ハイスクールD×D ライダーの力を持つ者 改   作:自宅警備員候補生

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久しぶりの投稿です。作者が端末を買い直したり、入学関係の書類、課題等で投稿出来ませんでした。一段落着いたのでまた更新を始めたいと思います。これからよろしくお願いします。


転生するようですよ!?その2

(…えっと、一体何時までこの状況はつづくんだよ。)

 

さっき神がベルトを掲げてから10分近く経とうとしている。

 

「え、えっと、神様?そのベルトは一体何なの?」

 

この状況に耐えられなくなり神にベルトについて尋ねることにした。

 

尋ねられたのが嬉しかったのかどうか解らないが顔が笑った。

 

「よく聞いてくれました。このベルトは創造の神が昔造ったオリジナルのベルトです。」

 

「創造の神が造った?ライダーベルトを?」

 

「はい、その創造の神が一時期仮面ライダーにはまりまして、その場のノリで造ってしまったそうです。ノリで造ったとはいえ、その秘められた能力は凄いです。」

 

へーー、神でも仮面ライダーにはまることは有るんだな、しかしその場のノリで造るなんて流石神だろ。

 

でもなんでその神の造ったベルトを持ってきたんだ?

 

「そのベルトが凄いことはわかったけど、何で俺に見せるんだ?」

 

「あ、そうでした、貴方が望んだ特典がオリジナルのライダーベルトでしたのでこのベルトを渡そうかと思いまして。私達もこのベルトをどうするかと悩んできたので丁度良いかと。」

 

「そ、そうなのか。」

 

それって、神達がそのベルトをどうするかで悩んでいた時に俺が来たから押し付けちゃえ、的な感じだろ。

 

(まぁ、能力は凄いらしいから貰って損はないと思うけどな。)

 

「わかった、俺にそのベルトをくれないか。」

 

「はい、解りました。貴方へと与える特典はオリジナルのライダーベルトに決定的します。」

 

神がそう言うとベルトが光始め浮いていき、そのまま俺の中に入っていった。

 

「ぐ、ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

 

俺の中にベルトが入ってきた瞬間俺を激しい痛みが、襲う。

 

激しい頭痛に、身体中の関節が軋み、俺の身体自体が作り替えられてる用な感じだ。

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」

 

その激しい痛みに俺は遂に気を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「……てください、起きてください、三日月大河。」

 

神の声で目が覚め、身体を起き上がらせる。

 

「っつ!!」

 

軽く身体を起き上がらせた途端に激痛が走る。

 

「はぁはぁ、なぁ神様よ、この痛みはなんだ。あのベルトが俺の中に入ってきた瞬間に激痛が走ったんだが。」

 

「その痛みはそのベルトを使いこなす為の初めの代償よ。ベルトの能力を引き出す為のね。」

 

ベルトを使いこなす為の代償か、上等だぜ。

 

「それでこのベルトの能力について説明するからそのままでいいから聞いてね。」

 

「わかった、話してくれ。」

 

「先ず性能としてディケイドとディエンドの複合能力+αよ。昭和、平成の主役ライダーに、サブライダー、全怪人に変身及び召喚出来る能力よ。」

 

「ディケイドとディエンドの複合で、ライダーシリーズに出てきたライダー、怪人に変身及び召喚出来るって中々のチートじゃないのか?そしてこれだけ強力なんだ。それ相応の制限があるんだろ?」

 

「えぇ、もちろん制限はあります。一つ目が変身、召喚に使用するカードを集めないといけません。初めに数枚カードは渡しますがそれ以降のカードは自分で集めてください。二つ目が向こうの世界、ハイスクールD×Dの世界にいるライダー適合者を探すことです。三つ目が一度会ったことのある、もしくは闘ったことのあるライダーのみ変身、召喚が出来ない。この三つよ。」

 

「え、ちょっと待ってくれ、制限ってそれだけなのか?簡単過ぎないか?」

 

「えぇ、まぁ簡単そうに見えますけどカード集めることは結構難しいですよ。全世界を回らないのいけませんよ。ハイスクールD×Dの世界以外の様々な世界を、ですよ?」

 

「様々な世界ってことはクウガや、龍騎なんかの他のライダーの世界にってことか?」

 

「はい、そうです。」

 

めっちゃ楽しみだな、様々な世界に行けるし、本物のライダーに会えるなんて。

 

「あれ?制限があるというのに喜んでません?」

 

「そりゃそうだよ!憧れの仮面ライダー達に会えるんだぜ!それはもう、制限じゃない!ご褒美だぜ!」

 

俺がテンション高めに言うと若干引き気味に言う。

 

「そ、そうなんですか、な、ならいいですけど。」

 

「で、変身方法は?」

 

「このカードデッキをベルトに装填して変身をします。」

 

そう言って神は龍騎の世界で出てきたカードデッキに三日月型のマークが彫られた物を出してきた。

 

「この中に貴方が使用するカードが入っているわ。これの中は異空間に繋がっていて何枚でもカードは入るわ。そして欲しいカードを念じながら引くとそのカードが出てくるわ。」

 

「へー、これがねー。」

 

カードデッキを上に掲げて見ながらデッキの重さなどを確かめる。

 

「今はまだ一枚もカードは入っていない状態です。」

 

「何故だ?」

 

「カードを説明しながら挿入した方が良いかと思いましたので。」

 

あ、そういうことね。

 

「なら、説明しながらでお願いします。」

 

「はい、まずはクレセント専用のカードから説明しますね。」

 

ん?聞いたことのない言葉が出てきたな。

 

「なぁ、そのクレセントってなんだ?」

 

「言ってなかったかしら?クレセントってのは貴方の変身するライダーの名前よ。」

 

あ、そうなんだ。初めてきいたよ。

 

「それでカードについてだけど、アタックライドのカード三枚、ファイナルアタックライドのカード一枚、モードチェンジのカードが六枚の計十枚がクレセント専用のカードになるわ。」

 

説明と共に十枚のカードを俺に渡してくる。

 

「アタックライドがブラスト、インビジブル、イリュージョンの三枚か。」

 

この三枚とも、原作でも出てきたからその能力については理解している。

 

「ファイナルアタックライドが一枚で、このモードチェンジのカードがよく解らないな。」

 

俺が能力について悩んでいると神が教えてくれた。

 

「それらのモードチェンジのカードはクレセントの基本形態から様々な力をもつ形態にチェンジするためのカードで、ライダー、ラッシュ、バーサーク、ソード、ガン、アックスの六形態にチェンジ出来るわ。それぞれに長所や短所があるからそれを理解しておくと戦闘に成ったときに臨機応変に対応出来るわ。」

 

なるほどなるほど、そういうことなんだな。

 

「さて、クレセント専用のカードについて貴方が理解したところで次の段階の話にうつります。次は貴方にプレゼントするライダーカードについて話しましょう。今回貴方にプレゼントするライダーカードは二枚、二枚だけプレゼントすることになったわ。」

 

二枚だけ、いや二枚も貰えるのか、よっしゃ!!

 

「貴方にはこのカードの中から二枚カードを引いてください。その引いたカードを貴方にプレゼントします。」

 

神が取り出したのは軽く五十枚を越えるカードの束だった。

 

「(この中から二枚か、色んなライダーがいるから出来るだけ能力が被らないライダーを引きたいな。)」

 

じっくりとカードを見つめ、考えながらカードを引く。

 

「一枚目はっと、」

 

俺が引いた一枚目は仮面ライダー?とは言い切れない物だった。

 

「これは、確か仮面ライダー龍騎に出てきたオルタナティブか?」

 

「そうですね、貴方が引いたのは仮面ライダー(?)オルタナティブです。そしてこちらがオルタナティブ専用のカードです。アドベント、ソードベント等のカードです。オルタナティブが使っていたカードと同じ能力をもっています。」

 

説明を受けながらオルタナティブのライダーカード、アドベントのアタックライドカード、ソードベントのアタックライド、ホイールベントのアタックライドカード、アクセルベントのアタックライドカード、ファイナルアタックライドのカードを貰った。

 

「さて、二枚目を引いて頂戴。」

 

「よしっ、これに決めた!」

 

俺の引いた二枚目のカードは、これまた仮面ライダーとは言い切れない物だった。

 

「ラ、ライオトルーパーかよ。」

 

これは、ハズレのカードだな。

仮面ライダーファイズでも直ぐ倒されたし、ディエンドに召喚されるときは三体出てきて兵隊扱いされたやつだか、完全ハズレのカードだ。

 

「あらあら、ハズレのカードを引いたわね。まぁこれがライオトルーパーのカードよ。」

 

神から受け取ったのはファイナルアタックライドのカードだけ、それ以外は何もなかった。

 

 

「(こんなんで俺はハイスクールD×Dの世界を生き残れるのかな?)」

 

その時俺はこれからのことで真っ暗だった……………




今回はこれでおわりです。
次回で転生についてが終わっていよいよ転生します。
次回もよろしくお願いします。

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