扇矢萩子の捜査録~艦これRPGリプレイ~   作:長谷川光

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第二部 扇矢萩子の山鹿想録
新たな出会い


山部中尉@:「今日か……少佐が来られるとのこと…失礼だけは絶対に…うん」 (独り言

 

 …しかし、今回は既に人選を小官がしっているというのが大きな違いなのですよね… 果たして、橋渡しの役目…出来るものやら… 

 

山部中尉@:「…ん? あれ…ここ、駆逐艦の皆さんの寮の近くか」

 

 風に乗って笛の音が聞こえてくる。軍楽隊が練習しているのだろうかと中尉は思った。

山部中尉@:「軍楽隊…そう云えば局長がよく手を回していらっしゃったなぁ」(笛の音がするほうへ足を向ける

岸壁に腰掛けてフルートを吹いている少女がいることに気づく。

山部中尉@:「あれは…」

曲の練習中という様子の彼女は、何度も同じフレーズを繰り返している。しかし、腕がいいのかその音色は澄んで聞こえた。

山部中尉@:「………(声は掛けずらいですね…)」

三日月@:さらーによく見ると、特徴的な髪の毛がつむじからくるんと巻いて出ているのもわかるかもです。

山部中尉@:2d6

ダイス判定: (2D6) → 3[1,2] → 3

GM:中尉は、うっすらと顔を覚えているだけのようだ…っておい!中尉!!

*素で突っ込むGM。

三日月@:スカートが汚れないように、おしりには藁の敷物を敷いています。

山部中尉@:choice[声を掛ける,通り過ぎようとする]

ダイス判定: (CHOICE[声を掛ける,通り過ぎようとする]) → 声を掛ける

山部中尉@:「あ、あの…練習中ですか?」

三日月@:「ひゃうっ!?」ばたばた スカートを押さえて、おしりを重心にくるんと向き直って体育座りです!

山部中尉@:「ご、ごめんなさい! だ…大丈夫ですか?」(少し目線はそらす

三日月@:「あ、あの…。あ、ご、ごめんなさい、フルート、うるさかったですか?」

山部中尉@:「い、いえいえ…とんでもない」

三日月@:「私、三日月です。今度また任務だってことで、西舞鶴からこっちに呼ばれてきたんです。」

山部中尉@:「三日月さん、ですね」

三日月@:すっくと立ち上がります。ぱらぱらスカートを払います。「えーっと…。(階級章を見ます。)中尉さんも、この鎮守府に新しく?」

山部中尉@:「小官は山部元親と申します、階級はこの春中尉になったばかりですね。ここにはそれと同時に着任したので半年ほどになるでしょうか」

三日月@:「山部中尉ですね。よろしくお願いしますね!」ぺこりん

山部中尉@:「こちらこそ、よろしくお願いします」

三日月@:「鎮守府の管理ならおまかせです!お掃除もお洗濯も得意だけど、なんといってもお料理には自信があります!」

山部中尉@:「料理、ですか。いいですね…」

三日月@:「そうなんですよー!お芋の皮をできるだけうすーく剥いたりとか、得意なんです!」(えっへん。自信ありげです。

山部中尉@:「小官の周りに、料理の得意な方が少なくて…」

三日月@:「そうなんですか。中尉はお料理するんですか?」

山部中尉@:「小芋の煮っ転がしとかいいですよね」

三日月@:「陸軍の方とか、げんちちょうたつーだなんて言って、けっこう得意な方多いんですよ!」

山部中尉@:「小官の場合は、一人やもめな者なんで…それなりに料理は得意だと、思います」(若干目が泳ぐ

三日月@:「それはすごいです!えらいえらいですー!」尊敬の眼差し

山部中尉@:「そ、そう云って頂けるとありがたいものです。っと…三日月さんの今度の任務では小官もご一緒させていただくことになります。そのときはまた、よろしくお願いしますね」

三日月@:「あれ、そうなんですか!じゃあ、一緒の仲間のところにも、ご案内します!舞風ちゃんって言って、とっても踊りが得意なんですよー!」

山部中尉@:2d6 ダイス判定: (2D6) → 7[2,5] → 7

GM:舞風については名前と顔が一致する程度かな

三日月@:と、敷物とフルートにサンドイッチの袋を持って、舞風さんの所に行きます。

山部中尉@:「って、待ってくださいよ」(と、追いかけていく

舞風@:今が自由時間なら、舞風は……酒保? 購買? の辺りをうろついてるかな

 

三日月@:「長月、舞風見なかった?睦月ー、舞風知らないー?あ、ゲンゾーさん、舞風ちゃん、見ませんでした?」

 

*………しばらくお待ちください*

三日月@:「いました、あれが舞風ちゃんです!」

山部中尉@:「そうみたいですね」

三日月@:「舞風ちゃーん、ヤマベ中尉さんがいらっしゃいましたよー。」と購買に並びながらー

舞風@:「お? あ、みかちー! やほやほー」と振り返って手を振ろう

三日月@:「こちらが中尉さんです!」じゃーん

舞風@:「どーも、陽炎型駆逐艦の舞風です! いぇー」ハイタッチを待つ姿勢

山部中尉@:「山部元親といいます、中尉です」(若干笑顔が引きつっている

舞風@:「いぇーい……。えと、舞風にご用事?」しょんぼりと手を下ろしつつ

山部中尉@:「いえ、用事といいますか。今日からの任務でご一緒することになるので、事前に顔合わせしたく思いまして」

舞風@:「あっ、そうなんだ。それはそれは……よろしくお願いします!」ぴっと敬礼

三日月@:購買でカルピス買ってます。

*なんと、カルピスは昭和初期に発売された歴史ある飲み物なのです!

山部中尉@:「はい、こちらこそよろしくお願いしますね」(答礼

舞風@:「えへへ。詳細まだ知らされてないんだけど、頑張ろうね」そういって、いくつか手に持ってた金平糖の小包の一つを中尉に差し上げる

山部中尉@:「これは…すみません、お返しできるものが手元にないのですが…」(恐縮しながら受け取る

青葉@:「あれ、舞風ちゃんと三日月ちゃんに山部中尉じゃないですか。珍しい取り合わせですね。」フィルム買いに来た様子。

山部中尉@:2d6

ダイス判定: (2D6) → 9[3,6] → 9

GM:青葉さんについて軽く調べたことがある模様…

三日月@:「はっ。あ、青葉さんだ…。」

山部中尉@:「あ、青葉さん。写真ですか?」

三日月@:「青葉さんちょうど良い所にいらっしゃいました…。え、えーと、こちら、ヤマベ中尉さんです。」

舞風@:「青葉さん、こんにちわ! ……ヤマベ中尉さんです!」三日月ちゃんに倣いつつ

山部中尉@:「い、一応この鎮守府に半年はいたんですけれど…」(苦笑

青葉@:「知ってるよー。上海帰りの人だよ。」>三日月、舞風

三日月@:「上海、あの物騒な上海ですか…!」おののき

山部中尉@:「いきなり突撃してきましたからね…殆ど、お答えできるものはなかったのですけれど」

三日月@:「なんでも上海では、牙が10本もある怪物が、現地の人を奴隷のようにこき使いながら生魚をむしゃらむしゃらと食べるといいます…! それに、自動車だって走っているらしいですよ!」(ぷるぷる

青葉@:「自動車はこっちでも走ってると思うな。」

舞風@:「いけない薬と怪しいお酒と、素敵な音楽がいっぱいあるって聞いてるよ!」

三日月@:「い、いけない薬だなんて、いけない!!」ぶるぶる

 

青葉@:「うーん、中尉は真面目ですし、あまりネタがないんですよねぇ。青葉的には何かある気がしたんですけど。」

山部中尉@:「いけない薬ですか…怪物については、否定できますけれど薬については、たとえばこちら。この漢方、小官には効用があるのですが、ほかの方が口に含むと毒になるようですよ?」(丸薬を取り出し)

舞風@:「男の人には効能があって……キャー! 中尉さんのえっちぃ!」

三日月@:「なんだか、すごいです!」

山部中尉@:「あっ…」(表現ミスったか!?

青葉@:「へー、ほー。」

山部中尉@:「い、いえ。例えば、長官殿が飲まれても毒になりますし。そもそもそういった薬は、小官縁遠いものですし…」 (しゅん

三日月@:よくわからないのでカルピスを頂いています!

青葉@:「彼女なし」(メモメモ)

舞風@:「あ、あれ。なんだがごめんね……? ホントはどういうお薬……ううん、やっぱり聞くのやめとこ!」

山部中尉@:「ごほん…これはですね、風邪薬でしょうか。よく分からない病気でも、症状が軽ければ任務に即刻復帰できるようにするための薬、ですね」

青葉@:「怪しい雰囲気しかしませんね。」ひろうがぽんと……?

山部中尉@:(彼女なしといわれて、青葉さんのほうを見ることが出来ない

三日月@:「あ、もしかして…ニンニク、ニンニクですか!」

舞風@:「で、ではお恐れながら一つ失敬して……」しめしめと手を伸ばす

山部中尉@:「っと…(手を引く)…一日中、吐きますよ?友人が口にしたのですが、一日中ひどい目にあっていましたから… それでもよければ、どうぞ(再び手を差し出す)」

舞風@:「わぁい! やめとく……」

青葉@:「専用の調合なんですかね?」

山部中尉@:「そうですね… 小官の体に合うように調合していただいていますね」

三日月@:「しゃ、上海は危険がいっぱいです…。」

山部中尉@:「危険といいますか… 刺激的といいますか…(あはは、と笑う)漢方、もしよければ内地の調剤薬局でもなかなかのものを作っていただけると思いますよ」

三日月@:「弥生がかぜひいちゃったとき、小青竜湯用意してもらったな?。」

青葉@:「へー。」メモメモ。

舞風@:「鼻風邪引いたときはナントカ石膏と葛根湯!」

山部中尉@:「…そうですね。八意教授というかたがいるのですが、ご実家が平安の時代からの宮廷医だそうで、この国では最高峰の漢方知識を持つ方だと小官は思いますよ」

*八意時宗 元海軍軍医総監、現在は京大の教授をやっている。

三日月@:「はぇー、平安からー。八意先生って、そんなご出身だったんですね!」

山部中尉@:「あはは…そうみたいですよ」

青葉@:「ああ、あの。」<八意教授

兵A:「中尉、長官がお呼びです」

山部中尉@:「ありがとう、直ぐに伺う。皆さん、長官室へきてください。今回の任務について、説明させていただきます」

舞風@:「おっと、お仕事だね! りょーかいです!」

三日月@:「そろそろですか?」

山部中尉@:「はい…」(少し緊張した面持ち

青葉@:「はーい。」ぞろぞろ


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