さて、中学生編ですが書くことも少ないし、オリジナルの話なんて面倒なのでさっさと高校生編に行こうと思います。
さて、なぜか中学生になった俺だが中学生らしからぬ生活をしていた。
まず、授業中はずっと寝ている。
昼休みは生徒会室でなじみ(と球磨川)といる。
放課後も生徒会室にいて、ダメダメな生徒会長のかわりに仕事をしたりする。
・・・これは中学生といえるのだろうか。
でも授業なんで受けなくても全部知っているし、友達なんて作るつもりもない。普通の青春なんてまっぴらごめんだ。
あと授業中寝ていたりして何も言われないのか?とかいろいろ言いたいことがあるだろう。
簡単な話スキルを使った。
効果は言わなくてもわかるだろう。
・・・なぜこんなバカっぽい名前になってしまったのか。
それは小町が面白がってつけてしまったのだ。
涙目でしかも上目遣いなんてされたらどんなことでもOKしてしまうのが兄という生き物なんだ・・・
ちなみにその時の小町はしっかりと録画している。
もちろん小町には内緒で・・・
さて、話を戻そう。
『黒神めだか』
あの有名な黒神グループのところのご令嬢
ただのお金持ちのお嬢様・・・というわけではない。
インフレバトル漫画も真っ青なくらいのチートスキル持ちで、
「人を幸せにするために生きている」などと本気で考えているバカだ。
なぜこの黒神めだかの話をしたかというと、俺のいつも通りの日々を破壊した張本人だからだ。
まあ、簡単に言うと、黒神は球磨川の野郎を更正させたいらしいのだが、そのために球磨川と仲の良い?俺に話しかけてきたのが始まりだ。
俺は何も知らないと言っていたのだが、その話とは別に、俺の学校での態度に気づいた黒神が俺に対してもいろいろと言ってきたのだ。
面倒だからテキトーにスルーするのだが、そのせいで更にうるさくなり、困っている。
というか、なぜか
球磨川となじみは困っている俺を見て面白がっている。
なじみが俺をみるのはいい。
だが球磨川、てめえはダメだ!
後で、何回か殺してやろう。
殺気を球磨川に向けるが変わらぬ目で見つめてくるので余計に腹が立った。
それはさておき、このまま黒神にうるさくされても困るので形だけでもしっかりした態度をとることにした。
実際には俺の分身に授業を受けてもらっているだけなのだが、これで問題は解決したわけだ。
また俺にとってのいつも通りの日常が始まる。
・・・はずだった。
―――なじみの顔面が剥がされた。
・・・やったのは球磨川。
それに黒神が激怒し、どこの野菜人だ!って思うような変身をして球磨川を学校から追放。
事件はこれで解決。
・・・なわけねぇだろ!
いや、実際にはなじみはスキルで封印されているが、一応ピンピンしてるのだが、そんな簡単に終わっていいわけないよな。
なじみに危害を加えたんだ、あいつだって覚悟があってのことだろう。
まあ、そこまで残酷なことをするわけじゃない、なじみは無事だしな。
それでも罰は必要だよな。
何をしようかな・・・あ、いいこと思いついた。
まあ、それは後にしといて、球磨川がいなくなってからの話をしよう。
なじみと球磨川がいなくなり俺は学校ではほとんどボッチになっていた。
生徒会には無理やり残らされなんと生徒会長になってしまった。
俺としてはやりたくなかったのだが生徒会に入っていたので代理として選ばれた感じだ。
まあ、俺は目立ちたくないのでスキルやらなんやらを使って表舞台には出ないようにし、結果、『謎の生徒会長』として学校の七不思議になってしまったが知ったこっちゃない。
ちなみに俺が生徒会長だと知っているのは先生たちと黒神くらいだ。
そんなわけでまったくもって面倒なな学校生活を過ごしていたわけだ。
なぜ学校に通い続けたのかと思うだろうが黒神の観察が目的だ。
なじみの言うところの1000年に一人ぐらいはいる週刊少年ジャンプの主人公みたいな存在、生まれながらに勝利を約束されたご都合主義の塊、それが黒神めだかである。
そんな人間が現実にいるんだ、せっかくなら漫画や小説のような視点で見ていたいじゃないか。
彼女がこれから主人公としてどんな物語を作っていくのか、例えば、これから悪の組織から世界を守る正義のヒーローにでもなるかもしれない。もしかしたら学園での青春、グダグダな恋の物語なのかもしれない。
はたまた変な部活でも作って意味の分からないことをしだすかもしれないし、実は学園ものですらないのかもしれない。いきなり異世界にでもとばされてファンタジーになるかもしれない。
まあ、なんにせよ昔から漫画とか小説が大好きだった俺としてはこんなチャンスをのがすわけにはいかないのだ。
というわけで生徒会の仕事をすべて一人でしながらこっそりと黒神を観察する日々を過ごしていた。
ちなみに黒神にはスペシャルだと思われている。
生徒会の仕事を一人で、しかもいままでにないくらい完璧にこなしているのだから。
さらにはたまに仕事を手伝ってくれたりするぐらいには友好な関係を築けている。
というか表舞台の仕事を黒神に押し付けているだけなのだが、一応やってくれているし、たまに雑談もするから普通に嫌われていたりとかはないだろう・・・と思う。
さて黒神がどうなっていくのか、これからが本当に楽しみだ!
―――まあ、中学生のうちは面白いことはあまりなかったのだが時間なんて俺にはいくらでもあるので高校生活もじっくり観察させてもらうとしよう。
どうだったでしょうか。
球磨川へのおしおきは番外編で書くつもりです。
あと本編では書いてませんがなじみとは別行動しています。
まあ、封印されてるしね。
夢の中とかでしか会えないです。
もうひとつ本編には書かれてないことですが八幡はめだかちゃんと同級生です。
八幡が封印を解除しないの?と思うかもですが「封印されたなじみもかわいい!」みたいな適当な理由です。まあ、気にしないでね。