ハイスクールD×D ライダーの力を持つ者 改   作:自宅警備員候補生

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原作への道

ソーナ・シトリーとの邂逅からしばらくが経ち、再び向こうからの接触がなくひとまず安心していた矢先に駒王町に四体の堕天使の気配がし始めた。

 

まだ何も行動を起こしてはおらずソーナ・シトリーともう一人の悪魔も動いていない。まだ二人は堕天使の目的を知らないから動いていないが、転生してきている俺はこの後何が起こるかを知っているからこれからどんな風に動くか二つの考えで悩んでいる。

 

考え1・・・これから堕天使、レイナーレが接触するであろう兵藤一誠を監視して殺されるギリギリで助けてあとあと来るもう一人の悪魔に後を任せる

 

考え2・・・しばらくは様子見をして原作通りに事を進め、俺がアイツ等と関わるタイミングをズラす。

 

考え2は兵藤一誠を一度見殺しにしなければならない為俺のメンタル面がもつかどうかという問題もあるが一番先がわかる選択肢ではある。

 

「今の俺の実カでレイナ一レ達を倒すことは可能になったが…」

 

二日前ほどにクレセントのライダーモードに変身出来るようになり、オルタナティブとライオトルーパーの変身、召喚が可能になった。調べてみたらライオトルーパーのー体分が下級悪魔、堕天使並であった。(神から貰ったスマホ調べ)レイナーレは厳しいと思うがレイナーレの部下であるドーナシークとカラワーナ、ミッテルトにライオトルーパーをあてれば半々の確率で勝てるだろうしもしライオトルーパーが負けたとしても俺が倒すなりしたらいい。

 

「今回についてはなんも心配はしていないだよな。万が一があっても負けることはないだろうし。」

 

これは油断ではない。トレーニングを積んだ上の自信だ。

 

「とりあえずは傍観者にまわっておくか。タイミングをミスったら即死ぬのがこの世界だからな。」

 

正直言って死にたくない。けれどこれからの流れを知っているものとして助けたいという気持ちがあるのもまた事実。

 

「基本的には傍観者だがその場その場で臨機応変に動いた方がよさそうだ。」

 

仮面ライダーオーズの火野さんも『手が届くのに、手を伸ばさなかったら、死ぬほど後悔する。それが嫌だから手を伸ばすんだ』って言ってるからな。そういった仮面ライダーの方々と同じライダーだからな。助けれる命は助けるとするか。

 

「よしっ!傍観者になるのをやめるか。俺は仮面ライダーだから真正面から戦うとするか!」

 

ついさっきまで傍観者に回ろうとしていた自分が情けなく思う。俺があこがれたのは愚直にただ前の命を助け、ただ目の前の怪人を倒すそんなカッコいいライダーだった。今俺は仮にもそのカッコいいライダーの末端にいるんのだからライダーの名に傷をつけるわけにはいけないからな。

 

 

 


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