扇矢萩子の捜査録~艦これRPGリプレイ~   作:長谷川光

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清霜@:黒幕が飛鳥に「こうする事は出雲の為になる」とか言ったら、飛鳥はやりそうだとか、そんな事は考えてたけど
足柄@:
・出雲が「飛鳥ならこうする」と読んで満州に派遣した
・完全に飛鳥の独断
・実は無関係or関係するまえに別のことが起きてる
清霜@:色々考えられるなー、まあ残りの情報公開次第かな
足柄@:なので出雲としての意向は確認取りたいのよなぁ
響@:成功効果もらったら、次は響のシーンかな
清霜@:出雲に確認取りに行くならこっちが先の方が良いかもしれんが、どうなんざんしょ
*なんて感じの相談がありまして。
GM:さて…と、次のシーンプレイヤーはどうしますか?
響@:行動力からだと響、シナリオとして出雲に先にコンタクト取ることを考えると清霜?
足柄@:響個性大丈夫?
清霜@:おっけおっけ、了解
足柄@:うん、清霜からにしようか
響@:うむ、響は後回しでもOKだと思います
GM:それから…シーン表のコマンドが変わります
清霜@:ん、やっぱ変わったか
GM:ここからはHEVでお願いします。なお1d5の判定です
清霜@:HEV
ダイス判定:第二ランダムイベント表(4[4]) → 見届ける者/平常
足柄@:ほう。 清霜@:おむ、 満潮@:ほう 響@:平常だ
GM:…この人が、出るのは運命だったか…
清霜@:誰だろう
響@:タイトルからして面倒臭い人物が出てくるのだけは確かだ
GM:さてと… 清霜ちゃん。
清霜@:ほい


陸軍の奇人 登場

[十一月一日 午後4時 大連ヤマトホテル]

GM:特命捜査班の指揮下に入ることが決まってから少しだけ時間が経ちました。元々は連絡要員であった如月中尉が上官の下に引き返し、少し余裕が出てきたころです

清霜@:ほむほむ

GM:まず質問…出雲に、連絡取ります?

清霜@:まあ、その為に先にシーンプレイヤーやってるしね。響とかから経緯を聞いて、確認の為に出雲に連絡するよ

GM:では、晴れて放免されたちかこの案内で、ホテルの電信室に案内されます

清霜@:はいな 「えーっと、出雲さんに連絡…っと」案内されなかったら迷子になってたな

GM:成りますでしょうね…(過去のあれこれ

清霜@:連絡取れるかなー?

GM:形としてはメールみたいな感じですね

響@:電報だっけ

清霜@:電報形式か

GM:電報ですからね…

足柄@:ワレアオバ

清霜@:内容は「出雲さんの部下の飛鳥って人が、なんか大連で色々やらかしてるっぽいけど、なんか知ってる?」※超意訳 こんな感じかな?

GM:おkですよ~わりと直ぐに返電が帰ってきます

出雲:「飛鳥は我が指示で滿洲に在り。具体的な行動は委任。不祥事が起こりしか」「詳細送られたし」

満潮@:ここは直球で

響@:詳細か……

清霜@:マジで知らないっぽいな、電報の限りでは

足柄@:まあそうね。

清霜@:「えーとえーと」

足柄@:どんな指示で送ったか聞いてみて(電波)>清霜

清霜@:「どんな風に指示を出したの?こっちは現在、石原なんとか(読めない)と手を組んで、大連での事件(ここで事件に飛鳥が関わってるっぽい事等の詳細も報告)の調査をしてるよ」※超意訳

清霜@:「あ、それとキョーコって人と仲良くなったよ!出雲さんも知ってるはずだよ!」

****

GM:出雲「…[キョーコって人と仲良くなったよ!]とは、何だ…」

響@:高度な暗号文かもしれないぞ

清霜@:いやね、響は元気にしてるよ、って言いたかったんだが、検閲的なものがあると思うと、ね?

足柄@:わかんねーよ!?

*なお、当時この手の信号は防諜目的で軍に勝手に盗聴されていました。(今でもかもネ!)

****

出雲:「飛鳥が石原少将と組み、助けしむは我が指示なり。其を超えしは我関知せず。」「追記が要領不明、何事ぞ」

響@:直接会うとしたら出雲からの口添えを貰うのが一番かな

足柄@:突いてみて反応見るのは有りね。

響@:正直、できうる限り会いたくないが……

満潮@:ドッキリ大作戦!

清霜@:「キョーコは、清霜と出雲さんと皆を繋ぐ、心の46cm砲が響き合う音だよ!」多分分からない

清霜@:「あ、じゃあ石原なんとかさんがやろうとしてることって分かる?」

清霜@:「直接会った方がいいなら、出雲さんの方から紹介状的なモノが欲しいな。もしくは、連絡をしてもらえればいいかも?」※ここまで全部意訳

満潮@:清霜有能

出雲:「石原少将の件宜候、口利きせん。彼が志しは王道楽土、去れど日本人には到底無理な理想に候」「追記、音色に唯伝えよ、汝が近況は樫より知る。」

清霜@:あ、伝わったw

響@:おお、伝わった伝わった

満潮@:これは逆にドッキリされるパターンだ…

足柄@:うーん。

響@:ホテルを離れて会いに行くことになるとしたらそれは難しいから

足柄@:外堀から埋めるべきか迷うね

響@:つーか4階の会議メンバーに副参謀長もいるんじゃないかな

足柄@:しかし、シャンデリアはいまいち繋がらんな

満潮@:むー

清霜@:「えーっと、王道楽土は確か『公平で思いやりのある政治が行われる、平和で楽しい所』…うん、確かに現状だと無理に等しいのかー」

****

響@:「日本人には到底無理な理想」とバッサリやってるのが地味に草

清霜@:出雲さん、バッサリ言う時は言う人だと思うから、うん

満潮@:まぁ、な

*満潮の中の人は以前までのセッションで違うPCとして参戦していた

足柄@:公平で思いやりのある平和な場所とかあしがらさんしんでしまいます

GM:出雲が前回やらかしたのはバッサリ戦争肯定したからなんですよね…

足柄@:建前って大事

清霜@:HAHAHA

響@:演説が、横槍を経た結果「協調のための努力は惜しまないが、敵対するものは容赦なく打ち砕くぞ(意訳)」になってしまったからなぁ

足柄@:控え目に言ってヤクザなだけマシじゃないですかねw

??:「話し合いさえすれば王道楽土とかでもきっと、大丈夫!」

足柄@:のわきんそんな感じなのネw

満潮@:なんでこんな話し合い厨になってしもうたのかうちの子…

GM:なんででしょうねぇ…

****

清霜@:「『了解しました、感謝致します』…っと…………王道楽土を目指す人が変な事するのって、どうなんだろう?妖しいねー」

 うん、とりあえず石原さんへのアポは取れたっぽいし、電信室でやることは他にない、と思いたい

GM:さて、帰ろうとする清霜ちゃん… 近くにメモが一枚

ちかこ:『申し訳ありません、チーフからの呼び出しを受けたため先に失礼しました。裏に地図を書いておきましたのでお役立てください』

清霜@:「……………………もしかして、逃げた?」とりあえず地図は見てみよう

GM:急いで書いたのだろうが、そこそこ特徴を抑えて書いてあります。

では… 清霜ちゃん  その地図を頼りに歩いていたのですがよくわからないの所に出てきます

清霜@:「あれ、また迷子になっちゃった!?」きょろきょろ

GM:で、なんだか女性の声が聞こえます

**:「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。」(日本語

清霜@:男性?女性?

GM:女声が聞こえます。

清霜@:じゃあ、そうですね

**:「淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」

清霜@:辞世の句に聞こえます(

GM:HAHAHA

清霜@:ので、「もしかして、自決しようとしてる?だ、ダメだよ早まっちゃダメー!!」と、その声の持ち主に突撃★

ベス:「ん? 何、この身は自決などしない」 (清霜を受け止める

清霜@:「…………あれ?」うけとめられー

****

響@:人目を離れた場所でひとり方丈記を朗じるとかアブない女だな

満潮@:変質者かもね… あ、おっぱいの人だ

GM:どういう感覚してんの!?

****

清霜@:「あ、違うの?よかったー、清霜、てっきり辞世の句を読んでるのかと思っちゃった。あ、日本語お上手ですね!」

ベス:「古めかしい口調らしいが…そう云ってもらえるのはありがたい」

****

響@:おお、やはり例の英国人夫妻、日本語も喋れたか……二人の前で余計なこと喋らないでいてよかった

満潮@:日本語でしゃべるとなんと雅な女性に転身…言語ってすごい

足柄@:そりゃまあ、漏れ聞こえる会話からして『商人』の類なんだし。満州で主に使用される言語使えないってこたないよねw

*一応満洲語というのが公用語としてあるが、日本語も第二言語的に使われていた。

****

清霜@:「あ、そういえば…実は道に迷っちゃいまして、ここってどこですか?」

ベス:「…周りを見ればよかろう、ここから正面に見えるのが本館。ここは別館の二階だ」

清霜@:「???あ、うん、まあいっか。おねーさんのお名前は?私は清霜って言います!」

ベス:「…この身はエリザベス・テューダーという。ベスと呼んでくれるとありがたい」

清霜@:「じゃあべっさんね!よろしく!」超失礼

ベス:「……」(ぐさっ

満潮@:べっさん! 親しみを感じる

GM:それはえべっさんゆうねん!

清霜@:「……あれ?」

ベス:「さすがにべっさんは止めて欲しい、ベスで頼む」

清霜@:「ん、分かったよベスさん!」

ベス:「…あの先生の部下に、いるとは聞いていたが…まさかこれほどとは」

清霜@:「???先生って、誰?」

足柄@:どういう意味だw<これほどとは

響@:ベスに出雲が日本語教えたとかそういう話かな

ベス:「この身がまだ…半人前の頃の話だ、気にするな」

清霜@:「あ、うん。で、ベスさんはここで何してたの?」

ベス:「眺めていたのだ…この国を」

清霜@:言葉に釣られて、風景を見てみる

GM:大連の港湾部の栄えているのが見えますね

清霜@:「うーん…清霜には良く分からないや。分かるのは、今が大変だってことくらい」

ベス:「それでいい。この身は…博打師だ。今の一寸先を未来といい、昨日までの時間は過去になる。それら時流を見届け、賭る者だ」

清霜@:「……見届けるだけでいいの?」

ベス:「何、この身は強くないのでな。見届け、その為に見定めるぐらいしか出来ぬ」

清霜@:「ん、そうなんだ。じゃあ、清霜が戦うよ」

ベス:「…ほぉ」

清霜@:「清霜は、見届ける事も、見定める事も良く出来ない、戦う事しか出来ないから。この心の46cm砲が、清霜にある限り、絶対に負けないから…ベスさん、いや、エリザベスさん。清霜を見定めて、見届けて、見守ってほしい……なんて、ね」

ベス:「…眩しいな、君は。君を、見定めさせてもらおう。」(ニコっ

清霜@:「ふっふっふ、言ったねー?清霜に惚れるなよー?」

ベス:「くくっ…よし、なら先行投資だ。本館まで案内仕ろう」

清霜@:「わーい、ありがと!」

GM:ではでは、ベスに連れられ本館に戻ってきました

響@:「あ、いた。清霜」

清霜@:「あ、ひび…キョーコだー」一応ね

満潮@:「上海との連絡は済んだね。」隣の外人を見て簡単に会釈する

古鷹@:「あら?そちらにいらしてたんですね」

足柄@:「探したヨ。」

ベス:「では…これにて」(軽く会釈だけして去っていく

清霜@:「うん、またね!」手を振って見送りー

満潮@:「…日本語喋れるじゃないか。」

ベス:『何をいっているかさっぱりだな』(肩をすくめて立ち去る、やはりカントリーイングリッシュ

清霜@:「???」

満潮@:「まぁいい、連絡の結果はどう?」

清霜@:「バッチリ!」とかくかくしかじかしかくいきゅーぶ、で出雲さんとの電信の内容を教えるよ

響@:エリザベス女史が立ち去った後でいいんだよね……?

満潮@:…だろうね

足柄@:そりゃなw

響@:「わ、私のことはよかったのに……」

清霜@:「え?いやだってほら、息災はちゃんと伝えたほうが安心するかな、って」よかれと思って

響@:「まぁ、気にかけてもらえているようで、嬉しいよ」

満潮@:「素直に受け取ってもいいじゃない、後はあなたの出番なんだから。」

*若干メタイ発言である。

清霜@:……判定どこいったw

満潮@:判定は死んだ!

GM:…死んだ… 死んじまったよぉ

響@:この後なにか残してあるんじゃなかったのか……

清霜@:マジで死んだのか。

足柄@:うっかり通しちゃったからな……なんか判定…w

足柄@:ちゃんと届くか幸運?w

響@:石原莞爾が我々にどのくらいビビってくれるか「名声」でもええんやで

GM:いまさらですが、電報の判定をお願いできませんか(戦々恐々

清霜@:OK.

GM:暗号と幸運がGMからの御題です

足柄@:っ通信

清霜@:暗号通信どっちも遠いよぉw 幸運だな

GM:ですね、通信もどうぞ~っておぉ

清霜@:秘密兵器で代用。難易度7だ 2d6>=7

ダイス判定: (2D6>=7) → 8[3,5] → 8 → 成功

響@:素晴らしい

古鷹@:せふ

満潮@:普通に成功しちゃったよ…

足柄@:よすよす。

清霜@:これでファンブったら大惨事だったわ

*つまりは誰かが出雲を語って返答していたと言うことで…

GM:ではでは、ベスからキヨシーに感情点1点上昇しました。って、あれ…このパターン でじゃぶ…

清霜@:吉野おねーさんもとい、眞斗さんからも貰ってるからなぁ

響@:NPCに好かれまくる清霜ちゃん。可愛いからね仕方ないね

足柄@:まぶしいからね。

ベス:ー>清霜 見定めるとしよう +1

清霜@:シーンは終了かな?

****

満潮@:そういや、艦隊派の方々は今回出てこなかったな

響@:そもそも満州だと艦隊派だろうが条約派だろうが海軍は肩身が狭いしな……ホテル4階にいるかもしれないが

足柄@:陸軍が実効支配してるんだっけ

満潮@:そうか、満州だから海軍はあまり身動きは出来んね

GM:逆に、上海は海軍が抑えているので陸軍はなかなか動けませんよ

満潮@:つまり出雲の力をより殺げれば陸軍は上海で動きやすくなる?

GM:出雲は、いわゆる日本軍黎明期から重責を担ってきた海軍重鎮であるため、今でも陸海両軍に影響力を持っている特殊な人です。

…その分、それを嫌う人物は多数派ですがね

響@:影響力を持っているということは邪魔ということだから……

満潮@:つまり、まぁ、相手は不明確だが出雲のこと快く思ってない人は日本軍にはかなりいる

足柄@:めんどくさーい。

****

 

足柄@:次はひびっきーかな

響@:この響のシーンが最後の鎮守府フェイズになるわけだが……はたして私たちは真相に近づけているのだろうか

足柄@:近づく状況は整ったかナー

清霜@:まあ、整ってはいるが、トドメがな

響@:ではHEV振りますよー HEV そーれ☆

ダイス判定:第二ランダムイベント表(1[1]) → 江雪/非平常

足柄@:江雪?

響@:うむ、補給しといて正解

清霜@:あっぶねぇ

GM:なんでよりによって出してほしいなぁっと思ったやつを出してくれるんですか(ぷんぷん

清霜@:www

響@:(強制的)ドラマメーカー響の名は伊達じゃない

満潮@:さて、どうなるのやら…

GM:ではでは響ちゃん、貴女はいったんハルビン水師営までこれまでの途中経過の報告を欲しいとの連絡が、北洋水師旗艦、海威の名義で届けられます

清霜@:ほむ

GM:大連からハルビンまで向かうのに最も早いのはやはり鉄路、と言う訳で満鉄を使うことに成ります。皆さんはどうしますか? 夜行列車ですが

足柄@:うーん。

満潮@:心は共にあり…とか?

足柄@:RP的には皆で、って言いたいんだけど。

響@:今ここでホテルを離れるよりは、「現場に留まれ」との指示を見越して、電報を送りたいが

足柄@:これ足柄さんはこっちに残るなw

GM:尚、特別特急となり… 発車時刻は午後十時です

満潮@:じゃあ誰を派遣する?

響@:報告まで含めて戻ってこられるのは何時間後くらい?

GM:合計24時間見てください

満潮@:ほう

GM:現在、十一月の一日。 帰還は翌二日午後十時の予定です

響@:うむ、まずは電報でジャブだな……それでなお報告に戻れという指示があれば戻るとしよう

GM:では、海威から返信

海威:「唯時間を浪費するのみに非ず。」

響@:そう返信があったならすっ飛んで戻らざるをえない

GM:という状況ですが… ほかの方はどうしますか?

足柄@:いてらっしゃーい、ってなるなぁ 2.3に別けるのが無難だと思うけど、どう別れる?

響@:「……北洋水師としてトクサに協力すると言った手前だが、本部から一度戻れとの通達だ。すまない」

満潮@:「そういうことなら仕方ない、はやく戻るといいね。」

清霜@:んじゃ響と同じ艦隊だったし、私が……いくと、アレかね?石原さんへのアポがダメになりそうか

満潮@:割りと事務的な別れ

響@:出雲とのパイプを残す必要がある以上、清霜は動けないね……

*この流れを見ていてGMは更なる情報公開に踏み切ったのだった。

 

GM:遅れて四文字が追加送付されますよ

足柄@:ボスケテ?

海威:「石原莞爾」

清霜@:!?

響@:「っと……続きの電報だ」

足柄@:ほうほう。

満潮@:これは…皆で行くしかなさそう

足柄@:そうなんだけど24時間あるなら情報収集出来そうだからなぁ、現地で。

響@:あー、それは確かに

足柄@:ゲーム的にはともかくRP的には足柄さん残るんだよな。

響@:「…………」

満潮@:「…どうなってんのこれ」

清霜@:「……えーっと?」

響@:「我ら北洋水師の旗艦こそ、出雲が用意した『口利き』その人ということだ」

足柄@:「あっちにいたりするんじゃないノ?」

満潮@:「あちらから先手が打ったみたいけどね…これはあなた一人に行かせないわ」

★☆★

満潮@:「皆で行くか要員を連れて行くかあなたが決めなさい。」

響@:「荒事が得意な……足柄や満潮は大連に残ってほしい」

足柄@:←じつはあらごととくいじゃない

響@:またまたご冗談を

*足柄のCQCLvが1である為の発言だった。

響@:「清霜と古鷹には同行を頼みたい。トクサから北洋水師への監視の意味も込めて」

満潮@:「私一人にすると同じよ、もう……今晩はちゃんと働くのよ、足柄。」

古鷹@:「わかりました。」

満潮@:「酒一本をうった」

足柄@:「はーイ。」

GM:ではでは…

十一月一日午後十時 大連駅プラットホーム

眞斗:「清霜ちゃん、響ちゃん、古鷹さん。お勤めがんばってくださいませ」

古鷹@:「お土産はきたいしないでくださいね~。」

眞斗:「まさか、そんな訳ありませんし、気遣わなくて結構ですございますよぉ」(ニコニコ

足柄@:「適当にお酒お願いネー」

響@:「なるべく早く戻るから。大連は任せたよ」

満潮@:「任された」

駅員:「間もなくハルビン行、特別急行が発車しまああす」

清霜@:「頑張るよ!」

眞斗:「ご武運を、行ってらっしゃいまし」(ホェホェ

響@:「時間だ。兎に角、私の手元の情報だと、狙われているのは統制派の要人達だ。事件の被害者の名前を並べれば多分、そうなるはず」

清霜@:「ほむほむー」

オリガ:『…夜行急行…、普通は動かないのに…』(ぼそっと中国語

清霜@:「……何か言った?」

オリガ:「ううん、なんにもないです」

響@:「希望も含むけど、飛鳥は個人的にはシロだと思う。別の首魁がいる可能性も考えて動いてほしい。あとは……」

足柄@:「あイさ。シャンデリアあたりを取っかかりに見てみるヨ。」

響@:「あとは、ちかこによろしく。協力感謝すると。……それじゃ」

響@:オーリャと一緒と清霜と古鷹と一緒に満鉄にぴょーん!

オリガ:「わーい」

清霜@:GOGO

古鷹@:「ではでは~」ぴょん

GM:ではでは… 動き始ます

響@:がたんごとん……

満潮@:ドナドナドーナードーナー

清霜@:こうしをのーせーてー

GM:電車はよく鉄道の路線が爆破されることで有名な奉天に一度だけ停車、その後がたごとと北上します

GM:現在時刻午前八時ようやくハルビンに到着しました

響@:本部に直行! ……出迎えが来てるかな?

順天:「お迎えに参上しました。教官… そして、日本の皆様」

響@:「順天! 出迎えご苦労。ただいま」

清霜@:「やっほー」

順天:『はい、うちのバカ妹がご迷惑をお掛けしているようで…』(オーリャを睨む

響@:今更だけど、人前で教官って呼ばれるのくっそ恥ずかしいな

オリガ:『お、おねえちゃん… そ、その…何も迷惑かけてないから… たぶん』

古鷹@:「そですよ~、何の問題もありませんよ~」

順天:「ならいいのですが…どうぞ、水師営まで送ります」

GM:で、順天か運転する車で松花江に面する建物まで皆さんを送りマス

清霜@:「はーい」

順天:「旗艦は考え事をすると云って、釣り竿とバケツを持ってお出かけになりました。が、皆様には川の方まで歩いて来てくれと言付かっています」

響@:「……ああ。大人しく皆で歩いて行こう」

古鷹@:「川釣りですかぁ…」てくてく歩く

順天:「私と…オリガは待たせていただきますので…どうぞ、いってきてください」

響@:「わかった。二人とも、ありがとう。また後で」てくてく……

清霜@:「いってきまーす」

GM:水師営から少し上ったぐらいの場所から、二人の人物が川釣りをしているのが見えます。現在、気温は氷点下です。松花江はかっちんかっちんに凍っており、川の上で釣り糸を垂らしています。

二人の内の女性の方が、朗々と吟じあげる声が周りに染み渡ります。

 

千山鳥飛絶

 萬徑人蹤滅

  孤舟蓑笠翁

   獨釣寒江雪

 

****

千山 鳥飛ぶこと絶え(せんざん とりとぶことたえ)

萬徑 人しょう 滅す (ばんけい じんしょうめっす[じんしょう=足跡])

孤舟 蓑笠の翁 (こしゅう さりゅうのおう)

獨り 寒江の雪に釣る(ひとり かんこうのゆきにつる)

****

 

響@:『響、ただ今帰還した。……改めて報告が必要だろうか』

海威:『お帰りなさい、響ちゃん。』(英語

古鷹と清霜の二人に向き直って微笑む

海威:「私は海威、北洋水師の旗艦です。」(日本語

清霜@:「あ、はい、響がお世話になってます」ふかぶか~

古鷹@:「清霜さん、ちょっとちがうんじゃないかな~?」たはは

海威:「あはは… 面白い方ですね。」

響@:「ご厄介になってるのは、まぁ、間違いじゃないけれど……」

海威:「さて…報告を聞きましょうか。」

響@:「了解。さて、何から話したものか……」ちらっと、もう一人の人物を見やりつつ……

**:のんびりと構えている。

響@:えー、かくかくしかじかします。

飛鳥が合理的に疑いを被る立ち位置にいる点、個人的には飛鳥はシロだと思っている点まで含めて

ちかこが何者であるかについては「海軍条約派がホテルクラークとして大連に送り込んだ人物」程度に説明

響@:「とりあえず、報告は以上」

海威:「ふむ…」

**:「バカだな…本当に。人は生かしたまま使わなければ生産性がなかろうて…」

響@:よし、響はいつもの黙って聞いてるモード突入

清霜@:きょろきょろ

海威:「閣下…やはり閣下がこちらに残られたのは間違いだったのでは…」

古鷹@:ぴくっ

**:「猿まねをした奴らの泥を、被らされるとは… 全く損な役目だとは思うが」

清霜@:**の発言はこちらは聞こえてるのかな

古鷹@:かな?

GM:聞こえてますよ

足柄@:すげぇ、閣下と海威の会話が大魔王と腹心みたいだw

??:「響、なんかスルーされてかわいそうだから声をかけようよ。」

響@:「すまない。NPCに主体的に構っていくためのMPは、前回のスリ男と今回の養民とちかこで使い果たしてしまったんだ」

満潮@:石原と猿真似と言ったら、武藤さんを思い浮かぶわ

*史実では中国戦線の不拡大の訓辞に来た石原莞爾に正面から、「我々は閣下のやったことを真似たのです」といった人物。

 

**:「で…諸君は、反石原派を暗殺したのは飛鳥君で、その指図をしたのは石原莞爾だと?」

古鷹@:「第一の線はそういうふうになっていますね」

清霜@:「誰?」

響@:清霜ぶれないな……

満潮@:流石戦艦

石原少将:「その悪の親玉、石原莞爾その人かね」

清霜@:「あ、もしかしておじさんが石原なんとかさんなんだ!私は清霜だよ、よろしくお願いします!」

*名乗らせておいて、なんとかさん呼ばわりである。

満潮@:うわ…伝説を見た

響@:さすがの響も少し冷や汗

古鷹@:「おげんきそうでなによりです」ぺこ

響@:「清霜はブレないな……」

石原少将:「出雲女史が送り込んでくる奴はみな変わっているな。ともかく…飛鳥君は確かにいま大連に居るのは認めよう。だがそれは、済北島の処理が終わってからの話だ」

響@:「飛鳥が満州に来たのはつい最近なのか」

清霜@:「???」

石原少将:「いいや、八月の中旬からわしの下で働いてくれている」

響@:「むむ、なら、やはり面倒な位置にいるな……」

石原少将:「おかげで中国戦線は徐々に規模が縮小することが出来た…のだが、その分バカどもが暇を持て余しているようだな」

響@:ちょっと統制派の皆さん大陸に海外に敵が多すぎんよ

*一同思わず爆笑

響@:「そのバカどもが、どこから湧いたバカどもなのか……現場は今、想像の域を脱することができないでいる」

石原少将:「わしがいっても治まらん。むしろ悪化するだろう…冗談抜きで刺されそうな雰囲気だからの」

響@:「ごもっとも……。だから、黙って網を張るしかないと思った矢先に、たまたまそれを踏んでしまったのが飛鳥なんだ」

石原少将:「…そう云えば、中共についた義妹が居たとか聞いたことがあったな」

響@:「……む、それは初耳」

清霜@:「ほむほむ?」

石原少将:「そうか…飛鳥君の元の名前は永建だってのは知っているか?」

響@:「それは勿論。出雲の下へ来るまでの来歴が今回、飛鳥の立ち位置を難しくしてる理由……と思っていたけど」

石原少将:「…まぁ、わしも聞きかじった程度だが、その永建には準同型でもあり、二人の血縁的にも近しい者たちがいるらしい。」

石原少将:「一人は永翔、もう一人は永豊。永豊の方が途中で名前を中山に変えたんだが… この中山も苦労人らしい。政治的な争いに巻き込まれ、永建に亡命したいと泣きついたとか」

響@:「…………」難しい顔して黙って聞いてる

石原少将:「その際、永建が頼ったのが出雲女史だ。一方の中山自身はそのまま行方知らずになって、何時の間にやら中共に付くと封書が来たと云っておったな。」

****

満潮@:え、ここに来て共産党?

清霜@:ひええ

響@:飛鳥の妹が、中共に『引き渡された』のか『出奔した』のかで面倒臭さが変わってくる

満潮@:つまり…得した人間は、ロシアや共産党に居たかもしれないわけ?

響@:大前提として、統制派は帝国日本の領土的野心そのものなわけだからを持ってる

足柄@:当然ですね

響@:ごめん……そのものなわけだから、中共やソ連からしたら統制派の人間は死ねば死ぬほど得する

満潮@:あー、見落としたな…

 

響@:「……少将の方で、ちゃんと飛鳥を匿える……よね?」

石原少将:「匿うもなにも…そのまま部下にしたいのだが、あれほど有能な秘書はいないぞ?」

響@:「うん……。飛鳥を大事に思ってくれてるなら、それでいい」

石原少将:「惜しむべきは、飛鳥君が忠を尽くしているのは出雲個人だということぐらいだろうな。さて…飛鳥君が大連に居る理由だがワシの指示ではない。」

響@:「……む。今の話を聞いて、私たちと足並み揃えて一緒に動いてもらったほうがいいような気がしていたけど、それも難しい?」

石原少将:「わしはもうしばらくハルビンの戦力再編に傾注するつもりだ、手は回せぬが頭は回そう。…一つ、本件の犯人は飛鳥君を北洋水師の手で捕縛させたがっていた」

響@:「…………」黙って聞いてる

清霜@:「…」

石原少将:「一つ、飛鳥君が怒り狂うほどの事を、犯人は意図してかせずしてかやらかしている。それも、先月の下旬に彼女は飛び出していったことを考えると、それまではしていなかったことなのだろうな」

石原少将:「わしの元には資料が少ないから分からぬが、例えば十月まで犯人がしていなくて…十月から始めたことが分かれば…」

響@:「犯人の行動の何が飛鳥に火をつけたのか、犯人が当初から飛鳥の存在を念頭に動いていたか否か……それが分かるかも」

響@:よぉし判定できそうだな(目ぐるぐる)

石原少将:「そういうことだ…」

響@:「よし。やることは決まった。とりあえずハルビンにある記録に目を通そう。海威、いい?」

海威:「えぇ、どうぞ。私も手伝います」

GM:では…ハルビンに戻ってきた皆さん。手当たり次第資料にあたります

響@:えっと、飛鳥と犯人に迫れたか判定でよろしいのかしら?

GM:はい、そうですね。判定は、索敵or読書でおねがいします

響@:読書で……食べ物から代用1で目標6

響@:2d6>=6 どうだ

ダイス判定: (2D6>=6) → 6[2,4] → 6 → 成功

足柄@:やったぜ

響@:ふぅ危ない危ない

GM:おみごと…では

清霜@:ぎりぎりだー

GM:最初の頃の”不慮の事故”は、目標となった相手が自然死に見える状態で死んでいます

響@:ふむふむ

GM:それが中期、九月ごろには乗馬中の事故や、自動車事故のような匆々はないけれどまったくないわけではない事故

十月にはいると、平和ホテルのシャンデリア落下のような、目標となったのだろう人物も死んでいるが周りの人間も重軽症を引き起こしています

足柄@:だんだん雑になってるw

古鷹@:うむ

GM:それと、最後から二件目なのですが

響@:飛鳥が単身大連に向かった時期かな?

足柄@:ぽい!

GM:はい、こいつ… 不慮の事故一覧にしては珍しく、被害者が軍人でも財閥系の人間でも無いです

足柄@:近くに軍人や財閥系の人間はいた?

GM:新聞の記事によると、その気配は全くなし。

足柄@:なんだろう?

満潮@:被害者は?

GM:中国人ですね、そこそこ裕福な暮らしをしていたようです

足柄@:なんだろうこれ。

GM:していたようです、といってもどこぞから移住してきたらしいのですが

響@:その人のプロフィールから犯人の動機や飛鳥に繋がる点はあるのかしら。じゃないな……時期の一致が見られる以上、何かしら繋がる点があるんだろうけど、それが分かったかな

足柄@:中共視点で死んで得になる人物なんかな?

清霜@:流石響ー

GM:中共視点では、ただの男が死んだ という扱いになると思います

足柄@:うーん?

響@:その被害者と、飛鳥や犯人を結びつける要素が具体的に何なのかはまでは分からない?

満潮@:犯人を統制派の敵と中国人の敵に結びつけようとしている線は?

足柄@:あ、そいつの死に方って、雑?自然に見える?

GM:死に方は泥酔の末に、何かに躓いたらしく階段から落ちて頚椎骨折

満潮@:普通に見えるんだけど…

足柄@:運が悪かったね、って感じよね。

清霜@:ほむー

GM:周囲曰く、あいつ…そんなに泥酔するほど飲んだっけ?的な感じだそうです

古鷹@:盛られた

響@:その人の死が、飛鳥たちにとってどういう意味のある死だったかまでは分からないけど とりあえず、飛鳥が極めて個人的な動機から行動を起こした可能性は高いな

軍関係者じゃない以上、犯人が飛鳥を念頭に置いて動いていた可能性も高い

足柄@:あ、ちなみに最後の1件の死に方は?

響@:前回は平和ホテルでのシャンデリア事件っぽい

足柄@:だとすると本格的に浮いてるなぁ

響@:とりあえず、かくかくしかじか大連に電報を打っとく……

満潮@:ちかこに聞いてみようかな?

足柄@:最後の一件がシャンデリアだとするとそこまで犯人は生きてるしなぁ

響@:あと成功効果をもらおう

GM:では、アイスをどうぞ。

響@:おお、ありがたい……ご馳走様です

古鷹@:アイスだぁ

清霜@:いいねぇ

足柄@:うーん、飛鳥に対する符丁とか聞いておけば良かったなぁ

響@:ということで、海威の方から何もなければ大連に戻ろうか

海威:「…一言だけ、響ちゃんに注意しなければなりません。出雲先生に連絡の一本ぐらいはしてくださいよ?」

響@:「うぐ……。分かった。片付いたら手紙でも書くよ……」

清霜@:「にやにや」

響@:ちなみに養民はまた一緒に連れて行っていいものなんでしょーか

GM:いいですよ~ っていうか、養民は連れて行ってほしそうな顔をしている

響@:おーよかった……一緒に行こうっと

オリガ:「はい、せんせい!」

響@:「ん、どうした。オーリャ」

オリガ:「またいくんだったら、おともさせてください!」

響@:ここハルビンなのに養民(=オリガ)が日本語で話しかけてくれるのめっちゃ嬉しいんだけど? 可愛すぎない?

足柄@:しらんがな

満潮@:子犬的なの可愛さを感じる

足柄@:ちょっと弟子馬鹿っぽくなってんよー

響@:「願ってもない。心強いよ、一緒に行こう」

順天:『…英語で喋りなさい、英語で!』 (しぱこーん

清霜@:「楽しそうだなぁ」

順天:『教官も…これ以上妹を甘やかさないでください…宜しいでしょうか』(ごごご

響@:『わ、わかった。善処する。ちゃんと厳しくします……』

清霜@:「にやにや」

響@:「やれやれ……」と言いつつ響もふっと笑うのであります。これでハルビンでのシーンは〆だナ

 

 

満潮@:響から得た情報をちかこに伝えようか? もしかしたら何か知ってるかも

足柄@:いや、飛鳥のげきおこポイントは多分これだなってのがあるんだけど さっきの不審死と繋がらないんだよねぇ

響@:一度、響はちかこに「なぜ飛鳥が出雲のそばを離れて大連にいる? どうして接触してきた?」とド直球な質問をしているけど。

出雲の指示で石原少将の下にいる、でも大連にいるのは自分の意志のようだ、とまでしか言ってなかった

まぁ、ここまでの情報を改めて伝えたら何か思い出すかもしれないね

満潮@:そうね、少しでもいいから何か新しい情報がほしい

 

響からの電文を受け取ったあと、満潮はちかこに伝えに行く。

ちかこ:「……そういえば」

足柄@:「んー。ああ、これ怒るネ。」

ちかこ:「…いや…でも…」

足柄@:「どしたン?」>ちかちゃん

満潮@:「なにか思い出したら言いなさい。それを判断するのは後でも遅くないから」

ちかこ:「いえ…あの時、飛鳥がいつも以上に焦っていたように感じて…」

足柄@:「昨日聞いた話だけど『上海の陰影』ってサ。無駄な人死にもださないかなりスマートな殺し方してたらしいのヨ。で、この月に入ってからすわ『上海の陰影』の復活って裏は大騒ぎヨ?」

満潮@:「…今まで聞いてなかったけど、あなたは飛鳥と何を話しているの?」

足柄@:「あー、そこ気になル」<何を話してたか>ちかちゃん

満潮@:「響は飛鳥の無実を信じていたようから、私も信じてみたい、だからできれば飛鳥のためにも私達に話して。」

ちかこ:「…はい、でも…それほど話したわけではないのですが」

満潮@:「何でもいいの」

ちかこ:「アタシは飛鳥が犯人だと思ってました…」

足柄@:「この一連の不審死の、よネ。」

ちかこ:「はい…ホテルで働いていたのは…ここの所の犯行傾向から大手ホテルで、殺しをやるのではという話になったからです」

足柄@:「もしかしテ、焦ったのって問い詰めてかラ?」

ちかこ:「…はい、アタシも聞き方を間違えてしまったのかもしれませんが…飛鳥に直接、なんでこんなことやったんだ…と」

足柄@:「あー、なるほド。『ちかちゃんも』そう思っちゃったって事だもんネ。」

満潮@:「…ちなみに、どんな原因で飛鳥を犯人だと思っていたの?」

ちかこ:「飛鳥は…その、ワイヤートラップが得意なんです。これまでの”不慮の事故”、その初期段階から3件がこれの疑いがありました…」

足柄@:「意図的に真似たって事なのかナ」

ちかこ:「そう信じたいです…ですが、もう一つありまして…」

満潮@:「もう一つ?」

ちかこ:「飛鳥自身、バリエーションを多く持っていたんです。その手の技を…」

 

足柄@:だんだん雑になってるのはなんだろうな

満潮@:聞きそびれだがもしかしてちかこはこの「泥酔で階段からの転落死」から、ワイヤートラップだと確信してた?

足柄@:初期段階で、だからそれより前から確信してたんじゃ無いかな

満潮@:あー

響@:後半雑になりつつあるけど、飛鳥を知る人が見れば、殺し方がそもそも飛鳥っぽい=意図して真似ているとしたら 例の軍閥でも財閥でもない、例の中国人本人や、その遺族が、「飛鳥に殺された」と思い込んでいる現状があるのかもしれないね

足柄@:というかまさにちかこが思い込んでたわけじゃん

響@:そうそう……私たちは疑いを向けたで止まったのに、より事情に通じてるちかこが「これは飛鳥だ」と思い込んだってのはキーポイントだよね

 

足柄@:「この、雑な後半の数件だけどサ。ワイヤーでやルとしたら難度高いものだったりするノ?」シャンデリアとかどうなんだろうなw

ちかこ:「…はい、結構な難易度になると思います」

足柄@:「なるほドネー。うん、そりゃ焦ル。」

ちかこ:「実際、アタシもピアノ線で何度悪戯されたことか…」

足柄@:「その飛鳥って芸術家気質な部分、というか腕に誇りを持ってるあったりしなイ?」

ちかこ:「…よく、分かりますね… はい、もう徹底的にトラップづくりには拘っています…」

足柄@:「それヨ。」指を鳴らして

 

響@:足柄さんがピンときたのは「殺しの美学」ってやつか

足柄@:まあちょっと違うけど いやあってるのか?

響@:犯人が飛鳥を強く意識しているなら、飛鳥の方でも犯人に少なからぬ心当たりはあるはずだから……飛鳥、どこにいるのかな……

足柄@:だんだん雑になったのはあれか 「失敗しちゃった☆」なのか

響@:意図的に飛鳥を演じて陥れようとしているなら、わざと飛鳥のワザマエを毀損しているのかも

足柄@:いや、難度の高いのを失敗してるからほんと、腕に関しては飛鳥に及んでないんじゃ無いかなぁ…

>石原少将:「一つ、飛鳥君が怒り狂うほどの事を、犯人は意図してかせずしてかやらかしている」 て訳だし。

響@:うむ、そっちの線だといいねぇ。意図してやらかしてて飛鳥を挑発してるんだとしたら、飛鳥は現状それに乗っかりかかってるわけだから、そうでないことを祈る

 

足柄@:「『粗悪品』が自分の名前で売られたラ、作者は怒るわナ」

満潮@:「いや、話によると飛鳥は出雲のために日中の関係を修復したいでしょう。」

足柄@:「いんや、みっちー。殺し自体は9月から始まってるのヨ。」

満潮@:「でもここまで殺したのは中国人にとって嫌な日本人でしょ」

足柄@:「雑になったのが10月かラ。飛鳥ってのが飛び出したのも10月かラ。で、『上海の陰影』の噂が本格的になったのも10月ヨ。」

足柄@:「もし飛鳥ってのが通り名に誇りを持ってたラ?」

ちかこ:「…飛鳥の危ない言葉を思い出してしまいました…」

満潮@:「ふーん…いい、その危ない言葉とは?」

ちかこ:「トラップづくりのコツは、恋愛を成就させるみたいにターゲットをどれだけ愛せるか…だとか」

足柄@:「わーォ。」

満潮@:「…いいわ、足柄の言葉通りみたいね」

ちかこ:「(その後に続いたのが…だから殺せなかった出雲お姉さまに私はずっと片思いのゾッコンきゃああ~ とかだったんだよね…)」

足柄@:わりとアカン人じゃ無いですかね……w

満潮@:「…何か寒気が感じるけど、気のせいだわ」

足柄@:「他にも何カあるかもだけどネー?まー、ナンデか知らないけどサ。殺しやってる奴にそこそこ多いのヨ。自分の腕、拘り持ってるノ。」

満潮@:「そういう趣味ないわ私。」

足柄@:「みっちーはまっすぐだもんネー」あっはっはと。

ちかこ:(裏稼業…あの人も?)

足柄@:「飛鳥の立ち寄りそうな場所、見当つク?」

ちかこ:「飛鳥の立ち寄りそうな場所ですか… 残念ながら、皆目です…」

足柄@:「そっかー。みっちー、響への電報よろしくネ。」

満潮@:「そうするわ。」

満潮@:「情報、礼を言うわ」

ちかこ:「いえ…お力になれず…申し訳ございません」

満潮@:「そんなことない。」

足柄@:「あー、なんか3日分ぐらい頭使った気分ー。お酒飲んでいイー?」

満潮@:「響からも言ってたわ、あなたの協力に感謝する、よろしくってね。」

ちかこ:「そうですか…ありがとうございます」

満潮@:会釈して電報を通達した

ちかこ:「……協力、感謝ですか」(目を通して少し苦ーい顔になる


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