遊戯王ARC-V 迷える子羊   作:ちまきまき

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今月のVジャン見ました。ユーリ様がゲス顔してました。大変好みです。


第4話 迷える子羊と沢渡さん

そう、あれは1年前の桜が満開になる程、暖かな気候になった時の話。彼女は彼の前に現れたのだ。いつも通りのメンバーで話をしていると、教室にやってきた先生を見て、席に戻る。そしていつもの挨拶が始まると、先生は扉側に声をかけ、誰かを呼んだ。

 

先生に呼ばれて入って来た純白の髪の少女に、彼、沢渡シンゴは思わず目を奪われた。

 

「きょ、今日から総合コースでお世話になりましゅっ、ひ、ひちゅじ…じゃなくて日辻モコです…!よ、よろしくお願いしましゅ!あぅうう…」

 

緊張で噛みまくり、落ち込む少女。LDSではあまり見ない初々しい反応に生徒達は微笑ましいものを見る目で、彼女に拍手を送る。

 

だが、沢渡は拍手を送らず、ただただ彼女を見ていた。

 

ふわふわとした髪、ふっくらとした胸、括れた腰、細い脚。制服は沢渡と同じ舞網第二中学生の女子制服で、上から着たブレザーが少し大きい為か、袖からは指の付け根までしか出ていない。自己紹介を噛みまくった所為で、ぷるぷると震える姿は子犬の様。

 

パチパチと送られる拍手に彼女はポカンとしていたが、暫くするとゆっくりと口角を上げて笑った。

 

「よろしくお願いします!」

 

彼女が笑った瞬間、沢渡の心に春風が吹いた。

 

 

 

 

 

*** ***

 

 

「(はむはむ)」

 

「モコ」

 

「ふぁ、まふみひゃん」

 

「こら、食べながら喋らないの」

 

「んぐっ…ぷぁ、えへへごめんなさぁい」

 

「まったく」

 

小さな口ではむはむとサンドイッチを頬張るモコに真澄は穏やかな笑みで見る。真澄はモコの隣に座ると、モコの口元についたソースをティッシュで拭く。

 

「サンドイッチなんて珍しいわね」

 

「このサンドイッチ、食堂のおば様達がくれたんですよ!照り焼きサンドです!」

 

「良かったじゃない」

 

「うふふ…あーん」

 

ぱくりとサンドイッチを食べ始めるモコとそれを見守る真澄。因みにここはLDSでも特に人通りが多い生徒ホールであり、今は昼時という事もあって沢山の生徒達が通路を通っていく。

 

そして皆、それぞれ内心こう思う。

 

「(日辻…まともな昼飯食べてる。良かった)」

 

「(く、くそぉ…!俺の財布が日辻にお菓子を与えたいと訴えて、財布のひもを緩めようとしている…!)」

 

「(モコたんハァハァ)」

 

「(ますモコ…イイですわぁ)」

 

生徒達がそんな事を思っているとは知らず、真澄とモコは会話を続ける。

 

「モコ、デッキ作りの調子はどう?」

 

「んー…それがまだで…この前素良君とカードショップ見に行ったんですけど見つからなくて…」

 

「…素良君?」

 

今、モコのソースが所々付いた口から男の名前が発せられたような…?真澄は幻聴かしらと現実からちょっと逃避する。

 

「あ、真澄ちゃん知りませんか?遊勝塾の男の子です!水色の髪の子!」

 

「幻聴じゃなかった!!!」

 

――――― 現実は残酷である。

それはそれは嬉しそうに「アドバイス貰ったんですよ~」とか「一緒にクレープ食べたんですよ~」など、素良との思い出を語るモコ。

 

しかし真澄の頭の中では、こういう風になっていた。

 

『げっへっへ、さぁ~てどう調理してあげようかなぁ~?』

 

『や、やめてっ!やめてくださいぃ!』

 

『ん~?逃げても無駄だし、助けを呼ぶのも無駄無駄ァ!さぁ、その柔らかそうな肉、ボクが食べてあげるよぉ!!』

 

『きゃーっ!た、助けてー!真澄ちゃ――――ん!!』

 

無駄にゲスな顔でモコに迫る素良と健気に自分の名前を呼ぶ(見えないけど)涙目のモコ。決して素良にそういう趣味はないのだが、何故か真澄の脳内ではこういう変換されていた。

 

「な、なんて事なの…!私が付いていながらモコが遊勝塾の…しかも男の毒牙に…!」

 

「それですね~」

 

「モコッ!!」

 

「はい?」

 

真剣な顔で真澄はガッ!とモコの両肩を掴む。何故真澄が真剣な顔をしているのが分からないモコは首を傾げた。

 

「真澄ちゃん?」

 

「モコ!その素良って奴とはどういう関係なの!?ま、まさかだとは思うけど彼氏とかじゃないわよね!?」

 

「かれし…?」

 

まるで初めて聞いたかの様に言葉を復唱するモコ。だが真澄からすれば、これは重要な事なのだ。

 

「(…私のモコに彼氏が出来たと言うなら私はそいつがモコに相応しい人間なのかを北斗と刃と共に見極めなければならない!モコは騙されやすいお人好しだから、余計に心配!もしもそいつが悪いやつだったら徹底的に殺らなきゃ!それでもう2度モコの前に現れない様にしなきゃいけない!そう!それが親友としての役目ッ!!)」

 

既に『私の』とか『殺る』という時点で親友をいう枠を超えているが、真澄はそれに気づかない。当然モコも気づかず、モコは口を開いた。

 

「んー…私と素良君はですねー」

 

「貴方と素良は!?」

 

「いうなれば…せん」

 

 

「ちょーっと待ったぁああああああ!!」

 

突然、モコの言葉を遮るかのようにやってきた大声にモコと真澄はビクッと驚き、声の主を探す。すると、後ろを振り返った真澄の目に飛び込んできた人間に、真澄の顔が歪んだ。

 

「さ、沢渡…」

 

「ひぇっ!?」

 

「違う!俺はネオ!沢渡!」

 

「流石っすよぉ!ネオ沢渡さん!」

 

ピシッ!と無駄に丁寧にポーズを決めるのは沢渡シンゴとそれを褒め称える愉快な仲間達。彼の姿にモコはぴゃっ!と真澄の後ろへと隠れた。モコを背中に隠しながら、真澄は呆れた様にため息をつく。

 

「で?何しに来たのよ?私はモコと大事な話のとちゅ」

 

「その話は俺様にも関係しているのさ!!」

 

「…モコ、こいつ殺っちゃ駄目かしら?」

 

「でゅ、デュエルで暴力はジェムナイトさん達に失礼だと思うんですけど…」

 

再び話を遮った沢渡に真澄はデュエルディスクを構えるが、そこは流石にモコが止めた。「それもそうね」と真澄がデュエルディスクをしまうと、沢渡はずんずんと真澄達に近づく。

 

「日辻ぃ!」

 

「は、はひぃっ!」

 

「ちょっと!モコが怖がってるじゃない!」

 

「光津は黙ってろ!日辻!お前、俺様が入院している間に紫雲院素良とデートをしていたそうだな!?」

 

「はへ?」

 

「はぁ!?デート!?」

 

デートという単語が飛び出した事で、真澄は後ろにいるモコを見るが、モコは見てきた真澄に対してふるふると首を横に振った。

 

「…モコは違うって言ってるけど?」

 

「ふっ…隠しても無駄だ。柿本ォ!」

 

「はい!自分、紫雲院素良と日辻が手を繋いでいるのを見ました!」

 

「手を繋いでたぁ!?」

 

「あっ、あれですかぁ…」

 

真澄が悲鳴を上げる中、モコは暢気にぽんやりと思い出していた。確かに素良とは手を繋いだが、そこに恋愛感情があったと言われればないのだが、沢渡にとっては違うらしい。

 

「確かに手は繋ぎましたけど…デートじゃないです…」

 

「デートじゃなければなんだ!?」

 

「デッキ構築のアドバイスですけど…」

 

「デッキ構築のアドバイスゥ~?」

 

そう聞いて、更に沢渡は不機嫌になっていく。

 

「何で遊勝塾の奴からデッキ構築のアドバイスをもらってるんだ!?」

 

「え…その場の空気で…ですかね?」

 

「その場の空気で普通男と2人っきりになるのかお前は!?」

 

こうなった沢渡は面倒くさい、と彼の事をよく知る取り巻きトリオは内心そう思い、そしてモコに対して同情をする。

 

――――― 哀れ、日辻…と

 

「大体お前は俺様のライバルなんだぞ!?わかっているのか!?」

 

「も、モコはライバルとかわからないんですけど…」

 

「アンタがモコに筆記テストで負けたのは日頃の行いの違いでしょうが」

 

「うぐっ!だ、だがこの沢渡様にかかればお前のデッキなんてあっという間に…!」

 

「モコはあくまでも自分の手でデッキ作りたいんですけど…」

 

「ぐっ!」

 

「(あ、沢渡さんデッキ、お揃いにしたかったんだな…)」

 

「沢渡、そういえばアンタまだデッキ変えたんだって?帝だっけ?使いこなせてるの?」

 

取りあえず沢渡の意識をモコから逸らそうとして言った真澄の質問に、沢渡はにんまりと得意げに笑った。

 

「とーぜんだろ!俺を誰だと思ってるんだ!?」

 

「「「ネオ沢渡さん!!」」」

 

「オーイェス!この俺様の天才的な才能で使いこなせているに決まっているだろ!」

 

ふふんっと胸を張って、自慢してくる沢渡と褒め称える取り巻きトリオ。あまりに息ぴったりな4人に真澄は若干引くが、すぐに興味なさそうに「あっそ」と言う。

 

しかし真澄の後ろに隠れたモコはそろりと肩から顔を出すと、疑問をぶつけた。

 

 

「あれ?この前図書室で必死に本読んでましたよね?」

 

 

一瞬、時が止まったように思える程、沈黙が訪れた。ギ・ギ・ギと沢渡は油の切れたロボットの様に首をモコの方へと向ける。

 

「…ナニヲイッテイルンダ?」

 

「だってモコ、見ましたよ?図書室の奥のほうで本見てたじゃないですか、【アドバンス召喚の応用】ってやつ」

 

「ンゴォッ!?」

 

「あ、あと色んなデッキ試してましたよね?一から作り上げては別の作ったり」

 

「ブフッ!?」

 

「それからブツブツ言ってましたよね?『これじゃない…』とか『あれとこれを組み合わせて…』とか」

 

「あーあーあーあーっ!聞ーこえない!俺様聞ーこえない!ちげぇし!生まれ持った才能だしぃ!?」

 

「沢渡、アンタそんな事してたのね…」

 

「「「最高っすよぉ!」」」

 

沢渡の禁断の秘密をペラペラと喋って暴いていくモコに沢渡は真っ赤になって否定をするが、時は既に遅し。真澄は意外と言わんばかりに目を丸めているし、取り巻きトリオはキラキラとした尊敬の眼差しを沢渡に向ける。

「やーめーてー!」と沢渡は叫ぶが、モコは止めの言葉を言った。

 

 

「素敵ですっ」

 

 

ピタリ、と沢渡の叫びが止まった。

 

「…は?」

 

「だって頑張る事は素敵じゃないですか。頑張る人はもっと素敵ですっ!」

 

にっこりと笑って、そう言ったモコ。ふと、前髪のちょっとした隙間から透き通った水色の右目が見えた。

 

「(――――― 初めて目、見た)」

 

――――― ぶわり、と春風の様な暖かな風が沢渡の胸の中に吹いた。

急に固まった沢渡に取り巻きトリオは「沢渡さん?」と声をかけるが、顔は力を抜いたら、今すぐにでもニヤケてしまいそうな程、ピクピクと小刻みに震える。嗚呼、ついに来た!と。

 

一方で真澄は今にも倒れそうになるが、そこは気力で何とか踏ん張り、モコの手をつかんだ。

 

「あー!そうだわー!もう授業が始まっちゃうじゃない!さぁ、モコもう行きましょう!!!」

 

「真澄ちゃん?まだ授業の時間じゃないですぅうううううう!?」

 

モコの手を掴んで走り出した真澄に、モコは「あーれー」と言いながら引っ張られていく。陸上選手もびっくりなスピードで去って行った2人の後ろ姿を見送った後、取り巻きトリオは沢渡を囲んだ。

 

「やりました!やりましたよ沢渡さん!!」

 

「ついに!ついに日辻とまともに会話出来たじゃないですか!!」

 

「しかも!素敵とか言われちゃったじゃないですか!!今日はお赤飯ですよ!」

 

もう既にお赤飯を炊く気満々な取り巻きトリオ。彼らは涙ぐみながら、今までの沢渡の努力を思い出していく。

 

例えば、モコが読んだ本を読んだり

例えば、モコの顔が見たいけど見れなかったから、モコの写真をデュエルディスクで撮ったり(本人無許可)

例えば、モコがお腹を空かせないようにモコの机にこっそりお菓子置いたり

 

…などなどの数々の睦まじい努力の末に、ついにまともに喋れた(気がする)!!

 

だが、沢渡は固まったままだった。

 

「…さ、沢渡さん?」

 

「あ、あれぇ…?」

 

流石におかしいと思いはじめた取り巻きトリオは何度も声をかけるが、沢渡は動かない。すると、柿本が気づいてしまった。

 

「な、なんて事だ…!」

 

「お、おい柿本どう言う事だよ!?」

 

「沢渡さんの身に一体何が!?」

 

「さ、沢渡さんは…!」

 

「「沢渡さんは!?」」

 

 

 

「――――― 立ったまま気絶しているんだ!!!」

 

 

 

「「さ…!」」

 

 

 

 

――――― 沢渡さぁあああああああんっ!!

 

 

 

この日、沢渡の姿を見た者はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*** ***

 

 

 

 

「今日の夕ご飯はもやし炒めバージョンごま油です!ちょびっと豪華です!」

 

夕日が街中を包む中、モコはエコバックを片手に人通りのない帰り道を歩いていた。今日の夕ご飯を想像して、うふふと微笑むモコ。

するとモコはふと、思い出した。

 

「そういえば、今日はシスターはお仕事でいないんですよね…」

 

脳裏に浮かぶのは今朝、いつも通り馬鹿でかい包丁を背負って『行ってくる』と仕事へ向かったシスターの後ろ姿。今日の仕事はちょっと大きな仕事で、明日まで帰ってこないと言っていた。

最近は2人で夕食を食べながら、今日あった出来事を話す度にシスターは美しい笑みを浮かべて話を聞いてくれた。それが今日はないのだ。

 

「…1人の食事、久しぶりですねぇ」

 

自分以外の人間がいない食事。孤児院時代は子供達と食べていたから、1人は正直久しぶり過ぎて、モコの胸の中でじくりと鈍い痛みとキュウと胸が締め付けられる様な痛みが広がっていく。

 

「…寂しいですね」

 

ぽつりと呟いた気持ちは吹いてきた風に攫われてしまった。モコは自分の言葉に困った様に笑うと、家まで帰ろうと足を進める。

 

――――― ちょっと落ち込んでいた所為で、モコは路地から飛び出してきた黒い影に気づかなかった。

 

ドンッ!

 

「きゃっ!」

 

「!」

 

右からやってきた衝撃に油断していたモコは悲鳴を上げ、バランスが取れずに倒れかけたが、伸びてきた手がモコの肩を掴んでくれたおかげで支えられる形で倒れずに済んだ。

突然やってきた衝撃にモコはパチパチと瞬きを繰り返すが、ゆっくりと自分の肩を掴む手を見ると、その手を伸ばした相手から声をかけられた。

 

「すまない、大丈夫か?」

 

「あ、平気です。怪我とか全然してないですし…」

 

相手はどうやら男性の様で、モコは謝ってくれた彼の方へ顔を向けて自分の安否を告げると、目を見開いた。

 

「そうか、本当にすまない。まさか人がいるとは思っていなく…」

 

「…榊君?」

 

モコの口から出た名前に彼は首を傾げるが、モコの目には間違いなく榊君、遊矢の顔が見えていた。

だがモコの知る遊矢の声とは違うし、目の色もよく見れば違うのだが、顔だけは双子と言うより本人だと錯覚してしまう程、そっくりだった。

 

困惑するモコに対して遊矢似の彼はもしかしてどこか怪我をさせてしまったのかと思い、声をかけようとした。

 

「どこか怪我でも…ッ!?」

 

――――― ずるっ!

 

彼は足を少し動かした事で、踏んでいた何かに滑り、バランスを崩した。

なお、彼の踏んでいた物とは彼がモコとぶつかって、彼女が手放してしまったエコバックの持ち手の部分であり、それに気づかずに踏んでいた事が彼が滑る原因となったのだが、それに2人は気づかなかった。

彼がバランスを崩したという事は、当然肩を掴まれていたモコも巻き込まれる事になり…

 

「なっ!?」

 

「え、きゃっ!」

 

ドサリと2人は倒れてしまった。彼はあぁやってしまったと後悔する。

まさか、仲間を探して路地裏を走って飛び出した先に女の子がいて、何とか倒れさせずには済んだのに、何かを踏んで彼女を巻き込む形で倒れてしまった。あぁ情けないと我ながらに思う。彼は慌てて謝る。

 

「す、すまない!…ッ!?」

 

彼が目を開けると、お互いの顔が鼻と鼻がくっ付いてしまいそうな程顔の距離が近く、倒れた事で乱れてしまったモコの前髪の向こうに隠されていた水色と黄色の目がばっちりと見えてしまった。

両腕はモコの顔の横に置かれ、胸のあたりに何か柔らかい物が当たっている。

 

 

正直に、簡潔に言うと

 

 

 

 

――――― 彼はモコを押し倒していた

 

 

 

 




モ「と、いう訳で第4話はここで終了です!」

柚「モコったら…沢渡に絡まれちゃって可哀想…」

モ「あぅうう…!本編ではある程度喋ってましたけど、内心すごく怖かったですぅ…!真澄ちゃんが傍にいてくれて安心しましたぁ…!」

柚「むっ!今度は私がモコを守ってあげるからね!」

モ「は、はい!柚子ちゃん頼もしいです!」

柚「さて次回は謎の男子とモコが密会…!?密会って何よ!」

モ「…モコ、あそこまで近くで男の子の顔見た事ないです…」

柚「モコの純潔が危ないじゃない!!」

モ「柚子ちゃん怖いですっ!で、では次回のまよつじ第5話『迷える子羊とふぁんとむにゃいつ』でお会いしましょう!もっこるんるーん!」

柚「…にゃいつって何?」



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