遊戯王ARC-V 迷える子羊   作:ちまきまき

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雪兎とのデュエル前の話


第12話 迷える子羊とデュエル前日

【宇佐美 雪兎(うさみ ゆきと) 14歳

 所属:融合コース

 使用デッキ:(モコの願いで秘密)

 デュエル成績:25試合中24勝1敗(LDS内)、60試合中59勝(公式)】

・融合コース所属のデュエリスト。なお、入塾当初は総合コースであったが、途中融合コースへと編入。

 成績は優秀。実技も優秀。しかし性格に少々難あり。

 実家は舞網市の名家『宇佐美家』で、母は現当主の妹であり、現在モデルを務める。父はプロのデザイナー。

 家庭環境からか幼少期は子供服のモデルをしており、現在も父のデザインした服のモデルを務める。

 

 

「…と、言うのが私の知る限りの宇佐美の情報」

 

「ほぇ~モデルさんですかぁ…」

 

「両親が芸能系の仕事しているから、自然とそうなったんじゃない?」

 

「宇佐美かぁ…アイツミーハーな所があるからな」

 

「確か社長のファン…と言うかカッコ良くて強いデュエリストが好きなんじゃないかな?黒咲さんはあの子の条件に当てはまるから」

 

いつものLDSカフェで話し合うのはいつものメンバー4人。真澄の話は今度のモコの対戦相手・宇佐美雪兎に関する事だった。昨日、雪兎にデュエルを挑まれたモコ。何でも――――― 黒咲とモコのLDS退塾を賭けて。

 

「デュエルの腕は良いんだけど、性格がちょっとねぇ」

 

「お前が言うか」

 

「刃、何か言った?」

 

「な、なんでもねぇ!そっ、それより宇佐美だよ宇佐美!!」

 

「宇佐美は見た目こそは可愛いから、男子に人気はあるんだよね」

 

うんうんと頷く北斗に刃と真澄がジロリと見る。

 

「なに?宇佐美に気があるの?」

 

「北斗…お前宇佐美が好きだったのか…」

 

「ち、違うよ!?そりゃ見た目は可愛いと思うけど…!」

 

「見た目に騙されんなよ…それで痛い目に遭った奴、何人いると思っているんだよ」

 

「うぐっ!べ、別に宇佐美の事なんて…」

 

そう言う北斗だが、その頬はほんのりと赤い。だらしない北斗に真澄と刃はため息をつくと、モコと向き合う。

 

「それよりも退塾まで賭けちゃって良いの!?万が一、万が一だけど負けたら…!」

 

「モコの頭の良さは分かってるけどよぉ…流石に心配になってくるよな」

 

「大丈夫です!」

 

心配そうに言う真澄と刃にモコはにっこり笑顔で言う。

 

「モコはLDS大好きですから、負けるつもりはありません!それに師匠もかかっているんです!なお負けるつもりはありません!それに…」

 

「「「それに?」」」

 

「真澄ちゃん達と離れたくないですし!!」

 

えへへぇと笑うモコに3人はポカンとするが、暫くすると口元を押さえて、目を潤ませ始めた。

 

「モ…」

 

「モ…!」

 

「モ…!!」

 

 

「「「モコォオオオオオオオオオオッ!!」」」

 

 

 

 

*** ***

 

 

「えぇっ!?モコ、デュエルするの!?」

 

「はいっ、LDSの宇佐美さんってお方と」

 

遊勝塾にて。モコと遊矢はクッキーやマカロンなどお菓子を食べながら、お茶会をしていた。ぱくりとピンクのマカロンを食べた遊矢は「ほへぇ~」と驚いている。

 

「それにしてもモコ、デッキ出来たんだね!おめでとう!」

 

「ありがとうございます。私、エクシーズを使う事になって…」

 

「エクシーズ!?あれ?融合使いたいって言ってたじゃん!」

 

「実は貰ったデッキがエクシーズデッキでして…せっかくですし、色んな召喚法使えたら良いなって」

 

「へぇ~!良いじゃん!だったらペンデュラムも使ってみようよ!お揃いお揃い!」

 

「そ、そんな急にペンデュラムと言われましても」

 

自分のデッキから星読みの魔術師と時読みの魔術師を出し、モコに渡そうとする遊矢。余程お揃いにしたいのだろう。顔が輝いている。アハハと苦笑いするモコはクッキーを1つ取ると、ぱくりと食べた。

 

「むぅ…だったら応援行っても良いかな?柚子とか素良とか連れていく!」

 

「良いですよ!モコ待ってます!応援してくれると力が湧きます!」

 

えへんっ!と豊かな胸を張るモコ。遊矢は笑うと、マカロンを1つ取ると、モコに向けた。

 

「はいっ、あーん♡」

 

「あーん」

 

ぱくりとマカロンを食べるモコ。もぐもぐと頬を動かすと、モコはふんわりと笑った。

 

「甘いですねぇ」

 

「これで充電完了!大丈夫っ!これで勝てるよ!」

 

「はいっ!楽しいデュエルをしたいです!」

 

「うんうん!デュエルは楽しくなくっちゃ!モコもエンタメデュエルの真髄が分かってきたねぇ!」

 

にんまりと笑って、腕を組みながら頷く遊矢。エンタメデュエルをする身としては嬉しいのだろう。何だか先輩になった気分だと遊矢は思う。むふふと先輩気分に浸る遊矢にパシンッと頭の後ろから叩かれた。

 

「いてっ!」

 

「なぁにニヤニヤしてるのよ!変態っ!」

 

「柚子!変態ってなんだよ!せっかくモコがエンタメデュエルに目覚めかけてたのに!」

 

「あら?そうなの?だったら遊勝塾入れば良いじゃない!」

 

「それは良い!モコもLDS飽きたらうちに来なよ!歓迎するよ!」

 

「あ、あははは…デュエルに負けたら考えましょうかね…?」

 

 

 

*** ***

 

 

「何!?モコがLDSの退塾と隼を賭けてデュエルだと!?」

 

「あぁ、相手の女がそう言う条件でデュエルを申し込んで来た」

 

舞網市の海沿いにある倉庫街。そのうちの1つがユートと黒咲の隠れ家となっており、2人は中で座りながら話し合っていた。黒咲の話を聞いて、ユートが怪訝そうな顔になる。

 

「うむむ…あの子がデュエル…。しかも退塾まで賭けて…」

 

「ユート、口にコッペパンのカスが付いているぞ」

 

そう言われて、ユートは頬を赤くしながらゴシゴシと手の甲で口元を拭うと、コホンとワザとらしい咳払いをした。

 

「…そ、それよりも何故隼まで賭けるんだ。お前を賭ける価値ないだろ」

 

「誰かパンを持って来てやったんだと思っているんだチビユート。ほら、ちゃんと牛乳飲め」

 

「(ごきゅごきゅ)ぷぁっ、だが事実だろう?それに加えて退塾だぞ?重過ぎるだろう」

 

「そうだな」

 

黒咲は片手に持っていたジャムパンの袋をガサッと開けると、大きく口を開けて齧り付く。

 

「んぐっ、気に食わないのだろう。あの女、ミーハーだ」

 

「なるほど。お前は顔だけは良いからな。過激なファンがいてもおかしくはない」

 

「瑠璃とモコ以外の女はうるさいだけだ」

 

「随分とモコの事を気に入っているんだな。ビックリだ」

 

そう言って15個目のコッペパンを食べるユート。黒咲は2個目のジャムパンの袋を開けながら、言った。

 

「アイツは中々根性がある。その点はお前と似ているな」

 

「ふぉうふぁ(そうか)」

 

「口に詰めるな、ほら牛乳」

 

「(んきゅんっきゅ)ぷはぁ。隼、お前モコにアレ以来何もしていないよな?」

 

「ぶほふぁっ!!」

 

ぶしゃあっ!黒咲はコーヒー牛乳を吹きだした。ゲホゲホと咳き込む親友の背中をユートは「大丈夫か?」と撫でるが、黒咲はギロリとユートを睨んだ。

 

「な、何を言いだすんだお前は!!」

 

「お前がやった破廉恥な行為はモコの心を傷つけたのは事実だ。むっくが語っている」

 

「うぐっ…」

 

「因みに感想は?」

 

「柔らかかった。…ではなく!!何故このタイミングで言うんだ!!」

 

「タイミングの問題じゃない。行った行為の問題だ。…もしかしたらモコはそれがトラウマになっているかもしれないんだぞ?」

 

「そ、それは…」

 

真剣なユートに言われて黒咲は目をそらす。確かにあの事は誰がどう見てもセクハラに該当する行為で、女性であるモコの心を傷つけたかもしれない。この前まで「師匠師匠」と言って、後ろをカルガモの子の様に付いてきていた可愛い弟子。だが弟子になる前にはあの豊かな胸を思いっきり鷲掴みしてしまった。

 

――――― 黒咲は頭を抱えた。

 

「お、俺はどうすれば良いんだユートォオオオオオオオオオオッ!!」

 

「うるさい、落ち着かないか猛禽類」

 

ぬぉおおおおお!と頭を抱える黒咲の隙を突いて、彼のジャムパンを奪い、もふもふと食べるユート。因みにこれまで食べたコッペパンは16個。相当食べているがまだまだ入るらしい。

 

「謝ったのか?」

 

「…謝っていない」

 

「だったらそこからだな」

 

ジャムパンを食べ終わったユートは今度はメロンパンの袋を開けて、ぱくりと食べた。

 

「悪い事をしたら謝る。当然だろう?」

 

「…そうだな。師弟を始める前に謝るべきだったな」

 

冷静になった黒咲は頭を抱えるのをやめると、バッ!とユートからメロンパンを奪い、むしゃりと齧り付いた。

 

「あっ、俺のメロンパンッ!」

 

「俺のジャムパンを食べた仕返しだ。ジャムパンやるから我慢しろ」

 

「ジャムパンは飽きた。黒糖パンにしてくれ」

 

「ほら」

 

「(もきゅもきゅ)パン美味い」

 

 

 

 

*** ***

 

 

 

ふんわり甘いチェリーピンクのネイルを丁寧に塗る。何年経ってもこのマニキュアのブランドだけは金額も色も変わらないから、雪兎は愛用していた。チェリーピンクは桜色、春の色、淡い恋の色。

 

軽く乾かしていると、コンコンと扉がノックされた。

 

「どーぞー」

 

「雪兎様、私です」

 

「あ、おじぃちゃん!」

 

ぱっと雪兎の表情が明るくなる、「失礼します」と一言言って入ってきたのは燕尾服を着た老人だった。穏やかな顔で、雪兎に近づく。

 

「雪兎様、ご報告がございます」

 

「なんですかぁ?」

 

「…お父様とお母様は今日も帰れそうにないと」

 

その言葉にスッと雪兎から表情が消えた。

 

「…そぉーですかぁ」

 

「…本日のご夕食は雪兎様のお好きな物をお作りします。何がよろしいでしょうか?」

 

少し悲しそうな顔でそう言った老人に雪兎はにっこりと笑った。

 

「おじぃちゃん!雪、面白い事考えましたぁ!」

 

「面白い事…ですか?」

 

不思議そうに首を傾げる老人に雪兎は笑うと、くるりとその場で一回転した。

 

「取っちゃえば良いんですよ!!」

 

「…取る?何をです?」

 

「幸せです!幸せは色々あるでしょ?だったら!」

 

 

――――― 誰かから奪えば良い!

 

 

天使の様な笑顔でそう言った雪兎に老人は唖然とした。

 

「雪は~日辻モコちゃんから奪っちゃいましょう!大事な物!何が良いかな~?あ、そうだぁ!」

 

 

嗚呼、ついに壊れてしまったのか、この子供は。

 

 

「モコちゃんと言えば~真澄ちゃんと仲良しだー!って有名ですよねぇ!…あの女がトップとかちょームカツク」

 

 

寂しさで、自分を偽って、誤魔化し続けて。

 

 

「それだったら真澄ちゃんからも奪いましょう!大事な物!」

 

 

老人は己の無力さを感じた。もうこの子とは6年もいるのに。

 

 

「ねっ!素敵でしょ!おじぃちゃん!」

 

 

何も救えない自分の無力さが酷く重く、老人の心に圧し掛かった。

 

 

 

 

 

*** ***

 

 

その日、LDS内は大混雑していた。

 

「ねぇねぇ!日辻さんと宇佐美さん、どっちが勝つと思う~?」

 

「私、日辻さんが良いなぁ!宇佐美さんって性格ちょっとキツイし…ぶりっ子って言うかさ~」

 

「小悪魔的な魅力の宇佐美と大聖母の様な包容力を持った日辻…どっちを選べばいいんだ!?」

 

「やっぱそこはエクセレントボディの日辻だろ!顔見えないけど」

 

「いやいや!貧乳こそステータス!雪兎たんこそ我ら貧乳教の神!!!」

 

 

「…変な会話が聞こえるけど、まぁ良いわ」

 

ざわざわとコートの入り口前で、様々な会話が飛び交う中、真澄は不安そうな顔を浮かべていた。

 

「(宇佐美…そう言えば私、あの子と会話した事あまりなかったわね。実技テストでも当たった事ないし…そう考えるとデッキの情報も知らないわ…)」

 

真澄の頭の中に浮かぶのは雪兎の姿。教室では何度も見ているが、話した事と言えば先生からの呼び出しを教えてくれた事くらいだ。性格が少々難がある所為か、彼女の周りには人はいなかった。遠巻きに彼女を見る男子は見た事あるが。

 

「…モコ」

 

先程、デュエルコートに向かうモコに真澄はお守りを渡していた。モコは心配するなと言っていたが、初めての公式デュエルだからこそ逆に心配が増える。あぁもうっと真澄は頭を抱えた。

 

「心配だわ…!どうしましょう…あの子の身に何かあったら…!」

 

もし怪我でもしたらと思うと不安しかない。真澄の心配は続く。

 

「…そろそろ北斗と刃の所行かなきゃ。人も増えてきたし」

 

そう言って、真澄はデュエルコートの中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

「さぁて!いよいよ始まります!LDS総合コース所属日辻モコの退塾とあの!あの黒咲隼を賭けたアクションデュエル『兎VS羊! ―干支対決―』!!司会はこの俺!舞網第二中放送部員『鳥養(とりかい)ホムラ』がお送りします!!」

 

超満員のデュエルコートで、少年の声が響く。放送席でハイテンションに言う赤毛の少年・ホムラの声に合わせて、段々とコート内の熱気が高まっていく。

キョロキョロと真澄が席を探していると、前の方から声がかかってきた。

 

「真澄!こっちだ!」

 

「刃、北斗」

 

真澄は席に向かうと、刃の隣に座った。

 

「間に合ったな!」

 

「えぇ、人が多くてね」

 

「すごい人数だよね。LDSの全生徒いるんじゃないかな?」

 

「それよりもモコよ。あの子こんな大勢の前で初デュエルなんて…」

 

また頭を抱え始める真澄。その隣では刃と北斗も頭を抱えていた。

 

「そうだよな…アイツの初デュエル…」

 

「…怪我とか…しないよね…?」

 

「「「はぁ…心配」」」

 

3人仲良く同じタイミングでため息をつくと、ホムラのハイテンションな声が再び響き始める。

 

「皆さん大変長らくお待たせしました!これよりLDS生徒同士のデュエルを行いたいと思います!まずはこのデュエルを開催させたこの子!見た目はキュートな小悪魔!中身は棘の多い薔薇!見た目に騙されたLDS男子生は数知れず!東コーナー!融合コースでトップクラスの実力者!宇佐美ィー雪兎ォー!!」

 

東側の選手入場口から現れたのは天使の様な笑顔で笑う小悪魔・宇佐美雪兎。今日も可愛らしいが、目はギラギラとしていた。

 

「そして対戦者!実力未知数!公式のアクションデュエルは初めて!しかしLDSでも上位に入る程成績優秀!ふんわり、ほんわかを体現したLDSのふわふわエンジェル!前髪の向こうに隠した瞳は何を見るか!西コーナー!総合コーストップ!日辻ィーモコォー!!」

 

西側の選手入場口から現れたのはパーカーにショートパンツを履いたモコ。その顔は緊張しているが、ぎゅっと握った拳は戦意を感じさせる。

 

「小悪魔VS天使!相反する2人の少女がデュエル!しかも今回は日辻選手の退塾と黒咲隼を賭けると言う条件付き!ちっくしょう!イケメン羨ましい!…って言ってる場合じゃない!!皆さんコール&レスポンスのご準備はOKですかぁ!?」

 

「今日が最後ですね、貴方の顔をLDSで見るのは」

 

「負けるつもりはありません。でもそれよりも楽しいデュエルをしたいです!」

 

両者デュエルディスクを左腕に装備する。モコはレンタル用のデュエルディスク、雪兎はチェリーピンクのデュエルディスクのプレートを展開する。

お互い見据えるは己の相手と己の勝利のみ。敗北なんぞ、吹き飛ばす。

 

「…貴方の驚いた顔が楽しみです」

 

「?」

 

「アクションフィールドON!フィールド魔法『宝石城』!!」

 

近未来的なフィールドから煌びやかな城へと世界が変わる。キラキラと輝く宝石たちと舞踏会の様なフィールド。天井にはクリスタルで出来たシャンデリア。

 

乙女ならば一度は夢見るであろうお伽噺の様な世界で乙女2人が戦う。

 

「それでは皆さんご一緒に!戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!!」

 

「「「モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い!!」」」

 

「「「フィールド内を駆け巡る!!」」」

 

「「「見よ!これぞデュエルの最強進化形!!」」」

 

「「「アクショーン!!」」」

 

 

 

 

 

「「デュエル!!!」」

 

 

 

 

モコ LP:4000

 

雪兎 LP:4000

 

 

 

 

今こそ、乙女の激闘 ここに開幕――――――!!

 

 

 

 

 

 

 




モ「乙女の激闘、今こそ開幕です!!」

遊「あっ、あとちょっとでLDS着くから待っててね!!」

柚「んもぅ!遊矢が寝坊するから!!」

素「最悪なんですけどぉ~」

遊「う…ご、ごめん…」

モ「慌てなくて大丈夫ですよ!モコのデュエルは始まったばっかりです!」

遊「それにしても相手の宇佐美って子…何か違和感があるなぁ…」

柚「何よ違和感って。それよりもモコを応援しなきゃ…って嘘!あのデッキって!?」

素「…これはちょぉーっとモコにとってはヤバイかもね」

遊「モコ!負けちゃだめだよ!次回!まよつじ第13話『我が君が為に』!」

モ「もっこるんるーん!です!…何であのデッキ持ってるんですか!?」


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