目されてますね!」

学生D・F:「(女の子が一杯だぁ…)」

舞風@:「美少女だって。なんだか照れちゃうね?」ボソボソ

三日月@:「はわぁー、化粧してないのにぃー。」

学生E(榎木):「はぁ… えっと、何かお嬢さんがたは御用で?」

三日月@:「えぇーっと…。私たち、艦娘なんです。」

学生E(榎木):「何もないなら、こんな危険地域はとっとと抜け出ることをお勧めしますよ」

三日月@:「それで、八意先生と冷泉先生に会いに来たんですけど…。授業してたから待ってました…。」

学生E(榎木):「あー、そうでしたか。」

青葉@:「あとは真実の探求ですかね!」

学生E(榎木):「お二方も、医学部棟の三階で研究なされると思いますよ。もっとも、冷泉客員教授は…あの女の子の件があっていらっしゃらないかもしれませんが…」(ちらっと後ろを見る

三日月@:「あの女の子って?」首をかしげます

学生D・F:「ユカリちゃんのことだな!」

三日月@:「はぅっ!」

学生E(榎木):「お前ら…落ち着け!」(びしっ

舞風@:「ユカリちゃん、こんな大っぴらに連れ回して大丈夫なのかなぁ……」ボソボソ

青葉@:「むしろ大っぴらに連れ回した方が安全ということもありますね。」

学生E(榎木):「…まぁ、終始こんなもんでして。今年の春に着任なさって以来の、我々医学生の目の保養ではありますが…」

三日月@:「『着任』なんですか?」

舞風@:「なるほど……注目を集めてれば迂闊に手出しもできないってやつだね」ボソボソ

学生D・F:「「お前は黙れ!この彼女持ちがああああ!」」(絶叫

学生E(榎木):「うっせえぞおお、こんちきしょ! ごほん、まぁ…なんといいますか。八意教授が招いた形だそうですよ」

瑞鶴@:「……特にないなら、どっちかに行くしかないよね(正直、コイツらウザイし)」

青葉@:「ほうほう。講義なども受け持っているようですが、どうですか?」<招いた

三日月@:「客員研究員、って感じなんですか。へぇー。」

比叡@:「お兄さんたち、子供っぽいな…」

学生E(榎木):「まぁ、授業は中々に辛辣ですがね…」(苦笑い

青葉@:「きびしめと。」めもめも

学生E(榎木):「今日の授業なんて、実験データの観測法とか舐めたこと言っといて、結局神経学の講義というブツでしたから…」

三日月@:「うーん…。理論も実験もできる両手利きさんなんですねぇー。 ねぇね?」と学生Dさんに近づきます。

学生D:「お、おう!」(にまり

三日月@:「冷泉先生と、ユカリちゃん、どっちのほうが、この大学に来てみんなに気にされてる感じなんですか?」

学生D:「そりゃユカリちゃんにきまってんだろ? そりゃ、あんなもやし男が好きな野郎がいるかもしれんがさ」

三日月@:「はぇー、大人気さんです!」(このままほっとくと三日月さんは次の授業まで学生さんと話し込んじゃいます!

青葉@:がんばれ!w 瑞鶴@:頑張るんダッー!

*GMとしては迷走を煽っているようにしか見えなかったが…うむ。

山部中尉@:「…ユカリさんの注目度が高いことはありがたいことですね…」

瑞鶴@:「まぁどうでもいいけど、そろそろ本題に目を向けたら?」

三日月@:「本題って、なんでしたっけ!榎木さんの彼女さんの話のことしか考えてませんでした!」

学生E(榎木):「いやー、美智香っていってさー」(デレデレ

三日月@:「どんなお洋服着てるの?」

舞風@:「忙しいみたいだけど、研究棟にお邪魔しても大丈夫かなー?」ボソボソ

三日月@:「この頃はやりのアヴァンギャルドな感じかなぁ?」

学生E(榎木):「瀟洒な洋服来ててさ、ほんっときれいでさぁ」

学生's:(殺気立った目線をぶつける

三日月@:「へぇー、お上品そうだねー。音楽やってたりするのかなあ?私、フルートが好きなんだー。」

学生E(榎木):「お琴が上手でさ」

三日月@:「すごいすごい!あれって難しいらしいんだよぉー。 その子、おんなじ大学生なのかな?」

学生E(榎木):「……それが違うんだなぁ…ぜひ聞かせてやりたいなー、もう…それは天の妙なるともでさっ」

三日月@:「はわぁー、お嬢様なんですねー!」

GM:ってな訳で三日月と榎木君のコイバナが続いている中、事態が動きます

青葉@:惚気話だこれ!w 瑞鶴@:興味ないね

*興味ないなら止めろよ!

GM:榎木君は次の講義があるからと去っていきます。道中で男仲間にどやされていますが、まぁ気にしない。で、棟から出て、どう動くかで話していると遠くにあんまりよろしくなさげな光景が。ユカリが一人で地面に散乱したプリントを拾っています。若干、服がぼろっと成っています

瑞鶴@:いじめられたか

舞風@:男どもが「お嬢さん、こちらを!」「僕も拾いました、はい!」「どうぞ! これで全部ですか?」的な具合に群がってきたりしてないかな。してないなら助けてあげなきゃ

GM:あー、周りに人影はありません。

青葉@:じゃあダッシュで向かいましょう! 比叡@:じゃあ助けに行くか

ユカリ:「………」(目が虚ろ

山部中尉@:「…ゆ、ユカリさん! ど、どうしたのですか?」

比叡@:「う…ねぇ、何があったの?大丈夫?」

瑞鶴@:「どしたのよこんなとこで」(拾いながら

三日月@:「はわわわわ、ユカリちゃんだいじょうぶですか、モンスターでも出ましたか!?」

舞風@:「………いそいそ」皆が駆け寄ってくれたのでプリント拾う方へ

GM:あー、一応皆さん判定よろしくお願いします。個性判定「読書」です 複写のレベルをボーナスでどうぞ

ユカリ:「……まさはるさんが…まさはるさんが…」

 

比叡@: 成功 三日月@: 成功 青葉@:成功 瑞鶴@:失敗 舞風@:失敗

GM:ではでは、成功した皆さんは拾っているテキストの中身がわかります。 明らかにさっきの授業内容について筆記された文書と、専門的内容でよくわかりませんが冷泉の研究内容っぽいもののレポートですね

舞風@:判定には失敗したから内容自体はちんぷんかんぷんだ

瑞鶴@:←そもそも興味なさそうだし

舞風@:「マサハルさん? 冷泉博士がどうかしたの?」

ユカリ:「……消えちゃった…」(呆然と

三日月@:「え、えぇえええー!」

青葉@:「消えた?冷泉博士がです?」

ユカリ:「…デッドセル、彼女…かつみが…また襲ってきて…」

青葉@:「ふむふむ。」

瑞鶴@:「また……って、どういうことよ」

三日月@:「なんか、お家にも来たみたいなんです!」

ユカリ:「優華さんに、逃げてもらって…」

青葉@:「どうぞ!」青葉メモを渡す(ログ参照)>瑞鶴

ユカリ:「棟で合流しよって…いったのに…」

舞風@:「……もしかしなくても物凄くマズい状況?」

青葉@:「なるほど。消えたというのは?」

瑞鶴@:←そもそもその時いないし……(震え

*諸事情故である。

ユカリ:「わたし…わたし……どうしたら…いいの…」

青葉@:「探しましょう!」

瑞鶴@:「即答!?(やっぱこうなるか……)」

山部中尉@:「冷泉研究員を…早く見つけなければ…」

三日月@:「あわわわ、けーさつに相談をー。」

青葉@:「聞き込みですよ聞き込み!」

山部中尉@:「…警察は、小官が動かしましょう。皆さんは…とにかくユカリさんをお願いします!」

舞風@:「了解しましたっ」

瑞鶴@:「はいはいー。追加分はきっちりもらうからね」

青葉@:「了解しました!一緒に探しましょう!」>ゆかりん

三日月@:はーい

青葉@:と言うかユカリンが涙ながらにお願い、っていったら偉い勢いの学生が動くんじゃ

GM:…それ、やったらもう…トループ扱いの学生軍団が…w

瑞鶴@:授業中だからそんな暇ありません

青葉@:そ言うわけで手がかり探しますよ!ますよ!

GM:では…まず合流組の感情獲得は…双方でしたっけ?

青葉@:その認識でーす

GM:では、双方で獲得お願いします。

瑞鶴@:はいよー

GM:ここでシーン表を交換し、任務を更新します。メイン任務:下手人の捕縛 サブ任務:ユカリのケア

青葉@:はーい

GM:呉組メイン任務 謎の艦載機についての探り

比叡@:浅間を攻撃した艦載機のことね

青葉@:さて、誰行きますかね

GM:後半戦ですが…さて、皆さんどう動く?

青葉@:まずは手がかりを探しますよ!ますよ!

GM:どうぞ!

舞風@:大学にしろ警察にしろ協力を仰ぐにはなんと説明すればよいやら……

青葉@:聞き込み調査です。デッセルと冷泉と両方かなぁ

三日月@:おおー

青葉@:人を攫うにしても目立ちますしデセルはそっちはそっちで目立ちますし。この場合アクティブだと思いますが 指定はどうすれば良いんだろうw

GM:指定できなきゃ…まぁ、あきらめろ ってところやね。

舞風@:デッドセルを擁する勢力について今のところ何の情報もないからねぇ

青葉@:うーん。

GM:一応、陸軍の4or16師団 とか 萩子 とか 舞鎮司令 とか 手はなくもない

青葉@:もしくはユカリンのケアを優先するか? 日和るならパッシブですけど。

GM:GMからの提案、e2をふってみないか?

青葉@:その場合はパッシブ残ってる人どうぞ

三日月@:私がパッシブします e2

ダイス判定:ランダムイベント表:後半(5[5]) → 仇し野 那須鹿子

青葉@:なんだろこれ。

GM:京都には平安からの墓場がありまして。仇し野はその有名な墓場の片割れです。まぁ…進めよっか。

三日月@:どうぞどうぞー

 

冷泉が消失したって事態やら、呉組との合同捜査やらでテンヤワンヤ状態のチーム。山部中尉のSOSに応じるかのように、扇矢少佐が様子を見に来る

青葉@:ほむほむ。 あ、そうそう。消えたって言うのは合流場所に来なかったって意味で良いのよね?

GM:そうですね

青葉@:りょうかーい

GM:あと、事態的に失踪なのか、それとも、誘拐なのか(ユカリン的には明らかだが) って思われてますね

三日月@:えーと、私はどうすればいいんでしょうー?

扇矢少佐:「で…冷泉研究員は暫定誘拐として、呉の二人はいったい何を探してるのかしら。」

瑞鶴@:「ん、あ、えーっと……(以下省略」

比叡@:「まずは謎の艦載機よね?」瑞鶴に確認する

瑞鶴@:「まぁそんな感じ」と、こんな風に会話広げつつ

扇矢少佐:「…はぁ…なんだか、嫌な予感しかしないのだけれど」

青葉@:「ほうほう。謎の艦載機!」

舞風@:「それに秘密の積み荷……」

比叡@:「舞鶴もなんだか変な雰囲気になったみたいけど、出来ればこっちも手伝ってよね、多分私たち呉だけのことじゃないし。私たちも舞鶴のこと手伝うよ?」

青葉@:「いいですね。謎が謎を呼ぶ展開です!」

瑞鶴@:「(ったく……タダ働きは嫌なんだけど)」

青葉@:「こっちは冷泉さんを探しますね!」

扇矢少佐:「はぁ…そうね。兎に角…船に関してはこっちも調べてみるわ。で、その代わり呉の二人もこっちに協力する。それでいいでしょ?」

瑞鶴@:「それでいいけど、きっちりやってちょーだい。あと報酬もよろしく」

扇矢少佐:「支払いは呉から貰いなさい」

三日月@:「お茶ができましたよー。宇治のおいしい緑茶ですよー。」とお盆にお茶を載せて登場です。

舞風@:「ね、ねぇ。デッドセルって、冷泉博士が上海で研究してたやつのその……あれだよね」

扇矢少佐:「あれっていうと、何かしら」

三日月@:「はい、お茶菓子には金平糖です!扇矢さん、遠路はるばるありがとうございますー。」

扇矢少佐:「遠路って程でもないのだけれどね… 私も京都で動いてるのだから」

青葉@:「しかし、なんで今なんでしょうねぇ。」

三日月@:「え、どういうことですか?青葉さんがいう『なんで今』っていうのは、冷泉研究員さんは前からいたのに、なにが引き金になったのかー、ってこと?」

舞風@:「上手く言葉にならないんだけど……怪しい積み荷を載せた輸送船が神戸についたのって、いつかなって」

三日月@:ずずー「怪しい積荷…。」

青葉@:「そう言うことですよ。」<何が~

三日月@:「青葉さんは頭が良いです!それって大切なことって気がします!」

瑞鶴@:「……関連性は、ないとは言えないわね」

青葉@:「デセルちゃんにしろ、冷泉さん誘拐にしろ、今、動いた理由って何でしょうね。」

扇矢少佐:「……」(考える仕草

三日月@:「ドミノ倒しみたいに…。偶然、最初の事件が起きて。まーったく関係ないことがそれで誘発されて。それまで、なにか事件が起きそう、だけど起きない、ってエネルギーが溜まってたところがいくつもあって、それらが連鎖爆発しちゃったみたいな…。」

比叡@:「積荷はたぶん…あなた達が捜査していた事件に関連するなんじゃない?」お茶を呑んで一瞬顰めて金平糖をかりかり

三日月@:比叡さんをちらっと見ます。(………むむ。)

青葉@:「うーん…そういえば、冷泉さんやゆかりちゃんも元はあっちにいたんでしたっけ。」

三日月@:「あっち?」

扇矢少佐:「そうね… もともと彼らは大陸、満州にいたわね。」

三日月@:「へぇー、満州って大学あったけど、そこにいたの?」

比叡@:「…話がいきなり大きくなってわけわかんないわ」

青葉@:「つまりデセルちゃんも向こうにいたんですよね。」

三日月@:「こんな便利な京都を離れてあんな寒い所にいくなんて、なんでなのかなぁ。」

 

扇矢少佐:「そうね、単純化しましょう。まず、私は右翼について知りたい。舞鶴の子たちにはこの件で依頼をしたはずよね。一方で、呉の二人は謎の艦載機について知りたい。ここまでいいわよね」

青葉@:「そうですね。」

比叡@:うなずく

扇矢少佐:「で、何が理由なのかはわからないけど冷泉研究員が、恐らく浚われた」

三日月@:「しかも、ツーアテンプトです、ツーアテンプト! なおかつ、わざわざデセルちゃんを使っています。」びしっ

扇矢少佐:「冷たい云いようにはなるのだけれど、正直な話、冷泉研究員の捜索は二の次でいいんじゃないかしら」

三日月@:「え、なんでですか! あんなにゆかりちゃん困っちゃってるのに!」

青葉@:「うーん、確かにすぐにどうこうされる気はしないんですけどね。」

舞風@:「…………」(思案顔でうーんうーんと唸り中)

三日月@:「でも、デセルちゃん、なにやるかわかんないです。あの子、他の女の子を殴るんですよ!?あぶないです!」

扇矢少佐:「あなたは殴られたのかしら?」

三日月@:「ううん、私は殴られてないよ。」

瑞鶴@:「(偽善者ぶりやがって)」>三日月に思ったこと

青葉@:「青葉的にはそのデセルちゃんに必要だから攫ったと思うんですよ。」

扇矢少佐:「…ふむ」

三日月@:「冷泉さん、なんでさらわれちゃったんでしょう…。」

青葉@:「まず、冷泉さんそのものが必要じゃないと誘拐とか面倒くさい手段取りませんよね?」

瑞鶴@:「まぁいいわ。とにかくこっちはこっちで協力させつつされられつつ、私はこいつらのサポートさせてもらうわ」

比叡@:「ふーん…これはあれよね?ツンデレっていうやつ!」

扇矢少佐:「頼むわ」(時計を気にする)

三日月@:「………あ。」

青葉@:「それで、たぶんですけど、ユカリさんとえー、同族?のデセルちゃんを向こうは握ってます。必然的にデセルちゃんに1番詳しいのも冷泉さんという事じゃないでしょうか。」

三日月@:「えーっと、ちょっと聞いていいですか?ユカリさんが使う艤装って、私たちのと似てる?あの謎の艦載機って、誰の艦載機なのかなあ? 瑞鶴さんが使うような艦載機と、ヲ級が使うような艦載機とどう違うの?」

瑞鶴@:「それが出来たらこんな苦労はしてないわよ。少なくても『誰かの』であって私のじゃないし」>艦載機

比叡@:「分からないから謎の艦載機よ!」

三日月@:「デセルちゃんって、艦載機出せるのかなあ。 あるいは、緑の人とか赤の人とか?」

舞風@:ユカリちゃんの艦娘としての規格は、旧式の駆逐艦でいいんですよね?

*応えられなかったものの、規格は重巡洋艦である。

三日月@:「世の中には、本物の艦載機と、艦娘の艦載機と、深海棲艦の艦載機しかありません!なのに、そのどれでもない艦載機が出ています。」

青葉@:「まあ、あれですよ。デセルちゃんを確保してここまで独自研究進めてきたけど行き詰まったから」

青葉@:「よっしゃいっちょ研究者かっ攫ってくるかとかそんなノリだったのでは?」

三日月@:「なおかつ今、生まれながらの人間と、艦娘と、深海棲艦しかいないはずなのに、ユカリちゃんデセルちゃんが生まれてます。」

瑞鶴@:「……それを『分からない』って言ってるでしょ。全く……」>三つの艦載機

三日月@:「むぅー、瑞鶴さんがわからないなら、わからないのかなー?」

扇矢少佐:「待ちなさい」

三日月@:「青葉さんが言うことが正しいなら…、デセルちゃんをたまたま捕まえちゃった人たちがいて。」

青葉@:「なんでしょう?」<待ちなさい

扇矢少佐:「ユカリは少なくとも、それらで分類するならば一応は人間よ?」

三日月@:「あぇ、そうなんですか。じゃあ、私たちとおんなじなのかな?」

扇矢少佐:「証言を聞いている限りだと、デッドセルはユカリと同じ、つまりそういうこと」

青葉@:「輸送船と艦載機とデセルちゃんが繋がるようで繋がらないんですよねぇ」

 

 

青葉@:クローン人間ではあるけどカテゴリとしては人間(艦娘)ってことよね。クローンとか一般的じゃないからPCは知らんだろうけどw

*イグザクトリー

 

三日月@:「ユカリちゃんが使ってる艦載機って、艦娘のとは違うの?」と扇矢さんに

扇矢少佐:「そうね…大東亜重工の独自産物ってだけで普通に、他の艦娘でも運用は可能なはずよ?」

三日月@:「大東亜重工製だと見た目が違ったり、それ以上に、性能が違ったりするんですか?」

扇矢少佐:「もっとも冷泉がワンオブ化とかしてそうだから個性が強そうだけれどね」

三日月@:「謎の艦載機さんって、1機ですごく強かったんですよね?」

扇矢少佐:「聞く話じゃ、巡洋艦艦娘で十分迎撃しているみたいなのだけれどね」

*むしろスゴく強いのは迎撃した艦娘である。

三日月@:「そんなに強いわけでもなかったんですか。」

瑞鶴@:「というかあれ、怪我してるけど結構マヌケな理由だから気にしない方がいいわ」

三日月@:「あ、そうなんですか…。じゃあ…いまのとこ、正直、どうでもいいかなあ…。」

青葉@:「どっかそんな感じのコンセプトの研究したりしてます?」

扇矢少佐:「そうね…どこの研究所でもやろうとはしてそうなのが怖いところなのだけれどね…」

青葉@:……あれ?夜?

GM:夜間ですね >来襲

三日月@:「艦載機さんについては、2度目の空襲がありそうです。ただ迎撃ができてるんなら、脅威度は低いです。から…。」

青葉@:「比叡さん、瑞鶴さん先ほど(説明された導入)の話なのですけど。」

瑞鶴@:……ん、ちょっとまった

青葉@:「『夜』ですか?艦載機飛んでたの。」

瑞鶴@:あれ、艦載機って普通夜間じゃとばなくね?

三日月@:たしかに

青葉@:夜間飛行持ってたら飛ぶけどね?w

*戦術アビリティ:夜間飛行である。 本家でもACでも本来は飛ばない

扇矢少佐:「そう書いてあるからそうじゃないのかしら」

三日月@:「そういえばそうですが、陸上機なら普通に飛ばしてる妖精さんも多いです。」

瑞鶴@:「それ、今の話を聞いてて今更ながら気づいたけど」>艦載機

比叡@:「そういえばそうですね…」

三日月@:「どうやってどこに着陸したんでしょう…。」

青葉@:「可能性1。『そういう』研究だった。」ぴっと指を伸ばして

三日月@:「そうです、夜に着艦なんて、聞いたことないです!」

瑞鶴@:「相手が『その可能性』を持った何か、って考えることができる」

比叡@:「夜に飛ばせる艦載機は別に不可能じゃないですけど…」

扇矢少佐:「可能性2は艦載機ってのがそもそもの間違えとかかしらね」

青葉@:「そうですね、似て非なる何か、という事もあり得ます。」

三日月@:「えーっと、私、まったくよくわかんないんですけど…。その艦載機って、何のために来たんですか?」

扇矢少佐:「浅間さんを攻撃したってことは、敵性だと判断するしかないのだけれど。」

三日月@:「けっきょく効力がなかった、ということが気になります。」

扇矢少佐:「そもそも、夜間での奇襲だったから方角不明。全機撃墜だから、帰還しただろう方面も不明」

瑞鶴@:「……攻撃したってことは『その海域の索敵』のこともあるから一概にそうとは言えない」

三日月@:「何がしたかったんでしょう?」

青葉@:「そもそも、攻撃したものとそのあと確認されたものも同一個体とは限りませんよね?」

三日月@:「むぅー、こんがらがってきました…。」ぷしゅー

青葉@:「……実験、っぽいんですよねぇ。」

比叡@:「艦載機が犯人じゃないなの…?」

青葉@:「しかも、やっぱり艦載機とデセルちゃんは繋がらないんですよね。」時期が同じぐらい、かなぁ共通点。

舞風@:「謎の艦載機、謎の輸送船、謎の誘拐……うーん」

三日月@:「で、謎の右翼、です!」

青葉@:「謎ばかりですね!」

扇矢少佐:「まずは戦力の集中投下ってところかしら」

三日月@:「そうです、まずは冷泉研究員を探しましょう!」

扇矢少佐:「一番私として困るのは、この誘拐に右翼が加担していることなのだけれど」

三日月@:「その有無も、犯人を捕まえちゃえばわかっちゃいます。」

青葉@:「……えっ?違うんですか?」

扇矢少佐:「まずは、関連性の是非。次に冷泉研究員の身柄の順で探ってもらえるかしら」

三日月@:「…えっ。」

扇矢少佐:「…私的には、そうとしか思えないのだけれどね」

三日月@:「え、ええぇええぇえええーーー!!! そ、それはびっくりです…!! では、右翼の方々を追っかければ、冷泉さんを見つけられるんですね! よぉーし、がんばるぞー。」

青葉@:「青葉もそう思いますよ。これで無関係だったらちょっと極右を見損ないますね!」

扇矢少佐:「次に、そっちの件だけど (>呉組二人)上海からの輸送船に関しては、私も興味があるわ。そっちが右翼について動いてくれるなら私が探っておくけれどどうかしら」

三日月@:「青葉さん、どうですか?」

青葉@:「ネタとしては中々独自性があって良いですね。」

瑞鶴@:「そう……ね」

瑞鶴@:「今じゃあんまり時間ないし、そっちの方は調査などで済みそうだから不審船の件については任せるけど?」

扇矢少佐:「じゃぁ、そう言うことで頼んだわ」>瑞鶴

瑞鶴@:「それに、本来の目的と不審船『だけに』関連性があったとは思ったけど……その右翼ってのも気になるし」

三日月@:「では、それで行きましょう! 話がまとまって良かったです。扇矢さん、すっごく期待してます!よろしくお願いしますね」

扇矢少佐:「期待に応えられるといいのだけれどね」(肩をすくめて見せる

 

扇矢少佐:「……墓参りの時間もないってところね」(ぼそり

三日月@:「お墓、ですか?…すみません、お邪魔しちゃったんでしょうか…。」しょぼん

扇矢少佐:「…はぁ まぁ、いいわ。」

瑞鶴@:「ただ、こっちから報酬は『払わない』ことだけは言っておくからね。」

扇矢少佐:「えぇ。それが普通よ。じゃっ、私はこれで失礼するわ。五人とも、くれぐれも頼んだわよ」

三日月@:「ここは三日月に任せて。駆逐艦の誇り、お見せします!」

青葉@:「お任せください!」

舞風@:「よし、何はともあれ行動開始だねっ!」

GM:というわけで、萩子は神戸港へ向かいます。

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。