ハイスクールD×D ライダーの力を持つ者 改 作:自宅警備員候補生
はい、すいません。
いろいろとあって全然更新できませんでした。
あと、別サイトでオリジナル作品を書いているのも理由の一つです。
これからは両立させていき出来るだけ早く更新しますのでよろしくお願いします。
「遂に接触しやがったか...レイナーレ。」
神からこの世界に怪人達が現れることを聞いた二日後、俺はいつも通り用務員としての仕事をしていると学園の外に堕天使の気配がした。
時期から考えても八割方の確率で堕天使の正体はレイナーレで間違えないだろう。
近くに人間の気配がするのが兵藤一誠だろう。
この二人が会ったということはここから一気に物語が加速するだろう。
「だが俺は基本的に物語に介入しないでおこう。大体コカビエル戦までは。」
原作での一巻と二巻に当たる部分は兵藤一誠達にとっての一番重要な場面に当たるから、俺が下手に介入したら物語が大きく変わる可能性がある。
最低でも兵藤一誠とアーシア・アルジェントの二人には一度死んで悪魔に転生してもらわなければこの先の展開が読めなくなる。
物語のキーキャラクターである二人の存在が変ってしまえば、もともと俺のせいですこし狂っているこの世界がどうなるかが分からない。
見捨てる、と言われたら聞こえが悪いが俺は必要だと思っている。
だが介入しないといったが、原作と異なる事が起きたら俺は介入するつもりだ。
例えば、この世界に転送されてくる怪人達が現れてしまえば俺以外対処の使用が無いから俺が動くことになる。
怪人のせいで原作キャラを殺されてしまえばこの世界のバランスが崩壊してしまうからな。
「ったく、一体この先はどうなるんだか...。」
俺は胸ポケットからタバコとライターを取りだし、火を付けた後に口にくわえる。
「ふぅーー、タバコなんて吸うつもりなんてなかったのに今では手放せなくなってきやがった。」
一か月前ぐらいからなぜかタバコを吸うようになってきてしまった。
理由は分からないがタバコを吸っていると頭が妙に冴え、体の調子も上がる。
「酒を飲まなきゃやってられない位にもなってしまったしよ。」
日々用務員としての仕事や怪人との戦闘で精神的にも肉体的にも疲労が溜まっていく中、酒を飲んだら今までの疲労が幾分ましになる。
「そのうちハゲるんじゃねぇのか?俺。」
そんな下らないことを言っていると扉が叩かれる。
「空いてるから勝手に入っていいぞ。」
相手が年上の教師だったら失礼な物言いだが、俺に用がある教師はいない。
なんかあったら生徒を使いに出させるため、教師がここに来たことは一度もない。
「大変です!先生!グランドに訳の分からない化け物みたいなのが!?」
「何っ!?」
俺は報告に来た生徒の発言に驚愕する。
怪人の気配が今まで一度たりともしていなかったからだ。
「そいつは一体どんな奴だ!?」
「えっと、なんていうか猫が狂暴になったような顔をしていて、二足歩行だったり四足歩行だったりとする化け物で、警察の銃弾も聞いている様子ではないみたいです。あ、あと体に星座を模ったようなものがあります。いや、そんなことより早く避難しないと危険ですよ!」
「分かった、お前は先に行ってろ。すぐに追いつく。」
「は、はい!出来るだけ早く避難してくださいね!」
そういうと走りながらどこかに避難していく生徒。
「(いきなり現れたのか?一才気配を感じられなかったぞ。まだ俺の気配を感じる力は未熟というわけか。)」
自分の能力の未熟さを嘆きながら、クレセントドライバーを装着し仮面ライダークレセントに変身して怪人の目撃された場所に急ぐ。
短いですが今回はこれまでです。