ハイスクールD×D ライダーの力を持つ者 改 作:自宅警備員候補生
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@kurimuzon_010
です!
生徒から学園内に怪人が現れたと聞き急いでクレセントに変身し現場に向かっている俺は頭の中で引っかかっていることがあった。
日頃から鍛えている俺は自分でも実感できるほど気配には敏感にはなった。
それがここから遠い所の怪人の気配なら察知できなくはないが、同じ敷地内に現れた怪人を気付かないはずがない。
別に自惚れているわけではないが、それぐらいは出来るという経験による裏付けだ。
取りあえず、目撃された場所に着くとそこには普通の生徒たちは一人もおらず、居るのはリアス・グレモリーとソーナ・シトリーを始めとしたこの学園の悪魔と、リンクス・ゾディアーツだった。
「(あの生徒が言っていた怪人ってのはリンクス・ゾディアーツだったか。確かに猫を模した怪人で二足歩行だったり四足歩行になったりするな。)」
ここに来て気付いたが悪魔とリンクス・ゾディアーツの周りにはうっすらと人払いと気配を遮断する結界が張られていた。
「(結界が張れているせいで俺が気付かなかったのか。まぁ、いい。俺は俺のやるべきことをやるだけだ。)」
結界を壊さないように中に入る。
「なっ!!??」
「誰なのですか!?」
俺が結界の中に入るとリアス・グレモリーとソーナ・シトリーが驚いたように俺を見てくる。
「俺が誰だろうとお前等には関係ないのことだ。そんなことより早くここから離れろ。」
「それは出来ないわ!アイツをどうにかしないと学園が大変なことになる。私達でも相手にならないのよ!貴方には無理よ!」
軽く注意をしたというのにリアス・グレモリーは突っかかってきた。
「そうだな、お前たちには無理だろう。
「な、何故貴方がそのことを!!?」
「うるせぇな、さっさと離れろってんだよ!!」
俺はリアス・グレモリーに向かって殺気を放ち、もう一度だけ注意する。
「そ、そうはいかないわ!私はこの地を魔王様から任されているのよ!」
「
そう、神が言っていた通りこの世界で怪人を倒すことが出来るのは今のところ唯一の仮面ライダーである俺だけ。
俺が来る前にリアス・グレモリーとソーナ・シトリーが戦っていたようだが、リンクス・ゾディアーツには一つも傷を負わせきれていなかった。
それどころか全線で戦っていたであろう、木場裕斗、塔城小猫、仁村留流子、巡巴柄、由良翼紗の五人が大きな傷を負い、息も絶え絶えになっていた。
後方にいた女王と僧侶も魔力か無くなりかけているのか肩で息をしていた。
「そんなのまだ分からないじゃない...。」
「まだ分からねぇのか?お前等がどれだけの時間を戦ったかは分からんが
「それでも、魔王様から任されている以上私が何とかしないと!」
「対した力もないくせに吠えんじゃねぇよ!俺が
「あ、貴方が...?」
「あぁ、だからお前等は離れて結界に力を注いでろ。」
「わ、分かったわ!皆ここから離れて!ソーナも早く!」
「ええ!貴方達聞こえましたね!結界に集中しますよ!」
「「「「「「「「はい!!」」」」」」」
ようやく俺の言うことを聞き、ここから離れ結界をより強固なものにした。
「さぁて、一丁やりますか!」
仮面ライダーバースの伊達さんみたいな感じで気合を入れる。
今の俺の形態はブランクモード、つまり一番能力の低い形態だ。
「シャアア!」
俺とアイツ等の会話に痺れを切らしていたのかリンクス・ゾディアーツは俺に攻撃を仕掛けてくる。
直線状の攻撃だった為、横に避けざまに首に手刀を打つ。
地面叩きつけられたリンクス・ゾディアーツはしばらく動けていなかった。
いくらゾディアーツでも人間を模してある以上急所は似ている。
割と力を入れ、深く手刀を入れたため余計にダメージは大きいだろう。
「ちと早いがこれで終わらせてやるよ。」
カードデッキからファイナルアタックライドのカードを取り出しクレセンバイザーに読み込ませる。
〈ファイナルアタックライド!! ク、ク、ク、クレセント!!!!〉
「ライダーパンチ。」
右手に力を溜め、リンクス・ゾディアーツの腹にライダーパンチを打とうとした瞬間横から衝撃を受ける。
「ガハッ!!?」
衝撃により吹き飛ばされた俺は近くにあった木にぶつかる。
「いてぇな、誰だ?」
俺は衝撃が来た方向を見ると別の怪人がいた。
「アイツは確か、グロンギのズ・バヅー・バだったか?」
ズ・バヅー・バはリンクス・ゾディアーツを抱え上げると、リアス・グレモリーとソーナ・シトリー達が展開した結界を突き破りこの場から立ち去った。
俺もそれに気をひかれている悪魔達に気付かれぬようにこの場から立ち去る