ハイスクールD×D ライダーの力を持つ者 改   作:自宅警備員候補生

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私生活などいろいろ忙しくて全然投稿できませんでした。

待っていてくれた方申し訳ありませんでした


始まり

俺がここ、ハイスクールD×Dの世界に転生して早いことでもう一年が経過した。

 

一年、それは原作が始まる時期だ。

 

兵藤一誠に偽の彼女、堕天使レイナーレが接触してからが俗に言われる原作の開始だ。

 

一年という長い月日は俺を大きく成長させてくれた。

 

用務員としても、ライダーとしても...。

 

まず、用務員としては生徒やほかの教師からの信用を得ることが出来、時々他の学校や学園にも呼ばれるようになった。

 

用務員としての技量も上がり、多少なりと給料も上がった。

 

そして、肝心のライダークレセントについてだが二つほど成長できた。

 

まず一つ目は、ノーマルモードに成ることが出来たということだ。

 

その前までにつかえていたのはブランクモードとライダーモードだった。

 

雑魚の相手にはブランクモードで、ブランクモードで手こずる相手にはライダーモードと使い分けていたが俺の体ではライダーモードの多用は出来ず厳しい状況だった。

 

しかし、ノーマルモードはライダーモードよりスペックは落ちるが今の俺に丁度よく、何度変身しても体への負担は限りなくゼロに近い。

 

その為、最近ではノーマルモードしか使っていない。

 

二つ目は、各仮面ライダーで出てきたアイテムを手に入れたことだ。

 

セルメダルを十、何もマークのないガイアメモリ、未契約のカードデッキの三種類十二アイテムだ。

 

正直、これらの使い方がわからない。

 

マークのないガイアメモリがあることなんて知らなかったし、未契約のカードデッキがあることは知っていたがこのハイスクールD×Dの世界ミラーモンスターが存在しない。

 

セルメダルに関してアレ次第だな。

 

「しかし、ライダーカードが手に入らなかったのは痛いな...」

 

そう、一年間の間仮面ライダーの世界へ行ってみたがまだ一つ目の世界で止まっている。

 

全然ライダーがいる様子もないし、怪人がいる訳でもなく、誰の世界なのかすら判明していない状況だ。

 

それこそ堕天使や悪魔の気配もない。

 

俺が前にいた世界だと言っても信じれるぐらいだ。

 

「さて、そろそろ出勤しますかね...。」

 

軽く出勤の支度をして自宅から出て、駒王学園に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「三日月さん、おはようございます!」

 

「おーす、三日月の兄貴。」

 

駒王学園に向かう途中にいろんな生徒から挨拶される。

 

一部の奴からは兄貴と呼ばれ、なんか変な感じだ。

 

まぁ、三か月前にあったあることが原因なんだがな。

 

それはまた別の機会にするとしよう。

 

そうこうしている内に用務員室につく。

 

「さてさて、今日も一日頑張りますか...。アレも含めて。」

 

いま俺は用務員の仕事の傍ら、あるモノを作っている。

 

その段階で、神から貰ったスマホが大いに役立ってくれている。

 

神からもらったスマホは凄い、この世界のありとあらゆる情報に加えて全仮面ライダーの性能や能力が詳しく書かれている。

 

更にあらゆるアイテム類などの情報も入っている。

 

「このスマホが無ければアレを作ることが出来なかっただろうな。」

 

このスマホがあれば大抵のことは出来るみたいだ。

 

そんな事を考えていると俺のスマホに着信が入る。

 

「あ?誰だ?」

 

スマホの画面を見ると「神」となっていた。

 

ピッ

 

「もしもし、神か?なんだ?」

 

『久しぶりね、三日月大河。今日はちょっと伝えておかないといけない事が出来たから電話かけているわ。』

 

「伝えておかなければならないこと?」

 

『ええ、貴方を転生させた影響か貴方の居るハイスクールD×Dの世界にいろいろな仮面ライダーで出てきた怪人たちが迷い込んでしまったのよ。』

 

神の言葉に俺は言葉を失う。

 

『それも厄介なことに悪神が絡んでいるのよ。』

 

「悪神が...?」

 

『ええ、貴方を転生させたときに出来た少しの空間の歪みを利用されて、占領されたの。』

 

「俺が、転生してしまったせいでか...。この世界にいる罪のない人達が殺される可能性があるってのか...。」

 

『貴方の責任ではないわ。少しの歪みだったから処理を後回しにしてしまった私達神の責任よ。』

 

どちらにせよ、関係のないこの世界の人々が被害を受けるのか...。

 

「伝えたいことはそれだけか?こうなった以上俺がやるしかないんだ。早く対策を考えねぇと...。」

 

『最後に一つ、この世界に送られる怪人達は仮面ライダーの攻撃しか効かないように悪神が手を加えているからそっちの世界では貴方しか倒すことができないわ。』

 

「わかった、俺がこの世界を守るさ。末端とは言え俺も仮面ライダーだからよ。」

 

『ええ、わかったわ。頼むわよ...。』

 

「おう、じゃ切るぞ。」

 

『健闘を祈るわ...』

 

ピッ

 

神との通話を切り俺は用務員室に大の字に広がり考え込む。

 

「いま俺がやるべきことが多すぎる。」

 

原作の相手に、怪人達の殲滅、用務員としての仕事、誰のライダーか分からない世界…。

 

ちょっと前まで何処にでもいる一般人だった俺には荷が重すぎものだ。

 

だか、やらなければならない。

 

この世界を守るため、この世界の人々を守るために。

 

自分のみを削ってでも、やり遂げてみせる。

 

末端とはいえ、ライダーなのだから…。


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